2017年5月24日水曜日

大入り

お陰さまで、米沢でのミュージカル『梵天丸』公演、無事に終了いたしました。
米沢に通いはじめてから、気が付くと9年も経過していました。

公演は大盛況。


満席となったことから、出演者やスタッフに主催者から縁起ものの「大入り袋」が渡されました。


山形新聞、米沢新聞と、連日地元新聞の記事にもしていただき好評をいただきました。
この場をお借りして、主催者、スタッフ、出演者、ご家族、関係各位に心から御礼申し上げます。

2017年5月15日月曜日

梵天丸の母

昨日は母の日でしたね。
皆さまはどんな一日を過ごされたのでしょう。

さて、山形県米沢市で来週20日(土)~21日(日)に、伊達政宗の生誕450年を記念して上演予定のミュージカル『梵天丸』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:上田亨)は、お陰様でチケットが完売で、当日券の発行予定もないという状態だそうです。
制作者の一人として、大変ありがたいニュースです。
そんなミュージカル『梵天丸』。昨日の米沢市におけるお稽古では、梶賀先生が「梵天丸というミュージカルを生んでくださったお母さん」という名目で、出演者からプレゼントを頂くというサプライズもありました。

この山形県における『梵天丸』もそうですが、私が梶賀先生とともにSCSミュージカル研究所として関わって制作中の作品は、宮城、岩手など仙台以外の土地でもいくつかあります。よって結構移動の時間も長い。周囲の皆さんからは「お忙しいでしょう」とお気遣いを頂きますが、どれも楽しい作品作りです。

けれども、夢中になりすぎて身体を壊してはいけません。安息、養生、大事ですね。所謂いのちの洗濯。先月は英国行きという幸運に恵まれました。今月は無理かな、と思っていたところ、私の不在を埋めてくれる優秀なスタッフに支えられていることに感謝。先週は14時間ほどの空白発見。こりゃ思い立ったが吉日、「温泉」でしょう!

そこで早速自分のための非日常的時間をつくることに。ネットで行ったことのない温泉を物色。
今回は、梵天丸にちなんで「伊達家」「文豪」などのキーワードで検索して見定めたお宿を予約しました! その名は、青根温泉「不忘閣」。以前、東北学院大学の下館和巳教授からこの温泉に纏わるエピソードをお聞きしていたことも選択の決め手でした。

結果。いやぁ、それはもう、一言では説明できない、いいお湯と歴史あるお宿でした。
大変癒されました。

米沢生まれ不肖ヒロセ純、久々の本人登場であります!髪の毛寝ぐせのままですが。ぷぷぷ。(上田亨氏撮影)


さて話は戻って、その「梵天丸」という名前。これは伊達政宗の幼名です。
米沢に生まれ、25歳まで米沢藩の領主として活躍した戦国大名。

人には誰しも父と母が居ますね。伊達政宗公だって同じ。
梵天丸の父は伊達輝宗、母は義姫というお方でありました。

それにしても不思議なことがあるものです。今回、その旅館にある資料館を女将さんに案内していただいているときに出逢ったのが、梵天丸の父母にゆかりのお品。ビックリしました。
写真は、輝宗公の甲冑義姫様のお化粧道具


偶然とはいえ、今回のミュージカルにも登場するお二人。
舞台では、母と子の印象的なシーンもいくつか登場致します。
そして、目の前にあるのは、梵天丸の母君がお使いになったもの…
なんだか強い「えにし」を感じつつ、しばし見入っておりました。

充電完了。


2017年5月6日土曜日

浮世絵ねこの世界展

河北新報社さんなどが主催し仙台駅東口で開催中の浮世絵ねこの世界展

展示されている生き生きと描かれた浮世絵ねこの数々を鑑賞したのち、物販コーナーでねこグッツをしっかり買い込みご満悦なのは梶賀千鶴子主宰(SCSミュージカル研究所)。


何しろ彼女は筋金入りの猫好き。ご自身もずっと猫を飼っていらっしゃるほか、いつも何かしら猫に関連するものを身に着けていらっしゃいます。何しろ、劇団四季時代は『人間になりたがった猫』の脚本や、ミュージカル『キャッツ』日本版初演(1983)時は、演出補として公演実現に貢献したおひとりでもあります。

会場では、今年仙台で上演予定の梶賀千鶴子書き下ろしミュージカル『仙台ねこ』のコーナーも設けられ、可愛い仙台ねこシャープペンなども販売されています。今のところ『仙台ねこ』グッツはここでしか買えません。

浮世絵ねこの世界展については、下記URLをご参照ください。
http://www.tbc-sendai.co.jp/tc_event/special/cat2017/index.html


2017年5月3日水曜日

桜の幻想

連休初日の米沢にて。

午前中は穏やかなお天気で、ちらちら舞う桜の花びらを楽しめていたのですが、午後からお空には怪しげな雲が立ち込めて、強い風が吹き始め、あっという間に荒れ模様の空。
風にあおられて散った花びらは、上杉公園のお堀の水上に、はらはらと重なってゆきました。

まるで桜の海。
動きの速い雲の対比と相まって、
軽いめまいを覚えるような、
幻想的な一瞬。


2017年5月2日火曜日

可祝屋さんのラーメン

米沢通いを続けるなか、なかなか行く機会に恵まれずにいたお店。
ついにやってきました!
先週、伝国座代表の松田氏を先頭に、伝国の杜ホールから歩いて約10分ほど。辿り着いたのは、ラーメン屋さんというよりは、米沢でも有数の料亭であり、お蕎麦屋さんでもある「可祝屋(かしゅくや)」さん。
創業三百年の老舗です。

見事な一杯でした。
「ザ・米沢ラーメン」と言って過言ではありません。
足しても引いてもいけないと思わせるほど圧倒的なシンプルなスタイルと驚くほどコクのあるスープ。
われわれスタッフ全員舌鼓を打ちました。


お店の方に
「37年ぶりに来ました。変わらない味に感動しました」
と申し上げたところ、
「覚えていてくれたんですね、どうもおしょうしな(ありがとう)」
と。

可祝屋さんのラーメン、大学の頃、高校剣道部同窓会の折に頂いたのが最後だったと思います。お店の方とのさり気ないやり取りは、私を一気に十代のあの頃へタイムスリップさせたのでした。