2014年11月29日土曜日

きらきらの瞳に想ふ

今日はSCSミュージカル研究所「プライマリーコース」の稽古場を覗いてみました。
来月のクリスマス公演向けの練習に余念がないようです。まずは、正確な振付を覚えることからはじまります。梶賀センセやSCSの指導員から歌やダンスを教わるとき、子どもたちの真剣なまなざしが印象的でした。


「プライマリーコース」は、今やSCSミュージカル研究所の各コースの中ではキッズクラスを抜いて最大派閥(笑)。キッズクラスと違うことは、梶賀センセのミュージカルに出演するチャンスがあるということ。一方、お稽古場にお父さんやお母さんはいません。したがって教わったことはその場で納得するまでやるしかありません。自分のことは自分でやらなければなりません。
「楽しい分だけ、自分でやるべきことも増える」ということを少しずつ稽古場で体得して、(誰も助けてくれない)本番の舞台に臨む力をつけていきます。


舞台に立つときは、必ずひとりひとりに「役割」があります。昨夜の米沢のけいこ場でも想ったのですが、きらきらとしたこどもたちの瞳の奥には、その役割=キャスティングを全うしようという意気込みと楽しさがいっぱい詰まっているように感じます。だから多少厳しいお稽古でも嬉々として取り組んでいけるのでしょう。
稽古場の子どもたちの世代と私の年齢はどんどん離れていくばかりですが、そんな目的意識をしっかり持っている子どもたちの瞳の輝きをみていると、私は、あらゆる面で「益々がんばらなくちゃ」と思うのであります。

しかし、何をがんばるのか…稽古場での子どもたちのきらきらの瞳に出会うときは、同時に自分の不甲斐なさを痛感する瞬間でもあります。
とにかく、私もまず何か目標を…
やるべきことは、寝る間もないほどありますが、喫緊の課題は我が身のシェイプアップと体力づくりかな(笑)。来月のクリスマス公演は私、ヒロセ純も出演いたします!

2014年11月28日金曜日

東へ西へ

さきほど車の走行距離メーターを見たら、昨日と今日で650キロメートルほど走行していた。
そういえば昨日は盛岡、今日は米沢。うまくいけば盛岡から七ヶ浜経由で仙台に戻ろうとしていたから、昨夜それを実行していればもっと走行距離はのびていたのかな。

運転している時間も2日間合計で、10時間くらい。しかし、仕事とはいえ元来ドライブが苦にならない私は、クルマでの移動はけっこう楽しいのだ。
おひさまの光の具合、夕焼け、お月さん、空の色…とにかく走るクルマの窓から見える景色は刺激的だし、好きな音楽をじっくり聴く唯一の空間でもあるからだ。

そして、何より移動した先には、僕らを待っているたくさんの顔がある。
本日の伝国座の稽古場も感動的だったなぁ。


昨日は盛岡の帰りに七ヶ浜のスタッフから「無事稽古終了」の写メが届いた。センセが不在でも、しっかりと課題をこなして報告してくれる指導者、生徒たちに感謝。身体を2つとか3つにわけることが出来たら、各地へ同時に会いに行けるのにな。

そんなことを考えながら、今日も我々は東へ西へ。

2014年11月27日木曜日

江戸前の粋なご褒美3年目

先週末の七ヶ浜ミュージカル公演では、がんばった子どもたちのためにと、東京から本格江戸前のお寿司屋さんが駆け付けてくださいました。
世田谷にある「寿司屋の宮城野」さんです。


名付けて「チーム宮城野にぎり隊」.。 親方を含めて総勢9名の方が、築地で仕入れた極上ネタを満載にしたクルマで早朝に東京を出発。
「子どもたちに江戸前寿司を食べさせたい」と、七ヶ浜到着後も休む間もなく準備をしてくださいました。


笑顔が印象的な親方とNaNa5931のつながりは、実は2012年の日生劇場での七ヶ浜ミュージカル「ゴーへ」公演に遡ります。
当時の写真です。


プロフェッショナルしか上ることの出来ない日生劇場の舞台。その日生劇場50年の歴史の中でも初めて、素人のミュージカルグループが単独公演をさせていただいたときの写真です。
その実現までには、子どもたちを陰で支える数えきれないほど多くの方々のご支援がありました。
震災後、国際村ホールではじめて上演されたミュージカル「ゴーへ」(梶賀千鶴子作)は、 プロ中のプロたちの支えと、(以下敬称割愛ご容赦ください)公益財団法人ニッセイ文化振興財団、NPO法人レスキューストックヤード、 宮城県、経団連加盟各企業など、数多くの団体や個人の皆さからのご協力を得て、この日生劇場はあったかハートのお客さまで満席となりました。
このことは、津波被災地の子どもたちにとって、そして七ヶ浜町にとって、当時どれだけ大きな希望となったことでありましょう。その後、この写真は七ヶ浜町の広報誌の表紙を飾ったほどです。

そして、その時、日生劇場の打ち上げに駆け付けてくださったのが、宮城野のにぎり隊の皆さまです。



さらに、このご支援は、その時だけにとどまらず、なんと翌年2013年の七ヶ浜でのNaNa5931公演にも、駆け付けてお寿司のご提供を頂きました。普段から魚をたくさん食べている七ヶ浜町の浜っ子たちも「おいしい!」を連発していた、素晴らしいお味でありました。
これは、昨年のにぎり隊の皆さま。


そして、3年目の今年、まさかおいでいただけるとは夢にも思っておりませんでした。
なぜなら、100名を超える人数分のお寿司を東京から持ち込んでいただくということは、素人の私たちでも、その費用と労力の大変さが容易に想像がつくからです。

しかし、親方はやってきてくださいました。


しかも東京から自分で車を走らせて。 疲れた顔ひとつお見せにならず、笑顔をたたえて。
しかもこ~んな上等なネタを携えて。


子どもたちも、おはりこーずも、スタッフも、みんなきらきら目を輝かせて、にぎり隊の皆さまが握る江戸前最高級のココロが込められたお寿司を、お腹いっぱい頂きました。


いつか、この子たちは、江戸前の寿司職人さんが東京から何時間も車を走らせて、お寿司を食べさせにやってきてくださった凄さがわかることでしょう。


そして、その時、また前進する力が湧いてきたり、次の世代へ何かを伝えてくれる行動をとってくれるのかもしれません。


オトナも子どもも美味しいものの前では、みんないい顔になります。



見てください、この笑顔に僕もやられてしまします。ポケットからそっとハンケチを取り出さざるを得ません。


宮城野の親方。被災地の子供たちに対し、3年にもわたる一点の曇りなきまごころのご支援に、深く深く感謝を申し上げます。






2014年11月26日水曜日

お米も作る音響さん

長年おつきあいのある山形在住の音響エンジニアO氏。
新鮮な野菜とお米を届けてくださいました。
なんてったって山形の豊かな自然とメリハリのある気候で育った無農薬の自家製!
今朝の収穫、今朝の精米!



野菜もお米も、ホンモノには深い味わいがあります。
最高の贅沢。今から食べるのが楽しみ!


そういえば、震災後の野菜不足の時も彼にはずいぶん助けられました。
Oさん、雨の中すいません、ありがとうございます!

今度またPAもお願いします!(笑)

2014年11月25日火曜日

SCSクリスマス公演!

早いですねぇ、来月の今頃はもうクリスマスケーキも食べ終えて、一気にお正月ムードが高まっていく時期ですね。
そ、そうなんです。今年もやってまいりました。恒例のSCSミュージカル研究所クリスマス公演!もちろん今年もやりますよ!
そして今年は公演の中日に、ヒロセ純が久しぶりに弾き語っちゃいます。
来年は、SCSも創立25周年を迎えることから、創立時からのSCSミュージカル・ナンバーを、歌が生まれた時点「ありのままde」のスタイルで、ギター弾きながら、歌っちゃうという企画です。
現在、その選曲中。


久しぶりの弾き語り。今からすでにワクワクとキンチョーが入り混じった不思議な感覚。
ミュージカルのほうでは今年も「白の王さま」で出演予定。もう20年も続いているシリーズですが、ずっと出演し続けているのは、私ともう一人だけになってしまいました。
あと30年ぐらい続けたら伝統芸能になるかしらん(笑)。
どうぞ、おたのしみに!


SCSミュージカル研究所
2014年クリスマススペシャル公演概要

演目その1

SCSミュージカル研究所オリジナルミュージカル
クリスマスって大変!シリーズ第20
『ぶんぶんと雪之丞~ありのままde~』
SCSのクリスマス公演といえばもちろんこれ。毎年末恒例となったクリスマスって大変!シリーズも今回で20回目をむかえます。


演目その2

SONGS from SCS
ヒロセ純のギター弾き語りコンサート。柏谷巴絵はじめSCSメンバーをゲストにSCSミュージカルナンバーの原点を探る。

日にち: 20141221日(日)~23日(火・祝)
ぶんぶん         21日(日)       11:00~、②15:00
SONGS           22日(月)       18:45
ぶんぶん         23日(火・祝) 11:00~、⑤15:00

場 所 :仙台市福祉プラザ ふれあいホール
チケット:前売2,160円、当日2,700円(消費税込、全席自由)

お問い合わせ先:SCSミュージカル研究所事務局〔022-224-7051
主催: SCSミュージカル研究所
制作: 純クリエイション

2014年11月24日月曜日

写真をいくつか(3)

ミュージカル「たゆたとうの不思議」から、
写真をいくつか、その3。(リハーサル写真含む)








写真をいくつか(2)

ミュージカル「たゆたとうの不思議」から、
写真をいくつか、その2。(リハーサル写真含む)









写真をいくつか(1)

ミュージカル「たゆたとうの不思議」から、
写真をいくつか。

尚、七ヶ浜国際村事業協会のフェイスブックページにおいてもいくつか写真が掲載されておりますので、そちらも併せてお楽しみください。









ももこ、飛びました。

七ヶ浜ミュージカル公演に集中していてブログ更新が2日ほど滞っていました。この間ブログページを訪問していただいた皆さま更新怠慢ですみません。
お陰さまで、2日ともほぼ満席のお客さまに恵まれました。東北はもとより、東京、名古屋、遠くは鳥取県からもNaNa5931の舞台を観においでになったお客様もいらっしゃいました。ほんとうにありがとうございました。

さて、その七ヶ浜での新作ミュージカル「たゆたとうの不思議」は、客席の涙を誘いつつ、子どもたちの笑顔で締めくくられて、無事に終了いたしました。


この場をお借りいたしまして関係各位に心より御礼申し上げます。
皆さまのご期待にお応えできますよう出演者、スタッフ一同、益々精進を重ねてまいります。
今後とも、変わらぬご声援のほどよろしくお願い申し上げます!


2014年11月21日金曜日

楽屋鍋

なんと、演出家と音楽家が仲良く並んでキッチンに…


私の周囲だけなのかどうかわかりませぬが、音楽家で料理の得意な方は多いですね。


ここ、七ヶ浜国際村には敷地内にさまざまな施設がありますが、ここは「食の工房」というところです。さまざまな「鍋」料理が次々と生まれています。


そして、炒め物や


あ、たこウィンナーも!


サラダっぽいお料理も…



昨夜は、七ヶ浜のミュージカルづくりの現場で指導員の発案で、七ヶ浜国際村の職員の方々も交えての楽屋鍋…のつもりが、楽屋じゃ匂いが残るってんで、急きょ「食の工房」をご提供いただき、音楽スタッフのYちゃん中心にお料理大会!と相成りました。
お弁当もいいけど、鍋パーティーなんかもすぐにできちゃうところが国際村のすごいところ(笑)

この日は、局長さんの奥様から手作りパンの差し入れもいただだき、


最年少指導員のRちゃんが綺麗に切り分けてくれました。

もちろん、お料理はすべて最高のお味でございました(^^)/
指導スタッフも英気を養って、全員一丸となって最後の仕上げに臨みます。

ミュージカル「たゆたとうの不思議」は、いよいよ明日から!