東北学院大学の下館和巳教授は、
寿司を握る。
ラーメンも作る。
昨日は、下館ゼミの打ち上げということで、教授は、学生諸君をご自宅に招き、手作りのラーメンとお寿司で、彼らの労をねぎらい、無事にゼミの公演(このブログでも「学生演ずる十二夜」というタイトルでご紹介した公演)を終え、卒業していく若い才能たちを送り出してくださっていた。
そのゼミには芸術顧問として私も参画させていただいている。
昨日は仕事の都合で遅れて参加してしまったのであるが、写真の通り、遅れてきた私にまでも、丁寧に寿司とラーメンで、もてなしてくださった。
心を込める、というのは、こういうことを言うのであろう。
つくづく、幸せな学生たちだと思う。
気持ちは、あってもなかなか想いを行動に移せる人間は少ない。その意味でも「目の前でやってみせる」という教授の姿勢に教育者の教育者たる姿を見る思いであった。
きっと、卒業を目前にした学生諸君の胸には様々な想いが去来していたに違いない。
学校で学んだことは忘れることがあっても、こうした時間のことはきっと忘れないでいるであろう。
そして、時を経て、ふと思い出した時に、教授のすごさを実感するであろう。
勉強も大切だが、生きていくために大切なこと、楽しむことの大切さ、そんなことが教授の言動に見え隠れしているような気がする。
実のところ私自身、学生時代の思い出といわれればは、そういう類のものばかりである。
終始和やかな雰囲気の中、最後は一本締めにて宴を終了し、学生たちを送りだした。
その後、教授と私は、子どもたちを寝せる時間を気にしながらも、夜の更けるまで、文学を、教育を、政治を、プライベートを、そうした来し方行く末を語りあい、杯を重ねたのは言うまでもない。
学生たちも幸せだと思うが、私にとっても楽しく幸せな時間であった。
人生に彩りを添えてくれる学生諸君と教授に感謝。
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