2022年3月10日木曜日

風化なんかしない

日付が変わると3月11日。

今朝は先週七ヶ浜町とSCSミュージカル研究所が共同で行った劇場における有観客時の避難訓練の様子が地元紙に載っていた。

その時のミュージカル『忘れたい忘れない』では、舞台装置にこんな時計が出現していた。



これは、美術打合せの時に舞台装置制作のコンちゃんが、僕が見せた写真から発想して作ってくれたものだ。その写真は11年前に南三陸町歌津地区の伊里前(いさとまえ)小学校にで撮ったもの。僕らが子どもたちとミュージカルを創るために10年以上通っていた場所であった。



当時、東松島市在住でミュージカルの初舞台を前日ひかえていた小学生がいた。そして、あれから何年経っても、SCSの舞台本番時にはいつもその子、茜音ちゃんを連れて行っている。



僕の記憶の中では風化なんてしていない。


2022年2月17日木曜日

簿記会計レクチャー

SCSミュージカル研究所の監事もお引き受けいただいている税理士のT先生。私が学生時代からのお付き合いですから、もう40年ぐらい(笑)になりますでしょうか。

今日はお願いして簿記会計の初歩をレクチャーしていただきました。事務所の片隅のホワイトボードを活用して。(狭いところでごめんなさい)職員全員に加え役員にも聴講していただきました。

 


T先生には毎月事務所にお越しいただき、会計処理のアドバイスや帳簿等の監査をいただいております。私たちにとってはそれだけでも頼れる大切な存在ですが、今日のレクチャーは、私たちの業務に即した資料などもご準備頂き、実にわかりやすく、私も大いに勉強になった有意義なひと時でした。

社会に出たら絶対に必要な会計の知識ですが、現在日本の義務教育では簿記会計には触れられていません。もし、小学校か中学校でちょっとでも取り入れてくれたら日本の国力はグンと上がるのになぁ、とはT先生の弁。私も同感です。

T先生ありがとうございます!


2022年2月10日木曜日

それでも

 連日ニュースで感染者数が報じられるようになってから早2年。

先月半ば過ぎからSCSミュージカル研究所の稽古もまたもや全てオンラインに切り替えています。そんな中、先日はお稽古とは別に「オンラインおしゃべり会」も開催しました。みんな笑顔で楽しいひとときでした。

昨日あたりから関東の方では大雪になる恐れとかいう予報が続いていましたが、今日は朝から仙台もまた雪が降り始めました。自然は様々なことを教えてくれますが、時に厳しい試練も与えてきます。

それでも、僕らの活動は止めません。工夫をこらして、力を合わせて。新しい作品づくりを続けます。

この雪景色の下では間違いなく春の準備が始まっていますから。





2022年1月27日木曜日

思いがけず

 東北大学の「芸術の世界」という授業を担当する非常勤講師としてお世話になってから6年、カリキュラムの改革によりその講座が今年度で終了することもあって、私も卒業ということになりました。

SCSミュージカル研究所研究生の一人(彼は私が担当した1年目に授業で出会って、ミュージカルの舞台を一緒に創ってきました)も、めでたくこの春大学院修士課程を卒業予定、社会へ羽ばたきます。先日その彼と「お互いに今年で卒業だねぇ」と笑いあいました。6年間はあっという間でしたが、そうした素晴らしい学生たちとの出会いは、生涯の宝物です。

ところで昨日は、ちょうど私のある大きな手術から5年となる日でした。あらためて今日この時を生きている有難さをかみしめていたところ、打合せで事務所にお見えになった大学関係の方々(私の担当授業とは全く分野の違う先生方ですが)から、すてきな贈り物を頂きました。

 


昨日でお会いするのが2度目の皆さん(おそらくこれから何度かお会いするようになると思いますが)ですから、私の状況は知る由もないわけですが、思いがけず大変「味のある卒業記念品」を頂いたような気分になり勝手に嬉しくなっていました。

我が大切なスタッフとともに、じっくりと味わいたいと思います。


2022年1月20日木曜日

時間

ある本がきっかけで「時間は実在するのか」ということに想いをめぐらせていました。すると、あっという間に眠気を感じてしまっていました。哲学的な考察には興味はあるのですが、難しいことを考えるって、私の場合自ら睡魔を招く事態になるようです。しかし脳みそをリラックスさせる意外な効用はあるのかもしれません(笑)

反面教師で、シンプルなもの程刺激が強いのでありましょう。表現活動に携わるものの端くれとして重要なポイントであると感じています。

そんなことを考えながら少しボーッとした頭で窓の外に目を遣れば、寒風の中街路樹につかまっているスズメちゃんたちがおりました。最近よく窓の外に集まってくれています。

街路樹(恐らく唐楓)は枯れ木のように見えてますが、よく見ると春に芽吹く準備が始まっています。スズメたちはそれを見逃してはいません。



スズメちゃんたちは、一日、季節、一年という時間を感じながら生きているのに違いありません。そしてこの街路樹も同様に、季節はもちろん気温や光をしっかり感じ取っているのでしょう。

この宇宙の中で「意識」出来るものだけに時間は存在している、もっと言えば生きているものだけが時間を持つなら、時間はやはり大切にしなければと思うのでありました。
生きている間にやりたいことは山ほどあります。

2022年1月9日日曜日

あけましておめでとうございます。

大晦日は父を連れて温泉に一泊。年が明けると大雪の米沢。

子どもの頃その雪国に住んで居た私は、ひらひらと風の中を舞いながら落ちてくる雪の姿や、地面に積もった雪を踏んだ時の音、雪遊びして火照った指先など、雪にまつわる感覚が身体に刻み込まれているようです。雪は雪国に暮らす人々に試練をもたらしますが、雪景色は生活の大変さとあわせて厳しさと美しさを併せ持った風景として私の目に映ります。

コロナ禍と言われておよそ2年。今年は益々サスティナブルな取り組みを生活や仕事のあらゆる場面で求められそうです。

写真は1月5日、今年初めての講義で出かけた東北大学川内キャンパス。米沢ほどではありませんが、仙台でも少し積雪となりました。




みなさま、本年もどうぞよろしくお願いします。


2021年12月28日火曜日

ダイジェスト映像

ことしもいよいよ残り少なくなってきました。このところ今年を振り返るような放送が増え居ていますね。

思い起こせばこのブロブのタイトルは昔「JUN_harvest」日記というものでした。私もちょっと振り返れば、相変わらずのコロナ禍ではありましたが、多くの皆さまのお力添えを得て、今年は春と秋の2回、そのJUN_harvetのライブコンサートを行うことが出来ました。



若手スタッフがこの秋のライブの模様をダイジェスト版にしてくれました。
動いている自分を見るのはちょっと恥ずかしい気もしますが(笑)お時間のある方、是非ごらんになってみてくださいませ~。


2021年12月25日土曜日

 今週はSCSミュージカル研究所の各クラス稽古場では次々と「お稽古納め」となりました。

明日は「SCS大納会」なのですが、人数が多いので、昨年に引き続きオンラインでの納会開催となります。

お互いに皆の顔を実際に見ながらパーティをやれないのは少し寂しい気もしますが、天気予報によると明日は数年に一度の寒波だそうですから、移動交通手段に左右されないオンラインでの開催は、この時期には良いのかもしれません。オンラインならではの楽しみ方もあるもので、昨年は融資の何人かが短い動画を作ってくれて、通常の納会では「余興」に相当する部分の楽しい時間を提供してくれました。今年はどうなるのでしょう。楽しみです。

一方で、一昨日は、七ヶ浜町のミュージカルグループ「NaNa5931」のお稽古場でも、クリスマスイベントを兼ねてステージ発表が行われ、今年を締めくくりました。

コロナにも負けずに制作された短編ミュージカル動画からのナンバーも実際に披露され、20年の歴史を誇るグループによる、レベルの高いステージに場内のお客さまからも大いなる拍手が送られていました。



今年も感染症対策を施しながらミュージカルのお稽古に励んだ子供たち、研究生、スタッフにアプローズ!皆さまへの感謝の拍手と共に今年の稽古を納めていきたいと思います。


2021年12月17日金曜日

舞台作品づくりとレジリエンス

私たちSCSミュージカル研究所が20年以上にわたりミュージカルづくりのお手伝いをしている七ヶ浜町にある七ヶ浜国際村で、今年の1月から7月にかけての半年間、ホールを使って短編ミュージカル5作品の収録が行われました。

題して『七ヶ浜ストーリーズ』(作・演出・振付:梶賀千鶴子、音楽監督:榊原光裕、出演:NaNa5931)。

コロナ禍で舞台芸術の上演はほとんどできない状況が続く中で、町の劇場をどんな風に活性化せることができるのか、東日本大震災での津波被害を乗り越えてきた七ヶ浜国際村で、事業協会の皆さまが新たな挑戦を始めました。

「災害に強い劇場コンテンツ制作」「多言語化 」がキーワード。SCSミュージカル研究所の理念「ミュージカルを通じて子どもたちが活躍できる場を持続的に創出する」ことにも通じていることから、私は喜んでプロデュースをお受けしました。

作品のなかで舞台に大道具などをほとんど用いていないのは、劇場でない場所(避難所や公民館など)でも上演できるように、そして1作品あたり20分程度の長さの短編ミュージカルは、学校の授業の中などでも鑑賞や研究に活用していただきやすいようにという意図があります。 

七ヶ浜の国際交流員の方々により全編英語に翻訳されて、YouTubeの多言語化機能で、世界各国の言葉で字幕をご覧いただけます。七ヶ浜で生まれた作品がフランス語やドイツ語、イタリア語などでお楽しみいただけると思うとワクワクいたします。

近頃、また地震が多くなっている気がします。揺れる度に東日本大震災で被災した経験が否が応でも思い出されます。まさに、そんな今、津波被害やコロナ禍、予測のつかない自分たちの力ではどうにもならないような災害にあっても、しなやかに立ち上がっていく力(レジリエンス)が求められていると感じています。

連日のニュースでは世界のあちこちでの感染者再拡大という情報が流れ、そして足元の地面が揺れるたびに、子どもたちも私たちも気持ちや生活が脅かされます。しかし、私たちに出来る範囲で大人たちがレジリエンスを見せていくことで、子どもたちが未来への希望や喜びを持つことにつながってくれることを願っています。

『七ヶ浜ストーリーズ』は無料公開中です。七ヶ浜町のホームページからご覧いただけます。 


2021年12月7日火曜日

カゲレン

先週、七ヶ浜のお稽古場にて。

贅沢なことにホールを使用させていただいて地元のミュージカルグループNaNa5931のお稽古が進行しています。

最近メンバーとして加入した米国出身の国際交流員ヘザーさんと、仙台の大学に通う地元出身男子が舞台の袖で猛練習していました。



あっという間に師走になって、あっという間に一週間がたちました。歳を重ねるごとに1年があっという間ですが、こうして若い世代がメンバーとして加わって、一生懸命な姿を見ると、その「あっ」もなんだか充実してくる気分になります。

こうして、影の方で自主的にレッスンするのを私たちは影練(カゲレン)なんて呼んだりしています。二人がお稽古していたのは、クリスマスのナンバーのようです。今月23日(木)に行わっる七ヶ浜国際村での年末発表会では、二人の成果が拝見できるかな?

楽しみ~。