2011年6月30日木曜日

七ヶ浜国際村 少しづつ本来の姿に

夕方からは例によって七ヶ浜国際村へお邪魔しておりました。


先週あたりまでは避難所の名残がだいぶありましたが、もうほとんどもとの姿を取り戻しつつあります。
NaNa5931の稽古も舞台いっぱい贅沢に使用させていただき、幸せです。


来週はいよいよ恒例の座内における成果発表会です。
ご家族、ご友人、お知り合いの方も見学可能です。
お気軽にSCSミュージカル研究所までお問い合わせください。
022-224-7051
info@scsmusical.com

2011年6月29日水曜日

めぐるいのち

梅雨の晴れ間。今日はかなり蒸し暑い仙台です。

去年の事務所引越しや、SCS20周年記念行事などでいただいた胡蝶蘭が、僕のデスクの背後で咲き誇っています。一鉢も枯れていません。(この写真のほかにもあります)
この子を見るたびに、季節の変化と、めぐるいのちの鼓動を同時に感じています。


去年の今頃は、まだドラムの健ちゃんもいました。

健ちゃんを失った夏がまためぐってきます。
この一年、自分の環境激変は、何と例えたらよいのでしょう。
僕はまだきちんと納得できていないような状態です。

胡蝶蘭たちは西日を背にしながら
「そんなことより、美しく咲くことよ」
とでも言いたそうにこっちを向いています。

そうありたいと思います。

2011年6月28日火曜日

デスクワーク

午前中山形市まで用足しに行って、午後からは、たまりにたまったデスクワーク。合間を縫って床屋へ行ったり、ビデオ編集したりしているうちにあっという間に1日が過ぎていきます。
月末ですから苦手な会計業務もがんばらなくては(^_^;)

2011年6月27日月曜日

うれしい顔

平泉の世界遺産登録決定後はじめての稽古場(一関市)にやってきました。
子供たちの手で、くす玉ならぬお祝い風船が打ち上げられました。

ミュージカル平泉上演実行委員会の皆さんからもそれぞれ祝辞をいただきました。
何とお祝いのお餅も!一関にはお餅の文化がしっかりと残っています。

稽古場は終始明るい雰囲気で満ち満ちていました。

こうした笑顔の積み重ねが、被災地復興の底力となっていくことを確信せずにはいられません。
と同時に、東北の底力を世界に発信できたらと、夢のふくらむ本日のみちのくミュージカルシアター稽古場でした。

6月27日。僕にとって忘れられない特別な日であります。

2011年6月26日日曜日

祈り


かなしみをのりこえて
ゆかなければなりません

のこされたものは
そのいのちを
もやしつづけなければなりません

このあめは
ぼくらをいやす
あなたのなみだでしょうか

ぐんじょうのうみのむこうに
あめあがりのそらのむこうに
またたくほしのように
あなたは
きっといるのでしょう

かなしみをのりこえて
ゆかなければなりません
うみやそらやほしを
みるたびに

いつも
あなたとともに

(純)




悲願達成!

岩手県の中尊寺などの寺院と周辺の遺跡からなる「平泉の文化遺産」について、ユネスコの世界遺産委員会は、さきほど、世界遺産として登録することを正式に決めました。これで、日本の世界遺産は「小笠原諸島」を含めて合わせて16件となり、文化遺産としては12件目となります。「平泉の文化遺産」は、世界のほかの仏教圏では見ることのできない芸術作品であり、顕著な普遍的意義があるとして日本政府が世界遺産に推薦し、ユネスコの諮問機関「イコモス」も、先月、一部の遺跡を除外することを条件に「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめていました。
(NHKのニュースより)

深夜にもかかわらず、沢山のお祝いメールを頂いております。

東北・北海道における「文化遺産」としては第一号です。

これで、ミュージカル平泉「夕焼けの向こうに」も、晴れて、世界遺産登録「祈念」から、世界遺産登録「記念」ミュージカルとなります。
関係各位のご尽力に心から感謝申し上げますとともに、平泉ミュージカルにかかわらせて頂いた事を誇りに感じております。

2011年6月24日金曜日

あと2回

今日は夕方から米沢に居ました。
よねざわ市民ミュージカル「Faith」東京公演へ向けて、我々SCSの正式なレッスン日は残すところあと2回となりました。

出演者は、演出の梶賀先生の叱咤激励を受けながら、かなりテンションが高まってきています。
稽古もそうだけど、本番までの健康管理もしっかりね!

東京公演の詳細はこちらから。

2011年6月23日木曜日

今日の七ヶ浜国際村

木曜日はNaNa5931と、Groove7のレッスン日。
七ヶ浜に来る日です。
避難所となっている七ヶ浜国際村は、18日をもってその機能は解除されています。(事情のある方がまだ数人残っておられるようですが)
七ヶ浜国際村は、本来の姿を少しずつ取り戻しつつあります。
事務室で、こんなものを見せてもらいました。



昨日、平原綾香さんが七ヶ浜国際村に残していってくれた手書きのメッセージです。
昨日の綺麗な歌声を思い出しました。
また元気が出ますぜ!
名前の通り単純な男です(^-^)/

2011年6月22日水曜日

実はファンなんです。

平原綾香さんの。
嘘じゃありません。
その証拠に3月11日、すなわち、地震発生直前に僕が書いたブログの記事をみてください。

その平原綾香が、七ヶ浜に歌いに来てくれるというではありませんか!
地震の直前まで聞いていた声に、ここで出会うチャンスが来るなんて、神様の思し召しに違いありません。行くしかありません!
今日は劇場スタッフのお手伝いも兼ねて午後から早速七ヶ浜国際村へと馳せ参じました。
客入れのお手伝いが一段落したところで、客席に座りました。
歌のうまさは言うまでもありません。それだけではなく、MCやしぐさからも、彼女の優しさがうかがえるステージでした。
何しろファンですから、とにかく100点なのであります。

それにしても、人の歌を聴くのにこんなにドキドキしたのは何十年ぶりでしょう。
アンコールで、ホリゾントの幕が開いて、ガラス修復中の足場、そしてその向こうに七ヶ浜のまち(があったところ)が見えました。
それをバックに歌う彼女の姿に、あの日以来の色んな思いが胸をよぎり、近ごろ涙脆くなった僕はやられました。

平原綾香

僕にとってスペシャルな心の復興支援を頂きました。
ありがとう、またがんばれます。

2011年6月21日火曜日

ふたたびサクランボ

今日、またまた米沢市民ミュージカル伝国座のメンバーから、うれしい贈り物が。
今度はFさんからです。



これは、ありがたく、SCSメンバーと事務所スタッフでいただくことにいたします。
お気遣いありがとうございます!

かなしみのかたまり

昨日、南三陸町歌津の帰り、志津川の防災庁舎まえで車を降りました。
20年近く前に「歌津竜の舞」をいっしょにつくった三浦毅さんは、ここで最後まで防災放送のマイクを握っていました。

南三陸町にくると、僕は必ずここに来て毅さん(僕らは、親しみを込めて、タケちゃん、とかタケちゃんマンとかって呼んでいた)の面影を探します。


まだ、どこかで生きていると信じてやみません。タケちゃんと会えないなんて認めたくない自分が居ます。先ほどお会いしてきた牧野駿前町長のご長男もこの庁舎での情報が最後です。どうにもやりきれない気持ちがこみ上げてきます。

暮れかかる志津川の町のど真ん中で、一台の車がそばに停車しました。
中から20代後半ぐらいでしょうか、女性が降り立ち、あっという間に庁舎の非常階段を昇り始めました。次の瞬間
「おとうさーん、おとーさーん!」
という、ふるえた声が聞こえてきました。
辺りには誰も居ません。車も殆ど通らず、静かな夕暮れです。

僕は、立ち尽くしたまま、しばらく動けなくなりました。
涙が止まらなくなりました。

これは、かなしみのかたまりです。

2011年6月20日月曜日

さくらんぼを届けに

米沢市民ミュージカル伝国座メンバーのM氏から、山形のサクランボが届きました。


事前にお電話があり「出来れば支援先(被災地)のみなさんに届けて欲しい」とのこと。
早速、そのサクランボを持って南三陸町歌津へと向かいました。
サクランボは、皆さんにとても喜んでいただきました。


歌津中学校にある対策本部にて、久々に牧野駿前歌津町長とお会いしました。(写真右)
僕が最初に歌津を訪問したのは、18年ほど前のことですが、以来、町が合併されるまで「歌津竜の舞」や「小学生ミュージカル」を、町長はじめ、子どもたちや町の皆さんと作っていた頃の話題に花が咲きました。

来月のSCSミュージカル研究所公演に、何らかの形で歌津の皆さんをご招待できればと考えています!

ちょっと気分転換

ブログ背景の画像を変えてみました。

2011年6月19日日曜日

仙台市地下鉄駅でゲットできるフリーマガジン HOLIDAY

仙台のフリーマガジン「HOLIDAY」にSCSミュージカル研究所のメンバーで、石巻市出身の亀山美歩を取り上げていただきました。
主に女性向けのマガジンで、仙台市地下鉄構内にて無料で入手できるとのことです。
webpageでもご覧いただけます。 リンク先の11 仙台で輝く女性に聞きました Her・bestをご覧ください。ただし1箇所訂正。1981年生まれ→1983年生まれ。

SCSのメンバーも3.11の地震で何人が被災していますが、みんな立ち上がって元気に前進しようとしています。彼女もそんな中のひとり。みなさん、是非応援してあげてください。