結婚式にお招き頂き、岩手の千厩まで行って来た。
みちのくミュージカルシアターのメンバー、綾ちゃんの結婚式だ。
新郎は身長192センチのナイスガイ。
綾ちゃんも背は低い方ではないのだけれど、小さく見える。
お似合いのカップルだ。
宴席にはこんなビールも。
もちろん、みちのくミュージカルシアターのメンバーも駆けつけて二人の門出に華を添えてくれた。
それにしても感動的だったのは、お色直し入場の際の「長持唄」。
写真ではちょっと分かりにくいが、舞台で尺八を演奏しているのは綾ちゃんのお父さまである。
お父さまは、知り合いの結婚式などに時々呼ばれて、尺八を演奏していたことがあるそうだ。その練習を綾ちゃんは、小さい頃よく聴いていたとの事。
しかしお父さんは今回、その練習している姿を、決して綾ちゃんに見せる事はなかったそうな。
とにもかくにも、私が今まで見た長持唄のシーンの中で
本日のそれは最も印象的なものとなった。
一生に一度だけ、
娘のために演奏する長持唄。
新婦の目は涙で潤んでいた。
周囲でも涙を拭う姿が…
お父さんは「緊張してあがってしまった」と苦笑いされていたけれど、
私は、この世で最も美しい尺八の音色だと感じていた。
父の奏でる音色に包まれて、
嫁いでゆく娘。
百万言を費やしても言い尽くせない父親としての愛情を
その一曲に見た気がした。
博さん、綾ちゃん、お幸せにね。
そして、若き二人の前途に大いなる祝福あれ!
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