2014年3月30日日曜日

手書きはあったかい

少し大きめの郵便物が事務所に届いた。
開いてみると、色紙が入っていた。

この春社会人として巣立っていく学生たちの寄せ書きだ。
東北学院大学教養学部下館ゼミの6期生諸君による私宛の手書きメッセージ。


手書きの文字はあたたかい。
読んでいると、一人一人の顔が浮かんでくる。
私が俳優修業ゼミをお手伝いするようになって、4年ほど経つ。
この間、多くの素晴らしい個性や感性を持った学生たちと出会うことができた。
みんなと出会えたことを、今も嬉しく、誇らしく思っているよ。
私ごときが、芸術顧問という大役を仰せつかり、
どれ程君たちの役に立てたのか、 一抹の不安を覚えていたから、
こうして、メッセージをもらうことは、とても嬉しい。
あったかい気持ちにさせてくれて、ありがとう。

下館ゼミは、シェイクスピアの作品を言語学的に分析して、
自分たちのシナリオに仕上げる。
それだけでも、高いハードルであるが、
さらに、それを自分たちで演じていくという俳優修業の要素が加わる。

この冬、そうした一連のプロセスをやり遂げた時の、
みんなの美しい涙を、今もしっかりと覚えている。

そして、ここにメッセージを寄せてくれたみんなは、明日から社会人。
もう、学生という身分ではなく、学校が守ってくれることもなくなるのだ。
しかし、心配することはない。

「上演」という未知の頂きに登るために様々な困難を乗り越えて
仲間とともに、このゼミで過ごした密度の高い時間と経験は、
きっと君たちのこれからに、役立っていくことを保証する。

羽ばたけ、後輩諸君!

2014年3月28日金曜日

あと一週間

「ふだん(ミュージカルなどの)制作者として作曲や演奏をお願いする側の人間が「歌う」ってのが、なかなか面白いね。」
ある知人から、そんなふうなことを言われた。

なるほど、そう言われてみれば、そうなのかもね。
とにもかくにも、2年ぶりのJUN_harvestライブまで、あと1週間。
今回は、仙台と東京の2カ所で公演します。


ゲストに作曲家の上田亨さんをお迎えし、彼にはピアノの他に、自作の曲を歌っていただこうかな、と計画中。上田さんは、様々な劇団に楽曲を提供している演劇業界では著名な作曲家です。
普段、楽曲を提供する側の、そんな彼が歌うと、これまたどんな感じなのでしょう。
なるほど、知人が面白がった感覚がちょっとわかります。

このほか、メンバーには、
サイトウミノル(ギター)、只野展也(ベース)、黒瀬理知(ドラムス)。

サイトウミノルさんは、ヒロセ純が学生のころから尊敬しているギタリスト。バンマスです。
そして、只野展也(ただののぶや)さんは、ベース、シンセサイザーの演奏はもちろん、編曲もこなすマルチタレント。舞台作品への楽曲提供も多数。
黒瀬理知(くろせみちとも)さんは、メンバーでは最も若いのですが、皆の厚い信頼を得ているドラムの先生でもあります。震災後は、瓦礫を使った再生楽器の活動にも尽力していました。

それぞれの世界でプロとして活動しているメンバーが久しぶりに集結。

今から僕自身もワクワクしています!
みなさま、4月4日(金)は是非エルパーク仙台スタジオホールまでおいでくださいませ~
18:45にメンバー揃ってお待ちしております(^_^)

2014年3月27日木曜日

別れの季節

弥生も残すところあとわずか。
今夜は七ケ浜国際村で今年度の活動の最後を締めくくる成果発表のステージがありました。
NaNa5931の発表に続いてGroove7の演奏が披露されました。
NaNa5931は、宮沢賢治の「貝の火」をモチーフに、梶賀千鶴子先生が台本を書いて下さった「きらきら」というミニミュージカルを披露。


特筆すべきは、NaNaメンバーは全員で振り付けや演出に挑戦したことです。今夜は無料で家族や関係者、出演者の友人の皆さんを客席にお招きしていました。開演前に、台本と音楽以外は全てメンバーが考えて練習してきた旨の説明がなされ、終演後は客席から、感嘆の声と大きな拍手が沸き起こっていました。
一方、Groove7のメンバーは、マリンバやジャンベの演奏の他、プラスティックカップを使った新しいパーカッションの曲にも挑戦。それぞれに個性あふれるパフォーマンスに、こちらもまた、大きな拍手。

そして、今日はサプライズコーナーがありました。
これには、私も知らされていなかったので、びっくり。
2つのグループの発表が終わり、終わりの会に入ろうとしたその時に、突然、5年間この七ケ浜国際村でパフォーマンスカンパニーの担当としてご尽力頂いたOさんへ、子供たちから感謝の歌が贈られたのです。
Oさんは、この春人事異動で国際村を離れるために、今日が最後の子供達との時間でした。


歌われたのは「KIZUNA」「ゴーへ」「ほんとうにありがとう」。


子供たちの粋な演出に、本人はもちろん、客席の私も涙。

Oさん、ほんとうにありがとうございました。
震災という大きな出来事に子供たちが負けないように、
あなたが心を尽くし、時間をかけて育ててくださったこの2つのグループは、
今後さらに羽ばたいていけるように、引き続き力を合わせていきます。

2014年3月26日水曜日

春がやってきたわけで…

昨日、西武新宿線のとある駅で電車を待っていました。


ほとんど人影のないそのホームに、うららかな日差しが降り注ぎ、僕は、なんだかふんわりととした気持ちになっていました。


手持ちのコートが邪魔になるような気温。

ふと、やるべきことたちをうっちゃって、
このままずーっと日向ぼっこしていたいなぁなどと妄想。

この季節は、みんなウキウキするのかもしれませんが、
自分が春に生まれたからでしょうか、
僕にとっては一年で一番落ち着く季節。
まぁ、基本がなまけものなのかもしれません。
あ~、このままお昼寝したいって気分。

夕方、仙台に向かう新幹線の車中、携帯の画面を見ると、
東京のソメイヨシノが開花」とな。

そうか、
江戸にも春がいらっしゃいましたか。
仙台にも、もうすぐ春がくるわけで。
そしたら、
歌でも歌って過ごしましょう。

皆さん、4月4日、お待ちしております!

2014年3月25日火曜日

3年過ぎて

昨日の河北新報朝刊を開いて感動。
見開き2面で、先日仙台で行われた3.11メモリアル・イベントの記事が掲載されていました。


3年前、河北新報社と宮城県が「ありがとうの詩」という詩を公募して、1冊の詩集を出版しました。さらに入選した詩に曲をつけたCDが付録としてついたものでした。ヒロセ純もそのうち1曲を担当しました。
昨年もメモリアルイベントが開催されましたが、今年は「未来へ 希望の詩」をテーマに一般から詩が募集され、優秀な作品が紹介されまた。
また、歌手の岡本真夜さんと川嶋あいさんのコンサートも開かれ、フィナーレではSCSミュージカル研究所も、コーラスとダンスで賛助出演いたしました。


「ありがとう」そして、「未来へ」。
あれから3年が過ぎて、
どちらも、今の私たちにとっては、忘れてはいけない言葉たちです。


2014年3月24日月曜日

伝国座のでんちゃん

昨日、山形県川西町で開催されたこども演劇祭に行かれた方からメールを頂きました。
「観に来てくれた小学校一年生が、でんちゃん(主人公)がやる気無いのが面白かったそうです。最初は恥ずかしがって歌わなかったのですが、早口言葉に挑戦したり、拍手でパンパンパパン!を、楽しそうにやってました。」とのこと。
客席の子供たちが楽しんでくれた様子が目に浮かぶような、嬉しい便りです。


昨日の舞台に出演した米沢のミュージカルグループ伝国座の代表メンバーは、しっかりミッションを果たしてくれたようです。

この伝国座というネーミングは上杉鷹山の「伝国の辞」から頂いたものです。
伝国の辞では、江戸時代という封建社会にあるにも関わらず、現在でいうところの民主主義の様な概念が短い文章で説かれています。
一国を預かる城主であるからこそ、民の心を重んじなければならない、ということを鷹山は、時期城主、そして後世に伝えたかったのでしょう。現代の我々にとっても政治、経済、文化、あらゆる分野に対し示唆に富んだ文であると感じています。
一方、その鷹山公が伝国の辞をお書きになったのはなぜか。
私は、伝国の根底にある「伝えていくことの重要性」を外に示して行くことが、伝国座の活動の背骨であると考えています。

昨日のミニミュージカルの主人公「でんちゃん」は、作者による架空の人物です。でんは、伝国のでんです。ミュージカルでは面倒くさがりやのでんちゃんが、周囲の子供たちの力で様々な気づき発見していくストーリーが展開されます。
頂いた感想にあるように。もしも子供たちの世界で、その時間、でんちゃんが、現実になってくれていたとすれば、小さなことではありますが、伝国座にとっては、大きな一歩であります。

2014年3月23日日曜日

浜の涙

昼前に仙台を出て、マリンバ奏者の星律子さん率いるグループによるコンサート「マリンバファンタジー」に出かけた。
場所は七ケ浜町にある国際村ホール。
地元の福祉施設「みお七ケ浜」と七ケ浜国際村事業協会、マリンバファンタジーの3者による共同開催のコンサートである。星律子先生が指導にあたるGroove7のメンバーも演奏や運営のお手伝いに入った。
コンサートはたくさんのお客さまに恵まれ、ゲストの笙奏者YUUさんの演奏も見事であった。YUUさんとは、久しぶりの再会で、嬉しかった。
本日の私の役割は、会場や受付周りのお手伝いであったので、全ての演奏を聴くことは、叶わなかったのであるが、後半少し客席後ろで聴くことができた。


素晴らしい演奏にアンコールや、スタンディングオベーションが沸き起こった。
フィナーレの演奏中。
舞台奥のホリゾントが開き、七ケ浜の(被災した)町と、美しい海が舞台の背景として広がった。


その時私は客席後ろに立ってドア番をしていたこともあり、お客さまの後ろ姿も見ていた。
何人かの紳士は、目尻に手をやり、何人かのご婦人はハンカチを取り出していらっしゃるのがわかった。
美しい音楽と共に舞台奥に見えてきた七ケ浜の町は、客席に座る人々それぞれに様々な感情を呼び起こさせたのであろう。
私には、コンサートのエンディングに現れたその七ケ浜の景色が、客席に人々の心を浄化していくように、それぞれの涙をいざなっているように思えた。

美しい音楽と涙が、被災地を癒しているように思えた、
というのは少々大げさな表現かもしれないが、
少なくとも私にはそう感じられた。

不思議に私の心も安らいでいくようなひと時であった。

2014年3月22日土曜日

うれしいねぇ~

昨夜のよねざわ市民ミュージカル伝国座(山形県)のお稽古場。
外は細かい雪が降っていて、気温もだいぶ下がっていました。
昨日のお稽古場の周囲は田んぼでしたから、軽く地吹雪状態。

しかし、お稽古場内部は、いつも以上に明るくかつ熱気あふれる雰囲気。
それというもの、明日は川西町にあるフレンドリープラザというところのホールで、こども演劇祭があり、伝国座もそのイベントに参加するため、その仕上げのお稽古日だったからです。

熱心な伝国座のメンバーの演技、そしてそれを支える大人たちの熱気で、外の寒さは嘘のようでした。サポーターでもある米沢おはりこーずの皆さんは、子どもたちのために、素敵な衣裳をつくってくださっておりました。

さて、そのお稽古が終わったのち「合格しました!」と、一人の少女が駆け寄ってきました。
ふと見れば、その手には志望していた高校の合格通知。


そして「純さんの後輩になります!」と、笑顔。
その笑顔を見たとき、勉強はもちろん、伝国座の活動もぎりぎりまで一生懸命やっていた彼女の姿が、ぱぁ~っと僕の脳裏をよぎりました。
がんばったね!
よかった、よかった。
最高の春になったね。
しかし、高校時代成績の良くなかった僕のマネはしないでね(笑)
メンバーには、この春から中学に進む子も居ます。
それぞれが、楽しい3年間になりますように。

帰り道、山形と福島にまたがる栗子峠では、道路に積雪はないものの、濡れた路面が完全凍結して、黒光り。まるでスケートリンクのような状態でした。
こんな時は「急」のつく運転操作は厳禁です。けれども、連休の初日でもあるからして、こうした路面状況に慣れていないサンデードライバーのクルマが突っ込んできたらヤバいなぁ、飛ばしてくる大型トラックが対向車線はみ出してこないかなぁ、などと内心ドキドキハラハラ。
でも、稽古場で沢山の嬉しいニュースや、かわいい子どもたちの顔を浮かんできて、いつにも増して安全運転になっているのでありました。

子どもたちの笑顔には、
事故防止、ひいてはオトナの寿命を延ばす間接的効果があるかもね。

2014年3月21日金曜日

お稽古場狭し(^_^)

春分の日の今日は、午前中からお稽古場に続々と研究生たちが集まってきます。
4月5日~6日の本番に向かって、それぞれがそれぞれの立場で山場を迎えています。


舞台は、ひとりじゃ出来ない。そして、お稽古場では子どもも大人もスタッフも、集中力が要求されます。
チームワーク、自助、共助、様々なかたちて力を合わせながら、楽しい場面が作り出さされてゆきます。

本番まで約2週間。
一意専心。

2014年3月20日木曜日

募集中

七ヶ浜国際村を拠点として活動を続けるパーカッション・アンサンブル・グループのGroove7(グルーブセブン)は、新学期を迎えるにあたり、新しいメンバーを募集しています。




一流の指導者のものとで、ジャンベやマリンバ、ドラムセット、アシシ、アゴゴ、ボンゴやコンガなど、いろんなパーカッションを楽しみながら演奏することができます。

このGroove7は、自治体(七ヶ浜町)が育成を続けており、写真のチラシ文面にもあるように、ジャズミュージシャンの渡辺貞夫さんのコンサートへの出演や、定禅寺ストリートジャズフェスティバル・フィナーレへの出演など、年々評価が高まっている団体です。
募集対象は原則として七ヶ浜町在住の方々になりますが、ご興味のある方は、是非七ヶ浜国際村まで、お問い合わせください。
電話:022-357-5931(七ヶ浜国際村事業協会)


食べることは生きること

最近読んだこの本。


比較的軽い読み物ということもあるが、まずタイトルに惹かれて衝動買いしてしまった。
ホルモン焼きが好きなのだ。

この本、ホルモン焼きのみならず、様々な食べものについてのエッセイがつまっている。読み進むうち、食いしんぼうの僕のココロをジワジワと感動させる表現が、折り重なるように響いてくるのであった。
特に「カツカレーの正しい食べ方」という章では、すっかりヤられてしまった。
ネタバレになるので詳しくは書けませぬが、確かに、カツカレーを食べている時に何故か興奮してくる。つまり僕はカツカレーを愛する時、一抹の羞恥心や罪悪感、征服欲のようなものが混じった妙な興奮を覚えていた。しかも、今だに、カレーとカツを、どう食するのがトンカツにもカレーライスにも失礼に当たらないのか、不安を抱えたままであった。著者はなぜ、そうした僕の深い惑いを知っていたのであろう。

なんと答えはこの本にあった。
興奮しなさい」とある。
そうか、興奮して良いのだ。
ホッとした。

ここまで書いて、かつて愛している人がつくってくれたカレーを食べて「世界一だ!」と声に出して興奮したことを思い出した。興奮して食べた味は決して忘れないものだ。もう一度食べたくても、食べられない。死んでしまってからでは食べられない。

興奮して良いのだ。
それは、食材となって捧げてくれているいのちたちにも作ってくれた人にとっても、きっと良いことなのだ。
それは、生きている証。

食べることは生きること。

2014年3月18日火曜日

愛はただ生きてゆく

日生劇場で、「ラブ・ネバー・ダイ」を観た。


運良く主演の市村正親さんと平原綾香さんにお会いすることが叶い、それぞれ昨年の「常長の祈り」における伊達政宗の声の出演と、七ケ浜の子供たちへの支援コンサートの御礼を、あらためてお伝えすることが出来た。
舞台は、アンドリュー・ロイド・ウェーバー氏のスケール感のある美しい音楽、圧倒的な舞台装置で埋め尽くされ、久しぶりにゴージャスな気分を味わせていただいた。

さらにラストシーンは市村さんの演技力に思わず、涙。
平原さんの歌唱力、表現力は予想通り素晴らしかった。

思えば、東日本大震災が起こったあの日、その数時間前に偶然にも平原さんのCDを買ったという内容のブログ記事をアップしていた。
その後、彼女は七ケ浜で支援コンサートを開催してくださったり、渡辺貞夫さん主催のチャリティーコンサートで七ケ浜の子供たちと、同じステージに立ち、終演後お声がけ下さったりと、被災地の子供たちに、市村さん同様こころをかけて下さっていた。
今日はわずかな立ち話の中でも、七ケ浜のみなさんはお元気になられていますか、とお気遣いの言葉をかけて頂いた。
市村さんや平原さんの、チャーミングかつまっすぐであったいお心は、そのまま本日の歌やお芝居全編に溢れていたということを実感した。

愛は決して死なず
愛はただ生きてゆく

震災後、何度となく聴いた"Love Never Dies"
まさに、言葉通り。

自分もそのことを改めて胸に刻んだ感動的な舞台であった。

2014年3月17日月曜日

江戸はあったかいのう

久しぶりの東京は、充実した一日。
まるで春のような陽気。コートを着ていない人が目立ちます。
打ち合わせの途中、日比谷で久しぶりに美味いカツ丼を頂きました。


夜は赤坂界隈で一献。
仕事して、食べて、飲んで、
生きてるって実感
本日お付き合い下さった先輩方に心から感謝。

深夜、ほろ酔いで辿り着いたホテル。
シングル1人で予約していたはずが、セミダブルの2人泊仕様。


ちょっと得したような、ちょっと寂しいような。

仙台と東京でライブツアー!

2年ぶりにJUN_harvestライブやりますよ~
みんな来てね〜!
仙台は4月4日(金)、東京は5月27日(火)それぞれ、エルパーク仙台、南青山マンダラ、詳細は下記の通りです!

JUN_harvest Live Come Alive

■公演場所・日時・チケット

仙台公演
2014年4月4日(金)Open 18:15 Start 18:45
エルパーク仙台スタジオホール
(仙台市青葉区一番町4丁目11番1号 仙台三越6F)
料金:3,000円(税込)

東京公演
2014年5月27日(火)Open 18:00 Start 19:00
南青山MANDARA(東京都港区南青山3-2-2 MRビル TEL:03-5474-0411)
料金:4,000円(税込、ワンドリンク付き)

■出演
JUN_harvest(ヒロセ純、サイトウミノル、只野展也、黒瀬理知)
ゲスト:上田亨

■問い合わせ・チケットのお申込み
純クリエイション
022-213-6789
juncreation@nifty.com

オンラインチケットは
仙台公演
ローソンLコード 26418
チケットぴあPコード 227-486

東京公演
ローソンLコード 74318
チケットぴあPコード 227-728
で、お求めになれます!

2014年3月16日日曜日

お稽古場、米沢~仙台

米沢の伝国座、


そして仙台のキッズクラス。


それぞれのお稽古場は、間近に迫ったそれぞれの公演や発表会の準備で、熱気に包まれています。
指導陣も文字通り東奔西走。


一昨日の米沢のお稽古場では、ちょっとした時間でこんな風にうっすら雪が積もります。


しかし、空を見上げれば、雪の紗幕の向こうに、お月さま。


どこか、春らしい感じがする夜。
稽古場としてお借りしていた市民センターの建物の中らかは、誰かが練習しているのかな、トランペットで奏でる「ダニー・ボーイ」の旋律。
そのサビのメロディーが、細かな雪の降る夜空に、不思議と溶け込んでいくようでした。


2014年3月15日土曜日

春が来るよ~キッズクラス公演

毎週火曜日と日曜日に行われているSCSミュージカル研究所キッズクラス
キッズたちにとっては年に一度のステージが迫ってきました。

プライマリーコース、マスターコースの先輩たちもサポート参加して、楽しいミュージカルの時間が生まれます。
当日は、主宰の梶賀先生や弟子たちが舞台上でキッズたちの生演出をする様子が見られるかもしれません。
めったに舞台には上がらないセンセですが、キッズに対しては特別な想いで接しています。まったく経験のない子どもたちを歌って踊らせる「カジカマジック」を目撃できるかも。キッズミュージカルや、幼児教育に関わっていらっしゃる方にとっても、必見の舞台となることでしょう。

公演は、4月5日(土)、6日(日)の両日
場所は、エルパーク仙台スタジオホールです。

沢山の皆さまのお越しをお待ち申し上げております!




(チラシはダブルクリックで拡大できます)


2014年3月14日金曜日

世界がわが家

昨晩、激しい雨の中出かけたのは、萩ホール(仙台市青葉区川内)。
「世界が我が家」というコンサートです。

あしながおじさんの著者ジーン・ウェブスターの母校、ヴァッサー大学と、あしなが育英会が主催したこのコンサート。演出は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」などの演出でも知られるジョン・ケアードさん。ウガンダの子どもたちや、友人の太鼓グループなどが出演、昨夜は、被災地の震災遺児を慰問された、秋篠宮殿下もご覧になられていました。


とにかく、心が揺さぶられる、素晴らしい内容でした。
ジョン・ケアードさんが、本番中も自ら演出をされている姿が印象的でした。
ウガンダの子どもたちの台詞には、思わず涙がこぼれました。

ご招待くださったTさん、ありがとうございます。
すばらしい時間をいただきました。

昨夜の模様は、今日の夕方の仙台放送ニュース枠でも紹介があるようです。
お時間のある方は是非ご覧あれ。

2014年3月13日木曜日

教授が握る寿司

東北学院大学の下館和巳教授は、

寿司を握る。


ラーメンも作る。


昨日は、下館ゼミの打ち上げということで、教授は、学生諸君をご自宅に招き、手作りのラーメンとお寿司で、彼らの労をねぎらい、無事にゼミの公演(このブログでも「学生演ずる十二夜」というタイトルでご紹介した公演)を終え、卒業していく若い才能たちを送り出してくださっていた。
そのゼミには芸術顧問として私も参画させていただいている。

昨日は仕事の都合で遅れて参加してしまったのであるが、写真の通り、遅れてきた私にまでも、丁寧に寿司とラーメンで、もてなしてくださった。

心を込める、というのは、こういうことを言うのであろう。
つくづく、幸せな学生たちだと思う。
気持ちは、あってもなかなか想いを行動に移せる人間は少ない。その意味でも「目の前でやってみせる」という教授の姿勢に教育者の教育者たる姿を見る思いであった。

きっと、卒業を目前にした学生諸君の胸には様々な想いが去来していたに違いない。
学校で学んだことは忘れることがあっても、こうした時間のことはきっと忘れないでいるであろう。
そして、時を経て、ふと思い出した時に、教授のすごさを実感するであろう。
勉強も大切だが、生きていくために大切なこと、楽しむことの大切さ、そんなことが教授の言動に見え隠れしているような気がする。
実のところ私自身、学生時代の思い出といわれればは、そういう類のものばかりである。

終始和やかな雰囲気の中、最後は一本締めにて宴を終了し、学生たちを送りだした。

その後、教授と私は、子どもたちを寝せる時間を気にしながらも、夜の更けるまで、文学を、教育を、政治を、プライベートを、そうした来し方行く末を語りあい、杯を重ねたのは言うまでもない。

学生たちも幸せだと思うが、私にとっても楽しく幸せな時間であった。
人生に彩りを添えてくれる学生諸君と教授に感謝。

追悼の一日

昨日七ヶ浜町で行われた追悼式に参加しました。


そいて、NaNa5931のメンバーが会場にお集まりの皆さまに向けて
3曲ご披露させていただきました。また、それに先立って、式の開始直後の2時46分には、控室となっているリハーサル室にて、出演者とともに黙とうをささげました。
この場所で子供たちとこの時間に黙とうを捧げるのは三度目です。


当日の式次第の裏面には、歌詞も入れていただき、
町の子どもたちによる町の人たちへの町の劇場で創られた歌をご披露しました。


子どもたちの、復興への誓いの表現でもあったこの時間は、 歌う方も聴く方も涙のシーンとなりました。


私は、このあとすぐに仙台で行われるメモリアルイベントへと移動。
こちらは、SCSミュージカル研究所のメンバーによる合唱です。


本番中の撮影は不可なので、直前のリハ(場当たり)の様子を、袖から撮ってみました。
当日の様子は、いずれ、河北新報さんの記事で紹介されることと思います。 


明けて今日は、通常通りのお仕事開始。
少人数編成の「おとなクラス」の模様です。
写真右手に見えるのは、あかねちゃんの遺影です。
一週間前から稽古場に飾られ、稽古場に集まる大勢のこどもたちと、一緒にレッスンを楽しんでもらえるようにと。


子供たちも、当日のスタッフもそれぞれに、あかねちゃんへのプレゼントを持ってきてくれました。

そう、

忘れないよ。

2014年3月11日火曜日

3度目の3.11

あれから3年。
震災関連死を合わせ、犠牲者は2万1000人超。
地震・津波・原発事故で住まいを奪われた避難者は未だ約26万人
あの日は、いつものように事務所で仕事をしていました。
はじめてネット上で公開する動画です。
揺れ続ける事務所内から、手元のコンデジで撮影した動画です。
3年経ってようやくブログに載せる気になりました。


途中急に音楽が流れるのは、停電になってノートパソコンがバッテリー駆動になり、ファイヤーワイヤーで接続していたオーディオインターフェイスが落ちて、PC内蔵スピーカーから音が出始めたためです。
画面が揺れているのは立っていることが出来なかったため。
手前の街路樹の揺れや、ビルの上の方が隣のビルとくっつきそうになっている様子から振幅の大きさがお分かりになれるかと思います。
信号機も消えて、コンビニのガラスが割れ、人々が次々に道路の真ん中へ避難しようとしていました。

この時点で私は、この後に起こる津波や原発の悲惨な光景は知る由もありませんでした。ただ「どこかで想像を絶する大変なことが起こった」とだけは、感じていました。すぐに何をすべきなのか、頭の中がグルグルしていました。



今日は、これから追悼式に出席してきます。

2014年3月10日月曜日

強く想いをめぐらせて

明日3月11日は、日本全国各地で東日本大震災に伴う慰霊や防災、支援の式典やイベントが行われます。
TVやネットで、被災地から遠く離れた場所からも東北に気持ちを寄せてくださっていること、関連イベントなどが開催されるニューズを知るたびに、有り難く、胸が熱くなります。

被災地にいる私たちも、明日は様々なかたちでそうした行事に関わっています。

まず午後は地震が起きた14:46を軸に七ヶ浜国際村ホールで執り行われる、七ヶ浜町追悼式にNaNa5931の子どもたちが参列して歌を捧げます。
また、夜は東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて行われる宮城県などが主催するイベントにSCSミュージカル研究所の子どもたちが参加し、歌手の岡本真夜さんと一緒に歌わせて頂くことになっています。
(入場無料なのですが、既に整理券の発券が終了しています。)

私の明日3.11は七ヶ浜町、仙台と移動しながらそれぞれの子どもたちのステージを見守る役目です。

本当は、この身を引き裂けるのならば、あの日以来会えなくなった友人、生徒たちにゆかりのあるすべての場所に赴き祈りたいのですが、そうもいきません。
そうした場所にも強く想いをめぐらせながら、
任務をしっかり遂行することに集中する一日にしたいと思っています。

2014年3月9日日曜日

未読

幼いころは、家と学校の中間地点くらいに市立図書館があった。
たいした用事もないのに、なぜかその建物の佇まいに惹かれた私は、学校帰りにランドセルを背負ったまま頻繁に図書館に入り込んだ。そのうちに「借りる」ことを覚えて、いろんな分野の本を読み漁った。
図書館の前には上杉公園。
そのお堀端では、ザリガニを釣ることができた。
ザリガニと本。
妙な取り合わせだったけれど、小学生の私には夕暮れまでの至福の時間でもあった。

ある時、借りてきた本を読んでいると、母親から「そういうのは、まだちょっと早いんじゃない?」と言われた。読んでいたのは三島由紀夫の「金閣寺」。
母親の言葉の意味は、恐らく、小学生には文章が難しいという意味だろうと当時は思っていた。
ガキのくせにちょっと難しそうな本に手を出すのが好きであった。特に気に入っていたのは、川端康成、森鴎外、井伏鱒二など。今になってみれば、母親の言外には別の心配があったのかもしれない。

最近は本を読む時間より、PCに向かっている時間が圧倒的に多い。
そんな中でも、本を買うこともたまにある。
しかし、なかなか読む時間をとれない。最後まで読み切っていない本が増えていく。

今日は、事務所の棚をちょっと整理しているとき、この本に出会った。


これは友人から1年半ぐらい前に頂戴したものであるが、その時は友人に関連する部分だけ読み、後で読み直そうとそのままになってしまっていたものだ。
早速、読み始めた。
面白い。

イギリスに行きたくなった。
ロンドン、ケンブリッジを巡ったのは2003年ごろ。
もう10年以上もイギリスに行っていないのだなぁ。

本を読みなおして、ちょっと旅をした気分になった。
PCの前に居る時間を何とかページをめくる時間にシフトしたい。

「未読」の本は、山ほどある。


2014年3月8日土曜日

防災庁舎前にて

たけちゃん
あれからもうすぐ3年経つんだね

昨日、東京の友人を案内して久しぶりに志津川まで出かけてきたんだ


3年前までたけちゃんが居た場所には
以前ほどではないけれど、ときおり慰霊の人々が訪れているね

海の方に目をやれば、
なんだか、海を目隠しするような堤防建設が始まっています

たけちゃん
もうすぐ、志津川や歌津の海は見えなくなってしまうのかなぁ
どうせつくるなら、次の大地震の確率から言っても
大切な友人たちが住む東京や横浜、静岡や神戸、大阪にこそ作るべきだと思うのは
僕だけかな
いや、海に目隠ししても根本的な解決にはならないかもね
絶対渋滞しないような避難道をつくって欲しいよね
お年寄りも安全に高台へ避難できる仕組みをつくって欲しいよね

あなたが、ここで最期までマイクを握って叫んでいたのは
ここに住む人たちのいのちを守りたかったからだもんね
とにかく早くみんな高いところへ逃げて欲しかったからだもんね

たけちゃん
この写真を撮った後に、たけちゃんの故郷の歌津まで足を運んだよ
友達が、また歌津で買い物したいって言うもんでね
志津川~歌津と久しぶりにめぐって
あらためて感じたよ

復興、復興っていうけれど
FUKUSHIMAも含めて、
被災地に人が戻れないんじゃ、
復興なんてありえないよね

たけちゃん
昨日は、時々雪が舞ったり、青空が見えたりしてね
空を見上げながら、
あなたの笑顔を思い出していたよ

ここには何度も訪れているけど、
毎回、ブログに書いていたわけじゃない
悲しみや、やりきれない思いが先だって
書けないことのほうが多かったかな
だけど、ちょっと振り返ってみたよ

会えなくなった人たちを忘れないことが
今も、そこに住んでいる人たち、
そこに再び住んで復興しようとしている人たちの
元気につながるんだよね

先日七ヶ浜の人たちにそんなことを教えられてね
そしたら、昨日は全くもって不思議なことに、
さんさん商店街で、ばったりと
七ヶ浜の役場の人たちにお会いしてね
実に、不思議、というか運命的

きっと思いを寄せる魂は
時空を超えてつながっているのかもね

たけちゃん、また来るね


2011.3.23
南三陸町 志津川
http://jun-harvest.blogspot.jp/2011/03/blog-post_6157.html

2011.6.21
かなしみのかたまり
http://jun-harvest.blogspot.jp/2011/06/blog-post_21.html

2011.7.3
もう仕事しなくていいよ
http://jun-harvest.blogspot.jp/2011/07/blog-post_03.html

2012.4.6
南三陸町にて
http://jun-harvest.blogspot.jp/2012/04/blog-post_06.html

2012.5.3
暴風雨の南三陸町にて
http://jun-harvest.blogspot.jp/2012/05/blog-post_04.html

2014年3月7日金曜日

3.11に向けて

今年も、3.11が巡ってきます。
昨夜の七ケ浜国際村では、NaNa5931のメンバーが合唱の練習を行っていました。


当日、14:46にあわせて執り行なわれる七ケ浜町慰霊祭の席で、出席された皆さまのそばに寄り添うように3曲歌います。

町の子供たちが、
町で生まれた歌を、
町の人たちのために歌う日です。


帰り道、突然雪が舞いました。
あの日がフラッシュバックしました。

2014年3月6日木曜日

Groove7が鎌倉にて

七ケ浜国際村を拠点として活動を続けているGroove7(グルーヴセブン)が鎌倉で行われるイベントにご招待頂き、演奏いたします。


お近くの方、是非応援足をお運びいただければ幸いです。


今夜もメンバーは一生懸命練習に励んでおりました。

2014年3月5日水曜日

仙台演劇

久しぶりに地元のグループによるストレートプレイを観ました。
仙台演劇界の重鎮のひとり、茅根利安(ちのねとしやす)さんが主宰する「ココロノキンセンアワー演劇部」の「カレー屋の女」という作品です。


仕事柄少しでも多くの舞台作品を観なければと思っているのですが、現実的にはなかなか日程の関係上厳しいものがあります。土日はどうしても自分たちの公演や稽古と重なってしまいますからね。
そういう意味では、平日昼間の公演は有り難く、事務所スタッフ4名と一緒に観させていただきました。
茅根さんはもちろんのこと、昨年のミュージカル「常長の祈り」で与平役を務めてくれた佐藤君も熱演。楽しませていただきました。
昨年は韓国公演も成功させているこの劇団。今後の活躍が益々期待されますね。
応援してます!

Live Come Alive

先日ちょっとお知らせしたこの春の
JUN_harvestライブ、以下の日程で行います!
沢山の皆さまのご来場お待ちしております(^_^)
チラシ等出来上がり次第このブログでもお知らせして参りま~す!

■タイトル
JUN_harvest
Live Come Alive

■公演場所・日時・チケット

仙台公演
2014年4月4日(金)Open 18:15  Start 18:45
エルパーク仙台スタジオホール 
(仙台市青葉区一番町4丁目11番1号 仙台三越6F)
料金:3,000円(税込)本体価格:2,777円

東京公演
2014年5月27日(火)Open 18:30  Start 19:00
南青山MANDARA(東京都港区南青山3-2-2 MRビル TEL:03-5474-0411)
料金:4,000円(税込、ワンドリンク付き)本体価格3,703円

■出演
JUN_harvest(ヒロセ純、サイトウミノル、只野展也、黒瀬理知)
ゲスト:上田亨

■問い合わせ・チケットのお申込み
純クリエイション
022-213-6789

2014年3月4日火曜日

カステラとダンス

手代木花野さん(コンテンポラリーダンサー)が、生まれ故郷で初めて踊るというので、昨夜、松島まで出かけてきました。
彼女はかつて、SCSミュージカル研究所に研究生として在籍、その後大学で舞踊学を学び、現在は東京を拠点に国内外でダンスを軸とした活動を続けています。私は、彼女のダンスをSCS時代しか見ていないので、同行スタッフと共にとても楽しみにして開演を待ちました。
到着した会場は、 松島松華堂菓子店。(宮城県松島町)


会場は立ち見が大勢出るほどの熱気。彼女の他にも、AIKAさん(ヒップホップダンサー)、佐藤那美さん(音楽)もパフォーマンスを披露されました。

久しぶりに見た、手代木花野のダンス。彼女がピアノの「音」に反応して内面を身体で表現する瞬間瞬間、鋭く美しい「時間」を見せられているようでした。コンテンポラリーダンスの世界は、ともすると難解さが先に立ってしまう印象を持っていましたが、彼女のダンスにはわかりやすさと温かさが感じられます。
きっとあったかい家で育ったのでしょう。初めての故郷でのパフォーマンス、大成功でしたね、おめでとう。

そして、松華堂のカステラ
うまかった。

2014年3月3日月曜日

日生劇場の50年

日生劇場が誕生してから50年を迎えられたということで、記念の本がつくられました。
その中で私もコラムを書かせていただくという光栄に与り、完成した本が、今日手元に届きました。


純白の装丁、50年の歴史を感じるようなずっしりとした重さのある一冊。
これまでに日生劇場で上演された全公演も記録されています。

さっそく真新しいこの本のページをめくってみると、上演されてきた壮大な作品群と品格に圧倒されます。また、膨大な歴史が読みやすく整理されて、編纂に関わられたみなさんのご尽力の賜物と言ってもよいでしょう。
私たちのように地方で舞台づくりを続けている者にとっては、多くの優れた舞台作品を生み出してきている劇場として、日生劇場は聖地のようなところでもあります。
そして、いつも子どもたちに楽しい時間と空間を提供し続けてくださいました。
一昨年は、このあこがれの劇場で七ヶ浜の子どもたちがミュージカル「ゴーへ」を上演させていただきました。
私たちは、地方の小さな団体ではありますが、震災後は特に、子どもたちの笑顔を軸に舞台作品の制作に励んでいます。
そんな中、被災地の子どもたちの自信につながるような大きなチャンスを下さった劇場の皆さんに、あらためて感謝の気持ちをかみしめながら、この素敵な贈り物、時間をかけてじっくりと読ませていただこうと思います。

2014年3月2日日曜日

弥生と打って

計画では本日岩手に行く予定を変更して音楽関係の作業がたまっているので、急きょデスクワーク。
その合間に地価の稽古場を覗いてみると、来月のSCSキッズクラス+プライマリーコース公演に向けて研究生たちは、ダンスの他にお歌の稽古にも熱が入っている模様。


外は、冷たい雨がしとしと降っていますが、ここは子どもたちの明るい声と音楽で、春が一足先にやってきているようです。

何だかあっという間に弥生三月。
子どもたちの様子を見るにつけ、その着実な成長ぶりに驚かされます。

しかし、ブログタイトルに弥生と打って、すぐに弥生会計(経理のソフトウェア)を思い出してしまったのは、零細企業のシャチョさんの悲しい性でしょうか。
今月は決算月でもあります。

この子たちのためにも、はりきってお仕事しなくちゃ!

2014年3月1日土曜日

きらきらチーム

11年前の2003年に、劇団わらび座できらきら風の旅冒険という少人数編成のミュージカルが制作されました。
今日は、久しぶりに当時知り合ったきらきらメンバーとの再会を果たしました。
まほろばホール(宮城県大和町)にて上演されたミュージカル「ブッダ」を観に行ったのです。


終演後、楽屋入り口で「きらきらチーム」の記念撮影。


きらきら風の旅冒険は、脚本・演出=梶賀千鶴子、音楽=上田亨というコンビです。
当時私は制作の方で協力させていただきました。今思い出しても、楽しい作品作りの日々でした。 一方、ちょうど同じ年に上演された日生劇場の40周年記念ミュージカル「みどりのゆび」(脚本・演出=    梶賀千鶴子、作曲=上田亨、指揮=時任正文、振付=宮崎渥巳、装置=島次郎、照明=塚本悟、衣裳=木鋪ミヤコ、音響=実吉英一)も、偶然このお二人のコンビによるお仕事となりました。
以後、梶賀・上田コンビが多くのミュージカル作品を作り続けるきっかけとなった年でもありました。

わらび座さんには、現在も私の教え子も俳優やスタッフとしてお世話になっています。
JUN_harvestの只野展也も近年は音楽制作で協力しています。
友人知人が多く居て、ついつい客席にいると半分身内のような感じで観てしまいます。
本日観劇させて頂いた作品も、すばらしいものでした。
わらび座さんは、名実ともに東北地方を代表する劇団。
これからも、素敵な作品をどんどん世に送り出していってほしいと願っています。

ヒロちゃん、タルちゃん、カケさん、また観に行くね!