2018年10月31日水曜日

深まる

お昼に教室を出るとパラついていた雨も上がってお日さまが。
しかしヒンヤリとした風を感じました。
朝の気温も10℃を割ったりして、秋が深まっていきますねぇ。


紅葉や落葉は、植物たちにとっては「春への準備」でもありますね。
落葉樹は落葉しなければ生きられない。新しい葉っぱを生み出す準備です。

今日はラジオで「平成も残すところ半年。」というフレーズを聞きました。
つまり平成最後の秋。
そして、この木たちが新緑となる頃には新元号となっているんだなぁ、などと少々感慨深く。
我が来し方行く末を想うのでありました。


2018年10月27日土曜日

満月

毎週通っている七ヶ浜町。
お稽古場となっている七ヶ浜国際村のすぐ下には小豆浜(あずきはま)と呼ばれる美しい浜があります。

お稽古の前にスタッフと短い時間浜の新しい堤防に立ってみました。
明るく幻想的な満月の浜辺です。


この町に通い始めて18年。
当時の小学6年生が30歳になるぐらいの年月です。
私自身はまったく成長が見られませんが、ウイスキーなら結構いいお値段になるぐらい通っているのだとふと思った月夜でありました(笑)

2018年10月21日日曜日

地図を片手に

オフィスでは長時間座って仕事をすることが多いので、運動不足。そこで、時折近所をうろうろ散歩することがあります。今日は地図を片手に30分ほど昼下がりのお稽古場周辺。

いい天気です。
おっと、地図と言っても本日使用したのはちょっと変わった地図。
正確にはスマホで動く「仙台時間地図」というアプリのお世話になりました。
このアプリのなかに「明治40年発行_最近実測仙台市街全図」というのがありまして、これを参照してみました。おもしろいのは明治時代の古い地図がGPS対応になっていて、古い地図上に現在位置を示してくれるというところです。
明治40年というと1907年。夏目漱石、芥川龍之介、有島武郎、内村鑑三、永井荷風、高村光太郎、谷崎潤一郎などが生きていた時代です。いやぁ~すごい時代だったのですね。

写真は地図のリリースから110年余りを経た平成時代の今日。国分町通りの一番南の端に立ち、かるいタイムトラベラー気分を味わっているところ(笑)


江戸時代は奥州街道として仙台のメインストリートであったこの道は今もまっすぐなままに残っているのがお分かりになるでしょうか?


この道のずーっと先の突き当り、即ち北の端には青葉神社があります。
因みに、この古い地図によれば、青葉神社手前の右手には競馬場があったようです。またこの写真を撮った背後は現在東北大学の金属材料研究所になっていますが、明治の地図では「宮城監獄分監」とありますね。その後ろが第二高等学校(現在の東北大学片平キャンパス)。記録によれば、魯迅が仙台医学専門学校(東北大学医学部)に入学したのは1904年(明治37年)とありますから、まさにこの地図のような街並みであったことでしょう。魯迅さんもこの道を何度も通ったに違いありません。彼の下宿のすぐそばには片平小学校。これは昔と変わらぬ位置のようです。そして、そのとなりの現仙台地方高等裁判所は「宮城控訴院」と書かれています。

昔、この街道はどんな賑わいを見せていたのだろうか、いったいこの道をどれだけの人々が行き来したのだろうかなどと思いを馳せつつ、秋の高い空の下、短いお散歩楽しみました。

2018年10月18日木曜日

東京駅にて

東京駅は訪れるたびに変化があるように感じます。オリンピックを控えているせいでしょうか。工事もあちらこちらいつもやっていますね。
時間調整がてらたまたま通りがかった丸の内側でみつけたお店で軽く食事。
このあたりはグランスタ丸の内というところらしいですね。
その名も「汁や」というお店。


これがなかなかおいしい汁物でした。
十穀米とのセットのやつを頂きました。

美味しく食べられるということは、実はすごいことです。
直前に赤坂で観たミュージカル『生きる』。


原作の黒澤明監督の同名映画は昔観ていましたが、初のミュージカル化された作品を拝見して、改めて黒澤映画の奥深さを感じました。市村正親さん主演の回、これまたその深さを表現して余りあるほどの市村流かつ一流の演技。特に2幕はわが頬に伝うものを禁じ得ませんでした。

あったかい汁物を頂きながら、僕が余命を宣告されたらどう生きるんだろうか
とお椀につかまりながら改めて考えていた東京駅。
平成最後の秋。


2018年10月15日月曜日

秋の童話

先月、梶賀センセの愛猫「燿子ちゃん」がお星さまになりました。
燿子ちゃんは、昨年95歳で旅立たれたセンセのお母さまがとりあげて育てた猫です。
23歳という、猫の世界ではかなりの長寿を全うされての旅立ちでした。

さて、秋になると思い出す童話は宮澤賢治さんの『どんぐりと山猫』。
このおはなしに出てくる猫は空を飛びます。
先日のコンサートでは、その『どんぐりと山猫』をテーマに作った曲を、SCSの子供とともにステージでご披露しました。
歌いながら「燿子ちゃんは今頃どのあたりを飛び回っているのかなぁ」などと想っておりました。


舞台では、スライドや動画をつかって表現することもありますが、今回はセンセの発案で子どもたちが、私のつくった歌詞にあわせてお話が進むような演出を施して頂きました。
まるで「みんなのうた」の舞台版(笑)
楽しい時間でした。

2018年10月9日火曜日

JUN_harvest with SCS Concert

10月7日~8日、沢山のお客さまと共演者の方たちの熱意、スタッフの皆さんの大きな力に支えられて、4年半ぶりのコンサートを無事に終えることができました。
関わってくださった全ての皆さま、ほんとうにありがとうございます。


舞台カメラマンの柏谷潔さん撮影の写真で舞台の様子を少しだけご紹介いたします。







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2018年10月1日月曜日

ありがとうございます。無事終了。

帝人株式会社100周年記念米沢イベントのなかでご披露いたしましたミュージカル。満場の拍手を頂戴して無事に終えることができました。


1918年、米沢に誕生した帝国人造絹糸(現在の帝人)によって、絹糸の代わりになる人工の糸、日本初の人絹(ビスコース法レーヨン糸)が生まれ、事業化された。その設立者の一人、秦逸三(はた・いつぞう)を軸に描かれたミュージカル『Faith』。
今回の上演を通じて、私もあらためて大正時代の米沢とその風土に思いをはせる機会を頂きました。

出演は、米沢のミュージカルグループ「伝国座」。





オープニングナンバーの『オーヴァーチュア―』から早速会場に拍手が沸き起こり、また終演後は沢山のメンバーがお客さまから「感動した」「美しかった」「すごい」などとお褒めの言葉を頂いておりました。

そうしたお客さまからの言葉が私たちの活動の源です。

関係のすべての方々に厚く御礼申し上げます。