2018年4月22日日曜日

深き礼

とても良い天気となった仙台。
稽古場から300メートルほど東にある大きな通りでは、羽生結弦選手の凱旋パレードが大々的に行われていました。報道によれば11万人の人出だったとか。
時を同じくしてお稽古場では通常通りのレッスンが行われておりました。


羽生選手はほんとうに仙台の誇り、東北の復興にも大きな希望を与えてくれています。
オリンピック2連覇、ほんとうにおめでとうございます。
羽生選手も、きっと練習を積み重ねること、加えて目標への執念が様々な幸運をも引き寄せて大きな結果へと結びつけることができたのではと想像しています。

そして、いつも感じるのですが、羽生選手の応援者に対する深々とした礼は、とても印象的です。
「礼」は愛の表現です。

今日の稽古場の研究生たち、指導員たちも、少なからず羽生選手を地元の誇りと感じていることでしょう。
上空にはヘリコプターが旋回し、その音が稽古場にもかすかに聞こえてきます。
そんななか、すぐ近くで行われているお祭りのようなパレードの誘惑にも負けず、熱心に稽古場で努力を重ねる彼らの姿はとても輝いていて崇高なものにすら感じられました。
ひとつのものに打ち込む姿は、尊く美しいものです。

気が付けば、私自身が羽生選手のように、彼らに深く礼をしたい気持ちになっていたのでした。


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