2014年10月31日金曜日

スタッフ会議

私の直近のミッションは、来月行われる七ヶ浜ミュージカルの成功。

昨日は、東京から戻ると、仙台から東へ26キロメートルほどのところにある七ヶ浜国際村へと車を走らせました。

舞台仕込みの段取りを確認するために、照明や舞台美術の主要スタッフにお集まりいただき、主催者ならびにホールの皆さんとの綿密な打ち合わせ。つまり、会議ですね。
写真では少人数の会議ですが、スタッフさんは、このほか音響さん、衣裳さん、受付や駐車場管理その他を含めると、80名以上の大所帯になります。それゆえ、中核となるメインスタッフの打合せは、作品の内容を充実させて、お客さまに楽しんでいただくための重要な責務。


会議というと堅ぐるしい印象かもしれませんが、制作者にとっては、ドキドキワクワク、楽しい時間!

来月の七ヶ浜ミュージカル「たゆたとうの不思議」公演は11月22日~23日。
(初日のチケットはお陰さまで完売しております)
役者や舞台づくりの様子は、このブログでも時々お知らせしますね。

2014年10月30日木曜日

東京駅

昨日午前は、東京理科大学大学院にて「エンタメ・ビジネス戦略」という授業のゲストスピーカーとしてお招きいただきました。イノベーション研究科というところのひとつの授業です。
大学院の学生さんたちにも我々の仕事に興味を持っていただけることは嬉しいことであります。舞台制作の仕事についてや、知的財産にかかわる件などをお話しさせていただきました。院生の皆さんの真剣なまなざしが印象的でありました。

午後は、とあるホテルで大先輩と会食。その後夕方からは友人たちとの宴会へ突入!と、その待ち合わせ場所に向かう途中、通りがかった東京駅。サラリーマンの皆さんが仕事を終えて帰る時間とぶつかりました。
駅舎はライトアップされています。


そーいえば、僕も20代後半の一時期、こうしてスーツを着て仕事していたんだっけ…と、ちょいと遠い目になりました(笑)
思い出深い東京です。東京駅も、その周辺も、その頃とはずいぶんと様変わりしてしまいましたが、こうして復元された東京駅を改めて眺めてみると、自分の過去の記憶が少し蘇るようで、ある種のノスタルジーを感じます。
こちら丸の内側駅前広場はあちこちまだ工事中ですね。最終的にはどんな風景になるのでしょうか。

それにしても美しい駅

この時間に通りがかることはあまりなかったので、ついつい立ち止まって見入ってしまいました。
仕事帰りの人々のなかには、きっとこの美しくライトアップされた駅舎にふと癒されたりすることもあるんでしょうね。

美しきことは佳きこと、ですな。


和菓子でハロウィン

英国ケンブリッジ在住の知人から「黒いマントを翻しウイッチが箒に跨ってヴュィーーンと飛ぶこちらはHalloweenです。」というメールが届きました。
 
聞くところによると、日本のハロウィンは期間が長く派手なので、外国人もこの時期観光に訪れて参加することも多いのだとか。

そういえば、先日の公演で楽しいお菓子を差し入れに頂きました。
和菓子でハロウィン…
 



 
和菓子とハロウィンの関係がいまいちわかりませんでしたけれど(笑)とにかくこの和菓子たち、事務所でひととき楽しい時間を演出してくれて、かつ美味しい時間を頂きました!
 
 
 

2014年10月29日水曜日

【写真】「DANCE DAISUKI」より

ご要望にお応えして、
昨日の記事に引き続き
先週末上演のSCSミュージカル研究所公演
「DANCE DAISUKI」より
写真をいくつかご披露いたします(^^)/












Photo by Kiyoshi Kashiwaya

2014年10月28日火曜日

【写真】随想劇「innocence」より

先週末上演のSCSミュージカル研究所
文芸倶楽部シリーズ
随想劇
innocence(イノセンス)より
写真をいくつかご紹介いたします。







(Photo by Kiyoshi Kashiwaya)



2014年10月27日月曜日

泣けた、そして想った~ウエストエンドの断片(8)

ブロードウェイ・ミュージカルの有名な作品は、ロンドンで初演されたものが多い。
この夏にロンドンのナショナルシアターで観た「War Horse」という作品。


2007年にロンドンで初演。2011年のトニー賞5部門受賞。そしてこの夏は東京の渋谷でも同作品をやっていた。
「すごくいい作品」「泣けるらしい」…そんな噂はあちこちで耳にしていた。

今や、観たい作品はネットで検索するとほとんど事前に情報を得ることができる。
しかし今回 War Hose は、劇場窓口の当日券での入場。したがって、それまでに耳にしたウワサ以外の情報は持ち合わせていなかった。言ってみれば、ナショナルシアターのでかい看板にひかれた、思い付き。

それ故、ほとんど事前情報なしに客席に座った私は、舞台の馬を見たとき「ふ~ん、馬の人形か、ちょっと動きが本物っぽいな」程度にしか、感じなかった。

しかし!
1幕を終えたときには、私の涙腺は崩壊し、
2幕を終えたときには、しばらく席を立てなかった。
まるで生きている馬が舞台上に出現していたかのような錯覚。

作品の詳細はここでは触れないが、元来、動物ものにはめっぽう弱い私のツボにはまった。
もちろん、それだけではなく、何しろトニー賞5部門受賞作品。圧倒的な貫録と安定感があった。
後に知ったのだが、かのスピルバーグ監督もこの作品の1幕目を終えたときには号泣していたとか。(その後、彼の手により映画化)

涙には、ヒーリングや浄化作用があるのだそうだ。
私もあの時、何かを浄化していたのかもしれない。

完全に作者、役者、プロダクションの手中にはまってしまった。
全面降伏。
それはもうシェイクスピアの時代から、感動を発振する原石はロンドンで生まれ、ブロードウェイやハリウッドで研磨され世界中に響き渡る。
そうした原石は無条件に人の心を動かし、ひいてはそれぞれの芸術作品が象徴に「時代」を形成していくものである。

翻って、
日本において感動を発振する原石は生まれうるか…。
発信ではない。それ自体が発振するような原石。

ロンドンの劇場街で、日本よりも低く感じる青空を見上げた。


2014年10月26日日曜日

秋晴れ、あっぱれ~公演無事終了!

おかげさまで、SCSミュージカル研究所、秋の二本立て公演、無事に終了することが出来ました。
今日のお客さまをお迎えするにあたって、昨日Kiyoshi.Kさんが、撮影して下さった公演写真が展示されていました。


新作がほとんどのSCSにとって、なかなか公演の内容写真をパンフレットなどに乗せられないでおりましたが、こうして、翌日にはまるで新聞のように写真の展示をしていただけて、舞台の鑑賞がより立体的になるような印象です。
Kiyoshi.Kさんの写真は、いずれこのブログでもまたご紹介できればと考えています。

劇場の外に出てみれば、空はまったく晴れあがって、美しい色をしていました。


写真の奥にチラッと見えているのは、今月いっぱいで役目を終えて移転する仙台市立病院。
仙台の街も少しづつ時代とともに変化していきます。
一方、文芸作品などには時代を超えて色あせず、愛されている作品が多くあります。
そんな文芸作品を取り上げて7回目となった「文芸倶楽部シリーズ」。今回も好評をいただきました。


また、SCSメンバーが大好きな、文字通り「DANCE DAISUKI」。舞台の上で、ノンストップダンス!エネルギッシュであっぱれなパフォーマンスが披露されておりました。


この場をお借りして、 ご来場のお客さま、関係各位に心から感謝申し上げます。


さて、このあとのSCSは、来月の七ヶ浜ミュージカルの制作・指導、そしてクリスマス公演に向けて年内を駆け抜けます。

引き続き、皆様のご指導、ご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2014年10月25日土曜日

ベテランが支える

初日を無事に終えました。
SCSミュージカル研究所公演
「innocence」と「DANCE DAISUKI」の二本立て。

たくさんのお客さまにおいでいただきました。
本当にありがとうございます。

ベテラン藤田カズくんと亀ちゃんのコンビが光ってました(^^)/
それぞれ、トロント(カナダ)とフランクフルト(ドイツ)で上演した作品の主役を務めたほどの実力者。
若手をしっかりサポートしてくれていましたね。


明日の公演も、どうぞお楽しみに~!

2014年10月24日金曜日

薄暗き客席にて

ミュージカルの舞台には、照明、音響、舞台美術、会場設営などの専門スタッフが必要になります。

明日からのSCSミュージカル研究所公演の仕込みで朝からそれらのスタッフが劇場に集結して作業と続けています。殆どがSCSミュージカルの作品に数多く携わっているベテランスタッフたちです。事故やトラブルもなく、予定時間通りに作業が進んでいます。
写真は音響さんが、サウンドチェックしている様子。


本来は、照明と音響が時間を分けて行うのですが、各スタッフは、それぞれの領域や作業を妨げないようにしながらも、マルチタスク状態で仕込みを続けていきます。経験と、各部門の強力なチームワークのなせる業ですね。劇場の規模にかかわらず、彼らは瞬時に舞台成功へ向けての最良の手段を探し当て、行動に移してゆきます。
そして、私はといえば、ここまで来ると、トラブルシューティング以外のお仕事はなくなるので、比較的ヒマになってしまうのであります。
そこで、客席にちゃっかり座って舞台を眺めます。
こうした舞台仕込みをやっているときの客席の薄暗さは、ちょっぴり心地よく、そして、いつも私をこれから始まる舞台への緊張感とワクワク感で包み込みます。

彼ら、お客様の前にでることはほとんどないのだけれど、舞台上演の際の照明、音響、美術、衣裳、メイク…それぞれの部門のスタッフたちは、役者たち同様に大切な大切な、SCS作品の表現者であります。

さあ、夕方からは三々五々出演者たちが劇場入りして、舞台稽古がはじまります!
ますますワクワク感が高まります。


2014年10月23日木曜日

スタッフ総見の稽古場にて

昨夜の稽古場は、舞台スタッフさんをお迎えしての通し稽古でありました。


おちゃめなダンサーズ!


頼もしい、各世代混在のメンズチーム!


もちろん、キッズクラスから昇格したプライマリークラスの子どもたち、そして先日マスターコース・オーディションに合格したニューフェイスも張り切って取り組んでおります!



本番は今週末25日~26日!

SCS文芸倶楽部Vol.7舞踊劇
 「innocence(イノセンス)」
&ダンスショー

「DANCE DAISUKI」
 @仙台市福祉プラザ
ふれあいホール(仙台市)
子どもから大人まで楽しめるSCSミュージカル研究所の「2本立て」オータムスペシャル!