2018年10月18日木曜日

東京駅にて

東京駅は訪れるたびに変化があるように感じます。オリンピックを控えているせいでしょうか。工事もあちらこちらいつもやっていますね。
時間調整がてらたまたま通りがかった丸の内側でみつけたお店で軽く食事。
このあたりはグランスタ丸の内というところらしいですね。
その名も「汁や」というお店。


これがなかなかおいしい汁物でした。
十穀米とのセットのやつを頂きました。

美味しく食べられるということは、実はすごいことです。
直前に赤坂で観たミュージカル『生きる』。


原作の黒澤明監督の同名映画は昔観ていましたが、初のミュージカル化された作品を拝見して、改めて黒澤映画の奥深さを感じました。市村正親さん主演の回、これまたその深さを表現して余りあるほどの市村流かつ一流の演技。特に2幕はわが頬に伝うものを禁じ得ませんでした。

あったかい汁物を頂きながら、僕が余命を宣告されたらどう生きるんだろうか
とお椀につかまりながら改めて考えていた東京駅。
平成最後の秋。


2018年10月15日月曜日

秋の童話

先月、梶賀センセの愛猫「燿子ちゃん」がお星さまになりました。
燿子ちゃんは、昨年93歳で旅立たれたセンセのお母さまがとりあげて育てた猫です。
23歳という、猫の世界ではかなりの長寿を全うされての旅立ちでした。

さて、秋になると思い出す童話は宮澤賢治さんの『どんぐりと山猫』。
このおはなしに出てくる猫は空を飛びます。
先日のコンサートでは、その『どんぐりと山猫』をテーマに作った曲を、SCSの子供とともにステージでご披露しました。
歌いながら「燿子ちゃんは今頃どのあたりを飛び回っているのかなぁ」などと想っておりました。


舞台では、スライドや動画をつかって表現することもありますが、今回はセンセの発案で子どもたちが、私のつくった歌詞にあわせてお話が進むような演出を施して頂きました。
まるで「みんなのうた」の舞台版(笑)
楽しい時間でした。

2018年10月9日火曜日

JUN_harvest with SCS Concert

10月7日~8日、沢山のお客さまと共演者の方たちの熱意、スタッフの皆さんの大きな力に支えられて、4年半ぶりのコンサートを無事に終えることができました。
関わってくださった全ての皆さま、ほんとうにありがとうございます。


舞台カメラマンの柏谷潔さん撮影の写真で舞台の様子を少しだけご紹介いたします。







尚、本ブログに掲載のコンテンツ(写真を含む)を無断で転載、転用することは法により禁じられておりますのでご注意願います。


2018年10月1日月曜日

ありがとうございます。無事終了。

帝人株式会社100周年記念米沢イベントのなかでご披露いたしましたミュージカル。満場の拍手を頂戴して無事に終えることができました。


1918年、米沢に誕生した帝国人造絹糸(現在の帝人)によって、絹糸の代わりになる人工の糸、日本初の人絹(ビスコース法レーヨン糸)が生まれ、事業化された。その設立者の一人、秦逸三(はた・いつぞう)を軸に描かれたミュージカル『Faith』。
今回の上演を通じて、私もあらためて大正時代の米沢とその風土に思いをはせる機会を頂きました。

出演は、米沢のミュージカルグループ「伝国座」。





オープニングナンバーの『オーヴァーチュア―』から早速会場に拍手が沸き起こり、また終演後は沢山のメンバーがお客さまから「感動した」「美しかった」「すごい」などとお褒めの言葉を頂いておりました。

そうしたお客さまからの言葉が私たちの活動の源です。

関係のすべての方々に厚く御礼申し上げます。



2018年9月28日金曜日

100年

帝人株式会社(TEJIN)という今をときめくグローバルな企業は、100年前にここ山形県米沢市に生まれました。
明日はそのことをお祝いする大事な式典のなか、ここ米沢で生まれたミュージカル『Faith』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:榊原光裕)のショートバージョンが、地元のミュージカル「伝国座」により上演されます。

今夜は、梶賀センセはじめSCSの指導員チームも米沢入りして、明日のステージがさらに楽しいものとなるよう、そして作品の完成度を少しでも高めるべく、綿密なリハーサルを行いました。


『Faith』は、帝人の創業者である秦逸三(はた・いつぞう)氏のエピソードを軸に作られたミュージカルです。米沢生まれの筆者は、今夜のリハーサルに立ち会いながら、あらためて100年前の雪深い故郷に想いを馳せつつ、この地がすごい発明や発想を生み出す土壌であったことを誇りに感じて居ました。

自分の生まれたところを誇りに感じるということは人間にとってとても大切なことです。なぜならそれは、生きる力や勇気に繋がっているからです。それを米沢の出演者の皆さまとも共有できることに感動し、さらにプロデューサーとしてこの作品を関わるきっかけを作っていただいた帝人関係者の方々、米沢市の産業課や文化課、米沢上杉文化振興財団の皆さまに深く感謝申し上げます。

明日会場においで予定のお客さま、この元気の出るミュージカル、どうぞ存分にお楽しみくささいますよう!

2018年9月23日日曜日

子どもたちに交じって

毎週土曜日と日曜日の午前は「SCSキッズクラス」のお稽古が繰り広げられています。
元気にごあいさつのあとはまず「ストレッチ」運動から。


子どもにとって、最初のミュージカルレッスンは大変重要な位置づけととらえ、SCSミュージカル研究所では、できるだけ主宰の梶賀千鶴子先生に現場での監修をお願いしています。

実はこの写真を撮影したあと、子どもたちに交じって、私もちょっとストレッチ運動をさせていただきました。(私のストレッチ風景は美しくも可愛くもないので秘密です)
キッズクラスは、ご家族の付き添いも可能なことから時々お父さんやお母さんも子どもと一緒にストレッチに参加している姿が見られることがあります。私もそれに便乗してちょっと参加というわけです。

それにしても、こどもたちの身体はやわかい。ストレッチに関して言えば、大人たちは子どもたちに完敗です。身体の柔軟性のみならず思考も柔軟な子どもたちに大人が学ぶことも多く感じる週末のお稽古場です。


2018年9月19日水曜日

感謝。

劇団四季様より「浅利慶太 お別れの会」へのご案内を頂き、我がSCSミュージカル研究所主宰の梶賀千鶴子と共に、帝国ホテルの会場へと向かいました。

正直なところ、7月13日にご訃報に接して以来、いまだに言葉が見つからない状態です。しかし、昨日の会は、そんな気持ちにひとつの区切りをいただく機会ともなりました。

写真は会場にご案内頂いた直後。このあとお別れの会には続々とお見えになり、政財界、芸能界、演劇関係者約1300名の方々が参列されました。
開式を告げる銅鑼のあと、竪琴を含め10名編成のオーケストラが、静かに『ゲッセマネの園』のメロディーを奏で始め、私は大きな笑顔の先生の写真を見つめながら、最初の4小節ですでに涙が出そうになりました。
浅利先生のメッセージなどをまとめた映像などが紹介されるなど、お式は進み、私たちは、ご案内に従い白いお花を一輪手向けつつ感謝と祈りをささげて参りました。


そして、私たちは献花のあと少し時間調整しながら移動し新幹線に乗り、6時間後には二人とも仙台の稽古場に居りました。

「もう、稽古場へ戻りなさい」

私たちはそんな先生の声を聴いていたように思います。昨日のお別れの会でも映像などで紹介されておりましたが、文字通り「演劇に人生を『捧げ』られた」浅利先生。きっとそう仰ったでありましょう。

1970年代から80年代に浅利先生のお傍で台本作りや演出補を務めた梶賀センセの経験には遠く及ばず、私は平成に入ってから年に1~2度お会いする程度のお付き合いでありましたが、その度に多くの示唆に富んだたくさんの言葉を頂きました。
たとえば昔SCSの稽古場があった愛宕橋近くの小さな店で鰻を食べながら、チケット販売の事や、コンピュータの話…。なかでも、劇団四季のいわゆる全国公演の始まりの地が仙台であったことに端を発した、芸術体験の平準化のお話などは、今でも胸に響いています。


浅利先生、それらの言葉はまさに万巻の書を読むに匹敵するような私の大切なたからものであります。

これまでも、そして、これからも。

2018年9月16日日曜日

舞踊劇『ともだち』&『DANCE DAISUKI』舞台写真(3)

前記事の続き(最終)です。
お楽しみください。
(尚、本ブログに掲載した写真の無断転用は法により禁じられておりますのでご注意願います。)







舞踊劇『ともだち』&『DANCE DAISUKI』舞台写真(2)

前記事の続きです。
お楽しみください。
(尚、本ブログに掲載した写真の無断転用は法により禁じられておりますのでご注意願います。)






舞踊劇『ともだち』&『DANCE DAISUKI』舞台写真(1)

おかげさまでSCSミュージカル研究所公演
舞踊劇『ともだち』&『DANCE DAISUKI』公演を無事に終えることができました。
沢山のお客さまにおいでいただき、多くのスタッフに支えていただいたことを改めて感謝申し上げます。

このブログでは、公演の舞台写真(リハーサル含む)を3回に分けてご紹介いたします。
撮影は柏谷潔氏。残念ながら今回の作品においでになれなかった皆様にもちょっぴり雰囲気だけでもお楽しみいただければ幸いです。

(尚、本ブログに掲載した写真の無断転用は法により禁じられておりますのでご注意願います。)










2018年9月14日金曜日

ジャンプ!

いよいよ明日に迫ったSCSミュージカル研究所公演。
今回は、舞踊劇『ともだち』~走れメロス~(原作:太宰治)と、ダンスショーの『DANCE DAISUKI』の2部構成です!
元気いっぱいのステージをお楽しみください。
写真は昨夜稽古場の最終稽古の様子から。

子どもたちがジャンプ!


おねいさんおにいさんたちもジャンプ!


イェイ!


皆さまのご来場、お待ちしておりま~す(^^♪


とき:2018年
9月15日(土) ①18:00
9月16日(日) ②11:00 ③15:00

ところ:仙台市福祉プラザ ふれあいホール
問合せ:info@scsmusical.com

2018年9月12日水曜日

野外活動

子どものころは、野外で何かを食べることは特別なことで、あこがれのようなものがあったように思います。芋煮会とかキャンプの前はワクワクしたものでした。日常を少し離れる感じはリフレッシュや活力につながりますね。

私たちの仕事にとっても、「日常に非ず」ということを時々体験するのは有益な事と思います。などと大義名分を並べたてつつ昨日はお誘いを頂きバーベキュー大会に参加。


予報では曇りのお天気でしたが、皆が集まった時間だけは、すてきな太陽が顔を出してくれました。前日のうちにYさんが特別に仕入れて下さった塩釜の銘店「ひょうたん」のホルモンもありました。大好物。

「野外活動」。
まるで子供のころのような気分に一瞬浸れます。
英気を養わせていただきました。

SCSでも何やら野外活動計画中とか( ̄ー ̄)ニヤリ


2018年9月8日土曜日

4年ぶりのコンサート。

来月久しぶりにコンサートを行いますよ~。
SCSとのJUN_ha-vestのコラボレーションによるコンサート。
私、ヒロセ純は1990年のSCSミュージカル研究所創立以来、様々なかたちで音楽を創り舞台に関わってきました。
どれぐらい曲を書いたのか数えたこともありませんが、SCSの30年近い歴史と自分の曲や、好きな曲を絡めながら、平成最後のオータムを皆さまと一緒に過ごせたらと思っています。



来月の7日(日)、8日(祝)は、ぜひエル・パーク仙台スタジオホールへ!
 
おっと、その前に、来週はSCSミュージカル研究所の舞踊劇『ともだち』が福祉プラザにて上演されます。こちらも、ぜひお忘れなきようよろしくお願い申し上げます。

2018年9月6日木曜日

北海道胆振東部地震

気象庁によれば、本日未明北海道厚真(あつま)町で震度7を記録した地震について、「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」と命名したとのことです。

被災された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、少しでも早いライフラインの復旧を願います。
報道に触れるたび東日本大震災を経験した私たちは、ブラックアウトした街の不気味な感じ、コンビニに食べ物が全く無くなっている様子など、昨日のことのように連想していました。

今日は七ヶ浜のお稽古場に向かう途中、ハンバーグ食べたくなっていつもとは違った場所で食事しました。
宮城野区の宮千代あたり。


実に何の変哲も無い景色でありますが、最高気温が30度を超えた今日の仙台。
お空の雲には秋が混じっていますね。

札幌に住む友人の安否が確認できて、少しホッとしました。
そういえば…
震災直後、よく空を見上げていたっけ。


2018年9月4日火曜日

米沢織物

山形県米沢市では、江戸時代から続く産業のひとつとして織物が盛んです。
通称「よねおり」と言われ、私も子どもの頃からその名前にはなじみがありました。
幼い頃には町を歩くとあちこちから機織機械の音が聞こえてきていたことを思い出します。

さて、先週末に私は、その「よねおり」の祝賀会にご招待いただく誉にあずかりました。


そして、地元のミュージカルグループ「伝国座」が乾杯前のアトラクションとして、ミュージカル『Faith(フェイス)~時代をつむぐ実験室』からのナンバーを披露。会場から大きな拍手を頂いていました。

実はここ米沢は、明治43年に全国7番目の高工としてスタートした米沢高等工業学校(現・山形大学工学部)において、大正4年(1915)同校教授、秦逸三(はた・いつぞう)による人造絹糸(人絹)の製造が「東レザー分工場 米沢人造絹糸製造所」で始められ日本で初めて人絹の生産に成功した土地であります。
さらにその会社は1918年に帝国人絹株式会社(現・テイジン)として事業が継続され、全国に先駆けてレーヨン等の化学繊維の生産を開始したという歴史があります。

ミュージカル『Faith』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:榊原光裕)は、その秦逸三先生が主人公のミュージカル。地元のミュージカルグループ「伝国座」により2010年に初演されました。

今月末には、米沢市で開催されるテイジン創業100周年の記念式典において、伝国座ミュージカル『Faith』のショートバージョンを上演させていただくこととなっております。
テイジン株式会社様が今もって米沢を発祥の地として大切に思ってくださることに、私も米沢出身者の一人として大変誇らしく感じるとともに、微力ながらミュージカル制作を通じ精一杯のお手伝いをさせていただきたいと思っています。

2018年9月3日月曜日

『キャッツ』のこと

今日出張先から事務所に戻ると劇団四季さんから情報誌「ラ・アルプ」が届いていました。
表紙はミュージカル『キャッツ』(=^・^=)


今回の東京公演チケットを入手した幸運な友人たちの何人かはすでに今回の新しい専用劇場での『キャッツ』を堪能してきたようです。
皆興奮した口調で感想を述べていましたが、かくいう私も幸運なことに先月鑑賞する機会に恵まれました。とにかくそれは一言では言い表せないあらゆる面で圧倒的な舞台。キャストは日本最高レベルの方々と言って過言ではありません。そして、何よりも観客全員を楽しませるエンターテイメント性の高い仕掛けがあちこちに見受けられて、客席に居る私はあっという間に『キャッツ』の世界に引きずり込まれました。

思い起こすと『キャッツ』に関しては、1988年に私が梶賀千鶴子センセと仙台で出会った頃にキャッツの『オーバーチュアー』を聴く機会があり、何か今までに触れたことのない音楽のように感じ、衝撃を受けた記憶があります。
なんとその5年ほど前に梶賀センセは『キャッツ』日本語版初演の演出補をされていたことを後になって知るわけですが、最近SCS事務所で古い資料の整理中に35年前の初演(1983年)パンフレットを見つけました。

日本初のミュージカル専用劇場でかつロングラン公演を成功させた当時のパンフレットを開いてみると、スタッフが記してあるページがありました。


これをみると劇団四季代表の浅利慶太先生から数えて梶賀センセは3人目にクレジットされていますね。2番目は(公社)日本照明家協会前会長の沢田祐二先生。初演時メインスタッフの中でも、大変重要な位置で梶賀センセが活躍されていたことがうかがえます。

しかしながら、現実のセンセは、とにかく猫好き、キャッツ大好き。劇場に近づくにつれ「楽しみだねえ、楽しみだ」と何度もつぶやき、はしゃぎ気味。専用劇場の中へ入るとグッツを買いまくり、『キャッツ』を知り尽くしている立場でありながら、客席ではまったく一般客と同じように声をあげて楽しんで鑑賞されていました。


センセいわく、なんでも1981年のロンドン初演を観たあと浅利慶太先生に「『キャッツ』を四季でやりましょうよ」と申し出たところ「この猫キチ(笑)が」と一笑に付されたんだとか。しかしその後、劇団四季が『キャッツ』を手がけることなり、日本のミュージカル界においても大きな出来事となったことは皆さまご承知のとおりであります。

とにかくセンセは今でもかわらず猫好き。スタッフが気づいたときにはすでに遅く、事務所の壁や棚などいたるところにねこちゃんの写真やイラストが所狭しと貼り付けてあります。

2018年8月28日火曜日

市民センターにて

SCSのお稽古場近くには、仙台市青葉区中央市民センターがあります。
普段は劇場での公演が多い私たちですが、
先週末、初めて市民センターでのミニミュージカル上演が実現致しました。
演目は『忘れたい忘れない』。


仙台市地下鉄の荒井駅のところにある3.11メモリアル記念館と同市民センターの共同企画です。

会場いっぱいにお集まりいただいたお客さまには、普段の劇場公演とはまた違ったシンプルな舞台でのパフォーマンスをお楽しみ頂きました。

シンプルな舞台を見つめながら、震災直後のことをいろいろと思い出していました。
水が飲めること、明かりがあること。
シンプルなことへのありがたさをあらためて感じていました。