2015年10月31日土曜日

カレー

私には一人だけ「甥」が居る。その彼が20歳を過ぎ、お酒も飲めるようになったというので、仙台でははじめて一緒に食事をしてみた。


友達も誘っていいよと言ったら、明朗闊達な好青年と一緒に来てくれた。
呑みっぷりも食べっぷりも若者らしく、私にも急に息子が出来たような気分になって、楽しい時間を過ごした。

一緒に食べたカレーがすごくうまかった。

日ごろこの年代の青年たちと接する機会も多いが、舞台やミュージカルと関係のない青年たちとの話も、なかなかに面白く、教えられることも多かった。



2015年10月29日木曜日

ごちゃごちゃすり抜けて

昨夜、友人との会食会場へと急ぐ途中の藤崎デパート前あたり。 仙台市の地下鉄東西線の開業まであとひと月余りとなった青葉通りでのこと。
その工事のために歩きにくい舗道を気にしながら「それにしてももう何年もこんな状態、早く元の爽やかな印象の青葉通りになってほしいものだ」などとちょっぴり機嫌を損ねていたところ…

なんと美しいお月さんと出会った。


「Woo!きれいなお月さん、こんばんは。こんな通りの景色でも、君の顔が見えるだけでなごむよ。 ありがとう」

私は少し機嫌が良くなった。

ごちゃごちゃした通りをすりぬけて、
しばらく歩いてたどり着いた馴染みのお店。
友人との情報交換も兼ねた会食は、
有意義で楽しいものとなったのはいうまでもない。

2015年10月28日水曜日

足もとを見る

「足元を見られる」とか「足元をすくわれる」というと、マイナスイメージな言葉でありますね。一方、ビジネスの世界では「景気は足元堅調」なんて表現も…。

てなことを考えながらの出社途中、
自分の足元を何気なしに見てみました。

ほう!
朝の光を背に受けて、自分の影が地面にくっきり。


これを見れば、不肖ヒロセ純、
結構足が長いじゃあ~りませんか(笑)
理想の体型

そんな夢想を抱きつつ、爽やかな秋空のもと、


現実の足元確かめながら、一歩一歩進んで行こうと思うのでありました。

2015年10月26日月曜日

倉庫の側で

久方ぶりの酒田にて
独り歩きの秋の朝
倉庫の屋根の三角越へて
山から海へのひかり美し
ああまた今日も生きて始まる
君想ふ故に我在り


2015年10月25日日曜日

劇団四季「美女と野獣」仙台公演、開幕!

個人的にも心待ちにしていた「美女と野獣」仙台ロングラン公演。本日めでたく開幕しましたね。

仙台でこのレベルの作品を観ることができるということは、意義深いものを感じています。
とにかく、エンターテイメント性の非常に高い作品。

今回はSCSミュージカル研究所出身の柏谷巴絵(かしわやともえ)さんも初日から出演していますよ。


宮城県民会館の外にある看板(出演者が居るという訳ではなく「看板」です)も、記念の写メ撮影者で、人だかりとなっていました!


百聞は一見に如かず。
皆さま、是非一度ご覧になってはいかがでしょうか?



2015年10月24日土曜日

外気温は8℃くらいですが

今週は移動の多い一週間でありました。
昨夜は米沢のミュージカル劇団「伝国座(でんこくざ)」のお稽古場に。基本レッスンのメニューをこなすと、梶賀先生に見て頂く形で、今度この稽古場(愛宕コミュニティーセンター)の文化まつりで上演する出し物のお稽古をいたしました。


彼らの稽古に対する真摯な取り組みと、地域への積極的な貢献にはいつも頭がさがります。

流石に米沢は仙台よりも少々寒く、町にはあちらこちらに紅葉がみられました。
普段、私たち指導陣は、伝国座の稽古場に入る前に、シンプルな米沢ラーメン(醤油味)を夜ごはん代わりに頂くことが多いのですが、昨夜は珍しく、みそ味の米沢ラーメンを頂きました。
これが、スタッフ全員納得の味!


外の気温は8℃ぐらいでしょうか。
熱いどんぶりにつかまって、ふーふーとほっぺをふくらませて皆で麺をすすります。
これからますます、ラーメンの美味しい季節ですね。


2015年10月22日木曜日

美術館にて

乃木坂にある国立新美術館に、友人の絵が出展されているというので、観に行った。

そこで、ある若者と互いの「夢」について語り合う時間を得た。


のどかな秋の陽に、
無機質な曲線が美しく見えた。

2015年10月21日水曜日

出講

飯田橋にある東京理科大学の施設(MIP)に出講しました。


同大学 大学院教授の宮武先生からのご依頼をいただき、昨年からお引き受けしたゲスト講師としての出講。今回で3回目になります。宮武先生は、東北学院大学で私が担当している「文化プロデュース」でもお世話になっている方です。

今日も学生さんは、大変熱心なまなざしで私の授業に取り組んでくれていました。
そして授業終了後にはなんと、出席者全員からコメントや質問を頂きました。
さすが大学院ですね。中にはかなり高度な質問もありましたが、先ほどメールにて、すべての皆さんへ私なりの回答をお送りしたところです。

学生さんたちとのやりとりは、私自身も大変勉強になることがあります。
今まで気づかなかったような発見に至る場合もあり、こうした機会を与えて頂いていることをとても幸せに感じています。と同時に、益々舞台制作、創作業務に精進を重ねなければと気持ちを新たにする機会にもなりました。



身体気遣い

東京にて。
午後2時過ぎの時点で歩数計が1万歩を超えていた。
仙台に居ると、私の場合かなり意図的にしか達成出来ない歩数。東京に居たほうが健康的なのかも(笑)


それにしても東京では、人々がよく歩く。そして、よく走る。

半蔵門のFMラジオ局のビルではこんな看板も見かけた。


皇居の周囲を走るランナーたちには結構有難いサービスなのかもしれない。

一方私の趣味がランニングになることは、今後とも期待薄だけれど、チョロチョロと街を歩くことが、なぜか震災後は多くなった。
ガソリン不足で一時的にクルマを使えなかったことも、きっかけのひとつだったであろう。

冒頭の歩数計は、近ごろそんな私の「歩くモチベーション」となって、フロントガラス越しでは得られない楽しい刺激を日常にもたらしている。


2015年10月19日月曜日

珈琲

時折、この景色が突然観たくなる。


iPPOくんのコーヒーやさんの前を流れる小川の景色。
どんな季節に訪れても美しい表情を見せてくれる。

一昨日お邪魔したiPPOくんのお店。イケメンなオーナーの一歩君とは、彼が中学生の頃からの友人である。コーヒーの話題もさることながら、彼との音楽の話題も楽しい。そして豆の素性を見抜いている彼が淹れるコーヒーは、いつも美味しい。とにかく、気に入っている。

不肖ヒロセ純、学生時代に仙台市内のコーヒー専門店で4年ほどアルバイトをしていた経験がある。そのこともあってか、未だにコーヒーは良く飲む方だと思うのだが、心身ともにリラックスできるコーヒー店はそう多くない。そういえば事務所の近くのお気に入り珈琲店は、今月ついに閉店してしまった。


一方、iPPOくんの店にたどり着くまでの道のりは「まさか、この先にコーヒー店などあろうものか」と思わせる。街のなかでは絶対に味わえないちょっぴりアドベンチャー感が漂う。そこがまたよろしいのである。
コーヒーも風景も必ず満足できるイッポ君のコーヒー店。みなさまの秋のドライブコースのどこかに組み込まれてはいかが?

Cofee iPPO
http://www.coffee-ippo.com/

〒987-0902
宮城県登米市東和町米谷字南沢156-1
営業時間 11:00〜19:00
定休日 毎週月曜日/第2・第4火曜


2015年10月18日日曜日

防災庁舎の4年半

東京から10年来の友人が訪ねてくれた。
二人で事務所近くにある「喜助本店」の牛たんを食べたあと、久しぶりの南三陸町へと、クルマを走らせた。

今回の彼の訪問は被災地へ行くことではないのだけれど、震災後も何度か仙台を訪れていてくれていることもあり、久しぶりに行ってみようということになった。

南三陸町の歌津地区には、1991年ごろから2006年ごろまで、地元の郷土芸能の指導やミュージカルの指導で通い続けた経験がある。したがって、その途中にある志津川の防災庁舎あたりは、慣れた道…の、はずであった。

ところが、道を間違えてしまった。

この半年ばかり、訪れていなかったこの場所は、昔の町のなかあちらこちらに、ピラミッドのように高い防潮堤の建設が進んでいた。人の姿の代りにダンプカーの車列が土ぼこりを上げている。

ようやくたどり着いた防災庁舎の前で、私たちはしばし無言で立ち尽くしていた。


傾きかけた秋の陽を浴びた鉄骨を見ながら、
様々な想いが私の胸を去来した。

地震の後に、はじめてここを通ったときのショックは、今も忘れていない。

下の写真は、震災後10日目の様子。


水や食料などの支援に始まり、避難所へ昔町民のみなさんと作ったミュージカルの歌を出前したりと支援活動をつづけた。

しかし、当時は何度ここに来ても、手を合わせる気持ちにはなれなかった。
なぜならまだ、ここで最後まで防災無線のマイクを握っていた、友人のたけちゃんが、どこかで生きていると信じていたから。2011年の夏。まだ瓦礫は残っている。


けれども、やはりもう気持ちを切り替えていかなければいけないのだろうと、 思い始めたころ。
震災から1年が過ぎた2012年の春。


片づけられた周囲の瓦礫。防災庁舎の向こうには、まだ志津川病院が見えていた。

…そして昨日。


防災庁舎の前から、海の方に目を移してみると、この先に海があるという気配はなくなってしまっていた。
あの町はほんとうにもう無くなってしまったのだね。

寂しすぎるけれど、これが津波被災地のあちこちで、普通にみられる光景。

私はますます言葉が見つかりにくくなっている。


2015年10月16日金曜日

場当たり

舞台関係のお仕事またはイベント関連のお仕事をなさっている方ならば「場当たり」と言えば、何をすることなのか、すぐにお分かりなのだと思います。しかし、それに「的」をつけて「場当たり的」となれば、一転してネガティブなニュアンスになります。
つくづく日本語は面白いし、奥深いなぁと思うのであります。

さて、昨日は七ヶ浜でのお稽古日。七ヶ浜国際村では、NaNa5931のメンバーが、来月行われるミュージカル公演で開場直前に披露予するウェルカム・パフォーマンスの「場当たり」をしておりました。

「ウェルカム・パフォーマンス」は、お客さまにとって、今から演技する出演者たちを事前に間近で見ることができるということもあって、毎年人気のイベント。創立以来14年続けています。


勿論こちらの「場当たり」は、舞台用語の方です(^^♪
出演者も我々指導陣も、場当たり的なやり方では、作品を創っていくことはできません。
ひとつひとつの場面を確実に「場当たり」しながら、進めていきます。

昨夜は、音楽にシンクロさせて、それぞれのポジションを確認しながらの歌と踊り。
子どもたちの元気な声は、国際村の施設いっぱいに響き渡っていました。

今回の公演、私は制作と音楽で関わっていますが、こうした子どもたちの元気な声で、ますます仕事をやる気が出てきます。名前の通り、単純な男ですね。
そして、なによりも、我々のような立場の者たちは、こうして現場にいることが重要であることを改めて感じたひとときでありました。

2015年10月14日水曜日

うし

どうでもよい話題なので恐縮ではありまするが不肖ヒロセ純、牛好きです。

丑年生まれのせいでしょうか、 牛に関するものが好きなのです。
勿論、牛乳も大好物。
半世紀を超える乳飲歴のなかでも、特にガラスの瓶には沢山の思い出が。
小学生まで住んでいた家の隣が、牛乳を加工する工場だったこともその原因のひとつかもしれません。


とにかく「牛乳瓶」は、私にとって愛しいアイテム。
なかでも、こんな牛乳瓶のシェイプはたまりません。
フタが紙製だったりすると、そりゃもうしびれてしまいます。
これは子どもの頃には、宿題の工作に使ったり、近所のガキどもとの遊びの場面では、メンコや飛び道具にも変身していたすぐれもの。


一方、昨夜のとある駅前酒場では、音楽関係の友人たちとの楽しき語らい。
乾杯のビールの後には「え〜と、じゅんさんは、次の飲み物何にしますか〜?メニューにカルアミルクありますね」などと言われ、それなら勿論!と迷うことなくそれを2杯も発注した私。

一昨日の芋煮会でも、無意識に、牛肉の入った「山形風芋煮」のほうに先に手が伸びてしまう私。


うしさん、ほんとにありがとう。
あなたによって今日も私は生かされています。

2015年10月12日月曜日

芋煮会

まったき秋空のもと
SCSミュージカル研究所「大芋煮会」開催。
秋保温泉にほど近い、森林公園にて。今年は約60名の参加。加えて(山形人や仙台人にゃあたりまえな)「芋煮会」にはなじみの薄い、九州男児も参加。

マイナスイオンを浴びながら、「山形風」「宮城風」2種類のなべをつくって、皆でおいしく満腹。


右が宮城風(味噌味・豚肉)、左が山形風(醤油味・牛肉)

  

鍋は先発隊のおにいさんおねいさんたちが準備と味付け。そこに、お父さんお母さんがお手伝いに入っての共同製作作品。


味の最終確認は芋煮会幹事の藤田センセ。


いただきまあ~す!


緑のなかで、みんなでわいわい食べる芋煮は、おいしいおいしい!


ウワサでは7敗食べた強者も(笑)


家族もセンセもともだちも、みんなまざって美味しく楽しい時間。



お外で食べるって、なんだか楽しいね。


みんなおかわりしたのかな。
遊びたくってちょっとそわそわ。


たべたら、あそぶ。


またあそぶ、


それぞれに、あそぶ


とにかくあそぶ。
ゲームの画面じゃ味わえない感覚!


ちっちゃい子どもは芸術家。


半径2メートルぐらいのものを集めて、
ごちそうをつくってくれました。

タイトル:「やまのサラダ」


コショーにはお砂をつかっています。

あそびかたを教えなくても、あそぶ。
そうしてあっという間の昼下がり。
山の日暮は早いから、
ほうら、木の影が伸びてきたよ


そろそろみんな帰ろうか。


2015年10月11日日曜日

SCS正指導員とキーツの詩

SCSミュージカル研究所のお稽古場では、主宰の梶賀センセが執筆や出張などで不在となる時もあります。
そんな日の稽古場を覗きに行くと、ちょうどひとつのクラスの区切りの時間でした。指導員が研究生にアドバイスや事務連絡を行っています。


実は、今月からSCSミュージカル研究所では、女性3名男性1名、計4名の「正指導員」を任命しました。全員SCSで10年以上の舞台経験を持ち、かつ梶賀センセから実力と指導力を認められた者たちです。
「正指導員」という名称を用いるのはSCS25年の歴史の中では、初めてのこと。文字通り梶賀センセと藤田センセの右腕として稽古プログラムや舞台作品作りをサポートしていきます。

SCSのレッスンでは、年齢による区別ではなく、舞台経験の数、レパートリー数などにより、重層的な指導プログラムが組まれます。公演活動を軸とする指導プログラムが特色ですが、これまでにプロの舞台人を育てる場としてSCSを運営したことはありません。
創立の理念については、別の機会に譲るといたしまして、結果的に数多くのプロフェッショナル舞台人を育て続けている梶賀センセの教育方法そのものを、組織的に表現していこうとする試みが始まっていることは事実であります。
それは、ひょっとするとこの「正指導員」を核とする若い才能たちが中心となり「梶賀メソッド」のようなかたちで、あっという間に現実のものとなるやもしれません。

一方、稽古場は魂を磨き、美しさを追求していく神聖なる場所です。

そんなことを想いながら、稽古場でみんなの様子を見ていると…ある一節が浮かんできました!

A thing of beauty is a joy for ever.

(John Keats: "From Endymion")

唐突ですみません。キーツの有名な一節(告白すれば、学生時代私の専攻はキーツの時代の詩でした)です。
不肖ヒロセ純、近頃昔読んだ本のフレーズを突然思い出すことが多いのです。きっと年を取ったせいでしょう(笑)
小生のブログ読者には、小学生もいるので、ちょっと訳してみましょう。
重ねて唐突ですが、これを直訳するのも味気ないので、日本国東北地方ののこのあたりの言葉で訳してみましょう、

「うづぐしいごとつぁほいづはいづま~でもたのしいってごどなのっしゃ」

あはは。ひらがなにすると難解な言葉にみえます。

因みに上記のひらがな訳、厳密にいえば「ほいづは」に対応する単語は原文にありません。かつ標準語にはない発音、独特のイントネーションやストレスは、文字だけでは表現しきれません。
けれども、東北弁には、どこか相手を思いやる、相手に考える隙を与えるような優し気な「間」というか、たゆたうような間が、会話の中に一瞬現れるときがあります。 (ネイティブが上の訳を発音するとそうなるはずです)
こんな東北弁を、英語やフランス語、ドイツ語などに変換できるようになる、しなやかな「感性」が、これからの日本の若者が持ってくれたら素敵なことです。

インターネットが益々一般化し世界中のインフラが整備されれつつある今、今日稽古場に居た彼らの舞台は、地球そのものとなりましょう。
そうしたなかで「真の国際人」の条件は、母国のことを母国語でしっかり説明できる、というところから生まれるのではないでしょうか。況や舞台人を哉であります。

奇しくも正指導員が任命されたのは10月1日。
25年目のSCSミュージカル研究所創立記念日でありました。

たくさんの、たくさんの方々に支えられながら、
稽古場におけるあらたな四半世紀の始動です。

2015年10月10日土曜日

差入れ

10月10日。世の中は今日から3連休の方も多いとか。
しかし、お稽古場では通常通りにメニューが進行し、研究生たちが熱心にミュージカルのお稽古を重ねています。

私はといえば、事務作業の休憩時間を利用してちょっとお散歩(笑)
今日と明日は近所にある東北大学片平キャンパスにて「片平まつり」なるものが開催されていました。ちょっと覗いてみると、大学らしい楽しげな実験やゲームがキャンパス内の至る所で企画されていました。


しばらく学内を巡っていると、やたらと子どもたちの楽し気な姿が目につきます。すると、私の場合、まるでパブロフの犬のように、次第にお稽古場で汗を流している、かわいい子供たちの姿が瞼に浮かんでくるのであります。
「そうだ、稽古場に差し入れしよう」 …とりあえず自分の見学は途中で打ち切って、フードコートにて焼きそばとお好み焼きを買いました。そして、それを温かいうちに稽古場へ!と思い、両手で抱えながら、小走りで片平キャンパスを後に。(ふぅ、よい汗をかきました。)

稽古場に入ると、ちょうど本日3つ目のクラスのストレッチが終わったところ。そこに居合わせたのは20名ほどの研究生たちです。思ったより人数が多いので、差し入れとしては全然足りない量ではありましたが、早速大学生のお姉さんたちが分けてくださって、何とか一口ずつぐらいは、みんなのお口に入ったようです。


幸いに研究生のほとんどは、好き嫌いはあるかもしれないけれど、大体が何でも食べられる子どもたち。暫しインターミッション。たとえちょっぴりでも、大勢で食べるって、楽しいようですね。みんな大きな笑顔とおおきなお口で賑やかなひとときとなりました。

すっかり食べ終えるとみんなごちそうさまのご挨拶をしてくれました。
そのあとは、誰かが「青のり歯のチェック~」などと言いながら、うがいなどをして、みんなでまたお稽古に戻ったようです。

明日もまたお稽古がんばろうね!


2015年10月9日金曜日

ねこる

先週末。「駅コン」の下見を終えてスタッフは自転車で事務所に戻るという。梶賀さんはチャコットに寄ってから事務所に戻るというので、万歩計のカウンター数を稼ぐべく(笑)、つきあって遠回りをしての戻り道。

すると、事務所近くの「サンモール一番町」商店街では、時々イベントをやっている。
先週は、クラフトワーカーが集結していた。


案の定、梶賀センセがひっかかったのは、ここ。
病気で「寝込む」と言う表現があるが、私の場合、野良猫の前や、こうして猫に関するものの前でところかまわず立ち止まっている状態もしくはその行為を「ねこる」と」呼んでいる。
「ねまる」という東北弁ともかけているところがミソ。

左様に「ねこって」いたセンセは、あっという間にお皿のようなものをひとつ購入していた。


ブースの名前には「陶ネコ」とある。
福島県は須賀川を拠点に活躍するアーティストさんだそうだ。
ひとつひとつが手書きという猫たちは、それぞれの表情があって楽しい。

陶ネコたちの表情はこちらのページからも観ることができる。
http://nekoto-utuwa.jimdo.com/

何しろこの、ねこっている方、SCS主宰の梶賀センセは、劇団四季ミュージカル「キャッツ」日本初演(1983)の演出補を務めていたほどの猫好き(笑)。

気が付けば、当社社員やスタッフで猫を飼っている人の割合が高い。
センセは、事務所に戻ると、早速居合わせたスタッフに、今しがたの買い物を自慢していたことは言うまでもない。


2015年10月8日木曜日

秋桜

「秋桜」と聞いて山口百恵さんの歌が浮かぶ世代の一人が私です(笑)

今週米沢の実家にてちょっと奥羽本線沿いの遊歩道を散歩。
ススキが風に揺れて、空は秋空。
遠くに見える吾妻山は、上の方から少しづつ白くなっていくはず。

♪うすべにのぉ~こすもすのぉ~
などというメロディが頭をよぎります。


殆ど何も考えず(考えないようにして)歩く道。
幼いころから馴染んでいるこの景色をちょっと撮ろうと、
カメラを取り出しちっぽけな感傷を抱きつつ、
構図を探っていると、
ふいにシャッターに触れてしまいました。
と、その瞬間、風と共にひとりの秋桜が、

わたしも入れて~
 と、横からフレームイン!


あはは、かわいいやつだ。

結局構図は決まらず、
写真はこれでよしということにしたのでありました~。


2015年10月7日水曜日

準備

仕事に追われるという言葉は決して使いたくないと思いつつ、現実との乖離に悩ましいのでありまして、何事も準備がしっかりできればなぁ、といつも感じながらの毎日を過ごしています。

この春にも魅惑的な姿を見せてくれたサクラの木。
この木は、通りすがりでは見ることが出来ない場所にあるのですが、とても気に入っている一本。ひさしぶりに行ってみました。


葉は紅葉の準備をしているようにも見えます。
さくらの葉は紅葉ほど派手ではないのですが、少し赤みががったり黄色っぽかたりの色づきだったと記憶しています。わざわざ秋に桜を見に来ることはないので怪しげな記憶ですが。

半年前はあんなに華やかで美しい色をした花を誇っていたのに、少々寂し気な感じもいたします。しかしふと思ったのは、この木の内部ではさらに半年後の美しき開花の準備を今から始めているのだろうな、ということでした。

自然の摂理といえばそれまでですけれども、時系列に沿って、毎年これほど確実に開花準備をする桜。桜に限らず植物という生き物の偉大さをあらためて考えてしまいました。

人間にはとても真似ができません。

さて…
いろいろと準備がまだまだ足りない私は、
オフィスに戻ることといたしましょう。