2018年3月31日土曜日

行山流水戸辺鹿子躍

行山流水戸辺鹿子躍(ぎょゆざんりゅうみとべししおどり)。


世界かき学会会長の森先生から情報をいただき三陸オイスター・フェスティバルという美味しそうな響きに、二つ返事で出かけた仙台市役所前市民ひろば。

そこで初めて拝見しました。南三陸町戸倉地区に伝わる伝統芸能。
江戸時代に鎮魂の目的で発祥したと伝えられるこの踊りは、厳かな部分と躍動感あふれる部分がバランスよく出現し、あたかも人の心の内面を鹿子の全身で、そして全体でさらけだすような深みがありました。
アナウンスで「今日の踊り手は震災の時、中学生や高校生だった子どもたちです」と。
重ねて感動。


尚、鑑賞後大好きなカキフライとビールとちびっと頂いたのは言うまでもありません(笑)
三陸オイスター・フェスティバル(通称オイフェス)は明日も開催されるそうです。
みなさん、ぜひお出かけを!


2018年3月27日火曜日

指導員の研究合宿

昨日から本日にかけて約30時間に及ぶ「SCSミュージカル研究所指導員研究合宿」を行いました。




会場は、仙台の奥座敷と呼ばれる秋保温泉→仙台市体育館プール→SCS稽古場と場所を移しながら30時間に及ぶプログラムを正指導員、指導員、指導員補佐の面々がこなしていきました。


ランニングや、研究発表、読書会、早朝ストレッチ&ランニングなどをこなして、プールでの講習、そして最後の締めくくりは、稽古場にて梶賀センセ直伝の「おはりこタイム」。
あちこち筋肉痛になった人もいたようですが、夕方から夜9時までの通常稽古もしっかりとこなしていました。
さすがです!


2018年3月26日月曜日

異動

この時期になると「人事異動」で、お世話になった方々とのつながりが変化していくことがあります。同時に新しい方々との出会いが生まれる季節でもありますね。

でも、しょっちゅう会っていた方が離れていくのはやはりちょっぴり寂しいものですね。七ヶ浜国際村では、毎週日曜日に「NaNaキッズクラス」というミュージカルの入門コースがあります。このクラスで1年半前の創設以来主任指導員として活躍していただいていた美優先生が、この度、地元を離れられることになり、昨日は、美優先生によるラストレッスン日でした。
美優先生は同町のミュージカルグループ「NaNa5931」の第1期生。これまでに培ってきたミュージカルのスキルと幼児教育の専門家としてのスキルを活かし「NaNaキッズクラス」の立ち上げと後進の指導にに大きく貢献してくださいました。
後任の主任指導員には、同じくNaNa5931一期生の愛理先生にお受けいただきました。愛理先生はSCSミュージカル研究所のダンスキャプテンもなさっていた実力派です。引き続き愉しい「NaNaキッズクラス」になっていくことまちがいなしです。


この日は、国際村事務局長高橋さんの肩に乗ったキッズクラスメンバーSくんが代表して美優先生への花束贈呈のサプライズセレモニーがありました。
外では暖かな春の光が降り注ぎ、国際村の敷地からはキラキラ光る海が見えました。キッズクラスメンバー、そして関係者全員が、ちょっぴり寂しい気分を抱きつつ、新たな出会い、そして希望の未来へと向かう節目の日でありました。

2018年3月24日土曜日

年度末

恒例となりました「NaNa5931年度末成果発表会」はいよいよ来週となりました。

3月29日(木) 19:00~
場所は七ヶ浜国際村ホール
入場無料です。

 

写真は一昨日私たちが七ヶ浜国際村を訪れた時のものですが、どうやら通常レッスン日以外にも、国際村にお願いして彼らが自主的に発表会に向けて練習をしているようです。

「自主的」というところが素晴らしいですね。基本的には舞台上でのフォーメーションや 曲ごとの立ち位置などについても、ある程度、彼等自身によってできるようになっています。

NaNa5931の成長ぶりを一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。

お問合せ:七ヶ浜国際村事業協会(022-357-5931)

2018年3月21日水曜日

お彼岸とのことで

昨日は、よねざわ市民ミュージカル「伝国座」の年度末成果発表会が行われました。
公演ではなく、発表会という形をとって、梶賀先生の総評まで一連の流れをご覧いただくという時間でした。
おかげさまで伝国座を応援していただいている関係者の方々が、200名ほど客席に集まってくださり、大変有意義な発表会となりました。

雪国米沢ですが、道路の雪はすっかり溶けて路面は乾燥しておりました。さらに福島米沢間を結ぶ新しい道のおかげで、仙台からの移動時間はかなり縮まった感があります。

そういえば、お彼岸。と思いたって、発表会の会場へ向かう途中、母の墓前に手を合わせようと菩提寺へ。

ところがご覧の通り。
あちゃー、甘かった(笑)
高い雪の壁が行く手を遮っていました。


仕方なくその手前で手を合わせ、最近の報告と、ここあとの会の成功を祈りました。
4月の雪も珍しくないのが雪国。まだ油断は禁物ですが、この雪の塊がしぼんでゆくのと反比例して米沢のあちこちで桜のつぼみが膨らんでいくことを想像し、風にちょっぴり春の予感を感じつつ、その場を後にしたのでありました。

2018年3月19日月曜日

ジーザス・クライスト=スーパースター

幸運なことに劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』全国公演千穐楽(名取市文化会館)の舞台を拝見することができました。


この作品の1973年初演時は、現SCSミュージカル研究所主宰の梶賀千鶴子さんは劇団四季の文芸部に所属し、訳詞から振付に至るまで日本語版をつくる多くの過程に関わっていたそうです。
因みに当時の日本語版スタッフは、浅利慶太さん(日本版演出)、岩谷時子さん(訳詞)、金森馨さん(美術)、沢田祐二さん(照明)、山田卓さん(振付) という錚々たるメンバー。
鹿賀丈史さんや市村正親さんなどオリジナル出演キャストはもちろんのこと、客席で鑑賞させていただきながら、このポスターのキャッチコピーにもあるようにまさに劇団四季ミュージカルの原点ともよべる状況が生まれていたのだなぁと、つくづく感じ入りました。

作曲はサー・アンドリュー・ロイド・ウェーバー。70年代初頭言うと、不肖ヒロセ純、小学校から中学に上がるころ。私はガキの分際でありながら小学6年の頃には、いわゆるブリティッシュロックやプログレッシブロックに興味を持ち始めていました。当時は将来ミュージカルの舞台に手を染めることになるとは夢実だにせず。
70年代の音楽は私の活動原点でもあるかもしれません。
そんなことも思いつつ、何度目かの『ジーザス・クライスト=スーパースター』の舞台を堪能。幕が下りると自然にスタンディングオベーションに加わっている自分がいたのでした。

やっぱ、変拍子は難しいけどかっこいい。


2018年3月17日土曜日

『ゆきんこのんちゃん』

米沢の雪もだいぶ溶けましたね。
春の宵を「伝国座(でんこくざ)」の愉しい舞台でお過ごしになりませんか。
『ゆきんこのんちゃん』(作:梶賀千鶴子)。
約30分のミニミュージカルです。
入場無料!
皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げておりま~す。

(写真:先週のお稽古場にて)

■日時:3月20日(火)19:00
■場所:伝国の杜ホール(山形県米沢市)
■主催:米沢上杉文化振興財団(Highlights info row image0238-26-8000)

2018年3月16日金曜日

夕暮れの時

今週のはじめ、ちょっと空白の時間ができて珍しく早めの帰宅。
ふと西の空を見ると、夕暮れの美しい色が広がっていました。


堀口大學さんの『夕暮れの時はよい時』という詩を思い出しました。
三好達治さんが『詩を読む人のために』という本の中でこの詩を解説されていますが、こんな夕暮れ時にはその文章も併せて思い出します。三好さんの解説によって私の中で堀口大學さんの作品がより熟していったように感じたものです。

さて、SCSミュージカル研究所で行っている「リーディング・マラソン」に参加してくれている子たちも、本を読んで様々な感想や絵を持ってきてくれています。それらに触れるたび、いろいろな風景を思い出すことがあります。もちろん夕暮れ時の風景も。
子どもたちが持ってきてくれる文章や絵を通じて密かに私自身もその子たちの年頃の感性をちょっぴり思い出します。密かな追体験を楽しみつつ、子どもたちの感性に驚くことも多くあります。豊かな感性は必ずやその子たちに豊かな人生をもたらしてくれることでしょう。そう信じています。

夕暮れの時はよい時。

2018年3月14日水曜日

機会均等?

3日前、日曜日の午前中、SCS事務所にて。
お針子男子2名発見!


2日連続で使う衣裳の直しをしてくれています。
SCSスタッフの針を持つ機会は男女均等です。
勿論、陣頭指揮は梶賀千鶴子センセ!(^^)!

2018年3月12日月曜日

らうたし

今度のSCS公演は、キッズクラスの発表会(^-^)

「らうたし 」ってどんな意味だろ?
その答えは、舞台の上の子供たちの姿に。

なるほどなるほど、 kidsらうたし !

皆さま、4月14日と15日はエルパーク仙台でお待ちしておりま〜す!




2018年3月11日日曜日

感謝

3月11日。
祈りと行動の日です。

お稽古場では朝からキッズクラスの子どもたちの元気な声が響いています。
「日常」の風景。


日常をしっかりと見つめて、
今日を生きられていることに感謝する日です。

2018年3月8日木曜日

ある取り組み

先日のSCS公演にて。
客席のPA席側からのワンショットです。

お判りいただけますでしょうか。客席にヘッドフォンを装着されている方がいらっしゃるのを。


SCSでは昨年暮れの公演から、耳の少しご不自由な方が舞台のセリフや歌を聞こえやすくする取り組みを開始いたしました。

ヘッドフォンをかけてくださっているのは、米寿をお迎えになられたSCSフェローのおひとり。「セリフも歌もよく聞こえた」と喜んでくださいました。

この取り組みは、舞台カメラマンの柏谷さんの発案で、音響スタッフの協力のもとに始めたものです。柏谷さんがNTTにお勤めのころ、聴覚障碍者のためのシステムに携わっておられたそうです。SCSの舞台でも客席でそうした経験を生かせないかと相談いただいたことが発端でした。

その相談に、音響スタッフも快く乗ってくれました。私たちの舞台のお客さまは年齢層が広く、未就学児からご高齢の方までおいでになります。
一概に音が聞こえにくいと申しましても個人差が大きい為、まだまだスタッフも試行錯誤の段階ですが、少しでも良い環境で私たちの舞台作品をお楽しみいただけるよう、工夫を続けていきたいと思っています。


2018年3月4日日曜日

『忘れたい、忘れない』公演写真 2

前回ブログ記事に引き続き、SCSミュージカル研究所公演『忘れたい、忘れない』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽監督:ヒロセ純、出演:SCSマスターコース、プライマリーコース選抜)の様子を紹介いたします。(撮影:柏谷潔氏)
お楽しみください(^^♪








尚、このブログに掲載している写真の無断転用は著作権法により禁じられておりますのでご注意ください。

『忘れたい、忘れない』公演写真 1

昨日から公演開始致しましたSCSミュージカル研究所公演『忘れたい、忘れない』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽監督:ヒロセ純、出演:SCSマスターコース、プライマリーコース選抜)の公演の様子を2回に分けてご紹介いたします。お楽しみください(^^♪
(撮影:柏谷潔氏)








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2018年3月1日木曜日

もっきんバンド始動!

今日から半年間、七ヶ浜国際村で活動する「もっきんバンド」が始動しました。



ほとんどが、マリンバや打楽器は初心者ですが、初めて教えてもらう先生というのは重要ですね。
「もっきんバンド」はプロのマリンバ奏者で元仙台フィルハーモニー管弦楽団の打楽器奏者、星律子さんが指導チームの主任を引き受けてくださっています。


今年の夏にはコンサートも控えており、子どもたちがどんな成長ぶりを見せてくれるのか、いまからワクワクしちゃいます。