2020年10月24日土曜日

行きたしと思へども

いぎりすへ行きたしと思へども
いぎりすはあまりに遠し
せめては古き地図をみて
きままなる旅にいでてみん。

替え歌ならぬなんちゃって「替え詩」で遊んでいます(^^)
元ネタは、ご存じ萩原朔太郎先生の『純情小曲集』より。
何せ純情の純ですからね。

コロナにて『旅上』ならぬ「無常」でありますなぁ(笑)


2020年10月22日木曜日

活路

七ヶ浜のお稽古場。
本来であれば、来月はミュージカル公演のはずでしたが、今年はその定期公演を断念しました。コロナ禍です。

しかし、お稽古はゆっくりと開始しています。メンバー全員来年の公演実現を夢見て…。

先週までは

1、マスクの全員着用(稽古中も)
 
2、施設入り口での検温

3、入り口ならびに休憩時間でのアルコールによる手指の消毒

4、稽古時間の短縮
 
5、可能な限りの場内換気 

を徹底してしていただいてました。
そして今週からは

6、稽古場となるホール入り口での靴底消毒


 
7、液体せっけんによる全員の手洗い



対策が追加で行われています。
スタッフの皆さん全員が、子ども達そしてメンバー全員を、全力で応援してくださっています。

正しく恐れ、希望を見失わないように。
そして困難に直面した時に「どうやって活路を見出してゆくのか」を身をもって示してくださっています。
 
稽古場で私からメンバーへは、免疫力の低下を招かないよう、栄養バランスの取れた食事と年齢に応じた睡眠時間の確保、身体を冷やさないことなどをお願いいたしました。
 
東日本大震災での絶望的な状況を乗り越えてきたこの劇場スタッフの皆さまならではの、知恵と力に感謝申し上げます。
 

2020年10月21日水曜日

Quite breathing

 2ヶ月うちに5作品、10ステージを上演した我々はしばし、休憩モード。

急ぎすぎるとろくなことはない。急速充電を繰り返すことが電池の寿命を縮めることもあるそうだ。そこで、今週は休息充電! などと、一日ゆっくりしただけでオヤジギャグを考える余裕も出てきた(笑)

さて、ここ数日で急に秋めいた気候になった。

事務所近くを散歩しながら、昨夜、英国ケンブリッジに住む友人とZoomで話したことを思い出した。ケンブリッジも今は仙台とさほど変わらない気温だとのこと。

そして英国という単語でさらに思い出した。すなわち私は学生時代に英国ロマン派の詩人たちの作品に触れる機会があった。夭折の詩人、ジョン・キーツ の有名な一節を初めて目にしたのもその頃である。そして何故かその音律は私に秋を連想させるのである。初めて読んだのが秋だったからだろうか。いつか秋のケンブリッジも訪れてみたいものだ。

A thing of beauty is a joy for ever: 
Its loveliness increases; it will never 
Pass into nothingness; but still will keep 
A bower quiet for us, and a sleep 
Full of sweet dreams, and health, and quiet breathing.

これは『Endymion』冒頭の一節。初めて読んでから約40年。この頃ようやく、quiet breathing という部分が実感としてわかり始めた。

キーツ  のことは映画にもなっている。「休息充電」ついでに、書棚からDVD引っ張り出してPCで観た。





ラストシーン、喪服姿で、キーツの詩を口にしながら冬枯れの森を彷徨うように歩くフィアンセの姿、そこからエンドロールへの流れは、何度観ても泣けてくる。


2020年10月16日金曜日

ほんのり

おかげさまで、先月の舞台公演再開は無事でした。

今日から再び劇場入りです。今月の公演も無事に、安全に、楽しく千穐楽を迎えられますように。

昨日は、2時間ほどの隙間を見つけて秋保温泉のお湯に入ってきました。
温泉街の木々もほんのり色づきはじめ、

ほんのり人影も戻ってきているようです。



短い時間でしたが英気を養うことができました。
観光、宿泊業も大変なようですが、国難ともいえるこの局面をともに乗り越えていけますように。

2020年10月10日土曜日

いけないわ

 いけないわ、いけないわ、と思いつつの

夜ラー。

10年ぶりぐらいの仙台駅東口ちばき屋さん。

煮たまご乗せ支那そば、ねぎトッピング。



あったかいものがさらにおいしい季節になってきましたね。

ああ、いけないわ(笑)

 

 

2020年10月6日火曜日

いいわけ

 それほど温泉好きではなかった私ですが、3年ほど前からでしょうか、週に1回はお湯に浸かりたいという気持ちが抑えられません。

「事務所から車で25分で湯ぶねにちゃっぽ~ん」という恵まれた環境が、それに拍車をかけています。



身体を芯からあっためるのは、よい事。

気分も免疫力もアップして次の仕事へのモティベーションが上がります。

それは「言い訳」という声も聞こえてきそうですが、「良い訳」とすぐに脳内変換している私(笑)


2020年10月2日金曜日

雑記帳復活

 Facebookでどなたかが「東北道の国見PAの施設が新しくなった」と書かれていたことをふと思い出して、郡山での講義を終えた帰り道に立ち寄ってみました。

綺麗でとても大きな施設に変身していました。



そして何とあの「雑記帳」も復活しているではありませんか!



毎週米沢にミュージカルの指導で通っていた頃、スタッフと共にここで夜食を食べななら雑記帳を読んでいた懐かしい思い出が蘇りました。

赤ペン先生ご健在かな?


2020年9月30日水曜日

違い

 同じ青い色でも、夏空の青と秋の初めの空の青は違うように思います。

いえ、絶対に違うと思います。

 

 

この違いをなんとか自分の持てる手段で表現したいと思うことがあります。

いろんな「違い」が気になります。人生はあっという間と言いますから、そのうちではなく今のうちにわかりたい、伝えたいとおもうのです。

思い違いも含めて。 

ああ、もう10月になります。

 


2020年9月28日月曜日

もっともっと

沢山の方々のご協力を頂きつつ先週の土曜日から、合計3演目の7ステージは、客席数が半分とはいえ全部の回でチケット完売。かつ沢山の拍手を頂き無事に上演ができました。おいで頂いたお客さまと関係のみなさまに心からの感謝を申し上げます。
その怒涛の2週間が明けた月曜。午前中はお湯に浸かって身体を整え、午後から次のステージへ向けての準備に取り掛かりました。

今回の公演の映像編集もやってみようと思っています。
意外に忙しくなりそうな2020年第4四半期。

音響のO氏が、昨日のライブのリハーサル写真を送ってくれました。



楽しい舞台をもっともっと創り続けていきたいと確信した2週間でありました。

次回は来月の舞踊劇。こちらもお楽しみに。

2020年9月16日水曜日

リフレッシュタイム

 今朝の河北新報朝刊でも記事になっていた「髙橋 勉 テンペラ画展」。

明るい色調に、ほっとして、癒された。

 

 

高橋勉さんとは同い年ということもあり親近感がある。そして来し方に共通点も多い。

とにかく、ひとつひとつ多くの時間が費やされた作品たちから発せられる優しいオーラは、一級品。

先週初日にうかがったが、短いながら素敵なリフレッシュタイムを頂いた。

 

2020年9月13日日曜日

内作

コロナは、私たちに現在何をもたらしているか。
それは、徹底的な「内作」である。


SCS事務所では、指導員の先生たちが小道具づくりをはじめている。



私も音楽制作や編集の場所をとなりの役員室に移し、地下で行われているオンラインレッスンの状況をモニターしながら、マルチタスクの日々が続いている。

 


出来るだけ動かずに安全を確保しながら、古い機材や道具を含め今あるものを最大限に活用しなければならない。

いよいよ公演活動再開の日が近づいてきた。

私たちの知恵が試される正念場である。


2020年9月12日土曜日

専門外のこと

二人で向かいあって話をすることを「対談」という。それが三人になると「鼎談」となる。

先週は、仏文学者、英文学者、そして舞台作品制作者としての私。この三人が会した料亭でいただいた日本料理は素晴らしかった。タイミングよく運ばれてくる品々に舌鼓を打ちつつ、まさに話題もお料理も旬の味を堪能させていただいた。

鼎談では、それぞれの専門分野に留まらず一番盛り上がったのは、日本の歴史。特に幕末から明治時代あたりのお話。


本当の専門家は、専門以外のことに常に興味を持ち大事にしていることがよくわかった宵であった。

2020年8月31日月曜日

奥州の覇者生誕地

先日、二人の先輩とともに米沢市にある小野川温泉を目指した。

昨年大きな仕事を成し遂げられたお二人はそれぞれ弁護士と大学教授。移動の車中でも話題は縦横無尽に広がる。三人の中で私は一番の若輩であるから学ぶことや感ずることが多々あって、実り多き有難き時間。

小さな旅ではあったが、今回の目的地米沢は私のふるさと。
先輩のお一人は「私は晴れ男」とおっしゃる。その通りよく晴れて良い旅となった。故郷をあちこちご案内しながら、私は18歳までしか居なかったけれど、ふるさとってのはいいもんだと、つくづく思った。
ほろ苦く、そして甘い。

写真は伊達政宗生誕の地あたり。



仙台市博物館の年表によると、政宗は25歳で岩出山(宮城県)に移るまで、この米沢を本拠地としていたことになる。

わずか23歳でおよそ150万石に相当する領地を切り開いて奥州の覇者となった政宗。TVドラマなどで見られた政宗が戦う勇ましい姿は、実のところここ米沢時代の話なのだ。仙台市民歴40年の私は、先輩方をご案内しつつ約400年前に繰り広げられた歴史絵巻に想いを馳せたのであった。もちろん、このあとに目的地の湯船を堪能したのは言うまでもない(笑)

2020年8月24日月曜日

擬態

コロナの影響で稽古場はもちろん、事務所も換気をしながらの業務である。
幸いこのオフィスビルは窓が開く。そこで常に窓を開け外気を取り入れながらエアコンを入れている。
当然のことながら、陽が落ちると、虫さんたちが明けた窓から明るい事務所へお入りになってくる。 たいていはあまり気にもならない小さな虫たちだ。
しかし、昨夜はちょっと違った。ちょっと大きい。「蜂!」と誰かが叫んだ。

窓を開けているからすぐに出ていくだろうとしばらく放っておいたが、事務所の中をブンブン飛び回るのは、あまり気分の良いものではない。追い払おうとしたところ見失ってしまった。多分…ホワイトボードのあたりだっかな?と恐る恐るボードをトントンしてみても反応はなし。

やっぱり、違ったか。ボードから目を離そうとした瞬間、

「いた!」

なんと、9か月ぶりにSCSが公演再開しようとしている作品のチラシの端。奇しくも、このミュージカル作品は虫の世界のお話。蜂も出てくるのでそのイラストのそばにじっとしていたのだった(笑)






居合わせた事務所メンバーは大笑い。「これがおやくめ?」

その後蜂らしき君には、私の誘導で無事お外へ帰っていただいたが、実のところ蜂らしき君の正体がどうも気になったのでネットで1時間ぐらいかけて調べてみた。これは蜂ではなくて「ハナアブ」の仲間らしい。人を刺したりはしないやつ。むしろ人や植物たちの役に立っているやつなのである。

それにしても、蜂と間違えそうなあの黄色と黒のストライプは見事。なんとそれは擬態なのだそうだ。

我々はすっかり騙されてしまった。
かつ、蜂のイラストのそばにとまって、身を隠すとはwww忍者か!

昆虫たちは天才である。
そして、自然は何にも勝る偉大な先生だ。

2020年8月18日火曜日

夏が逝く

暑い日も夕刻には少しだけやさしい顔をみせてくれます。



夜風には少し秋が混じり始めました。
夏が逝きます。

仙台の子どもたちの短い夏休みも終わりです。
そろそろゆっくりしっかり安全に、

舞台づくりを再開しよう。


2020年8月15日土曜日

Nobody wins

今年で75年。
終戦記念日と聞くと、思い出すことがある。


若くして母を亡くした祖母には、年の離れた弟があった。
まだ中学生だった祖母は、米のとぎ汁をミルク代わりに弟を育てた。
その弟は「特攻隊」に志願し、1945年の5月、沖縄の海に散った。
祖母が、ごくまれに僕にしてくれた話。
今思えば、孫にその話をしながら不条理の塊と対峙していたのであろう。
諦めと怒りを内に秘めたような祖母の悲しみの表情を忘れることができない。

当時校長をしていた祖父は、空襲警報が鳴ると生徒と職員を防空壕などの所定の場所へ避難させたのち、一人校舎にとどまり「奉安殿」を身体を張って守ったそうである。
海軍兵学校へ行った叔父からそんな戦時下の断片的な話を聞いた。しかし、祖父の口からは戦争の話を聞いたことがなかった。

戦後50年を過ぎた頃、私はサンフランシスコ近郊で、自分のCD制作のためレコーディングを行った。
その時、1曲づつのイメージを固めるために、プロデューサーのアメリカ人、スコット・マシューズと多くの時間を共にし、討論した。
ある時、お互いにオフということでプールサイドでくつろぎなら、戦争の話になった。直接曲作りに関係ないけれど、大切なことだと思った。半日以上話し続けたと思う。

その時僕たちが共有した言葉。

Nobody wins.




2020年8月10日月曜日

山の日の海

 「山の日」というのは、どうもまだピンときていないのです。2016年からだそうですから、それもそのはず。山の日以外にも、みどりの日、昭和の日、12月になった天皇誕生日。私が子どもの頃には無かった祝日が増えています。

一方で今日は、祝日には家々に日の丸が掲げられた光景は、なぜ見られなくなったのだろう。祝日を増やし続けるほど日本は豊かになってきているのだろうか… 

などと考えながら、山の日に菖蒲田浜の何気ない風景を見ていたのでありました。



快晴とまではいかなくても夏の空は、良いものです。

大きな解放感と、どこかで秋へ向かう準備がなされている少しの哀愁と。


2020年8月4日火曜日

梅雨は明けれど

今日の仙台は気温30度を超えました。


東北にも短い夏、そして祭りの無い夏がやって来ました。

2020年7月31日金曜日

お日さま

曇天続きの上、コロナのせいで、大学の授業時間を消化するのが結構大変です。学生の皆さんも職員の皆さんも本当に苦労しています。そんな中、今日は授業を終えて外に出てみると、雨はすっかり上がって、ご覧の通りの青空。


お日さまを、本当にありがたく思いました。
久々に青く抜けるような空を背に、木々の葉も嬉しそうです。

この写真を見た友人が「何やら強烈な満月にも見える」とのコメント。
なるほど、言われてみればそう見えなくもないですね。奥が深い。
思い込みを疑ってみることは大事であります。

兎にも角にも青空を見るのは気持ちがいいものです。
地球上の生き物たちはみんなお日さまに生かされていることを実感します。
「お日さま」と敬語になっている意味が少しわかる気がした昼下がり。

湯舟と蝉の声

時間帯が良かったのだろうか。日中ちょっとリフレッシュに行った温泉旅館のかけ流しの湯舟は、貸し切り状態だった。ラッキーである。

肩までお湯に浸かって「ああ、もう7月も終わるなあ」と、独り言つ。
少し開いていた浴室の窓からはほんの少し緑の色がのぞいていて、殺風景な風呂場の景色にアクセントをつけている。

「ふう、気持ちいがいいな」と思った次の瞬間、その窓から蝉の声が盛大に風呂場へと侵入してきた。
アブラゼミとニイニイゼミが混じっているような音。

そういえば、今年は「春」がなかったような気もする。
そういえば、雪も降らず「冬」も知らないうちに過ぎていた。

人との距離を保つこと、人と接触しないこと。
これは、人の季節感をも危うくしてしまうのかもしれない。

西の方では少しづつ梅雨明けしているそうな。
短い東北の夏がはじまることを、蝉たちに教えられる。


2020年7月28日火曜日

10年

今日は朝からひどい雨ふりだ。

久しぶりに、10年前の今日書いた自分のブログ記事を見てみた。
その日の午前、僕らは大事な大事な仲間を失った。
40才という若さで。

10年前の自分は、短く、客観的に、空の写真を添えて報告していた。

窓を叩く雨の音が、健ちゃんのスティックの音に似ている。



2020年7月25日土曜日

…と信じて

コロナ騒ぎ無ければ、今日はSCSミュージカル研究所創立30周年記念ミュージカル『梵天丸』公演の初日でした。
今日のSCSは、オンラインレッスンと、感染予防対策を施した稽古場では、人数を限定したレッスンが行われています。

ほんとうに、先を読むのが難しい時代に入りました。
かつて私たちは、舞台に立てる日を目指して9年前の震災の時は「がんばろう」と声を掛け合い、手を握り合い、肩を抱き合い、乗り越えてきました。
ところが、今回の新型コロナウイルスは、手ごわい。「がんばろう」というための希望の灯がよく見えない。とにかく先の計画を立てることが難しいのです。
しかし、何もしなければこのまま消滅してしまいます。止まっているわけにはいきません。

さて、一昨日我々は、東日本大震災の津波で街の3分の1の面積が被害にあった七ヶ浜町で、ミュージカルの指導にあたっておりました。会館職員の皆さんの全面的な協力のもとに、検温、消毒、マスク、換気…あらゆる感染拡大防止策を尽くしながら、地元の子どもたちの夢を消さない、いや、夢を紡ぎ続けるための作業です。


いわゆる密を回避しながらのお稽古。意外に盲点とだったなと感じたのは、換気。
写真にはありませんが、会場の出入り口や袖の搬入口などは、全部開けて空気の流れをつくっています。

すると…暑い。蒸し暑い。
とにかく、外気温と会場の気温が同じぐらいになってしまいます。
もともと劇場は普通のオフィスなどよりもかなり換気能力が高く設計されているそうですから、そこまでしなくても良いのかもしれません。

見えない敵を相手に試行錯誤が続きます。
けれども私たちは、知恵と力を尽くして、何としても七ヶ浜ミュージカルの灯をともし続けたいと考えています。
19年続いているミュージカル。メンバーはみんな七ヶ浜が大好きになって地元に就職して続けてい入る方も多く、小さいときから続けているメンバーは立派な指導員として、後進の指導にあたってくれています。

さあ、稽古を続けます。
近い将来必ずまた舞台に立てる日が来る、と信じて。


2020年7月22日水曜日

松ちゃん

6年前の今日も暑い日でありました。

その日私たちは、大切なSCS創設メンバーの一人である松澤幸男君を病に奪われました。

今日は、朝早く起きて松ちゃんが眠る場所まで、出かけてきました。
松ちゃん、梶賀センセもお連れしたよ。創設メンバーの藤田君もね。この3人はまだ相変わらず事務所でミュージカルづくりやってるんだ。

今こんな時代だから、松ちゃんがSCSの黎明期からそうしてくれたように「支える人」になれればと考えているんだ。いろんな面でね。微力だけどね。

今朝の空は何処までも青く、久々に明るい光に包まれて、何だか励まされているような気持ちになったよ。

松ちゃん、ありがとね。



2020年7月19日日曜日

しばしの青空に

梅雨の晴れ間と言うのでしょうか、事務所の窓から見える狭い空が青く見えました。
青い空に飢えていましたから、外へ出て少し歩いてみました。


普段比較的車の往来の多い五ッ橋通り。
しかし、休日のこんな時間には、突然車の気配がなくなる瞬間があります。
青い空を見上げると、一瞬時間が止まって、
逢いたい人や、もう逢えなくなった人たちの面影が浮ぶような…。

次の瞬間。
再び上下線とも車の往来がはじまって、
かの妄想は騒音にかき消されてゆくのでありました。



2020年7月18日土曜日

おもいがけず

ニュースに触れるたび、心が痛みます。西の方での記録的な豪雨災害。
謹んでお見舞い申し上げます。
おまけに、新型コロナ。
東京を中心に再び感染が拡大してきていますね。
仙台でもクラスターが2か所で発生。

この時期、本来ならば東北地方は夏祭りで各地が盛り上がり始めるころ。
しかし、ご承知の通りリアルなお祭りはすべて中止です。
仙台の七夕まつりは例年ほかの土地よりひと月遅い8月6日~7日に開催されるのですが、
当然のように、花火大会もお祭りもありません。
さらに、このところ気温が低め、雨が多めです。

何となく明るいニュースがすくなくって意気消沈していたところ、
とあるちいさなお祝いの席で、ちいさなちいさな七夕祭りに出会いました。


ちょっぴりだけれど、思いがけず
お祭り気分を味わうことが出来た2020年7月。

2020年7月12日日曜日

気を付けて帰ります

雨が続いています。
所用で故郷に行ったのですが、帰路忘れ物に気が付き間もなく実家に戻りました。

すると、さっき玄関に向かった時には気づきもしませんでしたが、庭先でこちらを向いて咲くユリがありました。
なかなか手入れが行き届かなくなってしまったこの場所で、強い雨が近づいてきている気配の黒っぽい空を背に、花びらの鮮やかなイエローが水滴をはじいていました。


黄色と黒のコントラストは注意を促す配色ですよね。

どうしてこの場所に咲いたのだろう、そして、こんなに美しい色にどうしてさっき気づかなかったのだろうなどと考えていたら、これは昔母がこの庭で育てていたユリの子孫なのだとか。
一緒にいた妹が教えてくれました。

何となく合点がいきました。

はい、気をつけて帰ります。

2020年7月7日火曜日

一瞬のおてんとさんに

天気予報欄にはこのところずっと傘マーク。
しかし、ちょっとだけ薄日のさした昼下がりの仙台。


このあと空は再びあっという間に雲に覆われて、
ぽつぽつと雨が落ちてきましたが。

狭い空から見えた一瞬のおてんとさんに
九州地方の大雨がはやく止みますようにと祈りました。
コロナ禍での大洪水。胸が痛みます。

ひとりでも多くの方のいのちが守られますように。


2020年7月4日土曜日

今即ち過去

近頃はデスクワークが続いている。

例えば自分のデスクで稽古場で進んでいるリモートレッスンを監修しながら、さっき行ったオンラインミーティングを録画したものを題材に、大学の授業で使う教材を編集している。それだけではなく、VHSやHi-8時代のテープに収録された作品たちのアーカイブ作業を同時進行させている。無意識にPC3台を使っていた。


そこでふと考えた。
「今」はどこにあるのだろう。

リアルタイムと思われるリモートレッスンさえ、回線や回路を通ってくるのにレイテンシーが生じている。それでは、今、手にしている4つめのCPUであるスマホで撮影した写真かな?否、写真は「今」じゃない。ものごとをめんどくさく、理屈っぽく考えるのもおもしろものである。
考えてみれば、記録映像をアーカーブして未来に残すなんてのも、不思議なことで、自己矛盾を孕んでいる。「今」は、文法上のtenseとしてしか存在し得ないのだろうか。

写真や動画にいるわたしは、あなたは、今どこにいるのだろう。

ひょっとすると、今「生きてる」ってことは、
単に「時間がある」ということなのかもしれない。


2020年6月29日月曜日

この季節の色合い

梅雨どきというものは「鬱陶しい」と、ひとくくりにしてきたような気がする。
しかし、先日ふとしたことから祖父母の住んでいた家の裏庭にあった紫陽花のことを鮮烈に思い出した。もう半世紀以上前のことなのに、その色、花びらの水滴、土のにおい、なぜか克明にインプリンティングされていた。

この季節には、今しか感じ取ることのできない独特の色合いがあるものだ。特に、曇天のまま陽が落ちてゆく時間の水辺。届きにくい太陽光と水分の多い空気があいまって、目に入ってくる緑がとても深い色に感じることがある。
この時間の光の強さと色合いには、不思議な魅力がある。


しばし、その場に佇んで景色に見入っていた私。
ずっと鬱陶しいと思っていた梅雨も、
いつの間にか好きになっていたのかもしれない。

2020年6月22日月曜日

根っこに味がある

温泉街にほど近い、とあるお蕎麦屋さんの軒先で見つけた花。
遠目には紫陽花かな?と思ったのだが、どうも違う。


店主が教えてくれた。
何とこれは「ニンジンの花」。
畑で放っておいたニンジンが花をつけたのだとか。
非常に身近な存在の野菜だけに、ニンジンの姿からは似ても似つかな花の姿に驚いた。

美味しい根菜たちの花は、どれも奥ゆかしい気がする。
大根の花にしても、カブの花にしても…
派手さはないけれど、根っこにはしっかりと味がある。

なるほど。
自然が教えてくれることは、深い。
最高の先生だ。


2020年6月21日日曜日

戯言

‪2020年夏至‬の夜
Midsummer Night
シェイクスピアが描く
妖精の森では
新しく何かが区切られて
夢になる

‪時あたかも新月‬
‪今夜から少しずつ‬
‪月を満たし‬

長い昼の疲れを癒しながら
‪夜を満たして‬

私たちは
収穫の季節へ向かうのだ

フルーツケーキ

なんと、思いがけずケーキを頂きました。

「父の日」だそうです。

(私を含めて)事務所で仕事していた男性(おやじ)3人へSCSミュージカル研究所指導員全員からのプレゼントだそうです。

いや~、父の日ね、ネットの記事か何かで最近その文字を見て「あ、今月は父の日があるんだ」と認識してはいたものの、忘れていました。そうか今日でしたね。
フルーツケーキなんて、本当に久しぶりです。
すてきなホールケーキでしたので、事務所スタッフ全員でいただくことにしました。特にオヤジ3名はしみじみとその味をかみしめたのでありました。


全国のお父さんたち、そしてお父さん世代のみなさん、厳しい時代ですが、次の世代は確実に育っています。彼らにしっかりバトンを渡せるよう、お互いにがんばってこのコロナ時代を乗り切りましょうね!


2020年6月13日土曜日

June

故郷米沢を離れ、仙台に来てから40年。
この土地で大学を出て、東京本社に就職したつもりが研修後「東北支店勤務」を命ぜられ(住民票も移していたのに)たった3か月弱の都民生活を終え再び仙台に。
その時のオフィスは、宮城学院跡地に建った仙台で一番高いビルにありました。

今や、仙台で一番高いビルは、その宮城学院の向かいにあった東北学院の跡地に建った37階建ビル。
初めて一番上まで上ってみました。

来し方行く末、さまざまな想いが胸の奥を去来します。
ここで40回目の6月を噛みしめました。
あらためて仙台、いい街です。


June
自分の名前に似ているからという訳ではありませんが(笑)
いろいろと思い出深い6月です。



2020年6月10日水曜日

長く使うということ~コロナの影響

長く続いてきた自粛生活もようやくあちこちで解除または緩和が進んできているようですね。今朝は仙台市内で久々に車が渋滞しているのを見ました。
渋滞は誰も喜ばないことですから、その光景を見ながら、果たしてこれが人間的な生活なのかと少々ギモンを感じてしまったのもコロナ自粛生活の影響と言うことでしょうか。

車と言えば私にとっては日々使用する大事なもの。そして毎日使うものは長く使いたいものです。しかし前に乗っていた車は東日本大震災で廃車、その前の車はもらい事故で。それぞれ意図せず9年までしか乗れませんでした。現在の車は、17万キロほど即ち地球4周ぐらい走ってかつ9年目です。よく働いてくれています。何とか10年は持たせたい、出来れば20年もしくは30万キロまで走りたい、などと目論んでいるところです。ただ、車は13年過ぎると15%も重量税が上がるんですね。実際私の会社で所有するワンボックスカーは13年を過ぎ増税されています。環境への負荷が上がるからというのが理由だそうです。ひとつのものを長く使うほうがエコだと思うのですが…素人ながらどうもその課税根拠が理解できません。

さて、その一方、車以外で毎日使うものと言えば間違いなくトップに君臨するのが、スマホ、そしてパソコンです。音楽制作で使用しているMacは2010年購入のものをまだ使っています。でも私がもっとも触れる時間の長いPCは写真のノートパソコン「レッツノート」。


2013年に購入した後、ほぼ毎日持ち歩きイギリスにも2度ほど連れて行きました。キーボードはテカリはじめ、蓋はちゃんと閉まらなくなっていたり、ボディの角が欠けて絆創膏貼ったままだったりしますが、現役です!

ところがこの愛機、普通の事務的仕事をするのには全く申し分ないものの、コロナの影響で動画編集作業などの頻度が上がると処理速度の遅延が気になるようになりました。音も映像も編集中カクカクします。
そこでDIY!
屋内に居る時間も長いせいか珍しく自分で改造作業してみようという気になりました。本体のメモリを(この機種の規格外ですが)12GBまで増設し、750GBの内蔵HDを1TBのSSDに換装しました(写真手前は取り出したHDD)。

するとどうでしょう。なんと爆速起動PCに生まれ変わって、大学の授業で使う動画教材編集のストレスもあまりなくなりました。
ボディは絆創膏だらけで、見た目もそんなに良くありませんが、現役の愛機、もうちょっと寿命を延ばせそうです。
コンピュータを長く使うということは車を長く使うこととは違った難しさがあります。でもせっかく生まれ変わったこのPC、あと3年、何とか10年動いていてくれたら嬉しいなぁ。

2020年6月4日木曜日

坂を登って考えた

青葉山の麓。
支倉常長像辺りにて。
ジンバル持って坂を登ってきた私は少し息切れしている(笑)

彼が伊達政宗によりヨーロッパへ派遣され帰国したのは今からちょうど400年前。
ローマを目指し慶長遣欧使節団を率い、途中スペインでは洗礼を受け、しかし使命成就せぬまま7年の旅を終え帰国した時、日本国においてキリスト教はすっかり邪宗門となっていた。

大きく変化した時代の中で、彼は何を想っていたのだろう。

それから400年を経た2020年。生活や価値観が世界的に大きく変わろうとしている。
パンデミックが引き金か、世界のパワーバランス、人種やマイノリティに関する問題が表面化している。
大きくうねる時代にサムライとして初の外交官役を果たそうとした400年前の彼の胸中を察するのは存外無駄ではあるまい。




2020年6月1日月曜日

smile

6月1日。
今日からSCSミュージカル研究所のロゴマークが新しくなりました。

一方、ダンスキャプテンの佐藤花月(さとうかづき)さんが、私の曲に可愛いアニメーションをつけてくれました。
これが、なんだかとても可愛らしいのです。
たった2分の中に素敵な瞬間がいっぱいつまっているのです。
この動画の最後にも新しいロゴマークが使われています。
SCS初の自家製アニメーション作品。みなさんにもこのアニメを可愛がってほしいなぁと思うのであります。

いつでも、いつまでも、
みんなが元気で、そして笑顔でありますように



2020年5月28日木曜日

北原白秋の「物理学教室裏」という詩に初めて触れたのは確か中学1年の頃、米沢市立図書館だったかと思う。
そこに並ぶ文字は難しく何がなんだか判らないというところに、物凄い引力を感じた。
朧げながら「陰鬱」という感覚をその時初めて文章で味わったような気がする。既に算数や数学が苦手と自覚し始めた自分が「物理」という単語からの連想で激しい理系への憧れも生じていたことは間違いない。
今思えば、自分を理系とか文系とか分けるのもナンセンスであるのだが。

その時、図書館で本を手にしながら、小学校に上がる時分とある病でひと月以上外出と食事に厳しい制限があった頃を思い出した。
何事にも表とウラはあるものだ。メビウスの輪であっても、その表面のある一点から見ればウラがある。
稚拙なアタマをフル回転させて考えてみる。
そう、暗い部分があるからこそ明るさを感じるということに間違いない。

みんな、暗い気持ちになるのは悪いことじゃないのだよ。


子どもの時の厳しい外出制限の気分にちょっと似ていたこのところの感覚。
全国緊急事態宣言が解かれた夜、
「裏」を見つけてそんなことをフと思った。

仙台駅屋上にて。

2020年5月24日日曜日

【30周年記念ミュージカル公演延期】のお知らせ


ブログ読者のみなさまへ

このブログをお読みいただいている皆さま、そして私たちSCSの活動を応援してくださっている皆さまにお知らせいたします。

 私たちはこのたび、SCS創立30周年を記念し昨年から準備をすすめてきたミュージカル『梵天丸』公演(電力ホールにて7月25日~26日上演予定していたもの)を、約1年ほど延期することといたしました。

 今年度最も大きな舞台作品として準備してまいりました公演を中止しなければならないのは大変つらく厳しいことですが、公演に関係する全ての皆さまの安全を最優先させるために決断せざるをえませんでした。準備にあたってくださっていた全ての皆様に対しても大変申し訳なく、この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。

 3月以降こうしたお知らせを重ねなければいけないこの事態は誰もが経験のないことで打開策も手探りの状態ではありますが、これまで30年にわたる皆様からのご厚情とご協力に少しでもお応えできるよう、粘り強く活動再開の道を探ります。

 今私たちは、もう3か月近く会うことが出来ていない研究生たちや子どもたちがオンラインミーティングで時折見せてくれる「舞台が大好き」という表情に大いに励まされながら、お客さまと舞台をつないだあの美しくあたたかな時間を取り戻すべく、あらゆる手段を講じ活動再開への道を拓き続ける決意を新たにしています。

 再び劇場でお会いできる日まで、どうかみなさまにおかれましても安全お健やかな時を過ごされますようお祈り申し上げます。


一般財団法人
SCSミュージカル研究所
代表理事 廣瀬 純

2020年5月19日火曜日

R&Cシアターレッスン

SCSミュージカル研究所の稽古場では「オンラインレッスン」の試験運用が行われています。

インターネットでのオンライン会議システムで、どこまでミュージカルレッスンの効果を上げられるのか、誰も経験の無いことへの挑戦です。
ネット環境はもちろんのこと、指導プログラム試行錯誤の日々が続いています。


ミュージカルを通じて「子どもたちが笑顔でいられる場(ステージ)作り」をすることがSCSの目的の一つです。世界的に困難な状況ですが、画面越しでも久しぶりに友だちや指導スタッフの顔を見た子どもたちの笑顔の向こうに私たちは明らかな希望を見ています。

そこで、私たちはリアルなお稽古場とクラウド(ヴァーチャル)のお稽古場の2つを持つことになるので、それぞれの良いところを組み合わせて、新しいレッスンプログラムの開発も同時進行させていくことにしました。私はこれを「R&Cシアターレッスン」プログラムと呼んでいます。
SCSが30年かけて培ってきたノウハウを結集して、RealとCloudの稽古場で行われるレッスン全てに劇場へと向かうベクトルを持たせます。ベクトルの先にあるのは、もちろん劇場の舞台(ステージ)における表現ですが、研究生にとってはそれを人生のステージと読み代えることもできます。とにかく全ての事業が誰かの役に立ち、誰かの夢につながっていることが大切です。
このことについては、いずれまたこのブログでお話しできればと思います。

ところで、現在用いているオンラインレッスン用機材は、広角レンズを使っているwebカメラ以外の全てが、5年以上前から研究所に有った機材でした。主に音楽制作で使用してきたものです。意外にローコストでシステムを組めたのはラッキーでした。
機材のみならずさまざまな場面で、私たちは一見、新しいことをやっているような気がしても、先人の偉業や、自分たちが歩んできた道の延長線にいることに気がつく瞬間が多くあります。応用や転用から新しいシステムを組むことが出来たりします。

稽古場の先生方も、これまでの経験をもとに、知恵を絞って次々と立ちはだかる難問をまるで砕氷船の如く乗り越えていく様子は圧巻です。そして私たちは、時代をしっかり見つめながら未知なる大陸目指して前に進まなくてはなりません。
まるで「難局観測隊」のようです。

…おっと、おあとがよろしいようで。


2020年5月16日土曜日

考える、話す、歩く

相変わらずお稽古場は閉じたままではありますが、宮城県の緊急事態宣言が解除になったことを受けて、私たちはオンラインレッスンの試行錯誤を加速させ現実の世界とのハイブリッドシステムを模索しています。


このコロナ禍のあとには、新たな世界秩序が出現することでしょう。
大きな言い方をするならば、物質主義、資本主義の世界が崩れてしまうかもしれません。
きっと、その先にある「人生の意味」のようなものを見据えた仕事のスタイルが求められていくのではにかと感じています。
部屋にこもって本を読み、ネット上の世界をさまようのも嫌いではありませんが、リアルな世界があってこそそうした世界があることも忘れてはなりませんね。

今日は未来を描くために重要な友人2人と別々の時間に対談をしました。
ひとりは医師、もうひとりは音楽家。もう40年とか30年の長い付き合いのある、とても尊敬している友。
対談では、それぞれの専門分野で活躍してる立場から、多くの示唆に富んだ考え方や情報をお聞きすることができました。

そして、今日も少し歩きました。(写真は今週初めに撮った新緑の公園)


考え事には歩くのが一番ですね。
考える、話す、歩く。
なかなかに楽しい。

2020年5月12日火曜日

オンライン

友いわく、
「沈黙の春」。
確かに、そんな2020年です。

オンラインレッスンの試験運用中、突然乱入していただけるあちこちの「おうちネコちゃん」たち。


人間たちは、ステイ・ホームでストレスたまりまくりらしいけれど、最初からステイ・ホームな生活様式のおうちネコちゃんたちにしてみれば、お外のほうがストレス。その「自由なふるまい」に癒されます。

動物に学ぶこと、じつに多いですね。


2020年5月6日水曜日

【SCSミュージカル研究所名称変更のお知らせ】

 このたびSCSミュージカル研究所は「一般財団法人SCSミュージカル研究所」と名称が変わりました。
4月1日に登記し、5月1日に金融窓口の開設が完了、5月5日の子どもの日に、SCSフェイスブックページにてお知らせ致しました。
 これは、創立30周年の記念事業として準備してきたものですが、このパンデミックな状況により休業状態からの新たなスタートということになります。しかしもともとゼロからのスタートであった30年前の研究所設立時の初心を忘れず、さらに、東日本大震災後私たちの活動の軸に据えた「子どもたちの笑顔」が今こそ求められる時代に入ると確信し、新たな時代にふさわしい舞台芸術活動に夢を抱いております。
 この場をお借りして支えて下さっている関係の皆さまに感謝を込めてご報告いたしますとともに、今後も変わらぬご指導ならびにお力添えのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


一般財団法人SCSミュージカル研究所
代表理事  廣瀬 純


・・・という、発表をいたしました。
新型コロナウイルスという、私たちの命を脅かす思わぬ敵の出現により、先の見えない状況が続いていますが、不透明感が増すほどに、私たちは、耳を澄まして、心を澄まして、創作活動を続ける必要性を感じています。

ほんとうに多くの皆さまのお力添えによってここまで歩んでくることができました。
SCSミュージカル研究所が30年間一貫して作品の中に込めた思いは「いのちの大切さ」「生きることのすばらしさ」です。いままさに、いのちを守りながら新しい舞台芸術を生み出していく時代に入りました。

SCSミュージカル研究所は一般財団法人という法人格を持つことにより、これまで支えて下さった皆さまへの恩返しが少しでも出来るよう、より公益性の高い事業展開も視野に入れています。楽しく、希望に満ちた舞台づくりと作品の上演が、一日も早く訪れることを願いつつ、挑戦を続けていく必要があります。
私たちの挑戦が何かしらの形で皆様のお役に立てることを願って精進してまいります。
このブログ読者の皆様にもこの場をお借りしてお知らせいたしますとともに、引き続き変わらぬご声援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!



2020年5月1日金曜日

ブルーライト・センダイ

カレンダーは5月になったのだが、この事態はまだ収束の目途がついていない模様。
そして、僕らの行く末も目途がつかない。

この困難な時代、いまこの瞬間も命を賭して医療に従事されている方々を励ますために、ロンドンで始まって、世界中に広がりをみせているのだそうだ。
Light it blue...


仙台の小中学校の休講が5月31日まで、再延長が発表された昨夜、
どうかみなさんが、必ず安全でありますように。
僕はブルーライトに染まったテレビ塔を眺めながら、そう祈った。


2020年4月27日月曜日

伊勢屋横丁

宮城県で最初にコロナウイルス感染者が出たことを受け3月1日から稽古を自粛。さらに現在は緊急事態宣言を受けた宮城県の休業要請に応じ忍耐の時間が過ぎていきます。まさか自分の人生において100年に一度のパンデミックに出会うとは…。
そんなか、外の空気が吸いたくて事務所の周囲を少し歩いたいた時(たまに通る道なのに)こんな表示があることを見つけました。
「伊勢屋横丁」。


ふと、興味がわいてスマホの仙台時間地図というアプリを使い現在地を確かめてみると、明治の時代にはまだしっかり地図にも名前が残っていたんですね。 (この地図のすごいところは、GPSを使って昔の地図上に現在位置が示される)しかもこの通りは監獄に面していました(^^;)
因みに第二高等学校というのはのちの東北帝国大学(現東北大学)です。


さて、この地図から連想するに、この通りは江戸時代に米沢に端を発した仙台藩御譜代町のひとつ「柳町」からちょいと入った横丁だったのでしょう。とするとこの辺りには伊勢屋さんという屋号のお茶屋さんか何かあったのかもしれませんね。
御譜代町は、私がプロデュースした『仙台ねこ』というミュージカルの中でも重要なキーワードになっていました。

短い散歩の途中、一瞬時間旅行をしているような感覚になり、色々と妄想しながら、ちょっぴり楽しい気分になりました。


2020年4月22日水曜日

夕暮れの時は

まだ世の中のことなど何一つ知らない中学生の時分に、はじめて堀口大學さんの『夕暮れの時はよい時』という詩を読んだ。
大正と昭和という時代の隔たりがそうさせたのか、ノスタルジックな味わいとともに、年を重ねていくことへの不思議なワクワク感がわいてきたことを今も覚えている。

さて、この2か月ほど、私の生活の中心はすっかり事務所デスクとなり、椅子に張り付いてばかりだが、意外にやることも多い。うっかりすると陽が傾きそうな時間となる。

今日もそうだ。
ふと思い出し、慌てて野暮用を済ませるべく事務所を飛び出した。


新緑が間近に迫るこの季節。やはり陽はすでに傾きかけていたが、もうすぐ街が新緑の街路樹たちで美しくなることを感じる。
あと半月もすれば一年で最も仙台の街が輝く季節だ。
けれども、令和2年、2020年大型連休直前の今日。ますます世の中がわからなくなっているが、行き交う人々の表情や景色が、私には晩秋のそれのようにうつる。まるで地球の軸が大きくずれたようだ。

せめて、空を見上げて、もうじき最高の青空をバックに若緑色を湛える街路樹たちのことを想像してみよう。
せめて、そんな木々のワクワクを私の身体に取り込もう。
と、思った。

夕ぐれの時はよい時、 かぎりなくやさしいひと時。 
それは季節にかかはらぬ、
(堀口大學)

2020年4月19日日曜日

ありもの活用

午後から私は事務所で会議のホスト役となり、ほかのメンバーはそれぞれ自宅などの場所からの参加して、いつもはみんなで一つの部屋に集まってやるSCSの「指導員会議」を今流行りのオンラインで行いました。

参加したのは役員、社員、指導員の10名。しかし会議のエンディングでは、画面を通して、赤ちゃん2名、ねこちゃん3びき、指導員の同居ご家族2名に参加していただき、思いがけず17のいのちたちが集う、たいへん楽しくにぎやかなミーティングとなりました。

一方、近頃は「にわか動画編集者」になっている私。出来るだけ出費は抑えありものを活用していこうということで、かつて音楽制作などで使っていた機材たちが動画編集でもデスクトップをにぎわしています。所詮映像は素人と開き直り手持ち機材を使って遊び感覚で楽しんでいます。
機材たちの潜在能力を知る機会にもなり、久々に引っ張り出された彼らも心なしか嬉しそう(と感じているのは私の気のせいだとは思うのですが)。


月並みながら、ありものや無料のサービスを利用して行う日々の作業を通じて、人と人とのコミュニケーションの重要性を改めて感じています。

ほんとうに大事なものごとの輪郭が、どんどんはっきりしてくる世の中になりました。


2020年4月17日金曜日

オンライン会議

今日は初めてオンライン会議のホスト役を担いました。
緊急事態宣言の全国への拡大を受け、小生が担当する大学の授業もオンライン化が加速する様相を見せています。
今日のテストケースでは、オンライン授業で現実的に我々講師たちはどのようなことができるのかということを基本に議論したのですが、話は発展しシェイクスピアとパンデミックの話、Stay home と Stay at home の違い、「明けない夜はない」という言葉の元になったといわれるマクベスの話、医療分野のグローバル企業でお仕事されている方による市場変化の実感のお話など、多岐にわたる分野の話題が飛び交い、予定時間をすっかり過ぎてしまっていました。
どの話題も、平時ならば学生諸君とともに同じ空間で情報共有しながら考えたいテーマばかりです。 少しでも平時の状態に近づいた内容になるように、また、オンラインだからできることもありますから、その利点をどう生かしていくか。
幸い本日の会議での大きなトラブルはありませんでしたが、まだまだ、試行錯誤は続きます。

2020年4月14日火曜日

【レッスン休講再々延長のお知らせ】

今日の空はよく晴れて、お稽古場の前の街路樹たちは柔らかな緑色をまとい始めました。


しかし、感染者が増加稽古にある仙台。 レッスンの再開を再び延期することにしました。
みんなのいのちをまもるために。
5月8日(金)まで、SCSミュージカル研究所のお稽古はお休みです。

しばらく、僕はオンライン・レッスン用動画制作の作業を続けます。
やったことのない作業、新しいソフトウエアに触れるのも存外楽しいものです。
休講も3か月目に突入しようとしていますが、どんな気候変化にもめげずに、しっかりと成長して若い葉を伸ばそうとしているやわらかな緑色に、僕らの希望を重ねます。

こどもたちにあいたい。

2020年4月10日金曜日

本質

あっという間に桜は散ってゆきますが、
その向こうには、緑の季節が待っています。


このあとは芽生えの季節、そして新緑の季節。

さて、政府の発表に続いて日本のあちこちで緊急事態宣言が発出されるという状況ですね。
しかし、植物たちはこんなふうに間違いなく時間の経過とともに成長し生命を繋いでいます。地球上に張り付いている生き物の一つとして、私もそうありたいと願います。

まだ私の住む東北地方では今回のウイルス感染症で亡くなられた方はおりませんが「志村けん」さんの死は個人的に大きな衝撃でした。ご冥福を心からお祈りするとともに、私が子どもの頃から今までお笑いアイドルの第一線で走っておられるかたの突然の死で、ウイルスによる無差別攻撃はすぐそばまで来ているという危機を実感しました。

今回の新型コロナウイルスは生物ではないそうです。しかし他のウイルス同様地球上に存在しています。地球を大きな生命体と例えれば、ひょっとしてこのウイルスは地球そのものの生命維持のため何かの役割、ミッションを帯びて人間に憑りつきはじめたのかもしれないと思うようになりました。

いま彼らが壊し始めているのは、人間の社会や主義。
大きなパラダイムシフトが起き始めています。
地球上のあちこちで「人間の本質、物事の本質をあぶりだしている」ように思われてならない今日この頃です。


2020年4月5日日曜日

サクラ満開ナレドモ波高シ

仙台の桜が満開です。
事務所の近くのかわいい桜の花たち。


しかし、ころな状況ですから、酒を酌み交わしているような花見客はいません。
行き交う人もみんなマスクを着用して、ほんとうにまばらです。

体験したくない体験続きの春。

2020年4月1日水曜日

感謝しつつ、出来ることを。

SCSミュージカル研究所は、創立以来「いのち」の大切さを作品のどこかに込めながら、ミュージカルの舞台づくりをすすめてきました。
創立30年となる新年度。みなさまにお伝えしたいことも沢山あるのですが、それはのちの機会にゆずることといたしましょう。

例年であれば、今日から新年度ということで様々なかたちの新鮮で華やかな話題が聞かれるはず。ところがご承知の通りの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、流れてくるニュースも明るい話題がほとんどありません。
世界中が未知のウイルスを相手に、かつて体験したことのない危機に直面しています。
しかし、手をこまねいているわけにはいきません。
生きていかなくてはなりません。
どうせ生きるなら、楽しく生きていかなくてはなりません。
まずは、あらゆる角度から、出来るところから、命を守る策を講じていきましょう。

大げさな書き方に感じられたかもしれませんが、マスク2枚で防げるような事態でないことは明らかです。楽観は危険です。

そして、今まさにこの時も医療現場で命を賭して患者の治療にあたっておられる方々、一刻も早い治療薬の開発に向けて粉骨砕身している方々、物流を支えて下さっている方々、そうした皆さまに大いなる感謝を申し上げつつ、私たちも出来る社会的責任をひとつづつ果たしていかなければと決意を新たにする新年度初日であります。


2020年3月29日日曜日

【公演延期のお知らせ】

【公演延期のお知らせ】

昨日夕方の首相会見をはじめ今般の新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、当研究所が主催し4月18日〜19日予定しておりました「キッズクラス発表会」ならびに「JUN_harvestライブ」について、上演を延期いたしますことをお知らせ致します。
ここまでご尽力、ご協力いただきました関係の皆さまには心から感謝申し上げますとともに、ご迷惑をおかけ致しますことをお詫び致します。関係の皆さま並びにお客さまの安全と安心のための苦渋の決断でございます。何とぞご理解の程お願い申し上げます。
尚、延期となった公演については今後の社会情勢などを注視しつつ改めて日程をお知らせいたしますので、それまでしばらくお待ちください。

2020年3月29日
SCSミュージカル研究所
代 表   廣 瀬  純

2020年3月24日火曜日

ファン心理

昭和の時代に「伴淳三郎」という、たいへんな人気を誇ったコメディアンがいらっしゃいました。いまでは、その名前を覚えていらっしゃる方もだんだん少なくなってまいりましたが…。

父は、その伴淳三郎(通称、伴淳)さんの大ファンでありまして。
若いころに一緒に撮ったという写真を額に入れて、今も後生大事に持っているのです。


写真中央が伴淳さん、右端が父。父は当時「シルバーピジョン」というスクーターのトップセールスマンだったらしく、一緒に写真に納まることができたのだとか。
まだ世の中一般に「マイカー」が普及する前の時代ですね。中央奥の額縁には、上杉謙信公の肖像。伴淳さんは、米沢市生まれなのでありました。
父はこのとき、伴淳さんとお話をして「一生懸命やり続けると、必ず結果が出るものです、がんばりなさい」というお言葉を頂いたのだとか。 その言葉を支えに頑張り続けたと。

実は今日、彼岸も過ぎておりますがとんぼ返りで米沢へ行ってきました。なかなか母の墓参もできぬことを詫びに、父を連れて母の眠るお寺に行ったのでありました。
一通りお参りを済ませると、父が向かったのは「伴淳さんのお墓」。傍に米沢市が伴淳さんの解説版を掲げていますね。母のお墓の近くの大きな木とシンメトリーな位置にあります。そう、父は伴淳さんと同じお寺の墓地に自分のお墓をつくりました。


ファン心理、かくの如し。

ふと、母から、昔、父が「池内淳子」(こちらも昭和の時代の名女優)さんの大ファンであったと聞いたことを思い出しました。そういえば、私の名前の「ジュン」という字は、漢字こそ違えど伴ジュンさんと池内ジュン子さんから…などというギモンが生じてきました。
まあ、このことは、父には聞かずにおきましょう(笑)


2020年3月21日土曜日

視点を変えて

新型コロナウイルスのために、いろいろと調子が狂っている今日この頃。
そんななか、大学生有志たちの誘いを受けて、なんと十数年ぶりに「イチゴ狩り」に参加しました。有難いお誘いでしたので、喜んで運転手役をかって出ました。
行った先は亘理町のとあるイチゴ園。

真っ赤に熟した美味しいイチゴを、練乳片手にたくさんいただきました。
私が熟したイチゴを探しつつ食べることに熱中しているとき、姿は見えねど幼稚園児らしい男の子の声で「ママ、お花のそばに真っ赤なイチゴあるよ、お花のそばに」という声が聞こえてきました。


はっとしました。
お花!。私は魅力的な「赤いイチゴ」しか見ていなかったのです。
視点を変えれば、イチゴには、かわいいお花も緑の葉っぱもたくさん付いています。
お花も、葉っぱも、見えない根っこも、そして土、お日さま、水、空気…何一つかけても、この美味しい赤いイチゴは存在しないのです。 あたりまえのことですが。
コロナウイルス騒ぎで、ココロが硬直しそうなときに、何か大きなヒントをいただいたような気がしました。

子どもの感性には大人たちへの気づきの示唆があり、いつも感心します。そして、ほんとうに自然は最高の先生ですね。
あ、もちろん、そんな気づきがあったものの、私が引き続き赤いイチゴをほおばり続けたことは、皆さまのご想像通り。

それにしても…
パンデミックを起こしている世界のニュースに触れるたびに胸が痛みます。
クルナウイルス!

2020年3月14日土曜日

できることから

もう半月も稽古場はとじたままです。
子どもたちの居ない稽古場ほど寂しいものはないと思っていたところ、今日から指導員のおねいさんたちが、自宅で退屈している研究生たちのレッスン用にと動画づくりをはじめてくれました。



私も早速手持ちの機材をかき集めて、にわかカメラマン、そして慣れない動画編集ソフトとの格闘をはじめました。SCSのオリジナル曲を使用しての小さな動画作品づくりです。研究生向けに限定公開する予定です。

普段やりたくてもなかなかやれなかったことに手を付けるチャンスですね。
僕たちは創り続けることしかできませんから、まずは出来るところからはじめていきます(^^♪