SCSミュージカル研究所を立ち上げて、かれこれ24年近くになります。
SCSは、プロの養成を目的としている場所ではないのでありますが、出身者の中にはプロの舞台俳優やダンサー等として活躍している方も沢山います。
(現在ミュージカルの舞台で活躍しているSCS出身俳優の情報は、このブログの右側の欄でも随時ご紹介しております)
さて、先週は、そのSCSとほぼ同い年のミュージカル俳優、渡邉寿宏(わたなべとしひろ)君の舞台を観に行って来ました。
寿宏君が、昔SCS稽古場で僕の膝の上に乗っかって、先輩たちの動きを見ていたことが、僕には昨日のことのように思えます。本人は記憶に無いらしいですが(笑) まぁ、当然ですな。
幼稚園の頃にSCSミュージカル研究所に入った彼は、つい半年前まで、大学の休みには仙台の稽古場で、皆と汗を流し、多くの舞台作品に出演してくれていました。
そんな彼が、劇団四季ミュージカル「はだかの王様」仙台公演でやって来るというので、急遽応援に駆けつけた次第。満席の会場には、SCS時代からの寿宏君のファンの皆さんも多くいらっしゃいました。彼は、小さい頃から「トッシー」の愛称で親しまれ、特に宮城や岩手に根強いファンを持っています。
「はだかの王様」は久しぶりに観ました。やはり名作ですね。
王様役の牧野さんや四季の名俳優、堀米さんの演技は、特に深みと諧謔味に溢れ素晴らしいものでした。
良い作品と、素晴らしい俳優陣に恵まれて、寿宏君の演技もダンスも一段と輝いておりました。決して贔屓目ではありません。舞台プロデューサーの端くれとしての目で、素直にそう思いました。
何はともあれ、寿宏君がプロとして仙台にやって来た初めての舞台に立ち会えて、何とも幸せな気分に浸った宵なのでありました。
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