2012年5月31日木曜日

「名古屋公演」「東京公演」決定!~七ケ浜ミュージカルグループNaNa5931

このブログを書き始めて今日で丁度3年になります。この間、たくさんの人たちとの出会い、別れ、再会…

もう会えなくなってしまった人もいます。

このブログを書き始めたきっかけは、当時闘病中だったJUN_harvestのドラマー、一ノ瀬健治を励ます気持ちもありました。

その彼も2年前に亡くなり、そして、去年の震災。

ブログ執筆3年目の今日は、その震災で町の3分の一が津波で流されてしまった七ヶ浜に来ています。

3年前には想像もつかなかったことですが、今日はビッグニュースがあります。

ここ七ケ浜国際村を拠点に稽古を重ねているミュージカルグループ、NaNa5931が、名古屋と東京で公演できることになったのです。

8月11日に名古屋(名古屋大学豊田講堂)、

そして、なんと8月21日には東京の日生劇場

NaNa5931初の県外公演を名古屋の地で、そして一流のプロが憧れる舞台、創作ミュージカルの聖地とも言える日生劇場で公演が出来る!

メンバーの子供たちは、興奮を押さえ切れません。

今日はその作品稽古の初日。

稽古場はいつにも増して熱気に溢れています。

上演予定の作品は、昨年震災後初めて被災地から生まれたオリジナルミュージカル「ゴーへ」。

NHKでも特集していただいたので覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。

公演の詳細情報は、このブログにて随時お知らせしていきます。

写真は、昨年の「ゴーへ」終演後の出演者たち。

 

2012年5月30日水曜日

月末の怪人

5月ってえのは、3月決算の企業にとって、いろんな税金を支払う期限となる月でもあります。
国民としての義務ですから、税金を支払うのは仕方ありませんが、近頃のニュースを見ていると、税金の使われ方が、納得いかない。「国民の生活が第一」とかいう政権政党は、一体どこの国民の生活を第一にしているのか、と考えてしまうようなニュースが多いですね。
「正直者が馬鹿を見る」世の中になってはいけまん。

そんなことを考えながら、零細企業のシャチョさんも兼務する僕が銀行に納税に出かけている間、事務所ビルの衣裳部屋で衣裳整理をしていた社員のFくん、10年前に作られた「キャスター」というキャラの衣裳を発見したそうな。
情報をキャッチするアンテナや、それを放送するマイク、大きなTV型の耳、パラボラアンテナの手。ボディの素材には活字情報が見て取れます。梶賀センセのデザインです。


さて、それをためしに着てみたFくん。まじめな納税者の気持ちをキャスターになって発信しようとしてくれたのか、衣裳をつけたまま、近くをお散歩したらしい。


事務スタッフのHちゃんが、その模様を撮影しておりました(笑)


Hちゃんのリポートによれば、通りを歩く人たちはみな、キャスターに目を合わせないようにしていたとか。

僕も、この場面に遭遇したら無関心なふりしてしまうかも(笑)
しかし、税金の使われ方に無関心でいることは、良くありません。
例えば時給1000円で週35時間まじめに働く人や、まじめに働いて受け取る年金受給者よりも、生活保護を受けるほうが手取りのお金が多いなんて、どう考えてもおかしな仕組み。年金や働いたお金の内容は、生活保護費などとは、全く違うと思いますが、金額だけに惑わされる若年層が懸念されます。

マスコミの情報だけを鵜呑みにしてはいけません。キャスターの様にアンテナをいつも張って、情報に耳を傾けましょうね。
とにかく、政治は納税者が得をする仕組みをきちんと示して欲しいものですね。


2012年5月29日火曜日

食べちゃいたいにゃ

に見えますか?


実はこれ全て、クッキーです。

SCSの研究生のママ、通称ラムちゃんママの作品。
彼女はお菓子作りのプロであります。
先週の「ロクさん奮闘記」公演の際、上演作品にちなんだ差し入れとしていただきました!


よく見ると、すべて表情が異なります。
舞台をよくご存知の方による、愛情溢れる作品。
もちろん、梶賀センセから終演後の出演者、スタッフ、ひとりひとりに分配して頂きました。

型にはまらない、ひとつひとつの個性が光るこのお菓子。
食べたいけれど、もっと眺めていたい。
なんとも悩ましい時間が過ぎてゆきます。

2012年5月28日月曜日

震災というバリアも乗り越えて

毎年恒例となった「とっておきの音楽祭」が来週の日曜、6月3日に仙台市内で開催されます。
そのガイドブックが事務所に届きました。


弊社もほんとに微力なのではありますが、協賛させていただいております。
当日、素晴らしい音楽が仙台の空に響くことを想像し、ちょっとわくわくした気分になりました。
来週の日曜日、ご予定のない方は、是非定禅寺通りあたりにお出かけになってみてはいかが?

とっておきの音楽祭公式ページはこちら


2012年5月27日日曜日

おかげさまでSCF公演無事に終了しました!

2日間にわたるSCSミュージカル研究所古川教室(SCF)公演、お陰さまで無事に終了致しました。沢山のお客さまと、晴天に恵まれて、ネコ族にもニンゲン族にも優しかったロクさんに見守られているような気分になった時間でした。


今回の台本は、長い台詞も多く、役者の力量が試されるような内容でしたが、大人も子供も精一杯頑張って盛んな拍手を貰っていました。

終演後お客さまから、「あのささやきは何だろう」って曲、いいですね、泣けましたよ。と声をかけて頂きました。ミュージカルを観たあとの感想って、割と役者やストーリーに関するものが多いので、曲を提供した一人としては、嬉しかったなぁf^_^;)

今回の公演においで頂いた沢山のお客様、そしてスタッフにこの場をお借りしてあらためて御礼申し上げると共に、次回また皆さまと劇場でお会いできることを楽しみにしております!



「ロクさん奮闘記」順調に公演中!

たくさんのお客さまと晴天に恵まれ、SCSミュージカル「ロクさん奮闘記」昨日に引続きこれから2日目の公演が始まります。七ヶ浜のミュージカルグループNaNa5931のメンバーもバスで駆けつけて下さいました。

一関や米沢、東京からも!

みなさまご声援本当にありがとうございます。

 

写真は昨夜のフィナーレの様子。

 

2012年5月25日金曜日

ミュージカル「ロクさん奮闘記」いよいよ明日開幕!

SCSオリジナルミュージカル「ロクさん奮闘記」いよいよ明日開幕です。
当日パンフレットも完成し、事務所スタッフは、準備の最終チェックに入りました。


今回の主演は、藤田和正。ロクさんの役です。
藤田は92年のSCSミュージカル「TAROH」トロント公演において主演を務め、現在は(有)純クリエイションSCS事業部の主任として、古川教室の主任指導員としての業務はもちろん、舞台俳優でもあります。
そして、彼はSCS創設メンバーのひとりであると同時に、「ロクさん」が事務所にやってきた当時から亡くなるまでをよく知るスタッフのひとりでもあります。ゆえに、ロクの性格を熟知した彼の演技は、時折ロクさんそのもののような表情をみせます。
小生も稽古場で何度かニヤリとしました(^^)

明日明後日の公演、そのあたりも是非ご堪能あれ!

写真は、10年ほど前のもの。


事務所ネコ1号のベンジーくんと、2号のロクさん(左)

「ロクさん奮闘記」詳細は…
こちらの関連記事、是非ご一読を!
5月5日5月2日 5月22日



2012年5月24日木曜日

暮れなずむ

七ヶ浜の景色はどこも、好きでなのですが、
特に、慣れ親しんでいる国際村の景色は、
いろいろな表情を見せてくれます。

今日、七ヶ浜で撮った写真です。


暮れなずむ空がほんのりと茜色。
ちょっと中途半端な季節に、
なんだかいつまで経っても
中途ハンパな自分の人生を想ってしまいます。


そんなことは、さておき、
七ヶ浜のミュージカルグループNaNa5931には、
この夏にビックイベントが計画されています。
近いうちに、このブログでも発表していきます。

2012年5月23日水曜日

【速報】よねざわ市民ミュージカル、今年度は米沢と東京で上演!

よねざわ市民ミュージカル「Faith」(フェイス)が、今年度は12月と3月にそれぞれ、米沢市と東京都で上演されることになりました。

平成24年度よねざわ市民ミュージカル公演の概要は以下の通りです。(少々表現が硬いですが実行委員会発表のまま掲載します)公演の詳細時間については、現在調整中です。決まり次第、このブログでも随時お伝えしていく予定です。

写真は、昨年7月セシオン杉並にて行われた公演のリハーサル時の写真と出演者の皆さん。



公演概要

【主  旨】
平成22、23年度に上演した市民参加型ミュージカル「Faith」を、山形大学工学部の学生及び同大学工学部のサテライトがある東京都荒川区の区民を対象に再演することで、偉大な先人の再認識及び創造的芸術文化活動の機運の醸成を図る。

【制  作】
有限会社純クリエイション SCSミュージカル研究所

【作・演出・振付】
梶賀千鶴子

【音  楽】
榊原 光裕

【プロデュース】
廣瀬  純

【出 演 者】
米沢市民及び近隣市町在住者

【内  容】
米沢高等工業学校(現山形大学工学部)の講師で、人絹誕生に心血を注いだ、秦逸三氏の活躍とその背景を市民によるミュージカル「Faith」で紹介する。

【公演について】
(1)米沢公演
公 演 日:平成24年12月1日(土)、2日(日)
会  場:伝国の杜 置賜文化ホール(500席)
公演回数:3公演
対  象:
12月1日(土)夜:山形大学工学部/無料
12月2日(日)昼:山形大学工学部/無料
夜:一般/有料(大人1,000円 小人500円)

(2)東京公演
公 演 日:平成25年3月24日(日)
会  場:サンパール荒川(東京都荒川区荒川1-1-1)(1,030席)
公演回数:1公演
対  象:荒川区民/無料

米沢公演は、一般チケット発売枠が1公演のみとなっております。
(前回の米沢公演n東京公演ともに、おかげさまでチケットは完売でした)
今年度分チケットの発売日などについても、このブログでも告知していく予定です。
どうぞ、お見逃し無く!

2012年5月22日火曜日

ミュージカル「ロクさん奮闘記」本番まで、いよいよ残り一週間!

SCSミュージカル研究所古川教室(通称SCF)公演まで、残すところあと一週間となりました。
土日の稽古場は、役者たちの最後の仕上げ。

「ロク」とは、今年のお正月に
推定年齢20歳で亡くなった、
かつてのSCS事務所猫。
事務所猫の長老として、
父親代わり、母親代わりとして、
後輩事務所猫の面倒を見続け、
そして、かつて青葉区土樋に
SCS事務所があった頃のスタッフたちを癒してくれました。

たかが猫というなかれ、
ミュージカルの舞台にも出演した事がある猫なのです。
ロクさんがくれた沢山のシアワセを
舞台いっぱいに
SCSメンバーが表現していきます(=^・^=)


今週の土日、三本木のホールにて。
みなさまのお越しを心からお待ち申し上げております。

こちらの関連記事も是非ご一読を!
5月5日5月2日



 SCSミュージカル研究所 
古川教室(SCF)第22回公演
オリジナルミュージカル
ロクさん奮闘記
~ぼくのおうちはどこですか?~
◆日時:  
2012年
5月26日(土) ①18:30
     27日(日)  ②12:00 ③15:00
(開場:開演20分前)

◆場  所:
大崎市三本木総合支所
三本木保健福祉センター ふれあいホール

(大崎市三本木字大豆坂24-3 電話0229-52-2114)

◆チケット:
前売1,000円 当日1,200円(全席自由、消費税込)
ローソンチケット  Lコード 26352
チケットぴあ Pコード 420-981 
(オンラインチケットは5月2日より取り扱い開始)

◆おはなし:
 不幸なトラブルから迷子になった猫のロク。今はニンゲンのおうちに拾われ快適な生活を送る毎日。住人たちはロクに様々なことを語り始めます。──「ロクはいいよなあ」。するとロクの脳裏に、失われた記憶が少しずつよみがえってくるのでした……。苦難の迷い猫から超快適なSCS事務所猫へと転身し、14年を経た今年、推定年齢20歳で大往生したロクさんの、波乱万丈のニャン生を描くオリジナルミュージカル!

◆スタッフ:
作・演出・振付 梶賀千鶴子
音楽監督  草薙潤一
 

音響 片山こうき
照明 山口清史(彩創屋)
美 術 今泉 淑(美研)
衣 裳 SCSミュージカル研究所衣裳部

制 作  廣瀬 純(純クリエイション)

◆出演: 
SCSミュージカル研究所古川教室
友情出演:ODC、SCSミュージカル研究所ドリームキャスト

◆主催
SCSミュージカル研究所古川教室(SCF)

◆お問合せ
有限会社純クリエイション / SCSミュージカル研究所
電話022-224-7051 FAX. 022-213-7789
URL www.scsmusical.com Eメール info@scsmusical.com

2012年5月20日日曜日

「ユタと不思議な仲間たち」米沢公演、そして「伝国座」稽古場

一昨日の金曜日は、昼前に仙台を発ち米沢市に向かいました。
米沢市立万世小学校体育館で行われる「ユタと不思議な仲間たち」米沢公演を見学するためです。
劇団四季さんのこの被災地公演、昨年は南三陸町(歌津)そして、今年は米沢の公演地決定のお手伝いをさせていただきました。
ここ米沢市では、未だに3700名を超える避難者(主に福島から)を受け入れています。
そんなこともあり、ヒロセの故郷、米沢市で上演されるこの作品には、感慨深いものがありました。
台本は、SCSミュージカル研究所主宰の梶賀千鶴子。
写真は、現地で配られていた下敷き。


役者さんの台詞ひとことひとことが全て、震災を体験した我々のこころに深く染み込んで来るような印象をもちました。後半で、涙ぐむ方もちらほら。何度も観ている作品ですが「ワダワダアゲロジャガガイ」の謎解きのシーンでは、ひときわ感じ入るものがありました。
同席させていただいた安部三十郎米沢市長も、終演後、役者さんたちに感謝と感動のことばを、述べられていました。

「ユタ~」の観劇を終えて、 我々SCSスタッフは米沢市中心部にある「伝国の杜」へ移動。
途中、ぬかりなく米沢ラーメンを頂きました。

久しぶりの梶賀先生の直接指導。
舞台上の役者を集めてダメだし風景。


そこへ、ダンジャ役の柏谷巴絵さんが稽古場に遊びに来てくれました。
彼女はSCS出身。
今日の観劇お礼と、梶賀先生への挨拶に立ち寄ってくれたというわけです。
今日の「ユタ~」米沢公演の舞台を見た子も数人混じっています。


帰り際、楽屋でその子たちが、サインのおねだり。
柏谷さんは、笑顔でそれに応じてくれていました。
万世小学校でも、稽古場でも、
子どもたちの笑顔が印象的な一日でした。


2012年5月19日土曜日

「アリスのコンサート!」最終日!いわき市にて。

5月17日。日生劇場プレゼンツ「アリスのコンサート!」最終日会場は、福島県いわき市にある、いわき芸術文化交流館アリオス中ホールです。
とても立派なホール。


体育館公演とはまた違ったかたちで仕込みやリハーサルが着々とすすめられていきます。



微力ながらお手伝いさせていただいているこのプロジェクトも、いよいよここ、アリオスで任務はおしまいです。いわきの子どもたちに楽しんでもらおうと、日生劇場のみなさんも、我々現地スタッフも、こころを込めて準備をしました。

会場の照明が落とされ、いよいよ開演の時間。


子どもたちの興奮した雰囲気が手に取るようにわかります。


ここでもアリスは、やはり大人気でした。


4日間いっしょに過ごした出演者の皆さん、スタッフのみなさん、本当にお世話になりました。
楽しく、そして、有意義な時間をいっぱい共有させていただきました。


(公財)ニッセイ文化振興財団様の昨年に引き続いてのこの企画。
被災地のこどもたちのこころの支援、質の高い作品とホスピタリティに、参加させていただいたスタッフの一人として、心から感謝申し上げます。

SCSミュージカル研究所の代表として、こどもたちに向き合うとき、大いに役に立つ経験を沢山いただきました。ありがとうございました!


2012年5月18日金曜日

岩沼小学校にて。

5月16日。日生劇場プレゼンツ「アリスのコンサート!」今回2箇所目の公演地は宮城県岩沼市にある岩沼小学校。
町なかは、一見何事も無かったように見えますが、岩沼市は沿岸部を中心に180名以上の死者行方不明者を出す甚大な被害を被っています。この小学校も震災後避難所となっていた場所です。

昨日の雨が嘘のように良い天気に恵まれました。
校庭には「きっとみんなから愛されているんだろうな」と思わせる、こんな木が1本。


仕込みを終えて、体育館の裏手にある木々からの木漏れ日を見ながら、岩沼で亡くなった方々、そして、動物たち、たくさんのいのちたちのことを想いました。


さて、体育館には、 元気の良い子どもたちが集まってきました。
1~3年生のこどもたち。
 仙台フィルメンバーの演奏が美しく響き渡り、いよいよ開演です。


こどもたちは、あっという間にアリスに夢中になりました。


開演前に校長先生とちょっとお話をさせていただいた中で、震災後は、全国からたくさんの応援をいただいた。特に他の自治体から現職の先生方を派遣いただいたことは、私たちの大きな支えとなりました。と、話されていました。
そして、こうして、質の高い音楽を聴く機会をこの子どもたちに頂いて、ほんとうに嬉しく思っております、とのこと。

鵜木さんの歌う「翼をください」の歌詞がこころにしみこんできます。
何気なくお話いただく感謝の言葉を思い出し、少し胸が熱くなりました。

2012年5月16日水曜日

釜石市にて。

5月15日、釜石市の某ホテルにて。目覚めると外の景色はこんな感じでした。
このホテルも1階部分まで津波が押し寄せた地域です。


津波被災地における景色の色合いはどこもこんな感じであります。
このあとあいにくの雨模様となり、
搬入は土砂降りの中という状況でしたが、
釜石市立小佐野(こさの)小学校の体育館には
約430名の元気な子供たちが集まってくれました。


いよいよ、日生劇場プレゼンツ「アリスのコンサート!」の開幕です。
仙台フィルメンバーの9重奏に乗せて、
アリス役の鵜木絵里さんが、体育館せましと、歌い踊ります。


子どもたちは、アリスの演技に釘付け。
アリスと一緒に歌う場面では、大きな声で歌ってくれました。
仙台フィルメンバーも、子供たちに大人気。
外の雨とは正反対に、笑顔の絶えないステキな時間となりました。



2012年5月14日月曜日

日生劇場Presents「アリスのコンサート!」明日からまた巡回公演!

公益財団法人ニッセイ文化振興財団(日生劇場)主催による、東日本大震災被災地の子供たちに向けた巡回公演「アリスのコンサート!」がいよいよ、明日から始まります。

今日はそのリハーサルで、岩手県北上市にあるさくらホールにお邪魔しています。

アリス役のソプラノ鵜木絵里さん、そして、仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーによる9重奏にて、日生劇場で制作された作品の、いわば出前公演であります。

 

昨年の震災後まもないうちから、日生劇場さんより、子供たちのための素晴らしいご支援のご相談を受けました。「被災地の子供達のために、我々が何かできることはないか」とお電話をいただいた時、被災地支援に連日駆けずり回っていた僕らは、涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。微力ながら、ヒロセは現地コーディネートとスタッフコーディネートのお手伝いをさせていただきました。

写真は昨年の公演の様子です。

その様子はこのブログでも発信させて頂いたので、覚えてらっしゃる方がおられるかもしれません。

震災後の日生劇場さんから子どもたちへのご支援、そして、理事の皆様たち自らが力仕事まで引き受けていただき、避難所ととなっていた会場での準備作業、子供たちの笑顔…今でもありがたく、鮮明な記憶です。

明日から釜石市、岩沼市、いわき市とチャーミングなアリスとオーケストラが巡って行きます。

それぞれの町の子供たち、待っててね~!

 

2012年5月13日日曜日

七ヶ浜のこどもたちから、世界へ向けて。

木曜日のレッスン時間に録画した映像を、七ヶ浜国際村さんがYouTubeにアップしてくださいました。

津波被害が、町の面積の3分の1にも及んだ七ヶ浜町から
昨年11月、津波被災地から発信する
震災後初の創作舞台作品
として、ミュージカル「ゴーへ」 (梶賀千鶴子:作・演出・振付、ヒロセ純:音楽監修)をプロデュースさせていただきました。
今回アップロードしていただいたのは、その中からのナンバー「ほんとにほんとにありがとう」 です。


七ヶ浜の子どもたちから、
世界へ向けての「ありがとう」。

復興への道のりはまだまだ遠くとも、
復興を担う世代、
この子どもたちの笑顔と歌声が
私たちに勇気をくれます。


このこどもたちにこそ「ありがとう」 !

2012年5月12日土曜日

「かつせい」のとんかつ

朝8時からのビデオ収録の仕事を終えて、久々に友人S氏と昼食をとることに。
向かった先は、とんかつ「かつせい」
仙台の中央郵便局のすぐそばにあるとんかつやさんです。

ここのとんかつが美味しいと評判は聞いていたのですが、事務所から歩いていける距離にも関わらず、なかなかチャンスがありませんでした。
友人の誘いで、ようやく足を踏み入れることに。

注文したのは「特上ロースかつ定食」。


素晴らしい!
評判に違わず絶品でした。

肉の厚みと衣の揚げ具合のバランスが絶妙です。
お昼時ということもあり、
あっというまにお店の外まで人が並んでいます。

太るのはわかっているけれど、
とんかつは脂身が勝負です。
元気じゃないと、この味は堪能できません。
うまいものは生きているうちに食べなくちゃ、という主義です。
逆に言えば、こんなに味に感動できるのも元気な証拠。

久しくお肉らしいお肉を食べていなかったなぁ
などと思いつつ、
「お肉が食べたい」
って思える幸せを、かみ締めました。

2012年5月11日金曜日

ほんとうにほんとうにありがとう。あれから14ヶ月。

今日は11日。
あの日から14ヶ月が経ちました。

昨夜の七ヶ浜でのレッスン時間中に、昨年のミュージカル「ゴーへ」で歌った曲、「ほんとうにほんとうにありがとう」の歌ビデオの収録を行いました。
震災後、七ヶ浜国際村を拠点に医療活動を行ってくださった島根県の医療チームの皆さんへのビデオレターの一部です。


みんなとても素敵な笑顔で歌ってくれました。
歌というのは、不思議なもので、みんなの歌声を聴いていると、この14ヶ月の様々なことが思い出されます。
七ヶ浜の子どもたち、震災に負けずに元気にがんばっています。

これ、You Tubeにも、投稿しちゃおうか、なんて冗談言ったら、みんなまんざらでもなさそう。ひょっとして、国際村で投稿してくれるかな(笑)

翌日の今日は、別件にてまた七ヶ浜へ。
帰りに、七ヶ浜町仮設商店街【七の市】、中央公民館のところで営業している「夢麺(むーめん)」に立ち寄りました。


「海鮮夢麺」。アサリやホタテ、ワカメなど、三陸の幸をふんだんに使用したラーメンです。


うまい!塩味のスープも格別でした。

震災から14ヶ月。
被災地に赴くと、復興への道のりの厳しさを実感します。
一方で、着実に復興へ向けて変化している姿もみられます。
立ち寄ったこのお店でも、周囲のお客さまたちはの会話は復興に向けての話題でもちきりでした。

2012年5月10日木曜日

広域交流版

河北新報社の新媒体
河北新報「広域交流版」5/10号に
SCSミュージカル「ロクさん奮闘記」の記事を載せていただきました。

 
ところで、人をむずぶ、三陸応援メディア
と銘打たれたこの新媒体、今日はじめて拝見しました。
中を読むと、三陸沿岸から大崎市、一関市あたりにいたるまでの様々な情報が載せられています。
広告や記事を見ていて
「あ、この施設、もう再開してるんだ」
「この旅館の料理食べてみたいな」
「ここ、行ったことあるけど、元気に営業してるんだ」
「この施設の復興工事はそこまで進んでいるのか」
などと、ちょっと感動。
地元紙ならではの情報を見ることができます。

配布エリアは宮城県沿岸、県北部、岩手県南部とのことですので、
仙台市内では入手しにくいかもしれませんが、
仙台に住む我々にも有益な情報では、と感じました。

地元の媒体が復興へと共にすすむ姿勢が
ちょっと頼もしく感じられました。

映画

このところ、映画を観ていないなぁなんて思っていたら、ここ数日、事務所のスタッフが次々と観にいっているではありませんか。
作品名は「テルマエ・ロマエ」
観てきたスタッフは口をそろえて「おもしろかった!」「笑った!」といいます。
時空を超えた入浴スペクタクルなんだそうです。


↑これは、スタッフの机にあったチラシ。
ローマで風呂?
このチラシだけじゃ、僕にはなんだかよくわかりませんが、
そんなに面白いんなら、僕も観にいかなくちゃと、考えているところです。
キャストを見ると、阿部寛、市村正親という2人の大御所の名前が…。
どちらお方もSCS主宰の梶賀千鶴子とは、 仕事上、昔から深い繋がりのある方です。
道理で梶賀センセが真っ先に観にいっていたわけだ。

そういえば、市村さんには
90年代のSCSミュージカル「ビバ!支倉」上演の際に、
「伊達政宗」の声をお願いしたことがありました。
東京まで「声」を頂きに参上したことが懐かしく思い出されます。

伊達政宗の声は、支倉常長とのやり取りの際に使用されました。
当時、ヒロセ純はその支倉常長役を演じていました。
宮城県内5箇所で上演しました。
今は津波で使えなくなっている石巻市文化会館でも上演したっけ。
僕はまだ30代前半。あ~懐かしいのう。

それにしても、SCS&彩創屋スタッフのみんなは、
上手に時間を使って映画を観ています。
気持ちの切り替えと時間の有効利用は、
ビジネスにおいて重要な要素ですが、
そうした意味では、彼らは僕などよりはるかに優秀なビジネスマンなのかもしれませんね。

「テルマエ・ロマエ」の公式ホームページはこちら

僕も忙しいなんて言っていられません。
やっぱ、観にいかなくちゃ。
「忙しいなんて口にするやつは、自分には能力がないと言ってるようなもんだ」
と、大昔のサラリーマン時代に、ある人物から言われたことを思い出しました。

自戒の念を込めて、もう一度
仕事をするということ
生きていることを楽しむということ
この2つを見直さなければ。



2012年5月9日水曜日

めんくい

しばらく、お昼にちゃんと食べる生活リズムを崩していたのかなぁと思います。
この頃は、お昼におなかが空きます。

今日は、何となくラーメンかなって気分。
自称めんくいです。
ラーメンやお蕎麦が美味しいお店と聞くと、ずごく行ってみたくなります。
ただし「パスタ」は違います。
自分の中では「ナポリタンスパゲッティ」のみ、めんくい範疇に入れております。

事務所の近くに「竹」という食堂があります。
歩いて1分ちょっとくらい。五橋通りに面した道路。
しかし、いつも食事に出るブロックとは道路ひとつ隔てているので、
気になってはいたのですが、なかなか立ち寄れずにいました。

今日はそこへ行って見ることに。

ラーメンとチャーハンのセットを注文。


満足。
とてもおいしくいただきました。
シンプルな味に昭和の香りが漂います。

お店の方にお聞きしたところ、SCS研究生のご親戚に当たる方だそうな。
びっくり。
もちろん、
僕は抜かりなくカバンから「ロクさん奮闘記」のチラシを取り出し、
店内に張っていただくお願いをいたしました(^_^.)

すぐに快く張り出していただいた「竹」さんに感謝。
話がはずみ、珈琲までだしていただき、ごちそうさまでした。
ありがとうございました!

2012年5月8日火曜日

「ありがとうの詩」詩集・楽曲集、好評発売中。

7日は新聞がお休みだったり、連休で忙しかったりでしたので、まとめて新聞に目を通していたら、こんな広告を見つけました。


今までの広告には、名前は載っていませんでしたが、これは、作曲者や歌手名が載っていますね。
なかなか好評なんだそうです。
ヒロセ純が作曲と歌を担当したものは、楽曲集の最後(9曲目)に収録されています。
JUN_harvestが編曲・録音の全般に関わっています。
七ヶ浜NaNa5931のメンバーとSCSキッズがコーラスで参加。

是非ご一読ならびにご一聴を!

宮城県内の書店でお求めになれますよ~。

2012年5月7日月曜日

Supermoon

今朝、
4時半ごろ。
突然目が覚めて、
西の窓から見た景色。


一関から仙台に戻る途中、
ずっと、ついてきてくれた
「Supermoon」のフィナーレです。
なんだか、やさしい表情。

手元のデジカメで撮ったのでいまいちですが、
実物はかなり大きく見えました。

震災で「半壊」した僕のマンションは、
昨年秋から補修工事がはじまり、
先週までシートで覆われていて
外の景色を見られませんでした。
足場やシートが取れて、
ようやく外と繋がったような感じです。

それにしても、
なぜ突然こんな時間に目が覚めたのか。
年かな(笑)

Supermoonを見ながら、
震災後に見た、あの赤く、大きな月のことを
思い出していました。
そういえば、
震災後、はじめて書いた曲も、
月をテーマにしたものでした。

2012年5月6日日曜日

大船渡公演一ヶ月前。

ミュージカル平泉「夕焼けの向こうに」大船渡公演まで、およそ1ヶ月となりました。
今日は、朝9時から夜9時までの12時間稽古!

出演者もスタッフも気合が入っています。
作品の完成度はかなり高まっています。

6月10日のチケットを手に入れていらっしゃる方、どうぞお楽しみに。

ドイツ公演のエクステンドヴァージョン。
梶賀千鶴子の台本を上田亨の音楽が紡いでゆきます。

演じる「みちのくミュージカルシアター」の面々も輝いていますよ。


小返し稽古を終えて、通し稽古の前に食事休憩。

稽古場の外に目を向けると、
さっきまでのスコールのような雨が上がり、

美しい夕焼け。


まさに作品のタイトル通りです。



2012年5月5日土曜日

うつくしいみどり

5月の木々のようすは一日たりとも目が離せません。
すくすくと伸びていく緑色に、いのちのきらめきを感じます。
お日様の角度によって、緑の輝きが違います。
こどもたちも同じなのかもしれません。

かつて子どもだった僕は(笑)、
当時、そんなことを気づくはずもなく
今となっては、記憶もあいまい。
当時の感性を呼び起こすのは不可能に近く、
現在、自分の創作現場では、
それでも子どもの感性に近づきたい
と、願う瞬間が多々あります。


青空に緑がきれい@東北大学片平キャンパス前

夕方からは、稽古場で「ロクさん奮闘記」の稽古を見ました。
身内のことながら、この芝居、言葉がおもしろい。



事務所にゃんこのロクさんをテーマにしていのちの輝きを感じさせる内容。
5月、この季節にぴったりの作品です。

そうそう、この作品にも出演する岩崎真奈さんが「河北ウィークリー」に載っていました。


彼女は大崎にある寒梅酒造のお嬢さん。
小さな頃からミュージカルをやっています。
日本酒作りも、日本の四季が密接に関係していますね。

うつくしいみどりの季節、
いのちにもいろんな季節があるように感じた一日でした。