2018年12月29日土曜日

舞台袖より

毎年暮れになると、舞台の袖から24年もこんな風景を見続けてきています。


SCSクリスマス公演を始めたのは、ここにいる出演者のほとんどはまだ生まれていない頃。思えばあれから干支が二周り。ずっと同じ役を演じてきました。制作と出演の二足のわらじ。出演は毎年年齢が重なるだけですが、政策面でいえば、台本制作はワープロからパソコンへ、劇場で使う音楽はDATなどのテープ媒体からMDなどのディスク媒体へと移行する頃でした。

しかし、いつの時代も、子どもたちは、私が演じる「白の王さま」のセリフ、「サンタクロースやトナカイさんは、きっとやってきます。それはみんなの心にきらめいているお星さまを道しるべにやってくるからなんです」という言葉を、きっと信じていてくれているのです。ほんとうにかわいい。
そんなみんなのところに今年もサンタはさんはいらしたのかな?

ヨーロッパに住む友人からの情報では、ドイツやフランス、イタリア、オーストリアなどの一部の地域では、「公現祭」といって、東方の三賢人が星に導かれてベツレヘムを訪ね幼子イエスへの訪問と礼拝をした1月6日でクリスマスが終わりなんだそうです。

ということはまだ、サンタさんはお国に帰っていないかもしれませんね(笑)
ひきつづき良い子にしていてくださいね。



2018年12月27日木曜日

60万アクセス

ふとこのブログページの左上に設置してあるアクセスカウンターをみると、60万アクセスを超えていました。
2009年に始めたこのブログ。細々と続けておりますが、当初一日数件のアクセスがある程度のページは、いつしか少しずつ読んで下さるかたも増えて参りました。
拙い記事ながら、ここを訪れお読みくださっているみなさま、ほんとうにありがとうございます。

今年も残り3日。年が明ければブログを書き始めてから10年の節目の年に入ります。
連日執筆とはいかないまでも、引き続きSCSミュージカル研究所関連のことや、舞台の事、日常の佐治など思いつくままに書いていこうとおもいます。
どうか気楽にお付き合いいただければ幸いです。

2018年12月24日月曜日

『ぶんぶん平成駆け抜ける!』舞台写真3

SCSミュージカル研究所平成最後のクリスマス公演。
お陰さまで無事に終了いたしました。
今回はキャンセル待ちとなってチケットが手に入らなかった方もいらっしゃいます。
残念ながらご都合つかずご来場いただけなかった方もご来場いただいた方も、
舞台カメラマンの柏谷潔氏による舞台写真にてお楽しみいただければ幸いです。
3回に分けて掲載いたします。
尚、本ブログ掲載写真の無断転載並びにダウンロードは法により禁じられておりますのでご注意ください。






『ぶんぶん平成駆け抜ける!』舞台写真2

SCSミュージカル研究所平成最後のクリスマス公演。
お陰さまで無事に終了いたしました。
今回はキャンセル待ちとなってチケットが手に入らなかった方もいらっしゃいます。
残念ながらご都合つかずご来場いただけなかった方もご来場いただいた方も、
舞台カメラマンの柏谷潔氏による舞台写真にてお楽しみいただければ幸いです。
3回に分けて掲載いたします。
尚、本ブログ掲載写真の無断転載並びにダウンロードは法により禁じられておりますのでご注意ください。







『ぶんぶん平成駆け抜ける!』舞台写真1

SCSミュージカル研究所平成最後のクリスマス公演。
お陰さまで無事に終了いたしました。
今回はキャンセル待ちとなってチケットが手に入らなかった方もいらっしゃいます。
残念ながらご都合つかずご来場いただけなかった方もご来場いただいた方も、
舞台カメラマンの柏谷潔氏による舞台写真にてお楽しみいただければ幸いです。
3回に分けて掲載いたします。
尚、本ブログ掲載写真の無断転載並びにダウンロードは法により禁じられておりますのでご注意ください。






2018年12月22日土曜日

干支が二周りのクリスマス公演

12月のこの時期の公演として24年前にSCSミュージカル研究所で始めた小劇場でのミュージカル「クリスマスって大変」シリーズ。お陰さまでその時に登場したキャラクター「ぶんぶん姫」が人気を博し、早いもので、干支を二回りするほど長期にわたって上演が続いております。
そしていよいよ明日からの連休2デイズは『ぶんぶん平成駆け抜ける!』と銘打ってシリーズ24作目が上演されます。不詳ヒロセ純、このシリーズだけは毎年出演させて頂いておりますが、なんと連続出演は「ばあ」役の鈴木由美さんと私の2人だけとなってしまいました。


なおかつ今日のお稽古場での最終通し稽古を眺めてみれば、出演者のうち昭和生まれはほんの数人。そりゃそうだ。このシリーズ開始年に生まれた子供が24歳。…時の流れを実感するひとときでした。

幾度クリスマスシーズンを迎えようと、また元号が変わろうとも、稚拙ながら同じ役で舞台に立ち続けることができる有り難さをかみしめています。

メリー・クリスマス!

2018年12月15日土曜日

師走の松島

友人家族とともに英国からいらしたお客様をご案内して師走の松島を訪れました。

仙台では昨日から、毎年恒例の光のページェントが開催され、定禅寺通りあたりは華やかな年の瀬の様相を呈しています。
一方で、景勝地松島も、その奥の方に来ると観光客もまばらで、少し落ち着いて食事や会話を愉しむ時間をいただけました。


一年を振り返りつつ、平成を振り返りつつのひととき。
来週上演されるSCSミュージカル『ぶんぶん平成駆け抜ける!』では、私も出演者の一人としてお客さまと共に、平成の30年を振り返ってみたいと思います。
例によって「白の王さま」役にてお目にかかります。

チケットは、最終回のみ若干枚発行可能とのこと。
お問合せは
022-224-7051(SCSミュージカル研究所)まで

2018年12月8日土曜日

このところ

ちょっとブログ執筆サボってしまっておりました。
不肖ヒロセ純、元気です。

このところは、夜な夜なさまざまな皆さまとの懇親や、
かと思えば、短いながらも初めて中国への旅を経験したり。


時間を見つけつつ、またこのブログに綴っていければと思います。


2018年11月23日金曜日

晩秋

風が少し冷たかったけれども、小高い山に登って海を眺めたり、


昨日は、日帰り温泉。短時間ながらもリフレッシュ。


おまけに今夜オフィスを出たなら満月だとか。
満月の写真はいろんな方々が撮っておられることでしょう。

深まる秋の愉しみは至る所に。


2018年11月19日月曜日

七ヶ浜ミュージカル『Re:born』

ほんとうに美しい時間でした。
一瞬にして現れたホリゾントの向こうには、
穏やかな海と、高台移転が完了した新しい住宅地が見えていました。



七ヶ浜町内外から沢山のみなさまのご来場賜りましたこと、
心から感謝申し上げます。

2018年11月14日水曜日

今年のクリスマスは…チラシ出来ました(^^)

SCSの定番公演、ぶんぶん姫シリーズ。
24年目のタイトルは…『ぶんぶん平成駆け抜ける!』
12月23日、24日の二日間、3回のみの公演です。

チラシ出来ましたのでまずはご報告です。



このブログにて制作情報随時お知らせしてまいりますね!

2018年11月13日火曜日

準備の準備

今週末はいよいよ七ヶ浜町での新作ミュージカル『Re:born』が上演されます。
写真は一週間前の様子です。


会場となる七ヶ浜国際村では、舞台美術、進行、照明、音響、撮影などの各スタッフが、様々な確認作業が行われていました。
その昔、職人肌の大道具親方から「プロの仕事は9割9分が準備」と教わったことなど思い出しながら、客席から皆さんの仕事を見守ります。

もちろん会場以外でも、衣裳さんや主催者側の制作スタッフも準備に余念がありません。
沢山の関係者が準備のための準備も重ねながら、 開幕カウントダウンの時間を過ごします。

2018年11月9日金曜日

堤防

出来たばかりの堤防に立ってみました
18年通い続けている町の海辺です


海風に向かいながら空と海をながめていると
いろいろな想いが体じゅうをめぐります

2018年11月6日火曜日

あそぶ

キッズクラスのお稽古場にて。


「一緒にストレッチやろう!」と誘ってみたものの、どうもうまく乗ってきてくれません。
しかし、背中には乗って来てくれました(笑)


2018年11月2日金曜日

お針

この時期になると、七ヶ浜のお稽古場で熱心にミュージカルの練習に励む子どもたちと同じ屋根の下、お母さんたちによる衣裳の製作協力が続きます。
梶賀千鶴子先生命名による「七ヶ浜おはりこーず」のメンバーです。


みなさんが作業をしているお部屋にお邪魔した時に、私はおなかが空いていたせいもあってか一瞬ケーキに見えたこれは、どうやら帽子のようですね。リアルです(笑)


この「おはりこーず」の作業部屋には、いつも真剣な空気と愛情がたくさん詰まっています。
お針のひと針ひと針に込められた想いは必ずや実を結びます。
みんなこの新作ミュージカルを創る大切な「同志」。


ふと思い出しました。そういえば…私がまだ子どもの頃に母が縫ってくれたズック袋や体操着入れは、いったいどこにいったのだろう。おそらくもうどこにもないと思うのですが、記憶のなかには不思議と残っているものですね。




2018年10月31日水曜日

深まる

お昼に教室を出るとパラついていた雨も上がってお日さまが。
しかしヒンヤリとした風を感じました。
朝の気温も10℃を割ったりして、秋が深まっていきますねぇ。


紅葉や落葉は、植物たちにとっては「春への準備」でもありますね。
落葉樹は落葉しなければ生きられない。新しい葉っぱを生み出す準備です。

今日はラジオで「平成も残すところ半年。」というフレーズを聞きました。
つまり平成最後の秋。
そして、この木たちが新緑となる頃には新元号となっているんだなぁ、などと少々感慨深く。
我が来し方行く末を想うのでありました。


2018年10月27日土曜日

満月

毎週通っている七ヶ浜町。
お稽古場となっている七ヶ浜国際村のすぐ下には小豆浜(あずきはま)と呼ばれる美しい浜があります。

お稽古の前にスタッフと短い時間浜の新しい堤防に立ってみました。
明るく幻想的な満月の浜辺です。


この町に通い始めて18年。
当時の小学6年生が30歳になるぐらいの年月です。
私自身はまったく成長が見られませんが、ウイスキーなら結構いいお値段になるぐらい通っているのだとふと思った月夜でありました(笑)

2018年10月21日日曜日

地図を片手に

オフィスでは長時間座って仕事をすることが多いので、運動不足。そこで、時折近所をうろうろ散歩することがあります。今日は地図を片手に30分ほど昼下がりのお稽古場周辺。

いい天気です。
おっと、地図と言っても本日使用したのはちょっと変わった地図。
正確にはスマホで動く「仙台時間地図」というアプリのお世話になりました。
このアプリのなかに「明治40年発行_最近実測仙台市街全図」というのがありまして、これを参照してみました。おもしろいのは明治時代の古い地図がGPS対応になっていて、古い地図上に現在位置を示してくれるというところです。
明治40年というと1907年。夏目漱石、芥川龍之介、有島武郎、内村鑑三、永井荷風、高村光太郎、谷崎潤一郎などが生きていた時代です。いやぁ~すごい時代だったのですね。

写真は地図のリリースから110年余りを経た平成時代の今日。国分町通りの一番南の端に立ち、かるいタイムトラベラー気分を味わっているところ(笑)


江戸時代は奥州街道として仙台のメインストリートであったこの道は今もまっすぐなままに残っているのがお分かりになるでしょうか?


この道のずーっと先の突き当り、即ち北の端には青葉神社があります。
因みに、この古い地図によれば、青葉神社手前の右手には競馬場があったようです。またこの写真を撮った背後は現在東北大学の金属材料研究所になっていますが、明治の地図では「宮城監獄分監」とありますね。その後ろが第二高等学校(現在の東北大学片平キャンパス)。記録によれば、魯迅が仙台医学専門学校(東北大学医学部)に入学したのは1904年(明治37年)とありますから、まさにこの地図のような街並みであったことでしょう。魯迅さんもこの道を何度も通ったに違いありません。彼の下宿のすぐそばには片平小学校。これは昔と変わらぬ位置のようです。そして、そのとなりの現仙台地方高等裁判所は「宮城控訴院」と書かれています。

昔、この街道はどんな賑わいを見せていたのだろうか、いったいこの道をどれだけの人々が行き来したのだろうかなどと思いを馳せつつ、秋の高い空の下、短いお散歩楽しみました。

2018年10月18日木曜日

東京駅にて

東京駅は訪れるたびに変化があるように感じます。オリンピックを控えているせいでしょうか。工事もあちらこちらいつもやっていますね。
時間調整がてらたまたま通りがかった丸の内側でみつけたお店で軽く食事。
このあたりはグランスタ丸の内というところらしいですね。
その名も「汁や」というお店。


これがなかなかおいしい汁物でした。
十穀米とのセットのやつを頂きました。

美味しく食べられるということは、実はすごいことです。
直前に赤坂で観たミュージカル『生きる』。


原作の黒澤明監督の同名映画は昔観ていましたが、初のミュージカル化された作品を拝見して、改めて黒澤映画の奥深さを感じました。市村正親さん主演の回、これまたその深さを表現して余りあるほどの市村流かつ一流の演技。特に2幕はわが頬に伝うものを禁じ得ませんでした。

あったかい汁物を頂きながら、僕が余命を宣告されたらどう生きるんだろうか
とお椀につかまりながら改めて考えていた東京駅。
平成最後の秋。


2018年10月15日月曜日

秋の童話

先月、梶賀センセの愛猫「燿子ちゃん」がお星さまになりました。
燿子ちゃんは、昨年95歳で旅立たれたセンセのお母さまがとりあげて育てた猫です。
23歳という、猫の世界ではかなりの長寿を全うされての旅立ちでした。

さて、秋になると思い出す童話は宮澤賢治さんの『どんぐりと山猫』。
このおはなしに出てくる猫は空を飛びます。
先日のコンサートでは、その『どんぐりと山猫』をテーマに作った曲を、SCSの子供とともにステージでご披露しました。
歌いながら「燿子ちゃんは今頃どのあたりを飛び回っているのかなぁ」などと想っておりました。


舞台では、スライドや動画をつかって表現することもありますが、今回はセンセの発案で子どもたちが、私のつくった歌詞にあわせてお話が進むような演出を施して頂きました。
まるで「みんなのうた」の舞台版(笑)
楽しい時間でした。

2018年10月9日火曜日

JUN_harvest with SCS Concert

10月7日~8日、沢山のお客さまと共演者の方たちの熱意、スタッフの皆さんの大きな力に支えられて、4年半ぶりのコンサートを無事に終えることができました。
関わってくださった全ての皆さま、ほんとうにありがとうございます。


舞台カメラマンの柏谷潔さん撮影の写真で舞台の様子を少しだけご紹介いたします。







尚、本ブログに掲載のコンテンツ(写真を含む)を無断で転載、転用することは法により禁じられておりますのでご注意願います。


2018年10月1日月曜日

ありがとうございます。無事終了。

帝人株式会社100周年記念米沢イベントのなかでご披露いたしましたミュージカル。満場の拍手を頂戴して無事に終えることができました。


1918年、米沢に誕生した帝国人造絹糸(現在の帝人)によって、絹糸の代わりになる人工の糸、日本初の人絹(ビスコース法レーヨン糸)が生まれ、事業化された。その設立者の一人、秦逸三(はた・いつぞう)を軸に描かれたミュージカル『Faith』。
今回の上演を通じて、私もあらためて大正時代の米沢とその風土に思いをはせる機会を頂きました。

出演は、米沢のミュージカルグループ「伝国座」。





オープニングナンバーの『オーヴァーチュア―』から早速会場に拍手が沸き起こり、また終演後は沢山のメンバーがお客さまから「感動した」「美しかった」「すごい」などとお褒めの言葉を頂いておりました。

そうしたお客さまからの言葉が私たちの活動の源です。

関係のすべての方々に厚く御礼申し上げます。



2018年9月28日金曜日

100年

帝人株式会社(TEJIN)という今をときめくグローバルな企業は、100年前にここ山形県米沢市に生まれました。
明日はそのことをお祝いする大事な式典のなか、ここ米沢で生まれたミュージカル『Faith』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:榊原光裕)のショートバージョンが、地元のミュージカル「伝国座」により上演されます。

今夜は、梶賀センセはじめSCSの指導員チームも米沢入りして、明日のステージがさらに楽しいものとなるよう、そして作品の完成度を少しでも高めるべく、綿密なリハーサルを行いました。


『Faith』は、帝人の創業者である秦逸三(はた・いつぞう)氏のエピソードを軸に作られたミュージカルです。米沢生まれの筆者は、今夜のリハーサルに立ち会いながら、あらためて100年前の雪深い故郷に想いを馳せつつ、この地がすごい発明や発想を生み出す土壌であったことを誇りに感じて居ました。

自分の生まれたところを誇りに感じるということは人間にとってとても大切なことです。なぜならそれは、生きる力や勇気に繋がっているからです。それを米沢の出演者の皆さまとも共有できることに感動し、さらにプロデューサーとしてこの作品を関わるきっかけを作っていただいた帝人関係者の方々、米沢市の産業課や文化課、米沢上杉文化振興財団の皆さまに深く感謝申し上げます。

明日会場においで予定のお客さま、この元気の出るミュージカル、どうぞ存分にお楽しみくささいますよう!

2018年9月23日日曜日

子どもたちに交じって

毎週土曜日と日曜日の午前は「SCSキッズクラス」のお稽古が繰り広げられています。
元気にごあいさつのあとはまず「ストレッチ」運動から。


子どもにとって、最初のミュージカルレッスンは大変重要な位置づけととらえ、SCSミュージカル研究所では、できるだけ主宰の梶賀千鶴子先生に現場での監修をお願いしています。

実はこの写真を撮影したあと、子どもたちに交じって、私もちょっとストレッチ運動をさせていただきました。(私のストレッチ風景は美しくも可愛くもないので秘密です)
キッズクラスは、ご家族の付き添いも可能なことから時々お父さんやお母さんも子どもと一緒にストレッチに参加している姿が見られることがあります。私もそれに便乗してちょっと参加というわけです。

それにしても、こどもたちの身体はやわかい。ストレッチに関して言えば、大人たちは子どもたちに完敗です。身体の柔軟性のみならず思考も柔軟な子どもたちに大人が学ぶことも多く感じる週末のお稽古場です。