2016年3月30日水曜日

お江戸は春。

昨日は、浜松町で電車を降りて、劇団四季ミュージカル『人間になりたがった猫』を観劇させていただくべく自由劇場を目指すと、街路の桜の木々が笑っていました。


劇場の内外で、東京でお世話になっている方々とも、お会いすることが叶って、気分も華やぎました。
お江戸は春であります。




大船渡の港にて

今週初めに岩手県の大船渡市に出かけました。
大船渡港の市場は美しい白い建物になっていました。
雲ひとつない空に白いカモメも飛び交って、なんとも気持ちの良い天気。


震災があった年に、津波の被害を受けた船の上で開催された大船渡を応援するお祭りに賛助出演したことがありました。
2011年8月7日のブログ記事
http://jun-harvest.blogspot.jp/2011/08/blog-post_07.html
あれから6度目の春がやってきます。
今年の七夕には、盛大に港のお祭りが催されるともお聞きしました。
そんな嬉しい話題をいくつか耳にした穏やかな日。

カモメたちも心なしか活気づいて飛んでいたような…

キッズクラス発表会

来月公演のチラシができました~
(ダブルクリックで拡大、右クリックでダウンロードできます)

今年のキッズクラス発表会は、4歳から11歳までのキッズが出演。レッスンで流した1年分の汗と涙を”とおってもキラキラ”の笑顔と元気に変えて、皆さまにお届けいたしま~す(^^♪




SCSミュージカル研究所
キッズクラス発表会
『とおってもキラキラ』


【日時】2016年
4月23日(    ①15:00~  ②18:00~
4月24日(    ③12:00~  ④15:00~
         (各回20分前開場

【チケット】前売り2,300円 当日2,700円(税込・全席自由

【スタッフ・出演】
作・演出・振付/梶賀千鶴子 音楽監督:ヒロセ純
出演/SCSキッズクラス、プライマリーコース応援隊、マスターコース・セレクション

皆さまのお越しを心からお待ち申し上げております!

【お問合せ】SCSミュージカル研究所
〒980-0811 仙台市青葉区一番町1丁目4-30さのやビル3F
        電話 022-224-7051 / ファックス 022-213-7789
        e-mail: info@scsmusical.com
        URL: http://www.scsmusical.com

2016年3月27日日曜日

写真をいくつか~DANCE DAISUKI 2016 Marchより

昨日に引き続き、SCS公認カメラマンK.Kashiwaya氏撮影の『DANCE DAISUKI 2016 March』公演写真をいくつかご紹介いたします!
お楽しみください(^^♪
 (尚、写真はオリジナルのものから解像度を変えてあります。また本ブログに掲載された写真の無断転用・掲載は法により禁じられておりますのでご注意ください)










 『DANCE DAISUKI 2016 March』@エル・パーク仙台スタジオホール
構成・演出・振付:梶賀千鶴子
音楽監督:草薙潤一

 (C)2016 SCS Musical Theatre Company & K.Kashiwaya All rights reserved.

2016年3月26日土曜日

『バベルの塔』リハーサルにて

前回の本ブログ記事にてご案内いたしました通り、SCS公認カメラマンのK.Kashiwaya氏による『バベルの塔』ゲネプロ写真をいくつかご紹介いたします!
(尚、写真はオリジナルのものから解像度を変えてあります。また本ブログに掲載された写真の無断転用・掲載は法により禁じられておりますのでご注意ください)

バベルの塔~大岡信『あだしの』より 
CAST

カエデ(謎の女/中世の女盗賊): 安室夏(やすむろ・なつ)
近江三郎(都市計画家/武士): 亀井貢(かめい・みつぎ)





桜子(中世)/サクラ(三郎の妻): 佐藤花月(さとう・かづき)


子平太(中世)/黒木: 狩野勇人(かの・はやと)
六兵衛(中世)/小林: 眞坂祐貴(まさか・ゆうき)


 

Black Boys: 安倍大夢、狩野勇人、眞坂祐貴、渡部佳徳、佐藤花月、佐々木寛奈

 
原作:大岡信『あだしの』(日本文芸家協会許諾番号203936)
潤色・演出・振付:梶賀千鶴子
音楽:ヒロセ純

(C)2016 SCS Musical Theatre Company & K.Kashiwaya All rights reserved.

劇場入り

昨夜は、劇場にて通し稽古が行われました。

第2部のDANCE DAISUKI から場当たり(舞台以上での位置確認)の模様をちょっとご紹介しますね。
ただし、スマホのカメラで私が撮影したものなので、ご了承ください。




追ってSCSミュージカル研究所公認カメラマンのK.Kashiwaya氏の写真は、いくつかまたご紹介してまいります。お楽しみに(^^♪

2016年3月25日金曜日

いよいよ明日から

稽古場での最後の確認稽古が行われた昨夜。

SCSミュージカル研究所マスターコースの研究生だけで構成される第二部は『DANCE DAIZUKI 2016 March』。



全編梶賀千鶴子先生の振付によるダンスショーです。


やはり、みんな踊ることが大好きなのですね。
リハーサルを見ているだけで、こちらも楽しくなってきます(^^♪


いよいよ明日からはじまります!『バベルの塔 』~大岡信『あだしの』より~& 『DANCE DAISUKI』 2016 March
@エル・パーク仙台スタジオホール(仙台三越定禅寺通り館6F)

日時は
3月26日(    ①14:30~  ②18:30~
3月27日(    ③11:00~(完売)  ④15:00~ (各回20分前開場

【チケット】前売り2,300円(前売り券の販売は終了いたしました) 当日2,700円(税込・全席自由

☆【当日券について】☆
③の公演の当日券はございませんのでご注意ください。
その他の回については受付にて4枚~8枚程度発行予定です。当日券については各回開演1時間前から会場受付にて販売予定です。販売開始時点で購入希望の方多数の場合はその場での抽選販売とさせていただきますので、予めご了承ください。

2016年3月24日木曜日

アンダースタディ

アンダースタディ[understudy]。

オペラや演劇などで使われる、舞台用語です。いわゆる「代役」のことですが、今回の「バベルの塔~大岡信『あだしの』より」では、主演の二人と脇役の3人に、それぞれこのアンダースタディが付いています。

しかし代役と言っても、その場しのぎの代役ではありません。彼らは、作品稽古の最初から最後まで稽古場に張り付いて、本役となる役者の一挙手一投足をくまなく観察し、かつセリフも完璧に入れておく必要があります。
さらに、今回のアンダースタディ各人は、もちろん自分の役も持っています。つまり考えようによっては、これは主役以上に難しい役どころと言えるかもしれません。

写真は、演技や台詞の背景について、演出の梶賀千鶴子先生から『バベルの塔』の役者たちに、課題が提示されている様子。いわゆる「ダメだし」の現場です。


もちろん、アンダースタディとなっている役者たちも、同じようにその課題に取り組み、一つずつ克服していきます。演出家はアンダースタディにも主役と同じかそれ以上のクオリティを要求します。一瞬たりとも気が抜けない、張り詰めた空気が稽古場を満たしています。

『バベルの塔』公演まで、あと2日。
何もなければそれを演ずることのない彼らアンダースタディたちによって、この作品の味わいに奥行きと厚みが与えられているように感じます。

SCSミュージカル研究所の新たな挑戦です。どうぞご期待ください。

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『バベルの塔 』~大岡信『あだしの』より~
      & 『DANCE DAISUKI』 2016 March

【日時】2016年
3月26日(    ①14:30~  ②18:30~
3月27日(    ③11:00~(完売)  ④15:00~
         (各回20分前開場

【チケット】前売り2,300円 当日2,700円(税込・全席自由

【スタッフ・出演】
『バベルの塔』:潤色・演出/梶賀千鶴子 音楽/ヒロセ純  出演/安室夏、亀井貢ほか
『DANCE DAISUKI』:構成・振付/梶賀千鶴子 音楽監督:草薙潤一 出演/SCSマスターコース

皆さまのお越しを心からお待ち申し上げております。

【お問合せ】SCSミュージカル研究所
〒980-0811 仙台市青葉区一番町1丁目4-30さのやビル3F
        電話 022-224-7051 / ファックス 022-213-7789
        e-mail: info@scsmusical.com
        URL: http://www.scsmusical.com

2016年3月23日水曜日

駅にて

客人をお迎えに出かけたJR仙台駅。
駅の東西を結ぶ随分と広い通路ができて、大勢の人々が行き交っておりました。


あまりの変わりように少々驚きました。
思わず撮影した写真を見ると…ここ仙台?という印象(笑)

昭和の時代にあったX橋や地下通路、東側のバラック屋根、狭い通り…
かつて私が初めて降り立った仙台駅の印象がなぜか突然蘇ります。
仙台にはじめていらした方の印象は、この明るく広い仙台駅のイメージとなるのでしょう。

近代的な風景へと変貌した東西通路のオープン。それはかえって私をノスタルジックな気分にもさせるのでした。


能舞台と新ベニスの商人

連休を利用して、シェイクスピアカンパニーの『新・ベニスの商人』を観劇してきました。

会場は仙台市内にある能boxと呼ばれる稽古場施設。
倉庫を改造した建物の内部には、標準的な能舞台を一回り小さくした舞台がしつらえてあります。

会場は満席。すべての回がソールドアウトという人気ぶりに、微力ながらもこのカンパニーを旗揚げ時から応援している者のひとりとして嬉しくなりました。


エンディングでのシャイロックの扱いは、あっぱれ。
文字通り『・ベニスの商人』でありました。

能や狂言は、あらゆるものを極限まで凝縮した演劇と言われています。その日本が誇る演劇が上演される能舞台で、シェイクスピア作品が凝縮され、時に軽妙洒脱な演出によって日本の伝統と融合されていくように感じました。しかも東北の世情をしっかりと織り込んで。

劇場を出ると、卸町を通る風に季節が変わりゆく匂い。
いのちが一斉に芽吹き花咲き始めるこの時期にふさわしい、
さわやかな後味を残してくれた作品でした。

2016年3月20日日曜日

DANCE DAISUKI

今朝の河北新報に『バベルの塔』の記事掲載頂きました。
河北新報をご購読の皆さまにおかれましては、是非朝刊の娯楽面をお読み頂ければ幸いです。


さて、そのバベルの塔は二本立て公演のひとつです。同時にSCSダンスショー『DANCE DAISUKI』が第二部として上演されます。
昨夜はそのリハーサルの現場に潜入してみました。
これは通常「スタッフ総見」と呼ばれている稽古で、当日の技術スタッフチーフが集合して流れやタイミングを確認します。場合によってチーフたちは納得のいくまで稽古場に入って確認しながら照明や音響、転換などのプランを練ります。


出演者たちも、メイクなどは省略しますが、衣裳や小道具など、出来るだけ本番に近いものを使用してリハーサルに臨みます。


今回の『DANCE DAISUKI』は、マスターコース研究生が中心の舞台。マスターコースからは、これまでに劇団四季やその他の商業演劇、ミュージカルに出演するプロフェッショナルも多数巣立っています。


おかげさまで毎回好評を頂くこのショー。SCSダンサーたちは、稽古場でもほんとうに嬉しそうに踊り続けていました。まさに、DANCE DAISUKI!
今回もバラエティに富んだ選曲で、スピード感と迫力あふれる、そしてちょっぴりじ〜んとくる65分です!
舞踊劇『バベルの塔』と併せて
ダンスショー『DANCE DAISUKI』もどうぞお楽しみに\(^o^)/


2016年3月19日土曜日

ちいさな成果発表会

ミュージカルグループのNaNa5931、そしてパーカッショングループのGroove7が所属する七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーは、今年で活動開始から15年を迎えました。

この2つのグループ、毎年、年度末にちいさな発表会を開催します。
それぞれに工夫を凝らして、短い時間ながらも内容の濃い、客席からも大きな拍手の沸き起こった発表となりました。


NaNa5931では、宮沢賢治の『双子の星』を原作とした『ふたごの星』(脚本:梶賀千鶴子、音楽:ヒロセ純)を、すべて自分たちで振付し、みんなで演出や衣裳を工夫しての発表でした。


私たちの手を借りずとも、メンバーが力を合わせて作品を仕上げてくれた『ふたごの星』、実に見事なものでした。



一方、パーカッショングループのGroove7は、ミュージカルの発表を一緒に観た後に、ホールロビーに準備した楽器群を使用して、こちらも素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
変拍子の難しい曲も、難なくこなす彼らに、大勢のお客さまが、拍手を贈ってくださいました。


こうした発表会においては「公演」という形態をとらずに行っているために、照明や音響については、国際村スタッフの皆様のご協力が不可欠です。今回も大いなるご協力を頂戴いたしました。
国際村の皆さまはじめ、町内の多くの方々に支えられての節目の年。

来年度以降は、これまでに七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーに蓄積された様々なスキルとノウハウを、今度は国際村や町の皆さんと活用していくフェーズへと移行してまいります。
この国際村の事業で育ったメンバーが、今度は町の子どもたちの芸術分野での指導者として活躍できるような、新たなプログラムをスタートさせます。

今後も引き続きNaNa5931やGroove7の活躍、そして新たに誕生する「もっきんバンド」 に、ご期待頂ければ幸いです。


2016年3月18日金曜日

狂言

また昨日はブログ書くのをサボってしまいましたが、観劇はサボってませ~ん(笑)
今日は野村万作さん、萬斎さんによる狂言の公演に出かけてきました。


会場は満席。聞くところによると立ち見券もすべて売り切れになったそうです。番組は「清水」と「仁王」でした。
古典芸能は専門家ではありませんから内容についてあれこれコメントする立場にはありません。今日は、純粋に客としての観劇です。
しかし、一言だけ感想を記させていただくと、今日の万作さんの立ち姿を拝見した時に、じわっと涙腺が緩みそうになりました。それは言葉で言い現わすのは難しいけれど、つまり、日本に生まれてよかったなあと。お能と狂言には、何かいつも舞台表現の「原点」のようなものを感じてしまいます。

客席は全体的に舞台に向かってリスペクトが感じられる雰囲気に溢れ、お二人の芸に呼応して、満場の笑い声が何度も。

また拝見できる機会があることを願いつつ、会場を後にしました。


2016年3月16日水曜日

「筋肉に宿る知性」

昨日はブログ執筆をサボってしまいました。
けれども、舞台を観ることはサボっておりませ~ん(^^♪

昨夜は東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて、劇団四季のコーラス・ラインを観劇。


そういえば、昨年の暮れ、新人スタッフのK君が「岩手を旅行していたら昭和村ということろで梶賀センセのお名前を発見しました!こんなところでもお会いできてびっくり!」と、写真をメールで送ってくれていたのを思い出しました。
確かに浅利慶太先生と並び、梶賀先生のお名前が見えます。(写真はクリックで拡大可)


これは、1979年初演キャストでしょうか。キャストには市村正親さんをはじめ、錚々たるメンバーのお名前が連なっております。

以前、梶賀センセは、コーラスラインをつくった故マイケル・ベネット[Michael Bennett (1943–1987)]氏から、直接指導を受け、その時にマイケル氏が筋肉に宿る知性、軟な頭脳」という言葉をよく用いていたと申しておりました。
このミュージカル作者、演出家であると同時に自身が、ダンサー、振付師であったマイケル氏の実に奥深い言葉です。

40年近くを経ても色あせない、ダンサーの奥義とも言っていい言葉。
SCSミュージカル研究所のメンバーもマスタークラスのほとんどがこの作品を観劇しました。
彼らは、先のマイケル氏の言葉を受け取っている梶賀センセを師としています。筋肉に宿る知性、軟な頭脳」を肝に銘じて、今日からさらに奥深い表現研究の旅を続けてくれるものと期待しています。


2016年3月14日月曜日

おかげさまで会社設立25周年(=^・^=)

お陰さまで、SCSミュージカル研究所の管理運営会社である(有)純クリエイションは、本日25周年を迎えました。平成2年(1990年)の10月にSCSミュージカル研究所を立ち上げ、翌年の3月に管理運営会社を設立しました。

今日は、創立記念日ということで会社は休みなのですが、稽古場には「どうしても自主稽古がしたいのでお願いします」というSCSマスターコース研究生たちが朝からちらほら。みんなほんとに稽古熱心です。

思い起こせば、長いこと稽古場と事務所は別々にありました。事務所は、広瀬川沿いのマンションの3区分を借りて、一部衣裳部屋にも使用してました。

今は稽古場も事務所も同じオフィスビルに入居していて室内には植物と人間しかおりませぬが、当時はオフィスに「事務所ねこ」たちがおりまして、よく仕事を手伝ってくれたものです(笑)


↑事務所猫の長老だった故「ロクさん」。僕の仕事はいちいち細かくチェックしてくれていました。ロクさんの向こうに見えるのは甘えん坊だった故「カムちゃん」。


↑やんちゃ坊主のくろねこ「まめ」。ちょっと目を離すとキーボードを打ちまくり、画面は意味不明な状態に(-_-;)。 この「まめ」と白猫の「あお」は、今でも梶賀先生の自宅で元気ににゃん生を謳歌しています。


↑これは、貴重な写真かもしれません。創作の現場です。日付から推察するに、クリスマス公演の台本執筆作業かも。
向こう側で梶賀センセが、広告かカレンダーか何かの裏紙にマシンガンのごとく原稿を書いて、それを流れ作業でPCに打ち込み、台本化している現場。
こんな時もロクさんは、作業が終わるまで、しっかりと見守っていたものでした。
そして、こんな風にして書かれた新作台本(もちろん上演されたもの)は、25年で150本以上になりました。不肖ヒロセ純もこれまで何曲書いたのやら…すでに忘却の彼方。

そんなこんなを思い出しながら、比較的静かな一日を過ごした創立記念日。

今月は弊社の決算月であり年度末でもあります。明日からは次の25年へ向けてのスタートです。
なぜか来年度以降も引き続き「ねこ」にはご縁がありそうな予感がしています。


2016年3月13日日曜日

キッズクラスに思う

SCSキッズクラスの「日曜コース」をのぞいてみました。
4月には、年に一度のキッズクラス発表会が控えています。
今日は、レパートリーのお稽古がずいぶんと進んでいるようです。


この発表会の詳細は、決定次第このブログでもお知らせしてまいりますね。

さて、英国人のイザベラ・バートさんが書いた『日本奥地紀行』によれば、昔の日本人は、子どもをめちゃめちゃ可愛がっていたようです。彼女が日本を旅したのは1878(明治11)年のこと。地方に行けばまだまだ江戸時代の名残があった時代でしょう。その本の中では、バートさんをして「私は、これほど自分の子どもをかわいがる人々を見たことがない」と言わしめるほど、当時の日本人たちは子どもを楽しんで育てていたようです。

バートさんについては、以前、このブログ記事でも「こどもと劇場~ウエストエンドの断片(3)」ならびに「読破なるか」いうタイトルで、ちょっと触れたことがありました。

私たちも、子どもに接するときには、バートさんが観察したころの日本人のようでありたいと思っています。


2016年3月12日土曜日

心に刻む

その姿を見ながら「人は、人に支えられて生きるものだ」ということを、改めて感じています。
稽古場に居ても、稽古場の外に居ても。
今日、2016年3月12日も、忘れられない日となりそうです。
娘よ、卒業おめでとう。

2016年3月11日金曜日

雪がはらりと舞い

あれから5年目の今日。
七ヶ浜町での追悼式典から仙台でのメモリアルイベントへ、掛け持ちで3.11の式典イベントに出席した。


同じころ、仙台の稽古場ではあかねちゃんの写真をピアノの上に飾って、梶賀先生を先頭に居合わせたメンバーが黙とうを捧げてくれていたようだ。写メが届いた。


さて、式典を終え七ヶ浜国際村を出たときに、
ほんの短い時間、

雪がはらり、はらりと舞った。

「ああ、あの日も雪が降った」
と、思った。

それは
あの日から会えなくなっている人が
忘れないでね
ありがとね
と、言っているようで
さらに
さらに
空を見上げた

国際村では、NaNa5931の子どもたちが立派にコーラスを務めてくれた。客席で、子どもたちの声を聴いて涙するすかたも、ちらほら。
一方、仙台の県民会館では、SCSミュージカル研究所の子どもたちが「想いを未来へ」というイベントでフィナーレの合唱サポートをさせていただいた。


どちらの子どもたちも、立派に務めてくれた。
このところ、どこに居ても、TVもラジオも震災関連の話で、息苦しく感じていたが、子どもたちのコーラス&パフォーマンスは、そんな憂さを一掃してくれる魔法の時間となった。


ありがとう
忘れないよ

きっと、そちらまで聴こえたんですね