2020年5月28日木曜日

北原白秋の「物理学教室裏」という詩に初めて触れたのは確か中学1年の頃、米沢市立図書館だったかと思う。
そこに並ぶ文字は難しく何がなんだか判らないというところに、物凄い引力を感じた。
朧げながら「陰鬱」という感覚をその時初めて文章で味わったような気がする。既に算数や数学が苦手と自覚し始めた自分が「物理」という単語からの連想で激しい理系への憧れも生じていたことは間違いない。
今思えば、自分を理系とか文系とか分けるのもナンセンスであるのだが。

その時、図書館で本を手にしながら、小学校に上がる時分とある病でひと月以上外出と食事に厳しい制限があった頃を思い出した。
何事にも表とウラはあるものだ。メビウスの輪であっても、その表面のある一点から見ればウラがある。
稚拙なアタマをフル回転させて考えてみる。
そう、暗い部分があるからこそ明るさを感じるということに間違いない。

みんな、暗い気持ちになるのは悪いことじゃないのだよ。


子どもの時の厳しい外出制限の気分にちょっと似ていたこのところの感覚。
全国緊急事態宣言が解かれた夜、
「裏」を見つけてそんなことをフと思った。

仙台駅屋上にて。

2020年5月24日日曜日

【30周年記念ミュージカル公演延期】のお知らせ


ブログ読者のみなさまへ

このブログをお読みいただいている皆さま、そして私たちSCSの活動を応援してくださっている皆さまにお知らせいたします。

 私たちはこのたび、SCS創立30周年を記念し昨年から準備をすすめてきたミュージカル『梵天丸』公演(電力ホールにて7月25日~26日上演予定していたもの)を、約1年ほど延期することといたしました。

 今年度最も大きな舞台作品として準備してまいりました公演を中止しなければならないのは大変つらく厳しいことですが、公演に関係する全ての皆さまの安全を最優先させるために決断せざるをえませんでした。準備にあたってくださっていた全ての皆様に対しても大変申し訳なく、この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。

 3月以降こうしたお知らせを重ねなければいけないこの事態は誰もが経験のないことで打開策も手探りの状態ではありますが、これまで30年にわたる皆様からのご厚情とご協力に少しでもお応えできるよう、粘り強く活動再開の道を探ります。

 今私たちは、もう3か月近く会うことが出来ていない研究生たちや子どもたちがオンラインミーティングで時折見せてくれる「舞台が大好き」という表情に大いに励まされながら、お客さまと舞台をつないだあの美しくあたたかな時間を取り戻すべく、あらゆる手段を講じ活動再開への道を拓き続ける決意を新たにしています。

 再び劇場でお会いできる日まで、どうかみなさまにおかれましても安全お健やかな時を過ごされますようお祈り申し上げます。


一般財団法人
SCSミュージカル研究所
代表理事 廣瀬 純

2020年5月19日火曜日

R&Cシアターレッスン

SCSミュージカル研究所の稽古場では「オンラインレッスン」の試験運用が行われています。

インターネットでのオンライン会議システムで、どこまでミュージカルレッスンの効果を上げられるのか、誰も経験の無いことへの挑戦です。
ネット環境はもちろんのこと、指導プログラム試行錯誤の日々が続いています。


ミュージカルを通じて「子どもたちが笑顔でいられる場(ステージ)作り」をすることがSCSの目的の一つです。世界的に困難な状況ですが、画面越しでも久しぶりに友だちや指導スタッフの顔を見た子どもたちの笑顔の向こうに私たちは明らかな希望を見ています。

そこで、私たちはリアルなお稽古場とクラウド(ヴァーチャル)のお稽古場の2つを持つことになるので、それぞれの良いところを組み合わせて、新しいレッスンプログラムの開発も同時進行させていくことにしました。私はこれを「R&Cシアターレッスン」プログラムと呼んでいます。
SCSが30年かけて培ってきたノウハウを結集して、RealとCloudの稽古場で行われるレッスン全てに劇場へと向かうベクトルを持たせます。ベクトルの先にあるのは、もちろん劇場の舞台(ステージ)における表現ですが、研究生にとってはそれを人生のステージと読み代えることもできます。とにかく全ての事業が誰かの役に立ち、誰かの夢につながっていることが大切です。
このことについては、いずれまたこのブログでお話しできればと思います。

ところで、現在用いているオンラインレッスン用機材は、広角レンズを使っているwebカメラ以外の全てが、5年以上前から研究所に有った機材でした。主に音楽制作で使用してきたものです。意外にローコストでシステムを組めたのはラッキーでした。
機材のみならずさまざまな場面で、私たちは一見、新しいことをやっているような気がしても、先人の偉業や、自分たちが歩んできた道の延長線にいることに気がつく瞬間が多くあります。応用や転用から新しいシステムを組むことが出来たりします。

稽古場の先生方も、これまでの経験をもとに、知恵を絞って次々と立ちはだかる難問をまるで砕氷船の如く乗り越えていく様子は圧巻です。そして私たちは、時代をしっかり見つめながら未知なる大陸目指して前に進まなくてはなりません。
まるで「難局観測隊」のようです。

…おっと、おあとがよろしいようで。


2020年5月16日土曜日

考える、話す、歩く

相変わらずお稽古場は閉じたままではありますが、宮城県の緊急事態宣言が解除になったことを受けて、私たちはオンラインレッスンの試行錯誤を加速させ現実の世界とのハイブリッドシステムを模索しています。


このコロナ禍のあとには、新たな世界秩序が出現することでしょう。
大きな言い方をするならば、物質主義、資本主義の世界が崩れてしまうかもしれません。
きっと、その先にある「人生の意味」のようなものを見据えた仕事のスタイルが求められていくのではにかと感じています。
部屋にこもって本を読み、ネット上の世界をさまようのも嫌いではありませんが、リアルな世界があってこそそうした世界があることも忘れてはなりませんね。

今日は未来を描くために重要な友人2人と別々の時間に対談をしました。
ひとりは医師、もうひとりは音楽家。もう40年とか30年の長い付き合いのある、とても尊敬している友。
対談では、それぞれの専門分野で活躍してる立場から、多くの示唆に富んだ考え方や情報をお聞きすることができました。

そして、今日も少し歩きました。(写真は今週初めに撮った新緑の公園)


考え事には歩くのが一番ですね。
考える、話す、歩く。
なかなかに楽しい。

2020年5月12日火曜日

オンライン

友いわく、
「沈黙の春」。
確かに、そんな2020年です。

オンラインレッスンの試験運用中、突然乱入していただけるあちこちの「おうちネコちゃん」たち。


人間たちは、ステイ・ホームでストレスたまりまくりらしいけれど、最初からステイ・ホームな生活様式のおうちネコちゃんたちにしてみれば、お外のほうがストレス。その「自由なふるまい」に癒されます。

動物に学ぶこと、じつに多いですね。


2020年5月6日水曜日

【SCSミュージカル研究所名称変更のお知らせ】

 このたびSCSミュージカル研究所は「一般財団法人SCSミュージカル研究所」と名称が変わりました。
4月1日に登記し、5月1日に金融窓口の開設が完了、5月5日の子どもの日に、SCSフェイスブックページにてお知らせ致しました。
 これは、創立30周年の記念事業として準備してきたものですが、このパンデミックな状況により休業状態からの新たなスタートということになります。しかしもともとゼロからのスタートであった30年前の研究所設立時の初心を忘れず、さらに、東日本大震災後私たちの活動の軸に据えた「子どもたちの笑顔」が今こそ求められる時代に入ると確信し、新たな時代にふさわしい舞台芸術活動に夢を抱いております。
 この場をお借りして支えて下さっている関係の皆さまに感謝を込めてご報告いたしますとともに、今後も変わらぬご指導ならびにお力添えのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


一般財団法人SCSミュージカル研究所
代表理事  廣瀬 純


・・・という、発表をいたしました。
新型コロナウイルスという、私たちの命を脅かす思わぬ敵の出現により、先の見えない状況が続いていますが、不透明感が増すほどに、私たちは、耳を澄まして、心を澄まして、創作活動を続ける必要性を感じています。

ほんとうに多くの皆さまのお力添えによってここまで歩んでくることができました。
SCSミュージカル研究所が30年間一貫して作品の中に込めた思いは「いのちの大切さ」「生きることのすばらしさ」です。いままさに、いのちを守りながら新しい舞台芸術を生み出していく時代に入りました。

SCSミュージカル研究所は一般財団法人という法人格を持つことにより、これまで支えて下さった皆さまへの恩返しが少しでも出来るよう、より公益性の高い事業展開も視野に入れています。楽しく、希望に満ちた舞台づくりと作品の上演が、一日も早く訪れることを願いつつ、挑戦を続けていく必要があります。
私たちの挑戦が何かしらの形で皆様のお役に立てることを願って精進してまいります。
このブログ読者の皆様にもこの場をお借りしてお知らせいたしますとともに、引き続き変わらぬご声援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!



2020年5月1日金曜日

ブルーライト・センダイ

カレンダーは5月になったのだが、この事態はまだ収束の目途がついていない模様。
そして、僕らの行く末も目途がつかない。

この困難な時代、いまこの瞬間も命を賭して医療に従事されている方々を励ますために、ロンドンで始まって、世界中に広がりをみせているのだそうだ。
Light it blue...


仙台の小中学校の休講が5月31日まで、再延長が発表された昨夜、
どうかみなさんが、必ず安全でありますように。
僕はブルーライトに染まったテレビ塔を眺めながら、そう祈った。


2020年4月27日月曜日

伊勢屋横丁

宮城県で最初にコロナウイルス感染者が出たことを受け3月1日から稽古を自粛。さらに現在は緊急事態宣言を受けた宮城県の休業要請に応じ忍耐の時間が過ぎていきます。まさか自分の人生において100年に一度のパンデミックに出会うとは…。
そんなか、外の空気が吸いたくて事務所の周囲を少し歩いたいた時(たまに通る道なのに)こんな表示があることを見つけました。
「伊勢屋横丁」。


ふと、興味がわいてスマホの仙台時間地図というアプリを使い現在地を確かめてみると、明治の時代にはまだしっかり地図にも名前が残っていたんですね。 (この地図のすごいところは、GPSを使って昔の地図上に現在位置が示される)しかもこの通りは監獄に面していました(^^;)
因みに第二高等学校というのはのちの東北帝国大学(現東北大学)です。


さて、この地図から連想するに、この通りは江戸時代に米沢に端を発した仙台藩御譜代町のひとつ「柳町」からちょいと入った横丁だったのでしょう。とするとこの辺りには伊勢屋さんという屋号のお茶屋さんか何かあったのかもしれませんね。
御譜代町は、私がプロデュースした『仙台ねこ』というミュージカルの中でも重要なキーワードになっていました。

短い散歩の途中、一瞬時間旅行をしているような感覚になり、色々と妄想しながら、ちょっぴり楽しい気分になりました。


2020年4月22日水曜日

夕暮れの時は

まだ世の中のことなど何一つ知らない中学生の時分に、はじめて堀口大學さんの『夕暮れの時はよい時』という詩を読んだ。
大正と昭和という時代の隔たりがそうさせたのか、ノスタルジックな味わいとともに、年を重ねていくことへの不思議なワクワク感がわいてきたことを今も覚えている。

さて、この2か月ほど、私の生活の中心はすっかり事務所デスクとなり、椅子に張り付いてばかりだが、意外にやることも多い。うっかりすると陽が傾きそうな時間となる。

今日もそうだ。
ふと思い出し、慌てて野暮用を済ませるべく事務所を飛び出した。


新緑が間近に迫るこの季節。やはり陽はすでに傾きかけていたが、もうすぐ街が新緑の街路樹たちで美しくなることを感じる。
あと半月もすれば一年で最も仙台の街が輝く季節だ。
けれども、令和2年、2020年大型連休直前の今日。ますます世の中がわからなくなっているが、行き交う人々の表情や景色が、私には晩秋のそれのようにうつる。まるで地球の軸が大きくずれたようだ。

せめて、空を見上げて、もうじき最高の青空をバックに若緑色を湛える街路樹たちのことを想像してみよう。
せめて、そんな木々のワクワクを私の身体に取り込もう。
と、思った。

夕ぐれの時はよい時、 かぎりなくやさしいひと時。 
それは季節にかかはらぬ、
(堀口大學)

2020年4月19日日曜日

ありもの活用

午後から私は事務所で会議のホスト役となり、ほかのメンバーはそれぞれ自宅などの場所からの参加して、いつもはみんなで一つの部屋に集まってやるSCSの「指導員会議」を今流行りのオンラインで行いました。

参加したのは役員、社員、指導員の10名。しかし会議のエンディングでは、画面を通して、赤ちゃん2名、ねこちゃん3びき、指導員の同居ご家族2名に参加していただき、思いがけず17のいのちたちが集う、たいへん楽しくにぎやかなミーティングとなりました。

一方、近頃は「にわか動画編集者」になっている私。出来るだけ出費は抑えありものを活用していこうということで、かつて音楽制作などで使っていた機材たちが動画編集でもデスクトップをにぎわしています。所詮映像は素人と開き直り手持ち機材を使って遊び感覚で楽しんでいます。
機材たちの潜在能力を知る機会にもなり、久々に引っ張り出された彼らも心なしか嬉しそう(と感じているのは私の気のせいだとは思うのですが)。


月並みながら、ありものや無料のサービスを利用して行う日々の作業を通じて、人と人とのコミュニケーションの重要性を改めて感じています。

ほんとうに大事なものごとの輪郭が、どんどんはっきりしてくる世の中になりました。


2020年4月17日金曜日

オンライン会議

今日は初めてオンライン会議のホスト役を担いました。
緊急事態宣言の全国への拡大を受け、小生が担当する大学の授業もオンライン化が加速する様相を見せています。
今日のテストケースでは、オンライン授業で現実的に我々講師たちはどのようなことができるのかということを基本に議論したのですが、話は発展しシェイクスピアとパンデミックの話、Stay home と Stay at home の違い、「明けない夜はない」という言葉の元になったといわれるマクベスの話、医療分野のグローバル企業でお仕事されている方による市場変化の実感のお話など、多岐にわたる分野の話題が飛び交い、予定時間をすっかり過ぎてしまっていました。
どの話題も、平時ならば学生諸君とともに同じ空間で情報共有しながら考えたいテーマばかりです。 少しでも平時の状態に近づいた内容になるように、また、オンラインだからできることもありますから、その利点をどう生かしていくか。
幸い本日の会議での大きなトラブルはありませんでしたが、まだまだ、試行錯誤は続きます。

2020年4月14日火曜日

【レッスン休講再々延長のお知らせ】

今日の空はよく晴れて、お稽古場の前の街路樹たちは柔らかな緑色をまとい始めました。


しかし、感染者が増加稽古にある仙台。 レッスンの再開を再び延期することにしました。
みんなのいのちをまもるために。
5月8日(金)まで、SCSミュージカル研究所のお稽古はお休みです。

しばらく、僕はオンライン・レッスン用動画制作の作業を続けます。
やったことのない作業、新しいソフトウエアに触れるのも存外楽しいものです。
休講も3か月目に突入しようとしていますが、どんな気候変化にもめげずに、しっかりと成長して若い葉を伸ばそうとしているやわらかな緑色に、僕らの希望を重ねます。

こどもたちにあいたい。

2020年4月10日金曜日

本質

あっという間に桜は散ってゆきますが、
その向こうには、緑の季節が待っています。


このあとは芽生えの季節、そして新緑の季節。

さて、政府の発表に続いて日本のあちこちで緊急事態宣言が発出されるという状況ですね。
しかし、植物たちはこんなふうに間違いなく時間の経過とともに成長し生命を繋いでいます。地球上に張り付いている生き物の一つとして、私もそうありたいと願います。

まだ私の住む東北地方では今回のウイルス感染症で亡くなられた方はおりませんが「志村けん」さんの死は個人的に大きな衝撃でした。ご冥福を心からお祈りするとともに、私が子どもの頃から今までお笑いアイドルの第一線で走っておられるかたの突然の死で、ウイルスによる無差別攻撃はすぐそばまで来ているという危機を実感しました。

今回の新型コロナウイルスは生物ではないそうです。しかし他のウイルス同様地球上に存在しています。地球を大きな生命体と例えれば、ひょっとしてこのウイルスは地球そのものの生命維持のため何かの役割、ミッションを帯びて人間に憑りつきはじめたのかもしれないと思うようになりました。

いま彼らが壊し始めているのは、人間の社会や主義。
大きなパラダイムシフトが起き始めています。
地球上のあちこちで「人間の本質、物事の本質をあぶりだしている」ように思われてならない今日この頃です。


2020年4月5日日曜日

サクラ満開ナレドモ波高シ

仙台の桜が満開です。
事務所の近くのかわいい桜の花たち。


しかし、ころな状況ですから、酒を酌み交わしているような花見客はいません。
行き交う人もみんなマスクを着用して、ほんとうにまばらです。

体験したくない体験続きの春。

2020年4月1日水曜日

感謝しつつ、出来ることを。

SCSミュージカル研究所は、創立以来「いのち」の大切さを作品のどこかに込めながら、ミュージカルの舞台づくりをすすめてきました。
創立30年となる新年度。みなさまにお伝えしたいことも沢山あるのですが、それはのちの機会にゆずることといたしましょう。

例年であれば、今日から新年度ということで様々なかたちの新鮮で華やかな話題が聞かれるはず。ところがご承知の通りの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、流れてくるニュースも明るい話題がほとんどありません。
世界中が未知のウイルスを相手に、かつて体験したことのない危機に直面しています。
しかし、手をこまねいているわけにはいきません。
生きていかなくてはなりません。
どうせ生きるなら、楽しく生きていかなくてはなりません。
まずは、あらゆる角度から、出来るところから、命を守る策を講じていきましょう。

大げさな書き方に感じられたかもしれませんが、マスク2枚で防げるような事態でないことは明らかです。楽観は危険です。

そして、今まさにこの時も医療現場で命を賭して患者の治療にあたっておられる方々、一刻も早い治療薬の開発に向けて粉骨砕身している方々、物流を支えて下さっている方々、そうした皆さまに大いなる感謝を申し上げつつ、私たちも出来る社会的責任をひとつづつ果たしていかなければと決意を新たにする新年度初日であります。


2020年3月29日日曜日

【公演延期のお知らせ】

【公演延期のお知らせ】

昨日夕方の首相会見をはじめ今般の新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、当研究所が主催し4月18日〜19日予定しておりました「キッズクラス発表会」ならびに「JUN_harvestライブ」について、上演を延期いたしますことをお知らせ致します。
ここまでご尽力、ご協力いただきました関係の皆さまには心から感謝申し上げますとともに、ご迷惑をおかけ致しますことをお詫び致します。関係の皆さま並びにお客さまの安全と安心のための苦渋の決断でございます。何とぞご理解の程お願い申し上げます。
尚、延期となった公演については今後の社会情勢などを注視しつつ改めて日程をお知らせいたしますので、それまでしばらくお待ちください。

2020年3月29日
SCSミュージカル研究所
代 表   廣 瀬  純

2020年3月24日火曜日

ファン心理

昭和の時代に「伴淳三郎」という、たいへんな人気を誇ったコメディアンがいらっしゃいました。いまでは、その名前を覚えていらっしゃる方もだんだん少なくなってまいりましたが…。

父は、その伴淳三郎(通称、伴淳)さんの大ファンでありまして。
若いころに一緒に撮ったという写真を額に入れて、今も後生大事に持っているのです。


写真中央が伴淳さん、右端が父。父は当時「シルバーピジョン」というスクーターのトップセールスマンだったらしく、一緒に写真に納まることができたのだとか。
まだ世の中一般に「マイカー」が普及する前の時代ですね。中央奥の額縁には、上杉謙信公の肖像。伴淳さんは、米沢市生まれなのでありました。
父はこのとき、伴淳さんとお話をして「一生懸命やり続けると、必ず結果が出るものです、がんばりなさい」というお言葉を頂いたのだとか。 その言葉を支えに頑張り続けたと。

実は今日、彼岸も過ぎておりますがとんぼ返りで米沢へ行ってきました。なかなか母の墓参もできぬことを詫びに、父を連れて母の眠るお寺に行ったのでありました。
一通りお参りを済ませると、父が向かったのは「伴淳さんのお墓」。傍に米沢市が伴淳さんの解説版を掲げていますね。母のお墓の近くの大きな木とシンメトリーな位置にあります。そう、父は伴淳さんと同じお寺の墓地に自分のお墓をつくりました。


ファン心理、かくの如し。

ふと、母から、昔、父が「池内淳子」(こちらも昭和の時代の名女優)さんの大ファンであったと聞いたことを思い出しました。そういえば、私の名前の「ジュン」という字は、漢字こそ違えど伴ジュンさんと池内ジュン子さんから…などというギモンが生じてきました。
まあ、このことは、父には聞かずにおきましょう(笑)


2020年3月21日土曜日

視点を変えて

新型コロナウイルスのために、いろいろと調子が狂っている今日この頃。
そんななか、大学生有志たちの誘いを受けて、なんと十数年ぶりに「イチゴ狩り」に参加しました。有難いお誘いでしたので、喜んで運転手役をかって出ました。
行った先は亘理町のとあるイチゴ園。

真っ赤に熟した美味しいイチゴを、練乳片手にたくさんいただきました。
私が熟したイチゴを探しつつ食べることに熱中しているとき、姿は見えねど幼稚園児らしい男の子の声で「ママ、お花のそばに真っ赤なイチゴあるよ、お花のそばに」という声が聞こえてきました。


はっとしました。
お花!。私は魅力的な「赤いイチゴ」しか見ていなかったのです。
視点を変えれば、イチゴには、かわいいお花も緑の葉っぱもたくさん付いています。
お花も、葉っぱも、見えない根っこも、そして土、お日さま、水、空気…何一つかけても、この美味しい赤いイチゴは存在しないのです。 あたりまえのことですが。
コロナウイルス騒ぎで、ココロが硬直しそうなときに、何か大きなヒントをいただいたような気がしました。

子どもの感性には大人たちへの気づきの示唆があり、いつも感心します。そして、ほんとうに自然は最高の先生ですね。
あ、もちろん、そんな気づきがあったものの、私が引き続き赤いイチゴをほおばり続けたことは、皆さまのご想像通り。

それにしても…
パンデミックを起こしている世界のニュースに触れるたびに胸が痛みます。
クルナウイルス!

2020年3月14日土曜日

できることから

もう半月も稽古場はとじたままです。
子どもたちの居ない稽古場ほど寂しいものはないと思っていたところ、今日から指導員のおねいさんたちが、自宅で退屈している研究生たちのレッスン用にと動画づくりをはじめてくれました。



私も早速手持ちの機材をかき集めて、にわかカメラマン、そして慣れない動画編集ソフトとの格闘をはじめました。SCSのオリジナル曲を使用しての小さな動画作品づくりです。研究生向けに限定公開する予定です。

普段やりたくてもなかなかやれなかったことに手を付けるチャンスですね。
僕たちは創り続けることしかできませんから、まずは出来るところからはじめていきます(^^♪

2020年3月12日木曜日

【レッスン休講期間延長のお知らせ】

SCSミュージカル研究所のすべてのレッスンクラスを先月末に3月1日から14日まで休講としたところですが、今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する様々な情報から総合的に判断し、休講期間を令和2年3月21日(土)まで延長することといたしました。

2020年3月11日水曜日

想います

健康維持のためと称して近頃ハマっている日帰り温泉。
数日前に行った温泉旅館にて。

風呂からあがって車に戻ろうとしたとき、二羽の雀が近くにやってきました。


せっかくなので、私はじっとして小さく声をかけてみました。
すると二羽は尾を振りながら、とてもきれいな声で鳴いてくれました。


「ご夫婦なのすか?、あ、デート中がや?」などと、いろいろと質問してみたのですが、当然応えてくれるはずもなく(笑)しかし、結構長い時間(おそらく二分以上)お互いに向き合って交互に声を掛け合うことができました。

余談ながら、鎌倉時代中期に藤原重房から始まるとされる上杉家の家紋「竹丸に二羽飛雀」。仙台藩伊達家の「竹に雀」も、もとは上杉家の家紋に由来しています。両家とも故郷米沢に深いゆかりのある御家です。そういえば、この宿のそばを流れる川のあたりには、竹がたくさん生い茂っていました。竹と雀の組み合わせは縁起が良いのだとか。
まっすぐに伸びる竹。そして雀は穀物を食べることもありますが、害虫(というのは人間本位の言い方ですが)もたくさん食べてくれますね。
ちょうど、目や耳に見入ってくるものが新型コロナウイルスのことばかりで気分も下がり気味でしたので、この二羽の雀が目の前に現れたことを深読みしてみました。

さて、今日は東日本大震災発災から九年。
私の頭の中で、九年経った今も混乱はまだかすかに続いています。
天に昇らざるを得なかったいのちたちを静かに想います。
あの日、鳥たちはうまく逃げることができたのだろうか。
家族同様だった犬や猫、たくさんの動物、生き物たちのいのちのことも想います。
人間よりも長生きできるのに天に昇った植物たちのことも想います。

祈りの一日です。
生きとし生けるものすべてが深いところで全てつながっているように感じられてきます。


2020年3月9日月曜日

粛々と対策を

猫たちの表情を見ていると、時折彼らが哲学者に見えることがあります。
今日出先で出会ったにゃんこも、そんな感じでした。
実は、以前もここで会ったことがある猫さん。
その時は車の中から発見したのですが、今日も同じ場所にいらっしゃいました。


私が近づいても逃げるそぶりもなく、堂々としています。
しばし、話を聞いてもらいました。
なんだか、Let it be. と言われたような気がしました(笑)
まぁ、気のせいですが。

事務所に戻り夕刊を拡げると、なんだか不景気な文字が並んでいます。


未知のウイルスは恐ろしいですが、日本の医療技術は世界でもトップレベル。
その高度な医療技術と知識を総動員して最先端で戦っている医療従事者の方々への敬意をはらいつつ、私たちはむやみに慌てず今日の猫さんのように落ち着いて、粛々と自分たちに出来うる対策を講じていくことが大切ですね。


2020年3月6日金曜日

街なか散歩

散歩をしていると、目の高さにあるものや地面の草花などが気になります。
しかし、アーケード街を散歩して交差点に出た時などは、つい空を見上げます。
この辺りも高い建物が増えて、空が狭くなった気がします。
今日は、暮れかかりつつもまだ明るい空に浮かんだお月さまの上をジェット機が白い線を残して過ぎていきました。


ふと、100年前には誰もが想像もしなかった風景を見ているのだろうなと思いました。
そして仮に100年後の人がこの写真を見ることがあるならば、撮影した私は、ウイルスで日本中の学校がお休みになったこの時代のただ中にいた人となるのだろうな、と思いました。

街の中は普段より人出が少なく、ほとんどの人がマスク姿です。


今日はここまでで8300歩。
全身で前進!(などとオヤジギャグを考えつつ)


2020年3月1日日曜日

オオイヌノフグリ

午前中、去年の落ち葉を上をシャリショリ音を立てながら散歩してみました。
天気の良い日は気j持ちの良いものです。
しかし、気を付けなければなりません。
うっかり可愛いちいさなお花を踏んでしまうところでした。


えーと、この子の名前は何だっけ?
確か以前、友人に教えてもらったような…

「オオイヌノフグリ」
 
写真を撮って草花に詳しい友人に送ると、すぐに名前が判明。
便利な時代になったものです。
コバルトブルーの綺麗な花びらの色は
空の青を映しているようでもありました。
それにしても、こんな可愛らしい花をつけているのに
名前がオオイヌの「フグリ」とは。

ちょっぴりにやけたやよいついたち。


2020年2月29日土曜日

【レッスン休講のお知らせ】

【新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う対応について】
3/1(日)~3/14(土)までの2週間、SCSミュージカル研究所におけるすべてのレッスンを休講といたします。
尚、休講となった分の補講についてはクラスごとに後日文書またはメール等でお知らせいたします。

2020年2月27日木曜日

【公演延期のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、3月15日に予定しておりましたSCSミュージカル研究所『忘れたい忘れない』公演は諸事情鑑み、やむを得ず延期することとなりました。
振替公演は、6月7日(日)に開催予定です(会場:七ヶ浜国際村ホール)。
お手持ちのチケットは振替公演に有効となりますのでそのまま保管いただけますようお願いいたします。
尚、振替公演に都合がつかないお客様には払い戻しの対応をさせていただく予定です。詳細については3月1日以降にSCSミュージカル研究所ホームページにてお知らせいたします。
チケットをご購入いただいたお客様、関係するみなさまにはご迷惑をお掛け致します事を心よりお詫び申し上げます。

2020年2月20日木曜日

歌唱レッスン

ミュージカルの舞台は総合芸術と言ってよいほど、多種多様な分野のアーティストたちによって支えられているものです。そして、出演する俳優たちは、長い時間をかけて自己研鑽を重ね、多くの「専門家」に歌やダンス、演技の指導をいただいて、各人の表現力が醸成されていきます。

今週は片桐雅子さんをお稽古場にお迎えしての「SCSミュージカル研究所特別ボイストレーニング週間」! 。


このプログラムは年に4回、計12日間実施しています。
片桐さんは、女優さんであることにとどまらず、素晴らしい歌い手さんでもあります。東京藝術大学をご卒業後もそのクラシック音楽に下支えされた舞台作品におけることばの解釈と歌の表現力には圧倒的なものがあります。 数多くの舞台で主役を務められるなど、いわば実践的な指導をしていただける数少ない先生のおひとりです。
おかげさまで、レッスンの回を重ねるごとに、研究生たちの表現力にはっきりと変化が表れています。

今回も個別指導も含め3日間みっちりのプログラムで声楽レッスンを行って頂きました。 パワフルでわかりやすいご指導で、お稽古場には研究生の元気な声が響いていました。


2020年2月18日火曜日

七輪を囲んで

今年大学を卒業するSCSミュージカル研究所の研究生数名と、とあるホルモン焼き屋さんに出かけて、七輪を囲みました。


中には「わぁ、七輪を間近で見るのは初めて!」という声も。
もうもうと立ち込める煙にも負けず、「炭火で焼くと、ほんとにおいしいですねぇ」何度もおいしい、おいしいを連発しつつ、若者たちはお肉やホルモンを次々と焼いては食べ、焼いては食べておりました。
一緒に同じ火を囲んで、彼ら同士で交わす会話や単語に時折軽い世代間ギャップを感じつつ、自分が20代前半だったころの周囲の環境や考え方や感性との差分を測るのには、とても有益なひとときとなりました。つい数年前まで子どもだと思っていた彼らがしっかりと成長し、次代を担う世代となっている彼らの感性に、とても明るく頼もしいものを感じていました。

一方、炭火を眺めながら、ふと、自宅の軒先に七輪を出してもらって、うちわで扇ぎながら魚やイカを焼いた私の幼い記憶がよみがえりました。本物の火で、自分で焼いて食べる。当時それは、近所のどこにでもあった、ごく普通の小さな体験だったかもしれないけれど、今では(ここまで生きてきてようやく味わいが少しわかってきた)人生の調味料のひとつになっているのだと思えるのです。
さらに思い出したのは、東日本大震災後の風景。電気もガスも回復していない被災地で、七輪や火鉢、井戸など昭和の中頃まではどの家にもあったようなものたちが、大変頼もしい存在だったということです。かの震災は、ここ数十年で私たちが得たものと失ったものを考えるきっかけともなりました。

とにもかくにも、昨夜は私もよく食べました。
たくさんの人に支えられてきている現在の健康状態に感謝するとともに、次の格言を思い出しました。近頃この格言、医学界でも再注目されているそうな。

「すべての病気は腸に始まる」
(ヒポクラテス)


2020年2月16日日曜日

ポチくん

なかなか思うようにならないことってあるものです。
というより、世の中は思うようにならないことがほとんどです。「思うように」などと思うことが間違っているのでしょう。
無為自然とか、自然体とか。
そんなことばが生まれるひとつの所以かもしれません。

先日鳴子で、おじさん3人で湯めぐりしたとき(なんと午前中だけで4か所!)とある日帰り温泉施設の入り口で出会った、看板犬、ポチ君。
「お目にかかった記念にぜひ2ショットを1枚」
とお願いしたところ、ツレないそぶり。


こうなったら待つしかありません。
と思ったとき、めんどくさそうにチラリと反応してくれました。


自然体、だいじですね。
私にとっては、初めての出会いでも、ポチ君には通りすがりのお客のひとり。
しかしながら、このあと、しっかり見つめてくれたり、撫でさせてくれたりと、しばし交流いたしました。
お湯も最高でしたが、ポチくんのその優しい対応に感謝であります。
その場を離れてから、勝手に私はオスだと思っていたけれど、ポチ君、ほんとうはメスだったり…などという想いがふとよぎりました。今のご時世、ま、どっちでもよいか(笑)

自然のままにふるまう、人間の身近にいる存在、たとえば犬とか猫とか。
大自然はもとより、彼らに学ぶことも、実に多いと感じるこの頃です。

自然は百学の師であります。

2020年2月12日水曜日

忘れないということ

東日本大震災から8年11か月目の昨日、南三陸町歌津地区にお邪魔してきました。
私にとっては1994年ごろから2006年までの12年にわたり定期的に通っていた町です。
当時は合併前でまだ「歌津町」。

仙台を経って三陸自動車道を1時間ちょっと。その歌津の手前に新しくできた道の駅「三滝堂」に立ち寄ると、震災の津波で損壊した品々の一部が展示されていました。


そしてさらに車を進めて歌津に到着すると、11日の休日というのに意外に静かな様子。
海のほうに目を向ければ、まだ重機やトラックが見えて、その作業音が響いてきます。


仮設商店街で食事を済ませたあと、昔お世話になった方のお宅にもお邪魔して、ご焼香をしてきました。そこで皆さんとしばし懇談。震災前の話題、震災直後の話題、歌津に住む皆さんと共有してきた話題は尽きません。もちろん未来につなぐ、つなげたい話題も。

来月の11日はあれから丸9年経ちます。
「忘れない」ということの大事さを痛感した小さな旅でした。

2020年2月9日日曜日

新しい季節の始まり

昨日は、東北学院大学下館ゼミの学生さんたちの「卒業公演」と「口頭試問」に立ち会いました。このゼミは20年ほど続いており、不肖ヒロセ純、ゼミの初期から時々成果を拝見する機会をいただいておりましたが、8年ほど前から別の授業で非常勤講師としてお世話になり始めたのを機に、芸術顧問という重責を仰せつかり時折アドバイザーとして、卒業生たちのこの日までの進捗状況を見守ってきました。

少人数ながら中身の濃い、実のある公演となりました。
この2年間努力を続けたゼミ生諸君に心の底から大きな拍手を送り続けました。



文字通りゼミ生の皆さんの「卒業」がかかっている重要な日である一方、この日はSCS出身M君の結婚披露宴や、七ヶ浜町で仙台フィルハーモニー管弦楽団と、NaNa5931の共演の日と重なってしまいました。すべておめでたいこと、ありがたいことですから、参加、立ち合いしたかったのですが、身体は一つしかありません。
結婚披露宴のほうは梶賀主宰に、仙フィルとの共演は優秀な指導員たちにお任せするしかありませんでした。M君、ほんとうにおめでとう!一緒にミュージカルをやっていた仲間たちが夕方事務所に立ち寄ってくれて、素晴らしい結婚式のようすを伺いましたよ。
そしてNaNa5931ならびに七ヶ浜国際村のみなさん、ツイッターなどでも多くの高評をいただいているようです。おつかれさまでした!
もしも私が分身の術やどこでもドアを使うことができたら全部参加できるのになぁ。

さて、昨日で今年度の大学関係のお仕事はすべて終了。


下校する坂道で、うっすら夕焼けを望みながら、チラリと雪の舞い降りる寒さにブルっと身震いしつつ、周辺の草木に目を移せば、すっかり枯れたように見える中にも、新しい季節のはじまりがありました。



2020年2月4日火曜日

郡山にて

郡山には、震災後何度か足を運びました。
ほとんどが復興支援がらみの舞台や音楽のサポートでした。
その場所に定期的に通わせていただくことになるとは当時夢見だにせず…。

ところが、ご縁があってその郡山にある郡山女子大学で授業を受け持つこととなり、今年度から毎週通い始めました。
「チャイルド・ミュージック・コース」という新設の学科です。
新しいコースのため、前例やひな形はありません。
一昨年から少しづつ担当教授の皆様と打ち合わせを進めながら準備して今年度開講しました。
初年度私の担当する授業は終わりましたが、一昨日は、幼児教育学科の2年生の皆さんが卒業間近に開催する大きなイベントを見学しにいきました。


この大学では大きなホールが敷地内にあります。
建築家の故丹下健三氏監修によるオーケストラ・ピットや花道をもつ本格的舞台。
我々から見たらとてもうらやましい環境です。

そして、今回の「劇と遊びのつどい」というこのイベントはすべて学生たちで、企画運営したのだそうです。照明、音響、舞台装置、すべてにおいて手作り感のある暖かな舞台でした。


おそらく2年生の皆さんが一丸となって取り組んだものでしょう。
ロビーでも子そもたちのための様々な楽しい遊びの企画が繰り広げられて感動的な場面もいくつかありました。

帰りの新幹線、郡山駅ホーム。


少し待ち時間あったのですが、ホームにいても寒くありません。
日中外に出たときは、ちょっぴり空っ風が少し冷たく感じたけれども、
総じて暖冬なんですね、やはり。

早く春が来てしまうと、いろいろと早めに準備しなきゃいけない感じがしてちょっと焦ります(笑)

2020年1月29日水曜日

忘れたい、忘れない

9年前の3月11日に、私たちの住む場所は突然「被災地」となり、私たちも「被災者」となりました。

忘れたいことも沢山あります。
忘れないでいたいことも沢山あります。

だから、10回目の春がくる前に、私たちは、
初めてこの作品をあの日から突然津波被災地となった町で上演します。
同じ師匠のもとにミュージカルと言う分野を共有しながら
被災地で育ってきた仲間とともに。



願わくは、一人でも多くの方に10度目の春を迎える被災地とそこで生まれている新しい舞台作品をご覧いただけますことを。


2020年1月25日土曜日

ミュージカル『でえぎの涙』写真展開催中

今週もミュージカルの指導で七ヶ浜国際村へと出かけました。
この3月には、七ヶ浜のミュージカルグループNaNa5931の皆さんとSCSミュージカル研究所メンバーとの共演が企画されています。そのこともあってか稽古場はとても良い雰囲気でお稽古が進んでいました。今週はNaNaキッズクラスの子どもたちも自分たちのお稽古を終えた後に見学をしていました。


さて一方、このお稽古場のある七ヶ浜国際村のギャラリーでは、ミュージカル『でえぎの涙』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽:上田亨、照明:塚本悟、出演:NaNa5931、プロデュース:廣瀬純)の写真展が開催されています。
ギャラリー内では舞台カメラマンの柏谷潔さんの撮影による、美しいショットの数々をお楽しみいただけます。また、作品の公演映像も特別に楽しんで頂くことが可能です。





ギャラリーの外では、館内では職員の皆さんによる、ギャラリーの展示に関連したディスプレイが私たちを迎えてくれます。
明治時代には外国人たちにより、日本の三大避暑地に数えられた美しい七ヶ浜の海とともに、ちょっとドライブに出かけられてはいかがでしょうか。写真展は2月8日まで。

2020年1月20日月曜日

奥州街道

昔、奥州街道。
今、国分町。


昼に国分町を歩くのは久しぶりです。
もっとも、国分町に飲みに来るような機会も、今ではほとんどなくなりました。
今日のニュースによると、あのすかいらーくHDのレストラン全店で24時間の営業をやめるのだとか。日本人のライフスタイルも変わってきているのでしょう。
私が仙台に来た40年近く前はまだ一方通行の道ではなくて、結構車の往来もあったような記憶があります。一方通行になったのはいつからなのでしょう。つい最近かな。この通りも時代とともにさらに変わりゆくのでしょうね。

奥州街道については、2015年にもこのブログで書いていたようでした。
お時間のある方はこちらものぞいてみてくださいね。

2020年1月16日木曜日

妄想は、湯煙の中に

ここ数年で日帰り温泉にはまりつつあることは、このブログ記事やフェイスブックの記事などからお察しの方もいらっしゃるかもしれません。

何しろ、事務所を出て25分後には秋保温泉街に到着するロケーションで仕事をしていることに、10年目で気づいてしまったわけであります。

今日も間隙を縫って2時間ほど時間をいただきチャッポンしてお仕事復帰。
温泉街では、たいていのところは500円から1000円ちょいぐらいで温泉を楽しめます。
きょうはとある旅館の100%源泉かけ流しのお風呂を楽しみました。

いつもは誰かお客さんと一緒になるのですが、時間や曜日の関係かたまたま今日は男湯が私一人。まるで貸し切り風呂のような気分で「ナトリウム・塩化物泉」を味わいました。
かけ流しですから、お風呂の縁からどんどんお湯がそとに流れていきます。
私が入ると、当然さらに私の体積分だけお湯がじゃぁ~と流れるわけで「貴重な源泉、あら、もったいないなぁ」(笑)などと思いつつ、手ぬぐいを頭に瞑想にふけったのでありました。

そして浴槽からあがれば、私の体積分だけ湯の面が下がり、またお湯がたまればそとに溢れですわけで。ぼーっとひとりで水面(みなも)ならぬ湯面のその様子を眺めておりました。
ところが、屋内のお風呂でしたから風もないはずなのに、いつまでたっても、湯面の揺らぎがとまりません。
「なぜ、ずっとゆらいでいるのだ?」
そんな疑問が湧いてきました。
流体力学の専門家ならば、状況からその原因(原理)がわかり、説明もできますでしょうに。
さらに、詩人ならば、この状態を何か言葉で表現できるでしょうに。
浅学菲才の私には、どう表してよいのやらわかりません。

ひょっとすると、物理学者でもわかっていないことがこの現象に含まれているのでは?とか、これは宇宙の摂理の解明につながるような、すごいことが隠されているのでは、ニュートンだって、リンゴが地面に落ちるのを見てひらめいたというではないか!などと、私の小さな頭脳は事を大げさにしつつありました。

気が付けば、身体が少し冷えてきたような気もして、もういちど「ちゃっぽん」。
そうすると、さっきの妄想は、湯煙の中に消えて、ゆっくりと天井へ昇っていくのでありました。天井の水滴がぴちゃっと頭に落ちてきました。きっと当たり前と思っている自然現象に私たちが生きていくうえで役に立つ様々なヒントが隠れているのでしょうね。

おそらく、何も気づかずに生きてきたのであろう、どこまでも凡人な自分と向き合う時間でもありました。
これも一種の湯治でしょうかねぇ?(笑)

人生行路、まだまだ修行は続きます。

2020年1月11日土曜日

お気軽にお立ち寄り下さい

最近はSCSのOBやOGが事務所に近況の報告や、出産の報告などで訪れてくれる機会が増えてきました。30年も続けていれば出身者も自ずと増えていきますからそれは当然と言えば当然でありますが、節目節目に気軽に訪ねてきてもらえると無条件にうれしくなります。


今日も、ニューヨーク在住の元研究生が子どもの顔を見せに遊びに来てくれました。
ちょっと親子を紹介がてら地下のお稽古場に連れて行ったら、なんだか赤ちゃんはすっかり場に馴染んでいる感じ。ダンスに興味がありそうに見えたのは気のせいかな?それともお母さんの遺伝子かな?
レッスン中だった子どもたちに「みんなもこんな時があったんだよ〜」というと、全員ニコニコ。稽古場の研究生たちも、赤ちゃんも、どちらも私にとってはめちゃ可愛いかけがえのない存在です。子どもたちの笑顔で自分が生きている実感を味わうこともあります。

この子が育っていくのもあっという間なんだろうなぁ。
SCS出身者たちがいつでも立ち寄れるように、今年もお稽古場をしっかり守って、サスティナブルな状況をつくりだしていかなければ。などと考えた一日でした。



2020年1月3日金曜日

ボーっとしていたら正月三日。

人生は案外、ボーっとしていることが大事な気がしている今日この頃です。
ずーっとボーっとしていると、そうもしていられなくなる時がございます。
その時、アイディアの神様が降りていらっしゃいます。

あけました。
ボーっとしていたら正月三日。
今日は遠刈田のお湯で神待ちさせていただきました(笑)


今年も大いに舞台に音楽に「生」を楽しみたく存じます。
皆さま、本年もどうぞ変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。