2013年11月29日金曜日

うっすら積雪の峠を越えて

久々に伝国座のお稽古場にやって来ました。
栗子峠は12/20までトンネル工事の片側交互通行が続き、長い待ち時間が予想されるため、山形に入るのに、宮城と山形の県境、笹谷峠を越えて行きました
峠は、冬がやってきています。
往きの峠は霙模様、帰りはうっすら雪化粧、でありました。

お稽古場の外は、冷たい雨がざあざあ降っておりましたが、中では子供たちの明るく元気な声が響いています。


伝国座には、来月3カ所からステージ出演のお声がかかっています。
ありがたいことです。

そんな元気な伝国座のみんなの顔を見ると、センセ達は多少風邪気味でも頑張っちゃうわけであります。

2013年11月28日木曜日

たまには

震災の時、自宅は半壊だった。
水濡れしてヘナヘナになったままの形で乾燥してしまった文庫本。

停電になっても使えるというので購入したストーブの灯りで読んでみる。


「詩を読む人のために」三好達治著
開いているのは「夕ぐれの時はよい時」という堀口大學さんの詩を解説している頁。

静かな夜。

2013年11月27日水曜日

来月の公演は…

ミュージカル「常長の祈り」をご覧になったお客様から
純さんの常長役の声、ジュリーに似てる~」との感想が…
光栄です。
ジュリーは小学生のころからファンでした。
しかし、出演者の若い子たちにとってジュリーがどれだけすごいスターだったのかということは、なかなか分かってもらえないでしょうなぁ…。

さて、SCSミュージカル研究所は、そんな上演後の余韻を感じつつも、舞台の幕が下りるとすぐに次回作に取りかかります。

来月の公演は、
「おもてなし うらなし ぶんぶん」
毎年恒例となっているSCSクリスマス公演。
今年で19年目になります。

SCSとしては珍しいミュージカルコメディ。


今年もまた、あの”ぶんぶん姫”や”メイド爺や”たちがクリスマスプレゼントをめぐって大騒動を引き起こします。サンタの”ピーカリカリ”役、今年は誰がやるのかな。
第二幕では、毎年お客さまから「これを観ないと年越せない」などとも評判の”ひいらぎ家”の面々の登場。そのお芝居も見どころです。
胸躍るおなじみのクリスマスソングや今年話題になったネタも盛り込んで、笑いあり涙ありの舞台。どうぞ、ご期待くださいませ~

■公演日時
12月22日(日)①14:30 ②18:00
   23日(祝)③11:00 ④14:30

(開場は各回20分前)

■会場
仙台市福祉プラザふれあいホール
■チケット:¥2,000(全席自由)
Lコード:24814
Pコード:433-451

■お問合せ:
022-213-6789(純クリエイション)
info@scsmusical.com

☆毎年売り切れとなってしまう回がございます。チケットのお申し込みはどうぞお早めに(^_^)
もちろん、ヒロセ純、例の役で、ちょいと出演いたします!


2013年11月26日火曜日

支倉常長とフィリピンについて

ミュージカル「常長の祈り」では、制作者として常長を宮城県における国際交流のフロンティアという位置づけでも取り組みを行いました。
そのひとつが、日本を含む6か国の多国籍キャスト編成でした。
そして、もうひとつ。
常長ら慶長遣欧使節が出帆する2年前に慶長三陸大地震による大震災があったという史実から、サンファンバウティスタ号の出帆を、現在の我々の復興への意気込みと重ね合わせて表現することでありました。

さて、その常長が最後に立ち寄った外国は日本に戻る途中のフィリピンです。
記録によれば、1618年の夏ごろから約2年間滞在したことになります。
恐らく、様々な史実から失意の帰途であったと推察できます。
そしてまたフィリピンは熱帯気候です。2年間の滞在期間中、きっと台風も経験したのではないでしょうか。

今月初めそのフィリピンを襲った凄まじい台風30号は、現地に甚大な被害をもたらしました。
死者は1万人以上とも言われています。
ネットやTVのニュースでその被害の大きさに胸を痛めておりました。
しかしミュージカルの制作者、主演と2つの草鞋を履いた状態の私には、連日の稽古や打合せで、東日本大震災の時のようにすぐに動ける状態にはありませんでした。

せめて少しでも募金か何かを… と考えていたところ、
今回「常長の祈り」の外国人キャストの募集でもご尽力いただいた公益財団法人宮城県国際化協会(MIA)様から、公演終了後の募金活動は可能かとの打診を頂きました。
冒頭のような目的を持って制作を行っておりましたから、国際交流(国際協力)という意味でも、私たちの制作趣旨にも合致します。絶好のチャンスを頂き、二つ返事でお受けいたしました。

実行委員会の皆さまのご理解も得られ実施された募金活動の様子は、MIAさんのブログでも紹介されています。
http://www.mia-miyagi.jp/blog/2013/11/post-258.html

現在、宮城県在住外国人のうちフィリピン人は、中国人、韓国人に次いで3番目に多いと聞いています。県内在住フィリピン人の皆さまの心情を想うとき、3.11を経験した私たちは、胸がつぶれる思いです。

今日のニュースでは、自衛隊が「サンカイ(現地語で友達の意)作戦」救援活動を本格的に開始したそうです。規模は海外派遣としては最大規模だとか。
東日本大震災で、私たちはフィリピンからも多くのご支援を頂きました。
少しでも彼の地で困っている方々のご支援が出来ればと思います。


今日は、文字ばかりで長々としたブログ記事になってしまいました。
最後に、ミュージカル常長の祈りで歌われた「水平線の彼方へ」 という歌の歌詞の一節。

♪言葉や文化が違っていても
 夢と夢が出会い
 願いが一つになれば
 国と国の壁を乗り越え
 世界がひとつになれるだろう


MIAが中心となったこの募金活動は、来月30日まで続けられます。
MIAホームページによる情報を下記に記します。
是非、ご協力をお願いいたします。


「フィリピン台風被災者支援募金」受付口座

・銀行名 七十七銀行
・支店名 北仙台支店
・口座 普通 9125426 公益財団法人宮城県国際化協会


※口座開設期間
2013年11月20日から12月30日まで
※税法上の取り扱い この募金につきましては、税法上の寄付金控除の対象とはなりません
ので予めご了承ください。

◆お問い合わせ
宮城県国際化協会企画事業課
Tel:022-275-3796
E-mail:mail@mia-miyagi.jp

2013年11月25日月曜日

「常長の祈り」公演無事終了。

沢山の方々の支えを頂きながら、
芸術銀河2013ミュージカル「常長の祈り」の公演を無事に終えることが出来ました。

今日は朝からバタバタと残務処理をしたり、遠方からのお客さまをお見送りしたり、2日間で頂いた大量のアンケートすべてに目を通したりしているうちに、あっという間に過ぎてしまいました。

ご来場ならびにお心づかいを頂戴した皆様にすぐに御礼出来ていないご無礼をお赦しください。
公演の様子など、写真にて少しご報告させていただきます。


開演前には、たくさんのお花も届いておりました。その一部です。
「伊達政宗の声」役の市村正親さんからも。


お花の中には「廣瀬常長殿!」宛のものが。
尊敬する大先輩の粋なはからいに嬉しくなりました。


2日目には、早くも今回の撮影記録をお願いした柏谷さんが、ロビーに初日の舞台写真の一部を、お客様向けに張り出してくださいました。何だか期待感が高まります。


千秋楽、1ベルが鳴った後に、自然にみんながひとつになった「がんばるぞぉ~」の円陣。


上の写真は第2幕。常長が特別あつらえの米沢織の衣裳を着用しています。


イスパニア(スペイン)提督ヴィスカイノを中心としたシーン。


常長一行がアメリカ大陸から大西洋を目指すシーン。(一幕)
この役のためにヒロセ純は前髪を剃りました(数年かけて)


「帆のダンサー」たちと、水夫たち。

このほかにも、多くの印象的なシーンが生まれました。
アンケートでは、生演奏に対する評価も高いものがあり、その演奏家6名を含むと、ちょうど100人となった出演者たちは、心をひとつに2日間の公演を務めることができました。

「常長の祈り」関連記事は、フェイスブックページなどでも、後日談など、紹介してまいるつもりです。
お楽しみに。

2013年11月22日金曜日

生演奏

明日初日を迎えるミュージカル「常長の祈り」
今回は1曲を除き全て上田亨さんの作曲、日高哲英さんの編曲での新作、かつ生演奏であるというところも、見所(聴きどころ)の一つです。
バンドマスターは、JUN_harvestのバンマスでもあるサイトウミノル。


生演奏ですから、当然ステージの歌声も生。
演奏家や歌い手から客席に伝わるバイブレーション、迫力が違います。
と同時に、音響スタッフにも、かなりのプレッシャーがかかります。


時間が限られているので、演奏家たちは、舞台の仕込みと同時進行でのリハーサル実施。最後の合わせに余念がありません。どんどん、美しい音楽が奏でられてゆき、音響スタッフも、演奏家も、目、耳、指先、身体全体が神経フル稼働の時間。

明日は朝から今日の残りの確認作業。
私たちの目的はただ一つ。

明日明後日お見えになるお客さまに、この舞台を楽しんでいただくこと。

さて、明日18時、いよいよ本番の幕が開きます!
どうぞ、お楽しみに!

2013年11月21日木曜日

劇場入り

ミュージカル「常長の祈り」舞台スタッフが劇場仕込みに入りました。
若手出演者の男子が大道具搬入のお手伝いをしてくれて、スタッフも大助かり。


一方、別室では今回作曲を担当いただいた上田亨先生の特別レッスンが。


作曲家自らピアノ伴奏をしての歌唱指導は、きっと出演者の皆様の記憶に残ることでしょう。

実は、木曜日はご存知、七ケ浜国際村パフォーマンスカンパニーのお稽古日でもあります。
七ケ浜担当の指導員は、同じ時間にしっかりとイベント向けのお稽古を実施してくれていました。


報告メールとともに証拠写真もしっかり。
みんな、今日はそっちへ行けなくてごめんね。
来週は行くよ〜!

2013年11月20日水曜日

最後の全体稽古

「常長の祈り」の出演者による最後の全体稽古が行われました。
東京から作曲の上田亨氏、編曲の日高哲英氏も加わり、バンドマスターのサイトウミノル氏と稽古場で進行に沿った詳細打合せも実施されました。
昨夜の稽古の模様をちょっとご紹介いたしま~す。
(写真提供:柏谷潔氏)





出演者全員が揃うのは、次回は劇場!
緊張のなかにも期待感いっぱいの稽古場でありました。

2013年11月19日火曜日

秋晴

蒼く高い空のしたを
さくさく
しょりしょり

枯葉をかき分けて
私はあるく

一歩ずつ前へ
とにかく前へ

幸せが
皆とともにありますように

2013年11月17日日曜日

「常長の祈り」キャスティング2

23日〜24日に上演されるミュージカル「常長の祈り」のキャスティングの一部を公表いたします。
ご来場の客様におかれましては、贔屓の出演者へご声援の際のご参考に!
尚、アンサンブル、全員登場場面などのキャスティングは一部省いております。
また、公演当日諸事情によりキャストが変更となる場合もございますので予めご了承ください。
本日時点でキャスト94名、演奏家6名の6カ国計100名の出演者となっております。

【慶長遣欧使節】

支倉六衛門常長  ヒロセ純

ルイス・ソテロ  茅根利安

東九助  藤田和正
瀧川嘉兵衛  菅野綾人
与平  佐藤広也

泉栄  鈴木宏毅
向山忠憲  川田清太郎

野島十兵衛  古山均
伊丹宗次  村上慎太郎
尾寺内蔵丞  北村誠悟


【コーラスガール】
佐々木寛奈 高橋美優 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤花月 佐藤月乃 渥美可奈 石橋美奈 渡邉里沙 小野寺美都 稲邊彩音 佐々木鞠緒 菅原萌音 柏谷巴絵

【米欧州使節団】
岩倉具視  阿部友昭
木戸孝允  川田清太郎
大久保利通  佐藤親幸
伊藤博文  板垣泰之

ヴェニスの学芸員  メリネ・メスロピアン

【スペインのチマターズ】
Aチーム 安室夏 永田雄也 前田成寿 川口千尋 増田寛子 ロドリゲス・ランヘル・ダビ 
Bチーム 岩佐風輝 狩野勇人 柏舘芳枝 佐藤菜月 小泉碧桜 アンドレ・ペレズ

【イタリアのチマターズ】
Cチーム 工藤祐樹 瓜田拳斗 阿部彰大 臼井柊馬 今茉莉 山口美和 アンナ・マイ・シュナイダー
Dチーム 大山養一 日野修 眞坂裕貴 米夏紀 酒井絢子 宮田潤子

イスパニア大使の探検家
セバスチャン・ビスカイノ  亀井貢

【イスパニア人の船乗りたち】
イカルス  眞坂裕貴
スジー  永田雄也
パンサ  ロドリゲス・ランヘル・ダビ
ニール  アンドレ・ペレズ
アル  狩野勇人
船乗り 瓜田拳斗

【漁師】
さぶ  工藤祐樹
まさ  前田成寿
ごん  瀬谷和寿

【子供】
おみよ  柴田栞那
こたろ  岩﨑琥珀

かあちゃん  佐藤令子
ばあちゃん  松崎ちよ子

【かかさまーず】
かよ  熊谷由利子
かめ  天野美知子
さと  草刈明美
まゆ  山田孝子

伊達政宗  市村正親(声の出演)

【船乗りたち】
永田雄也 工藤大嘉 渡部佳徳 眞坂裕貴 狩野勇人 瓜田拳斗 ダビ アンドレ 安倍大夢 上原健太

【漁師たち】
古山均 瀬谷和寿 工藤祐樹 前田成寿 渡邉里沙

【船大工たち】
大山養一 北村誠悟 佐藤広也 廣瀬奏
菅野綾人 板垣泰之 臼井柊馬 渥美可奈

【働く女たち】
川口千尋 佐藤菜月 佐藤月乃 小野寺美都

【帆のダンサー】
佐々木寛奈 高橋美優 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤花月 佐藤月乃 渥美可奈 石橋美奈 渡邉里沙 稲邊彩音 佐々木鞠緒 菅原萌音 今野絵里 高梨美紀

【商人たち】
佐藤親幸 阿部友昭 大山養一 日野修 瀬谷和寿 工藤祐樹 前田成寿 臼井柊馬 

【メキシカンたち(ノピスパニアの人々)】
米夏紀 今茉莉 野田登美枝 宮田潤子 柏舘芳枝 山口美和 大森由貴 メリネ
佐々木寛奈 高橋美優 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤花月 佐藤月乃 渥美可奈 石橋美奈 渡邉里沙 小野寺美都 稲邊彩音 佐々木鞠緒 増田寛子 菅原萌音 柏谷巴絵
佐藤千咲 大森未来 大森竜之介 小泉碧桜 岩﨑琥珀 柴田栞那 山田薫音 沖津佳凜 齋藤優那 毛塚凜音 大場七虹花 大場真羽人 佐藤鈴佳 佐藤和奏 森谷美月 小泉璃乃 田村莉子 

【ノピスパニアギャルたち】
アン  安室夏
ニーナ  川口千尋
パニー  佐藤菜月
スザンヌ  アンナ・マイ・シュナイダー
ピノ  高梨美紀
ノエル  今野絵里


ノピスパニア副王 グァダルカサル  松田純一

【アステカコーラス隊】
今茉莉 酒井絢子 草刈明美 山口美和
佐々木寛奈 高橋美優 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤花月 佐藤月乃 渥美可奈 石橋美奈 渡邉里沙 柏谷巴絵

【インディオ達】
大山養一 吉田健一 工藤祐樹 岩佐風輝 米夏紀 野田登美枝 佐藤令子 宮田潤子 川口千尋 佐藤菜月 メンデス・ラミレス・ラウラ・サマンタ 岩﨑琥珀 小野寺美都 佐々木鞠緒 増田寛子 熊谷由利子 大場真羽人  森谷美月

インディオの姿のマリア様  安室夏

【船乗りたち】
板垣泰之 永田雄也 工藤大嘉 渡部佳徳 眞坂裕貴 狩野勇人 瓜田拳斗 ダビ アンドレ 安倍大夢 上原健太
佐藤親幸 松田純一 阿部友昭 日野修 吉田健一 早坂泰亮 及川貴明 瀬谷和寿 工藤祐樹 岩佐風輝 阿部彰大 前田成寿 臼井柊馬 亀井貢

【白い修道女たち】
佐々木寛奈 高橋美優 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤花月 佐藤月乃 渥美可奈 石橋美奈 渡邉里沙 稲邊彩音 佐々木鞠緒 増田寛子 菅原萌音 柏谷巴絵


イスパニア国王 フィリッポ三世  ロドリゲス・ランヘル・ダビ

総長直属管区長  前田成寿
イスパニア国王妃  安室夏
小姓  小泉碧桜

【騎士たち】
板垣泰之 永田雄也 渡部佳徳 眞坂裕貴 岩佐風輝 狩野勇人 瓜田拳斗 阿部彰大

【王族貴族たち】
阿部友昭 瀬谷和寿 工藤祐樹 アンドレ
米夏紀 今野絵里 山口美和 アンナ

シピオーネ・アマーティ  安倍大夢

【スパニッシュダンサーたち】
佐々木寛奈 高橋美優 高橋愛理 廣瀬奏 佐藤花月 佐藤月乃 渥美可奈 石橋美奈 渡邉里沙 増田寛子 柏谷巴絵

【軽騎兵たち】
佐藤千咲 大森未来 大森竜之介 小泉碧桜 岩﨑琥珀 菅原萌音 柴田栞那 山田薫音 沖津佳凜 齋藤優那 毛塚凜音 大場七虹花 大場真羽人 佐藤鈴佳 佐藤和奏 森谷美月 小泉璃乃 田村莉子

法王パウロ5世  キリン・ぺペン・モーネン

【スリの子供たち】
佐藤千咲 大森未来 大森竜之介 小泉碧桜 岩﨑琥珀 菅原萌音 柴田栞那 山田薫音 沖津佳凜 齋藤優那 毛塚凜音 大場七虹花 大場真羽人 佐藤鈴佳 佐藤和奏 森谷美月 小泉璃乃 田村莉子

ジェシカ  柏谷巴絵

黒装束の男 上原健太


【SCSミュージカルオーケストラ】
サイトウミノル(ギター)
日高哲英(キーボード、シンセサイザー)
青木大志(ベース)
田中緑(ピアノ)
黒瀬理知(ドラムス)
布田恭子(パーカッション、Eパッド)


写真は昨日のリハーサルより


2013年11月16日土曜日

Nine to nine

「常長の祈り」稽古場は熱気に包まれています。
今日、明日は、午前9時から夜の9時までの12時稽古。

明日は、余裕があればこのBlogで、
キャスティング情報第2弾を発信します。
お楽しみに(^-^)

2013年11月15日金曜日

制作サイドも大詰め

「常長の祈り」公演まで約1週間と迫りました。

制作サイドの打合せも大詰めです。
そのために連日様々なお客様がお見えになり、ついに打合せ机がなくなり、社員の机でパンフレットの校正が進められています。


事務所にお客様が見えられるのはとても嬉しいこと。
昔、親父が「人が訪ねて来ない家は滅びんぞ」と言っていたことを思い出します。
SCSミュージカル研究所の事務所は先客万来、いつもお客様大歓迎です。

ところで、昨日のドイツ人逃亡劇
七ヶ浜でのレッスンは、子供たちの安全確保のため、
急きょ中止と致しました。

さすがに「逃亡者」にウロウロされるのは困りますね~。
まずは、出頭して身柄確保されたとのこと、一安心。

2013年11月14日木曜日

歌詞

先週の七ケ浜での公演。

ロビーにてふと耳にした
「子どもたちが歌った『KIZUNA』の歌詞が泣けて泣けて…」
と、話すお客様の声。


何だかとても嬉しかった。
ただそれだけ。

2013年11月13日水曜日

次々と受賞!

この秋は、とっても嬉しいニュースが2つ入ってきています。
ひとつは、ミュージカル平泉上演実行委員会のみなさんが「一関文化賞」を受賞されたこと。
岩手日日新聞社さんのページでその記事がご覧になれます)

そして、もうひとつは、七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーのミュージカルグループNaNa5931と、パーカッショングループGroove7が同時に「七ヶ浜町教育文化功労賞」を受賞されたこと。


不肖ヒロセ純、2つの団体ともにプロデューサーという重責を仰せつかり、各団体の立ち上げから関わらせていただいたこと、有難く、非常に嬉しく感じております。
それぞれ、所属メンバーはもちろんのこと、実行委員会の皆さんや事業協会のみなさんのたゆまぬご努力の賜物ですね。この場をお借りして、かかわっておられる方皆さまに、声を大にしてお祝いを申し上げます。

おめでとうございます!

2013年11月12日火曜日

素敵なミュージシャンズ、楽しい日々

前日の七ヶ浜公演の熱気もさめぬまま、昨日はミュージカル「常長の祈り」のお稽古。
本番でも使用する東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)でのお稽古でした。
(うっかり写真を撮り忘れてしまいましたが)何しろ、本番前日まで、このホールでのお稽古はありません。また、県民会館のホールは初めてという方も居られることから、終始緊張感のある稽古場となりました。
東京から、作曲の上田先生、照明プランの塚本先生、林さん、編曲の日高さんもお見えになり、ホール稽古で様々な確認作業をしていただきました。

稽古は21時まで続きました。
一方、21時からは音楽班がスタジオでリハーサル開始です。
上田先生、日高さんにも合流していただき、リハーサルは25時まで続きました。
これらの現場も、緊張感あふれる素敵な時間が流れ、私は、当日生演奏で上演される舞台を想像しながら、ワクワクドキドキ。
サイトウミノル率いる百戦錬磨の精鋭部隊。因みにこのバンドはJUN_harvestも深く関与させていただいております。ギターのサイトウ氏、ドラムの黒瀬氏のほか只野氏からは(日程の関係で本人参加が叶いませんでしたが)シンセの機材を貸与していただきました。


周囲からは、忙しくて大変ねぇ~なんてよく言われますけれど、そんなことはありません。忙しいって文字は心を亡くすって書きますからね。むしろ嬉しい時間が連続しているような気分です。

さて、リハーサルが25時過ぎまで続いた夜が明けて本日。
私が事務所に出勤すると、すでに上田さんは事務所に出勤(?)されてました。
前日の稽古で気になった部分の音楽書き直しをしておられます。


ご覧のように、私の机の隣はあっという間に簡易スタジオ。一方の日高さんはホテルにこもって、アレンジ作業ちう。

素敵なミュージシャンたちとの共同作業。
これで心を亡くすなんてことはありません。
むしろ、作品や舞台にどんどん魂が込められていくような
楽しい日々、なのであります。

皆さまのご尽力に心から感謝。
自然にこうべが下がります。

2013年11月10日日曜日

支えられ、励まされ

人は 一人では生きてゆけないものです。
誰かと必ず支え合っているものだと感じています。

極限状況におかれていた、かつての小野田寛郎さんや横井正一さんだって(これらのお名前を知らない世代が増えてしまっていると思いますが…)お二人なりの精神的な支えがあってこそ孤独に耐えられたのではないのだろうかと想像しています。

さて、昨日京今日と上演した七ケ浜町での『KIZUNAⅡ』舞台、お陰さまで無事大盛況のうちに幕を閉じることができました。
その「お陰さま」の話題。

この絵(マップ)をご覧ください。


七ケ浜国際村の高橋事務局長が、ミュージカルに出てくる地名を元に可愛らしい地図を描いて下さいました。お客様全員にお配りしたのですが、出演者、スタッフにも大好評。
手書きのあったかい絵と文字が、舞台の楽しさをさらに盛り上げて下さいました。

舞台は沢山の方々に支えられていることは言うまでもありません。
一方こちらは、こちらは舞台袖。


一瞬しか出番のない「焚き火」のセットを出すためにスタンバイをしているところです。
出すタイミングが1秒ずれても、観客の印象が変わります。舞台袖には、こうした道具方のほか、照明、音響、進行、衣裳、メイクなど、大勢のスタッフが出演者同様、いやそれ以上に緊張の連続が強いられています。

さらに、今回はすんごいサプライズが準備されていました。
何と東京・世田谷にお店を構える「寿司の宮城野」さんの親方が、お弟子さんら5名で早朝車で東京を発ち、800個以上もの寿司ネタとともに、公演会場へいらして下さいました。


親方とはNaNa5931の日生劇場公演の際、打上げでお寿司を振舞って頂いたご縁がありました。東京公演をご覧いただき「頑張っている七ケ浜の子供たちに江戸前の寿司を届けたい」とおっしゃって下さいました。
しかしながら、何しろこちらは、出演者、スタッフを合わせると100名を軽く超える所帯です。
お申し出は、にわかには信じがたく、かつもし本気でおられるのなら相当なご負担をおかけすると、恐縮しておりました。
ところが親方は、笑顔で千秋楽の会場においでになり、観劇された後、江戸前の最高級のネタと最高級の技術で、私たち一人一人に延べ2時間近くもかけて、自らお寿司を握り、私たちを激励してくださいました。


握ってくださったホールロビーは、震災直後の3ヶ月ほど避難者の方が寝泊りをされていたところ。今は、何事も無かったように綺麗なロビー。そこで親方は子供たちにも敬語を使いながら実に丁寧に、手際良くお寿司を握って下さいます。


私は、食べたいものが食べられなかったあの時期のいろんな思いが交錯して、自然に涙が出てきました。しかも、ネタは明らかに最上級。美しい玉子焼きも既製品ではありません。新鮮な魚介類を食べ慣れている地元の方でさえ唸らせる美味しさ。


図らずも東北の海の町で、江戸前の寿司職人の気概と品格を目の当たりにさせて頂き、私たちにとって間違いなく「記憶に残る」夜となりました。
言葉は多くを語らない親方の心意気が、震災後私達が抱き続けている漠とした不安感や寂寥感、孤独感などを少しづつ拭い去ってくださるように感じました。

そんなことを考えていたら、お寿司を頂く行列のから「あ、純さん、写真撮って!」と明るい声が。


本当に沢山の皆さまから支えられ、励まされ、文字通り「おかげさま」で、
子供たちの笑顔がさらに大きく、広がっていくように感じています。

2013年11月9日土曜日

七ヶ浜にて、KIZUNAⅡ。皆さまご声援本当にありがとうございます!

満員御礼の舞台でございました。
本当に、沢山のみなさまに支えていだき、スタッフ、出演者を代表して、お客さま、関係各位に心から御礼申し上げます。

明日もがんばります!

 



2013年11月8日金曜日

いよいよ明日開幕!

七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー公演
KIZUNAⅡ

いよいよ明日開幕です!
エントランスから劇場へ通じるコリドーでは
こんな可愛らしいタヌキがみなさまをお待ちしておりま~す。



最終回のチケットはまだ若干ございます、お急ぎください(^^)

平成25年11月9日(土曜日)
  • 開場17時30分 開演18時00分
平成25年11月10日(日曜日)
  • 開場10時30分 開演11時00分
  • 開場14時30分 開演15時00分
 詳細はこちらまで。
http://www.shichigahama.com/kokusai/info/f01-124.html


2013年11月7日木曜日

大学院にて

著作権とか、コピーライトという単語は、おそらくこのブログ読者の皆さんは、耳にすることはあっても日常生活で意識することはほとんどないのでは、と思います。
私自身もプロデュースの仕事に手を染めるまでは、そうでした。それがフツーです。
しかし、私たちのようにエンターテイメントの世界で仕事をするものにとっては、インターネットの普及もあいまって近年はますます持って無視できない単語として響いてくるのであります。

私は専門的にその分野の勉強をしたものではありませんが、地方ではあるにせよ実際に著作物を生産し、運用するという作業を日常的に行っています。そんなことから、実はとある権利や法律について掘り下げて研究する講座から出講のお声がかかりました。

お招き頂いたのは、東京理科大学大学院。
「エンターテイメントと法制」という講座です。
かなり専門的な内容ではあるにせよ、大学院の学生さんたちともなると、授業への向かい方が違うものですね。質問がいくつも飛び出して、私自身も大変勉強になりましたし、楽しい時間を過ごさせていただきました。


限られた時間で、私たちの仕事を説明するのはなかなか難しいものです。
しかし、自分の仕事をあえて学生の皆さんを前にして解説することは、見過ごしがちな業務上の問題や、個人的に新たな発見もあったりして、大変有意義なひとときとなりました。

講義のあとに偶然昼食を共にしたある学生さんの話では、「そろそろ就職活動の準備に入らなければいけない時期」だとか。また、学生さんのレポートの中には「普段は客席で見る側なので、とても興味深くお話をお聞きしました、舞台の裏側を覗いているようで楽しかった」とのこと。
意外に知られていない著作物に関する権利や運用の実際について、お話ししたことが、学生さんたちの就職や将来のお仕事のお役にほんの少しでもお役に立てれば…
不肖ヒロセ純、大変うれしゅうございます。

お声がけ頂きました宮武久佳教授、大変ありがとうございました!

2013年11月6日水曜日

KIZUNA Ⅱ いよいよ

穏やかな秋の日。
ぼーっと、空を眺めていたい気分。


しかしホール内では、子供たちの熱心な稽古が続いている。


そう、七ケ浜国際村パフォーマンスカンパニーの本番がいよいよ今週末。
最後の仕上げに余念が無い。

ミュージカルグループNaNa5931のメンバーは、子供たちを中心に各場面の確認作業を行い、

一方ホールロビーに目を移すと、パーカッショングループGroove7の大学生メンバーが自主練習をしている。


写真は一昨日のものだが、きっと今日も国際村では、同じように熱心な稽古が繰り広げられることだろう。
(がんばった子には、東京から「美味しいご褒美」があるらしいよ(^-^))

だろう、というのも、現在私は東京から仙台へ戻る途中。
昨日、東京へ着いた時には、まさに日が沈む頃。


ホテルでは最上階の部屋からオレンジ色の空を見た。


昨夜は楽しみにしていた友人たちとの語らい。
今日は午前中、依頼を受けていた東京理科大での講義を終え、帰途、という訳である。

今日は仙台で夕焼け見れるかな。
さて、仙台に着いたら、子供たちに負けないように、お仕事がんばろっと。

2013年11月4日月曜日

ひかり

書きたいことは沢山あって
それは、ぼくのあちこちから溢れ出てくる
けれども、そのほとんどは仕事にひもづいて…

こんな日は、ただ見たままを
心に留めておこう

あめあがり
ひるさがり
セミナー棟の裏側で
落ち葉だけを照らすひかり


楽屋の西側ブラインドにうつる楓の影


暮れかかる太陽が、 松林のすきまを通って
ボイラー室のコンクリートをまだらに染めてあそぶ


すべては二度とない一瞬の彩
太陽さん、今日もありがとう

秋は
いちにちいちにちが
いとおしい

2013年11月3日日曜日

11.3

怒濤の一日でした。
七ヶ浜でのお稽古、そして音楽編集、仙台に戻って常長の祈り稽古。

そんな中、東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一を決めた。
野球には殆ど興味はないのだが、東北から「日本一」を発信できたという意義は大きいと思う。

翻って、今日は11.3
3.11の逆の日だ

3.11で絶望と明日の見えない日々を体験した私たちにとって、
東北全体が明るくなる、そのきっかけとなるような11.3
東北楽天、おめでとう!


2013年11月2日土曜日

一振入魂

楽天対巨人の第6戦で盛り上がっている時間。
熱い声援が渦巻いているだろうKスタから3キロほど西に位置するSCSミュージカル研究所。
その稽古場では、同じ時間、常長の祈りの稽古が続けられていました。
一般参加者の方や、子どもたちが帰った後、SCSの精鋭部隊が残り、ダンス場面のコアになる部分を作り上げてゆきます。

時計の針は夜10時を回っています。
時間がありませんから、先生からの振り付けは1度きり。
それを、各自が瞬時に体に入れていかなければなりません。


ものすごい緊迫感です。
こうした振付を受けているコアメンバーには、
明日すぐに、この場にいないメンバーに教えていく「振り渡し」というミッションもあります。

東北楽天イーグルスの勢いに負けじと、稽古場では一振入魂の時間が流れています。

2013年11月1日金曜日

レセプションにて

ミュージカル「常長の祈り」PRチームは、本日行われた慶長遣欧使節出帆400年を記念する公式レセプションにて、アトラクションのトリを務めさせていただきました。




前の予定が延びた関係もあり、予定の曲を直前に一曲カットしてのパフォーマンスとなりましたが、参加者は急な変更にも関わらず、皆しっかりと舞台を務め、ミュージカルの宣伝をしてくださいました。
結成してたった4ヶ月しか経っていないとは思えないほどのチームワークでした。



今回は格調高いレセプションにてパフォーマンスを行うことができ、ほんとうに素晴らしいチャンスを頂きました。
しかしイベントも舞台も生モノ。何が起るかわかりません。
イベントなどへの出演は、ミュージカルのPRのみならず、予定外の事態にも、グループとして、個人として臨機応変に、かつ冷静に行動するための良い経験ともなります。今後もチャンスを頂けたならば積極的に参加していきたいと考えています。
一方、本日私は舞台に上がる際に、支倉常長の生まれ故郷、米沢でつくって頂いた陣羽織をしっかりと羽織り、お集まりの外務省、宮城県、大使館関係者の方々へ、舞台より一足先にお披露目をさせて頂きました。

仙台のみならず宮城県、ひいては東北のあちこちからお力添えをいただいているミュージカル「常長の祈り」。

さて、次のPRの場は、11月4日の石巻。

引き続き沢山のお客さまに劇場においで頂けるよう、稽古もPRも精進して参ります!