2013年9月29日日曜日

公演終了。たくさんのお客さまと、スタッフの皆様ありがとうございました!

2日間にわたるSCS公演を終えて、バラシ(後片付け)も無事に終了しました。


ミュージカルの舞台はいつもその内容や、キャストが注目されがちです。しかし、そこには必ず舞台を支えている方々が存在します。もちろん、出演者の家族を含めて。


今回もキャストは努力を重ねてすばらしい成果をあげてくれました。
と同時に、スタッフワーク、チームワークのすばらしさも忘れてはいけません。


小さな公演ですが、限られた条件のなかで、一生懸命今回の公演を支えてくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。


2013年9月28日土曜日

公演初日!

SCSミュージカル研究所公演「玉響道行/DANCE DAISUKI」初日公演。
たくさんのお客さまにおいでいただきました。
本当にありがとうございました!

本日の主催者カメラにて撮影したものをいくつか掲載いたしま〜す!













玉響道行/DANCE DAISUKI 間もなく開演!

朝から劇場では出演者の場当たりが続いています。
先ほど、ちょっと劇場を覗いてみたらちょうど「玉響道行(たまゆらみちゆき)」の稽古をしていました。

ノーメイクですが衣裳を着けての場当たり。
迫力ありますね〜
本番に向けての真剣さが伝わってきます。


本日の公演は18時から!
場所は仙台市福祉プラザふれあいホールです。

2013年9月27日金曜日

ミュージカル「常長の祈り」チラシ出来ました!

芸術銀河2013ミュージカル「常長の祈り」のチラシ、ポスターが完成しました!
(ダブルクリックで拡大できます)



オンラインチケット(ローソン、ぴあ)は昨日から販売開始されています。
全席指定席です。
良いお席はお早めにどうぞ(^_^)

2013年9月26日木曜日

昼下がりの…

敬愛する友人であり兄貴のようにも思っているS氏のお宅にお邪魔して一献。
氏は、行きつけの魚屋に頼んだと、刺身を用意してくださっていた。
年に何度か、昼下がりから呑みはじめることがある。
昨日がそうであった。
 
 
「人生いろいろあるっちゃね〜」
「まずまず、呑むすかや」
 
二人とも世間や職場や家族のことなどから乖離した無防備な会話で盛り上がる。
下衆な話からアカデミックな話まで、そのベクトルは縦横無尽。
 
気がつくと夜は更けて、東京から来たという古書や古地図などにやたらと詳しい男がひとりテーブルに着いている。会話はさらに活性化していく。
 
目的が有るようで無いような、こんなミーティングが、たまには必要である。
 
 

2013年9月25日水曜日

SCSミュージカルカンパニーソング「ありがとう」リハーサル映像

SCSミュージカル研究所創立以来歌い継がれている「ありがとう」
YouTubeで探しても見つからないんだけど…という声にお応えして、この夏に上演した「繭姫」リハーサル場面からの抜粋映像アップしました。
お時間のある方、ぜひご覧ください(^_^)
作詞:梶賀千鶴子
作曲:ヒロセ純
出演:SCSミュージカル研究所+SCSフェロー

ありがとう
http://youtu.be/qhHGjP9Y4O4



 

2013年9月24日火曜日

ブラスバンド

零細企業のシャチョさんは、連休明けは何かと忙しくなります。銀行での用事を済ませた帰り道、仙台市内の 
サンモール一番町を通りかかると、何やら楽しげな音♪
が響いてきました。
ブラスバンドだ!


仙台市消防音楽隊のみなさんでしょうか、「歩きタバコ防止」のキャンペーンのようです。
思わず駆け寄るワタクシ。息の合った素晴らしい演奏に、一時忙しさを忘れさせていただいたようでした。
かっこよかったなぁ。

ミーハーなワタクシは、もちろんフラッグ隊の演技も見逃しませんでした(笑)


音楽隊の皆さん、偶然とはいえ、レベルの高い演奏で楽しませていただき、よき時間をいただきました。

ありがとうございました~!

2013年9月23日月曜日

図書館 小ネタ

「広瀬」つながりというわけでもないのですが、仙台市青葉区にある広瀬図書館というところの閉館のアナウンスで私の声が流れるようになったという知らせがありました。
 
以前このブログの記事で書いていたのは、このことなのでありました。
 
アナウンスのBGMで流れているのは「カッパダ川」という曲。公募によって作られた歌ですが、その審査のお手伝いをさせていただいたご縁で、こういうことになりました。
ストリングスのアレンジはJUN_harvestのメンバーでもある只野展也が担当。
 
私自身はまだそのアナウンスを聴いていません。
久しぶりに図書館、行ってみようかな。
 
ローカルな図書館の小ネタでございました、ハイ。
 

2013年9月22日日曜日

同窓会

会場にはざっと見渡して850人ぐらいは詰めかけていたであろうか。いや、もっと集まっていたかもしれない。
昨夜、米沢興譲館同窓会に出席した。
すごい賑わいであった。

興譲館の同窓会は「応援団」が活躍する。
学ランを着てエールをきっているのは、もちろん卒業生。


市長(市長という肩書は紹介されない。気が付いたら安部市長が一卒業生のお立場で壇上におられた。出席者は単純に○○年卒○○さんと呼ばれる。同窓会にあるのは卒業年度のみなのだ)に続いて、同級生の山口君によるエール。


お二人とも、かっこえがったなぁ。
マイクなしでも十分に会場の隅々まで響き渡る声。圧巻なのであった。
若い人たちも同様。興譲館応援団の伝統は健在である。

さて、米沢における学問所の歴史を紐解けば、上杉綱憲が米沢藩学館を開いたのが1697(元禄10)年ということであるから、今から316年前のことである。
さらに上杉治憲(鷹山)が細井平洲先生をお招きして「興譲館」を開いたのは、1771(明和8)年ということだから242年前になる。

ということは、今から8年後の2021年には興譲館が開かれて250年、すなわち4分の一千年経つということになるのか…

2011年から3年連続で中秋の名月が満月となっていたそうだが、奇しくも次にそうなるのは、東京オリンピックの翌年、2021年なんだそうだ。因みにその年、私は還暦となる(生きていればね)。月日の流れに想いが巡る。

それはさておき、「同窓」や「同級」というのは、いいものだ。
ついつい無条件で、二次会まで突入。


ぁぁ、気が付けば、ワタクシ、数字は苦手なはずなのに今日は数字の多い記事になってしまった(笑)
実は数字が好きなのかも。


2013年9月21日土曜日

日本酒で応援

SCSミュージカル研究所としても縁の深い南三陸町歌津地区に、震災後様々な支援活動を行ったことは、このBlogでも記事にしてきました。
あれから2年半が過ぎても歌津を応援する気持ちに変わりはありません。
そんな折り、ある方から「歌津」とラベルに書かれた日本酒を頂戴しました。
昨夜はたまたま友人宅のいわゆる「宅呑み」にお誘いを受け、グットタイミングとばかりに、そのお酒を抱えて出かけました。
昨夜の友人たちも、震災後の支援活動に協力してくれた仲間たちです。
近頃は日本酒より焼酎をいただく割合が多かったので、日本酒は久しぶり。
どんな日本酒なのかなと興味が湧きネットで検索してみたらこのお酒の情報がありました。

http://www.m-kankou.jp/recommend/3128.html/

澤の泉さんのお酒なんですね。友人が準備してくれたお料理とともに、美味しく楽しく戴きました。


「歌津」ラベルのお酒を囲み、集まった4人で震災後のそれぞれの話題であっという間に時間が過ぎて、気がつけば時計の針は12時を回っておりました。
(我々も被災者ではあるけれど)できる範囲でまだまだ被災地の応援は続けなくちゃね〜そんな気持ちを抱いたホロ酔い気分の帰り道。
明るい月が夜道を案内してくれたのでありました。
まだまだ復興のためには心を尽くしていかねばなりません。


2013年9月20日金曜日

月夜の録音

見事な「中秋の名月」


昨日は午後から七ヶ浜に出かけていた。
ミュージシャンの山本隆太さんが「被災ピアノ」を使って、録音をするというので録音エンジニアとして参画したためだ。といっても録音は本職ではないので、あくまでボランティアである。


ところで、このピアノのもともとの持ち主は七ヶ浜国際村ミュージカルグループNaNa5931の音楽指導員でSCSメンバーでもあるピアノ教師の鈴木由美さんだ。彼女の実家は七ヶ浜町。実家のピアノはあの日、津波で流された。被災地に置き去りにされていたこのグランドピアノを復活させたのは、シンガーソングライターのMetis(メティス)さん。
その様子は、下記のURLでも紹介されている。

http://www.youtube.com/watch?v=kCCM1XHnhz0

一方、以前からコンサート活動などで七ヶ浜町に縁のあった山本さんは、七ヶ浜への思いがつまった自作曲をこのピアノを使って録音し、国際村パフォーマンスカンパニー(七ヶ浜の子供たち)と一緒に残したいと考えた。
そこで、国際村職員の皆さんとカンパニーのプロデューサーである私は、その録音作業に協力しようということになったわけである。

まず最初にピアノが置かれている中央公民館で録音がはじまった。
ピアノの音を録り終えたころ、そばに停めた車の向こうに太陽が沈んでいくのが見えた。


こうなると、気になってしょうがない。
すぐに東のほうに走ってみると、案の定、お月さんが顔を出していた

中央公民館の隣は、仮設住宅が立ち並んでいる。


その駐車場の上のほうに、まだ暗くなりきらぬ空をバックに、月は美しくかがやいていた。
「中秋の名月」などと言われ、出てくるのをみんなに注目されていたからか、恥ずかしそうに赤みがかった月からは、音楽が流れてきそうに感じられた。

さて、あらかた山本さんのピアノを録り終えると、我々は公民館から七ヶ浜国際村に場所を移し、まずはミュージカルグループ「NaNa5931」のコーラス入れとなった。


続いて、パーカッショングループ「Groove7」によるジャンベ演奏の録音を行った。


録音は、もちろん集中して行ったが、どうしても気になったお月さんを見に、ちょっとだけ国際村の屋上へ登って撮影したのが、冒頭の写真である。

山本さんはとても真摯に音楽を通じて、被災地と向き合ってくれている。
私もそのお手伝いをほんの少しだけできたことが嬉しく感じた月夜であった。

あれから、三度目の秋。 
仙台に戻る車のフロントガラス越しに月を眺めながら、 普段はあまり聴かないショパンのノクターンを大音量で聴いた。
消えない震災の記憶と、震災後に出会った人たちとのあったかいやり取りを思い出しながら。

2013年9月19日木曜日

七ヶ浜公演のチラシできました!

今年の七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー公演のチラシができました。
タイトルはKIZUNAⅡ(キズナ・ツー)




第一部はパーカッションアンサンブルグループのGroove7(グルーヴ・セブン)の演奏
第二部はミュージカルグループNaNa5931(ナナ・ゴーキューサンイチ)の公演
という構成です。

Groove7は、アフリカの楽器ジャンベやマリンバなど打楽器のみで構成されるコンサートの形式が特徴。先日の定禅寺ストリートジャズフェスティバルにおけるフィナーレ演奏参加や、東北はもとより関東、関西における招聘演奏などでも注目を集めているグループです。

また、NaNa5931は、昨年の日生劇場(東京)、名古屋大学豊田講堂での公演などで高評をいただき、七ヶ浜町広報誌の表紙を飾るなど、みやぎ発信の本格的ミュージカルグループとして成長を続けているグループです。

第二部ミュージカルのお話は、七ヶ浜にある馬放島(まはなしじま)のタヌキの家族愛がテーマになっています。KIZUNAそのものは5年前に初演された作品ですが、当時の2幕構成を大きく変更して1幕ものに凝縮しての上演です。
初演から5年を経て、七ヶ浜町も、わたしたちひとりひとりを取り巻く環境も大きく変わりました。改めて今わたしたちにとっても、ほんとに大切なものは何か、忘れているものは何かを見直す作品になりそうです。

チラシのデザインはタヌキのキャラクターはそのままに、小野裕亮君がお兄さんの遺志を継いで作成してくれました。

公演は11月9日~10日

七ヶ浜国際村ホールにて
どうぞお見逃しなく!

2013年9月18日水曜日

ふうっ

秋晴れのもと、事務所にこもり会計、会計!
零細企業ゆえ社長も自らパソコンに向かって伝票打ちをいたします(^_^;)

でも、この作業、私の最も苦手とする分野でありますが、伝票を作成していくうちに見えてくることって、実はとても大切なわけで…。


ぁあ、しかし、こんないい天気の日は、クルマでか~っと、どこかへ遊びに行きたい!ってのが正直なところ。
近々実現してやるぅ(笑)

2013年9月16日月曜日

台風一過の茜色

各地に甚大な被害をもたらした台風18号
交通機関への影響も相当なものでしたね。
特に関西地区以西の皆さまにはお見舞い申し上げます。

私も、朝からニューズや天気予報を注視しながら、午前9時前に本日のSCSのレッスンと、夕方からの「常長の祈り」お稽古の中止を決定しました。

仙台では結果的に、レッスンをやればやれるような状態でしたが、私たちの仕事は、客席に感動を届けることはもちろん「安全に公演活動を遂行する」という前提があります。公演日のみならず、稽古日も同様です。そうした観点からも、やはり中止して良かったと感じています。稽古場に通う生徒や出演者に危険が生じる可能性がある以上、できる限りの安全な道を選ばねばなりません。
(個人的には危険な道ばかりを選んできてしまったような人生ですが(笑)…)

お稽古中止の連絡を100人以上にとる必要があり、朝からスタッフには負担をかけてしまいましたが、緊急時連絡網の整備課題なども見えてきて、リスクマネジメント面での利も得られた気がしています。

さて、中止を決めた「常長の祈り」の稽古時間になったころ、
「あ、何だか外が赤いと思ったら、ビルに反射してるんですね」
と、スタッフの声に振り向くと、 ビルの谷間はご覧のような茜色に染まっていました。


普段は見られないような、不思議な赤い色
写真下部の木の色やアスファルトの色がそれほど不自然ではないことからみても、ちょっと異様な色あいがお分かりになるでしょうか。道行くクルマもまばらです。
明日からは「台風一過」の晴天を期待しつつ、早い速度で流れる雲を見ていました。

ふと、PCのメーラーをチェックすると、
「天気が落ち着いてきたようですが、まだ中止ですか?」
とある外国人参加者からメールが届いていました。
何だかうれしくなりました。

今回のミュージカル「常長の祈り」の参加者は、みなさん熱心です。
特に、外国人参加者の真摯な取り組みには頭が下がる場面が多くあります。
私が外国で滞在したら、同じようにできるかどうかと考えると、自信がありません。その意味でも彼らの取り組みは本当に素晴らしい。と同時に稽古場で彼らと一緒に同じ目的に向かう日本人(特に若年層)にとっても素晴らしい経験を与えてもらっていると感じます。

そんな皆さんのご期待に応えられるように、
今日のお稽古時間を挽回すべく、また来週からスタッフともども、
フルパワーで稽古場と制作に臨んでいこうと思います。

2013年9月15日日曜日

桃色ウサヒ

町長さんと一緒に彼(?)が突然登場したのにはビックリした。
居合わせた朝日中学校吹奏楽部員と、Groove7のメンバーは大喜び。
 
 
ここは、山形県の朝日町。
朝日町と宮城県の七ヶ浜町は震災前から「海の子山の子交流事業」を続けてきているが、震災を経てさらに両町の絆を深めていこうと、昨年「友好の町」の盟約に両町長が署名をした。
これを契機に、文化的な交流も深める趣旨で、本日は七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー「Groove7」とともに朝日町にお邪魔をした。朝日町にある朝日中学校吹奏楽部のミニコンサートとのジョイントである。
そこへ登場した「彼」。町長さんの横に居る朝日町のゆるキャラ「桃色ウサヒ」
小生、かねてよりネットなどで、彼の存在の情報は得ていて、そのキャラ設定のユニークさに感心していただけに、実物を目の当たりにして正直なところ少々興奮した。
 
さて、コンサートの本編。Groove7の演奏の前には、小生が作成した七ヶ浜町の紹介〜友好の町盟約の経緯〜Groove7の紹介(3分程度の映像)を流して頂いた。
 
 
そして始まったGroove7の熱演に、会場からは盛大な拍手が湧き上がっていた。
 
 
これからの両町の発展に大いに期待を寄せ、文化交流事業第一弾の現場に関わらせていただいたことを誇りに思った一日であった。
 
 
あ、前回、朝日町訪問時に気に入った「肉そば」も、
 
 
もちろんしっかりと頂いた(^^;;
 

2013年9月14日土曜日

お座敷三つ

昨日は鳴子温泉→仙台→米沢→仙台と車で移動しながらのお仕事。
前日を含めると2日間で500km近く運転をしていました。
兎にも角にも、呼んでいただける、お座敷がかかるということはありがたいことです。

米沢では「伝国座」のメンバーのお稽古です。
地元に到着すると、まずは弥平さんの「とり中華」にて腹ごしらえ。


実は伝国座にもこの2ヶ月ほどの間に3箇所からお座敷をいただいております。

今月9月28日には米沢市立南原(みなみはら)小学校創立140周年記念式典でのステージ。
10月3日には帝人株式会社創立95周年記念碑前祭。
10月27日は広幡(ひろはた)文化祭でのパフォーマンス。

昨夜はその3箇所分の進行台本を出演者が梶賀センセから頂きました。


そしてすぐに稽古に入ります。
昨年建ったばかりという昨夜のお稽古場(中部コミュニティセンター)は、明るくてとても気持ちがいい!


伝国座の看板を背負って、一人でも多くの方に自分たちの表現をご覧頂き、 地元発信創作舞台への関心を持っていただけるよう。みんな心を込めて稽古に励んでいます。

私は、地域に根ざした創造性のある文化活動を地道に続けていくことが、米沢発展の鍵と強く信じています。


2013年9月13日金曜日

七ヶ浜~鳴子

「KIZUNAⅡ」
11月9日~10日に上演される七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーの公演タイトルです。
5年前に同町で上演されたKIZUNAというミュージカル。家族愛をテーマにつくられた作品ですが、震災後は、よりこの作品のテーマの重要性を関係者たちは認識し始めました。
そして、国際村を拠点として活動するNaNa5931とGroove7それぞれのグループがこの作品に取り組むことになりました。


昨日は、その作品の保護者向け説明会が開かれました。
「KIZUNAⅡ」の詳細や進捗状況については、このブログでも随時ご紹介してまいります。

昨夜の説明会を終えると、私はその足で、西の空の可愛いお月さんを追いかけるように一直線に鳴子温泉へ!
休暇ではありません。東北学院大学下館ゼミ合宿参加のためです。
このゼミでは「俳優修行ゼミ」という名で、毎年シェイクスピアの作品を土台とした学生たちの作品の自主上演がなされるのですが、私は芸術顧問として参画させていただいています。
実は、ゼミのプログラムは朝から行われていたために、会場の旅館大沼さんから、一時抜けて七ヶ浜へクルマを走らせました。

再び、ゼミの会場へたどり着くと、学生たちは食事の時間が取れなかった私のためにカレーライスをつくって待っていてくれました。


合宿は、自炊合宿のため、みんなでつくったカレーだそうです。
おいしかったよ。学生諸君、ありがとう!


昨年もゼミでお邪魔した旅館大沼の女将さん、若旦那さん、大変お世話になりました。
昨日は、鳴子~七ヶ浜と宮城県内を駆け回りましたが、それぞれの場所で充実した時間を過ごすことができました。

さてと、今日は鳴子から仙台へ戻り、これから米沢へむけて出発です。


2013年9月11日水曜日

くノ一

月命日に当たる今日、その時間を、事務所で仕事に充てるのもよいけれど、申し込んでいた整理券をせっかく送って頂いたので、携え市民会館へ出かけた。

思い起こせば、震災後はさまざまな避難所に物資を届けたり、炊き出しのお手伝いや、支援者と被災地をつなぐコーディネートをさせていただいてきた。
そんな中で、印象に残っているのは、避難所において支援物資の受け入れや分配などで、女性が陣頭指揮をとっている場所は、比較的スムーズに運営されていたということである。
全ての避難所を見たわけではないけれども、明らかに男性より的確、合理的な判断をする方々が多かった。



男性と女性では、明らかに「生き延びる」うえで役割が違っていることを何度も感じた。 そのうえで印象的であったのは、その女性たちのほとんどが前面に出ることなく何らかのかたちで男性を支えていたことである。
目には見えねど現場全体の精神的な部分でも大変に重要な役割を担っておられた。まさに、忍者である。
恐らくほとんどの避難所で、男性陣は、いざというときの女性たちの団結力とそのパワーを見せ付けられていたに違いない。 しかも、忍ぶ者すなわち彼女たちはさまざまなつらさをぐっとがまんしながら避難所の運営を支えていた。

くノ一とは、もともとは忍者の隠語だそうだ。女性に対してくノ一呼ばわりすることはいささかはばかれるが、まさに忍者のような働きを目の当たりにしてきた私は、敬意を込めてあえてそう呼ばせていただきたい。

今日のシンポジウムでも、そんな女性の素晴らしさの一端を垣間見ることができた。
小林ベイカー央子さんのお話に出てきた南部裂織のエピソードには、深く美しい東北の女性の精神性を垣間見ることが出来た。会津からいらした横田純子さんの話のなかでは福島に対する愛情、そして福島で子育てをするお母さんの姿の強さを感じた。また、3人目のゲスト、気仙沼の斉藤和枝さんのシンプルな発言には何度か心が動かされた。「漁師の男性って、すごくカッコいいんです」と言い切る姿がまたカッコよかった。

今日のシンポジウムの様子は
9月23日(祝)、9月27日(金) のそれぞれ14:58~15:53仙台放送で放送されるそうです。
ご興味のある方は是非ご覧になってみてはいかが?

2年半。

どうも11日が来ると、時計が気になる。
あれから2年半。

赤ちゃんなら生まれて2年半も経てば、爆発的に言葉を身につけはじめる。
しかし、あの日で時計が止まったこどもたちも多い。
子どもたちの行く末に私たち大人は何が出来るのか。

忘れてはいけない、
至るところでまだ震災進行中なのだ。

目をつぶって、ひととき、祈りを捧げる。

そしたら、行動あるのみだ。


地震から242時間後。
かつて11年間通った南三陸町歌津小学校にて。


時計は、あの時間で止まったままだった。



2013年9月10日火曜日

とりあえず集合写真

11月23日~24日に上演が予定されております、芸術銀河2013ミュージカル「常長の祈り」(宮城県などが主催、会場は東京エレクトロンホール宮城大ホール)。
稽古の様子は、このブログでも時折お伝えして参りましたが、そういえばみんなで写真ってのは機会がありませんでしね~ということで、昨夜は稽古場に居るメンバーだけですが、とりあえず出演予定者の集合写真を撮ってみました!


学校や仕事の都合で昨夜はお休みの方も結構いらっしゃったのですが、いや~、それにしてもほんとに沢山の方々に参加いただいています。予想を超えるオーディション合格者数により、全員での場面作りのための稽古場を、制作スタッフが新たに確保、来月からは何度か広い稽古場(体育館)に移動してのお稽古日もあります。

最良の環境でお稽古していただけるように、プロフェッショナルな制作スタッフが日々努力を重ねてくれています。
ありがたや。

みんな、この後の2ヵ月半、思いっ切り楽しんでまいりましょう!

ミュージカル「常長の祈り」チケットは、今月第4週に発売開始予定です。
全席指定席、2,000円です。
詳しい入手方法などは、決定次第このブログでも発信予定。

2013年9月9日月曜日

オペレッタ「こうもり」無事終了、大成功!

高く爽やかな秋空でスタートした月曜日。


昨日、一昨日と東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて上演されたオペレッタ「こうもり」
この公演でSCSミュージカル研究所は全面的に協力をさせていただきました。

沢山のお客さまにご来場いただきまして、本当にありがとうございました。
そして、終演後には皆さまからの大好評。このお仕事に関わらせて頂いたことを誇りに感じました。
公演は、メインキャストの表現力、演技力がすばらしいかったことは勿論ですが、マエストロ本多先生と梶賀の演出の息がピッタリと合って、テンポよく舞台が進行し、仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏は、それに呼応するように素晴らしいダイナミズムと共に会場を包み込んでいく様子が印象的でした。

このような素晴らしい舞台づくりの機会を頂いき、かつお世話になった皆さまに、SCS代表の立場として、心から感謝申し上げます。そして、今日はこの空のように晴れ晴れと、かつとても嬉しい気持ちであります。

昨夜の「打ち上げ」には、オペラ協会の皆さまによる余興も飛び出して、同協会、仙台放送合唱団、出演者、仙台フィルハーモニー管弦楽団の皆さまなど、それにスタッフが入り混じり、終始和やかな雰囲気。
協会のみなさまのホスピタリティに感動しました。



個性的な出演者の皆さんのリードで、明るく笑いの絶えない大盛り上がりの打ち上げでした。


楽しい雰囲気の中で、舞台づくりのお手伝いをさせていただきましたこと、この場をお借りし重ねて御礼申し上げます。