2016年9月30日金曜日

英語でドレミ♪

映画『サウンド・オブ・ミュージック』は、まだ「名画座」という映画館が仙台の一番町にあった頃、1日に3回くらい観た思い出深い映画。当時はジュリー・アンドリュースの歌声に、酔いしれていたものです。そして、その映画の中で歌われる有名な曲の一つ『ドレミの歌』。私の好きな歌の一つです。

この度、その歌を英語の歌詞で歌ってみようという試みが、昨晩の七ヶ浜町(宮城県)で行われました。
同町で国際交流員として勤務しているタイラー・ギルバートさんと、ウィルフリド・ガルシアさんのお二人が、地元のミュージカルグループNaNa5931の子どもたちに、「ドレミの歌」の英語の発音をネイティブ・スピーカーのお立場から丁寧に指導してくださいました。

私もたいへん勉強になりました。「ファ」の発音は米語と英語で若干違うのですねぇ。


NaNa5931は、今年で結成15年目。以前に中国語の歌詞で1曲覚えたことがありますが、英語の歌詞は初めての経験。
しかし、日本語の歌やダンスはお手のものという彼ら、NaNa5931の子どもたちは歌を覚えるスピードもひと味違います。さらにタイラーさん、ウィルさんの的確なアドバイスもあり、練習開始開始1時間ぐらいで、通して歌えるようになっていました。
歌詞の意味なども、直接お聞きしながら細かく発音の指導をしていただけたことは大変有意義でありました。
何しろ、歌はコトバがいのちです。歌詞をしっかり伝えるようにしなければなりません。英語の歌詞を大きな声で歌うお稽古は、子どもたちにとって素敵な体験になっているようでした。
この後は、音楽指導の鈴木由美先生によるピアノ伴奏録音も別室にて行いました。

この成果は、来月10月22日(土)に国際村で開催される「グローバル人材育成プログラム記念公演」(主催:七ヶ浜町、協力:ブラザー工業株式会社)のオープニングにて披露される予定です。

講演会に関するお問い合わせは、七ヶ浜国際村(022-357-5931)まで、お気軽にどうぞ(^^♪

2016年9月29日木曜日

35年

ご縁があり4年前から非常勤講師としてお世話になってる東北学院大学。
私が授業を行うのは泉キャンパスということもあり、本学のある土樋キャンパスは、近所なのだけれど、なかなか足を踏み入れる機会がなかった。

今日は、先日土樋キャンパスに「ホーイ記念館」という、建学者のひとりウィリアム・ホーイ氏の名を冠した新しい建物が出来て、そこに250席ぐらいのホールがあるということで、見学をさせていただく機会を得た。


「地の塩、世の光」

35年以上経って再びこのフレーズをみた。
小さく声に出してみた。
ああ、なんともリアリティを持ってこの言葉が胸に迫ってきた。
今頃になって、である。

つぎに私はその言葉が掲げられているホーイ記念館の建物を出て、向かい側の懐かしい校舎にも足を運んでみた。


1981年。
挫折感のみをエネルギーとしていた、
不肖ヒロセ純20歳。

35年前に、ここに居た自分と、再び出会った気がした。

ここで出会った恩師の影響は、今も計り知れない。
「地の塩、世の光」
もう一度、そっと声に出してみた。


2016年9月28日水曜日

かわいいペンたち

なぜかたまに、ペンを頂くことがあります。
どうして、僕がペン好きだとわかるのでしょうか。
そんな信号を出しているつもりはまったく無いのですが。

けれども、年末の納会では、SCSリーディング・マラソンの結果、読書量の多かった子どもたちを表彰するのに、副賞でペンをつけたりすることが多いかな。
やはり、自分のペン好きは、どっかに出ているのかな(笑)

今日は、みんなに出てきてもらいました。
先日もひとり、仲間が増えて楽しそう。
それぞれに、思い出のあるかわいいペンたちです。


時々、それらを取り出して、書き物に使わせていただくようにしています。
1本1本、思い出があるのはもちろんのことでありますが、「何しろ、この子たちは、誰かに使ってもらうために生まれてきたんだもんな」と、つい擬人化ぐせが出てしまうのでした。

そんな、秋の夜長。

2016年9月26日月曜日

センチメンタルな鰻

「たまにはちょっぴり贅沢してもいいんあじゃない」と、梶賀センセが、事務所近くの名店で、うな重をごちそうしてくださいました。


ランチタイムでこんな贅沢はめったにしないのですが、この夏はお互いよく働いたし、この秋も日程びっちり。これからお互いに舞台作品づくりに精を出さなければね、ということで。

壁のポスターの吉永小百合さまが微笑んでいる。
店内の平均年齢は高い。
ふと「純さんのお母さま、お元気だったころ、ここの鰻が好きでいらしたわね」という話題になり、そういえば、母が居なくなって13ヶ月以上経つのだな、と。

「ひとはいのちをいただきながらいのちを全うするんだよ」と言った母を思い出しつつ、センチメンタルな鰻。

とてもおいしくて、おいしければ、おいしいほどに、センチメンタルな鰻。



2016年9月24日土曜日

男の子、女の子

郷ひろみの歌のタイトルじゃありません(古っ!)
土日の稽古場は、キッズクラスやプライマリーコースなど、男の子、女の子、子どもたちの明るい声が絶えません。

そんな中、本日午前中のキッズクラスでは、兄弟が参加するレッスンの付き添いで、ママとやってきて見学している男の子の姿が。
少し話をすると、カブトムシやクワガタ虫の話に…。
世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」って知ってる?と聞くと「知らない」との」答え。
早速、事務所でヘラクレスオオカブトの画像をプリントして稽古場に持っていくと、彼の瞳はキラリン!
来週彼は僕に、日本のクワガタムシについて写真付きで講義をしてくれることになった。
ま、ミュージカルとはあまり関係ないけど、これでいいのです。

一方、午後のクラスでは、休憩に入ると女の子のうちのひとりが「なんか寒い、エアコンかな。」と。
しかし隣の女の子もお稽古着の上はTシャツ1枚の姿なので、寒くない?と聞けば「全然!」と。
子どもの体感温度は大人とは違っているので、注意が必要です。

寒いと言っている子の両手を握ってあげると「純さんの手、あったかい!」と、笑顔になった。
そこでの会話。

私「純さんは、変温動物じゃないからね」
女の子「へんおんどーぶつって何?」
私「自分の体温が周囲の気温でかわっちゃう生き物の事だよ、例えば、みんなが先週いも煮会のときにつかまえて見せてくれたカエルさんも、へんおんどーぶつ」


女の子たち「あー。あれかぁ(笑)」


子どもたちは、本能的に、どんな生き物でも、「よく見ればかわいい」ことを知っているような気がします。でも、来年か再来年あたりのこの子たちは、恐らくカエルを素手で捕まえるようなことはしなくなるでしょう。
そして、なぜか、大人になるにしたがって、自分とは違う生き物との距離をおき、よく見なくなって、邪念と妄想で、気持ち悪い!、なんて言ってしまいます。

でもね、どんな生き物も、この世に生まれたがって出てきているのだと思うのです。
稽古場の男の子、女の子たち、大きくなっても、他の生き物たちとずっと仲良しでいてほしいなぁ。


2016年9月23日金曜日

NaNa5931の15年。七ヶ浜でCDづくり

七ヶ浜町でSCSミュージカル研究所が指導に携わっているミュージカルグループNaNa5931(なな・ごー・きゅー・さん・いち)が、今年で結成15年を迎えるということもあり、ご依頼を受けて、その記念CDをプロデュースすることになりました。

これまでにNaNa5931がお世話になってきた作曲家、榊原光裕氏、上田亨氏、y2氏、そして不肖ヒロセ純の曲を、当時の編曲(只野展也氏やサイトウミノル氏、鈴木由美氏のコーラスアレンジ含む)を尊重しつつ、音楽家の日高哲英氏が全体コーディネイト・編曲をしてくださることに。

その日高氏から歌入れ用の音源が届き、昨日は、七ヶ浜国際村にて、8時間以上をその録音に費やしました。限られた予算内での制作ということで、ボーカルとコーラス録音のディレクターとエンジニアは私が兼務することに…。


久々の録音技師役(笑)でしたが、やはり、音楽に触れている時間は楽しいですね。
マイキングはプロのy2氏が担当してくださいました。弊社社員2名もサポート。 何より気心知れたNaNa5931のメンバーたちとのやりとりが嬉しい、佳き時間となりました。

また、昨夜は、以前NaNa5931のステージにも出演いただいた町役場職員A氏の参加協力もあり、七ヶ浜国際村職員の皆さんはもとより町が主導して子どもたちの活動を支えてくださっているという空気感に大変感動した1日ともなりました。

まだまだ録音のプロジェクトは進行中ですが、11月のNaNa5931本公演までのCD完成を目指しています。5曲入りのミニアルバムというかたちになりそうです。

折に触れてこのブログでも制作の様子をご紹介できればと思っています。

2016年9月21日水曜日

夏目漱石、シェイクスピア、フィッシュ・アンド・チップス

実は、一昨日、秋保(あきう)でのSCS芋煮会の席を少し早めに失礼して向かったのは、東京大学本郷キャンパス。
東大英文研究室主催の「世界文学のスーパースター、 夏目漱石とウィリアム・シェイクスピア」(Two Superstars of World Literature: Natsume Sōseki and William Shakespeare) という講演に参加させて頂くためでありました。

講師はダミアン・フラナガン(Damian Flanagan)さん。
講演の中身にはここでは触れませんが、ダミアンさんの日英両国の文学作品に関する斬新な解析に大変感銘を受けました。また会場は20名も入れば満杯になりそうな英文辞書室でありましたが、それがよかった。講演というよりも、それはむしろ研究会のような様相を呈して、講演後のトークや質問の時間は室内に活発な気が満ちていました。
雨の中、足を運んだ甲斐がありました。舞台制作の現場に携わる私のような者にとっても多くの示唆に富んだ意義深い時間となりました。

さて、そんな前日を引きずっていたせいか、翌日は、同行していた兄と「今日はブリティッシュ・デイにしよう」などと意気投合し、午前中英国に関する情報収集を飯田橋ですませると「この雨も英国っぽいね」などと冗談を言い合いながら、どうしてもあれが食べたくなって、六本木へ。



たどり着いたのはフィッシュ・アンド・チップスで有名な「マリン」というお店。
もちろん、注文したのはラージフィッシュとチップス。
このコッド(鱈)が、うんまい!。伺えば北海道産ということでした。
全体的に、不肖ヒロセ純が2年前の夏に英国で夢中になって食べまくっていたそれと、かなり近いスタイル、近い味のものでありました。

ああ、満足なり(^_^)

SCSの芋煮会

東北、秋の風物詩といえば「芋煮会」。
先週末、SCSミュージカル研究所大いも煮会を開催いたしました。


約60名の研究生やご家族、役員、そして日頃よりお付き合いのある日本生命様からは仙台支社の吉岡次長、伊藤様の参加を頂き、当日はお空の雨雲も吹き飛ばすほどの盛大な会となりました。

何しろ、この日は年に一度、子どもたちがお稽古場を離れて、土の上で大はしゃぎが出来る日です。
おねいさん、おにいさん達も、子どもたちと一緒に遊び、そしてみんなで芋煮を頂きます。



今年も、「山形風」「宮城風」の2種類の味で半分ずつ調理しました。



それぞれに、しょうゆ味と味噌味、お肉は牛肉と豚肉。

美味しい、楽しい時間は、あっという間に過ぎていくのでありました。



2016年9月18日日曜日

アイリッシュハープ

夕暮れが近づくころ、霧状の雨のなか車を走らせました。
向かったのは、仙台の北西部に位置する泉ヶ岳(いずみがたけ)の麓。「岳山コーヒー」という喫茶店です。

そこで行われた朗読とコンサート。
昨日は同じ時間帯に仙台の別会場で観たい舞台作品があったのだけれど、体を二つに分けることもできません。そこで、私たちは稽古場班も含め3班に分かれました。私の班はひとり(笑)。
梶賀センセや社員スタッフと分業(笑)で、こうしたコンサートや舞台を観ることがしばしばあります。
「観る」ことも、大切な私たちの仕事の一部でもあるのです。

さて、実のところ、「アイリッシュハープ」や「ライヤー」という楽器を生で聴いたのは、昨夜が初めて。


コンサートでは、広がりのある優しい響き、ライヤーの透明感あふれるサウンドが、会場となった店内を満たしていました。 ふと気が付けば、演奏を聴きながら、2年前に訪れた英国の夏の風景を思いだしている自分がいました。ちょうど、昨日の夕刻は、そのあたり外の空気感も似ているような気がして、少し懐かしいような心もちで。
一方、近頃は「エジソン以前の音楽」の楽しみ方に興味が沸いていたところでしたから、そういう意味でも、私にとってたいへん感慨深い時間となりました。

朗読をされた荒井真澄さんとは、その昔ミュージカルの舞台でご一緒したご縁がありました。また、アイリッシュハープ奏者で今回のご案内くださった月輪まり子さん、よき時間をくださったお二人に感謝申し上げます(^^)

2016年9月17日土曜日

通う楽しみ

金曜日は月に何度か、仙台から故郷米沢へ通って、地元のミュージカルグループ『伝国座(でんこくざ)』の指導にあたります。

米沢通いの楽しみは、ラーメンだけではありません。
懐かしいふるさとの景色との再会も楽しいものです。

昨夜は、お稽古場に行く途中、美しい建築物のライトアップと出会いました。


山形大学工学部。現在は国の重要文化財にもなっている旧米沢高等工業学校の本館です。
小学校の頃は、上杉公園にならび、このあたりも不肖ヒロセ純の遊び場と化しておりましたが…ふふふ。
そんな思い出し笑いをするのも、通う楽しみ。

伝国座がはじめて上演したミュージカル『Faith』は、この学校と建物がヒントとなって、冒頭のシーンがつくられました。


2016年9月15日木曜日

大きな木

大きな木が好きだ
片平キャンパスの
メタセコイヤ
このそばを通るときには
いつも見上げながら歩く
秋に色づき
その後間も無くこの葉っぱは
全部落ちる
土になる準備をはじめる
ダイナミックな潔さと
また生まれてくる力強さ
それを
ちっぽけな自分が
見上げている
大きな生命
大きな木が好きだ

2016年9月14日水曜日

おかえり

1989年の初めごろにアメリカで製造されたこのギター。
ギブソン・ダヴ(Gibson Dove)


オリジナルからはペグの交換ぐらいのみで、愛用していたのだが、この春、トップのスプルース単版に楽器としては致命的な、大きな「割れ」が入ってしまった。

やむなく修理に出して5ヶ月。
ようやく今日、手元に帰ってきた。

ためし弾きをすると、
あの懐かしく美しい音色。

「ただいま」と言ってくれた気がした。

そして、
「もうライブはやらないのか」
とも(笑)









2016年9月12日月曜日

『夢現(ゆめうつつ)』&『DANCE DAISUKI』舞台写真いくつか その2

続きです。
お楽しみください(^^♪

『夢現(ゆめうつつ)』&『DANCE DAISUKI 2016 Autumn』
作・演出・振付:梶賀千鶴子
音楽監督:ヒロセ純
出演:SCSミュージカル研究所 マスターコース&プライマリーコース

photo: by Kiyoshi Kashiwaya











尚、皆さまご承知の通り、舞台も舞台写真も私たちの大切な著作物です。くれぐれも無断使用、無断転載などなさらぬようお願いいたします。

『夢現(ゆめうつつ)』&『DANCE DAISUKI』舞台写真いくつか その1

お陰さまで昨日無事に千秋楽を終えた今回公演の舞台。
恒例により写真をいくつかご紹介いたしましょう!
お楽しみください(^^♪

『夢現(ゆめうつつ)』&『DANCE DAISUKI 2016 Autumn』
作・演出・振付:梶賀千鶴子
音楽監督:ヒロセ純
出演:SCSミュージカル研究所
マスターコース&プライマリーコース

photo: by Kiyoshi Kashiwaya











尚、皆さまご承知の通り、舞台も舞台写真も私たちの大切な著作物です。くれぐれも無断使用、無断転載などなさらぬようお願いいたします。
 

2016年9月11日日曜日

初日開幕

SCSミュージカル研究所公演
『夢現(ゆめうつつ)& DANCE DAISUKI』

お陰さまでチケット完売の回も出るなど皆さまのありがたいお力添えを頂き、無事に初日を開けることが出来ました。

ご来場頂きましたお客さま並びに関係各位に心より御礼申し上げます。

本日の公演にお越しいただくお客さま。劇場にて出演者、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

2016年9月10日土曜日

初秋に

事務所近くの空を見上げました。

まだまだ気温は高いけれども、秋の気配。

さて、今日明日の仙台は、定禅寺通りストリートジャズフェスで賑わいます。
そして、同じ定禅寺通の三越ビルでは、今日からSCSミュージカル研究所の公演がございます。

外ではライブ音楽を、そして劇場にて非日常を。
皆さまのお越しをお待ちしております☺

2016年9月8日木曜日

学生前期のナポリタン

昨日は美術館に行ったことをブログに書いて、なんとなく仙台市内の広瀬川にかかる澱橋(よどみばし)界隈のことが気になっていました。
ローカルネタですみません。

唐突ですが、不肖ヒロセ純、ナポリタンスパゲッティが好きです。

私の長い大学生活を前半と後半の3年ずつ(笑)に分けるならば、前半もっとも印象に残っているナポリタンスパゲティは、昨日の美術館の川向いの通り、「角五郎丁(つのごろうちょう)」にある喫茶店「こんちぇると」さんのナポリタン。
因みに後半は「ぴーぷる」という名の仙台市内の荒町(あらまち)商店街にある喫茶店のナポリタン。どちらも名前は英語ですが、表記はひらがな。
昭和の時代は、ひらがなの英語や、英語を漢字にしたような名前の喫茶店が、市内のあちこちにありましたね。

さて、今日は、そんな昨日の余韻を引きずったまま、軽いノスタルジーを抱いておりました。
そこで、お昼に思い切って、今週の公演の準備で事務所に居合わせたSCS研究生K君を伴って、その澱橋界隈を訪ねてみました。

実のところ、K君はこの春静岡から仙台にやってきたばかりなのに「こんちぇると」にしょっちゅう行くと聞いてびっくり。聞けば彼、「こんちぇると」のすぐそば、私が学生時代前期にお世話になっていた「仙台興譲館」という学生寮(現在その寮は近くに移転していている)があった辺りに部屋を借りて住んでいるのだそうです。

お昼過ぎ、K君と二人、「こんちぇると」のドアを開けてお店に入ると、昔と変わらない笑顔のマスターと、お母さんの優しい顔。うれしい!
お母さんはもう90歳を超えられたと聞いてびっくり。今日も変わらずお店の手伝いをされていましたから。
そして、久しぶりにカウンターに腰掛けるれば、懐かしい家に帰ってきたような気分になりました。
昔からのこの家庭的な雰囲気で、学生にも昔学生(笑)もいつも優しく迎えてくださるお店です。

そして、マスターが手際よくこさえてくださった、ザ・ナポリタン!


味の記憶は、一気に時空を超えます。
学生前期によくいただいたナポリタンの味と共に、昔のこのあたりの街並み、同じ釜の飯を食べた友人たちの顔が、蘇ってきました。

今日は、T君がきっかけで、素敵な時間をいただきました。

有り難し。


追記:そんな「こんちぇると」さんについて、もしやと思い検索してみれば、2010年の2月に当ブログで角五郎丁というタイトルで短い記事にしていました。

2016年9月7日水曜日

美術館

残暑厳しきこの頃、気持ちだけでもゲージツの「秋」の気分をと、川内の宮城県美術館に出かけて、裏庭を散歩しました。
裏庭散歩は、いろんな美術作品、オブジジェがあって楽しいのです。実はこの写真の向こう側には広瀬川が流れていて、川向いにあった学生寮にお世話になっていた時期がありました。
この辺りは大学時代のある時期を過ごした懐かしい土地です。



また、美術館や博物館は私にとって、とても大事な場所です。コンサートや舞台作品を観ることは仕事の関係もあって、度々チャンスを頂きますが、劇場以外の場所でも「美しいもの」にはいつも敏感で、貪欲でありたいと思っています。

そういえば、先日、友人の画家、高橋勉氏から個展のご案内を頂きました。


高橋氏とは同い年ということもあるせいか、彼の作品と向かい合ったとき、なぜか自然に対話をしているような感じが好きです。
会場は、藤崎デパートの6階美術ギャラリーということで、SCS事務所のすぐ近く。
今から楽しみにしています。

~新たなる旅~
高橋勉 絵画展
9/15(木)~9/21(水)
@藤崎本館6階美術ギャラリー

2016年9月6日火曜日

『仙台ねこ』お稽古場にて

来年8月に予定されている『仙台ねこ』のお稽古が開始されて1か月が過ぎました。
オーディションを通過した120匹以上のねこさんたち。

先週、先々週と、毎週月曜日は台風の接近などがあると、お稽古場へ向かうねこさんたちの足が少々心配になりますが、持ち前の野生のしなやかさで(?)さーっと、開始時間にはお稽古場に集合してくださいます。
『仙台ねこ』の参加者のエリアは、仙台市内というより仙台藩内。宮城県全域、福島県北部、岩手県南部にまで及びます。さながら「大ねこ会議」!

一方、お稽古場では毎週、少しづつお新しいことがらが追加されてゆきます。また、参加者は、年齢はもとより、プロとアマが混在していますから、未経験者の皆さんには、大変なところがあるかと思います。しかし現時点では、その差分はあまり考慮せず、創作ミュージカルづくりに特化した梶賀先生考案による独自の稽古メニューが進められています。



自戒の念も込めて申し上げましょう。
「やる」とか「がんばる」は、言葉にすることは簡単です。しかし、「やり遂げる」ことは、難しい。
1年後、『仙台ねこ』の幕が下りた時、「やり遂げた者だけが見ることが出来る美しい景色」を、みなさんとともに見られますように。


2016年9月5日月曜日

ひとこと添えて

SCSミュージカル研究所が通年で行っている「SCSリーディング・マラソン」。すなわち読書量のコンテストです。

これは、不肖ヒロセ純が、なかば趣味ではじめたようなもので、「もし、何か本を読んだら短くても良いから感想書いて見せに来てね、もし、まだ字を習っていなかったら、感想はお絵かきでもよいですよ」というかなりユルイ条件のコンテスト。
はじめた動機は、子どもたちが本に触れる時間が減っているように感じた危機感です。年末の納会で、たくさん本を読んだ上位5名をお稽古場で、表彰します。

全く強制しているわけではありませんが、少しづつ本を読んでくれる子が増えています。うれしいことです。中には、数十冊分の感想文をまとめて持ってきてくれる子も。
勿論、持ってきてくれた感想文や絵には、全部目を通します。
そして、可能な限り、それぞれの感想文にひとこと添えてお返しするようにしています。


子どもたちとのやりとりは、楽しいものです。
読書は、彼らのこころとからだ、どちらにも効くクスリだと感じるこの頃です。


2016年9月4日日曜日

ペットボトルのお茶

事務所で仕事をしていたら、スタッフがにこやかな顔で、ペットボトルのお茶を差し入れてくれました。
ありがとう!
…しかし、その笑顔に何か理由がありそうな雰囲気。

指差されたところを見れば…何と、SCSミュージカル研究所マスターコース研究生の名前が!
伊藤園さんの俳句大賞で入賞されたのだそうです。
私はすぐに稽古場に行って、みんなにも報告。そして全員で大きな拍手をして、おめでとう!と祝福しました。

なんか急に親近感が湧いてきたこのペットボトル。飲むのがちょっともったいないなぁ…。
ミュージカル以外でも様々な才能を発揮している研究生がたくさんいます。
それらを聞くにつけ、知るにつけ、全部うれしい。
今日も感動を頂きました~!

 

2016年9月3日土曜日

ひたむきに

日中は、とある社会福祉法人の40周年記念として、SCSミュージカル研究所のミニ・ミュージカル上演協力。
SCSのOBが、社会人になっても共に学んだスキルを生かして活躍してくれていることに、いたく感動!
その大成功を見届けた後、急ぎ青葉区から若林区に移動。知人でフラの先生をなさっている2名が出演するステージを、じっくり観させて頂きました。


本日は、昼も夜も、舞台作品に、表現活動に、ひたむきに取り組んでいる人たちの姿に感動!

明日は、どんな感動に出会えるかな。