数学は大きらいなのでありました。
この映画を見るまでは。
出かける予定がフイになったので、カウチポテト(古っ)。
本日は「博士の愛した数式」。
DVDを取り出して久しぶりに観ました。
私にとっては何度も観たくなる数少ない映画の一つです。
寺尾聡氏のチャーミングな演技もさることながら、これまでは映画の中に出てくる「友愛数」にロマンティシズムを感じていました。原作も読んでいるので、映像以外の妄想も加味されていたかもしれません。
子供の頃にこんな授業を受けていたら、理系に進んでいたかな、もしくは科学者か哲学者になっていたかも…いやいや、歴史に if はありません。これまでの沢山の出会いや選択の結果、今の私が必然的にあるのですから。
さて、今回は、映画の中に出てくる「素数」が、やたらと気になってしまいました。
調べてみると、今世紀の素数年は、2003, 2011, 2017, 2027, 2029, 2039, 2053, 2063, 2069, 2081, 2083, 2087, 2089, 2099の14年。
2003も2011も私にとっては転機と出会いの意味深い年でありました。
それから支倉常長が、ヨーロッパに向けて出帆したのは、1613年。これも素数の年だったんですね。
その17世紀最初の素数年、1601年に伊達政宗は、地名を「千代」から「仙臺(仙台)」に改めています。いわば「仙台」がはじまった年ですね。シェイクスピアが「ハムレット」を初演したのもこの年といわれているそうで、素数年にこじつけていろいろと歴史を紐解いていくのも面白いものです。
それにしても、
311
911
2011
これらがみんな素数であるとは…。
しばし考え込んでしまった。
次の素数にあたる年は、2017。
災いではなく、
豊かな出会いと美しい歴史が始まる
素数年となりますように。
DVD鑑賞からはじまって、
数字の持つ「宇宙」を感じながら、
素数をめぐる摩訶不思議な世界へと浮遊した一日でありました。
因みに素数については下記のURLで確認できます。
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_prime_numbers#The_first_500_prime_numbers
「素数」って「数字の原子」とも言われているんだそうな。
一方、数字に疎い私には、この漢字、ずっと見ていると「素敵」という字に見えてきちゃいます。
皆さんも、数字を観ながら、妄想宇宙を旅してみてはいかが?
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