2022年3月18日金曜日

舞台芸術シンポジウム開催いたします

 4月24日に「東北・仙台から世界へ」と題した舞台芸術シンポジウムを開催する運びとなりました。
 このシンポジウムは私たちSCSミュージカル研究所が(一財)シェイクスピア・カンパニーと共同開催するものですが、同カンパニーは過去に英国エジンバラでの公演や、2019年の夏にはロンドンで『アイヌ・オセロ』(原作:W.シェイクスピア、翻案・脚本・演出:下館和巳)の上演を成功させています。一方でSCSミュージカル研究所の芸術監督、梶賀千鶴子の作品は、2017年から劇団四季を通じて『魔法を捨てたマジョリン』が中国全土で上演中です。また、東北で生まれた梶賀の作品は、カナダ(トロント)で『TAROH]』(1992)、ドイツ(フランクフルト)では『夕焼けの向こうに』(2011)が上演されています。
 しかし、これまでに東北で生まれ海外へと発信されるオリジナル舞台作品のこうした状況を分析または議論する場はありませんでした。そのことが今回のシンポジウム開催を決めるきっかけとなりました。
 このシンポジウムでは、シェイクスピア演劇に通暁する3人の学者とミュージカル作家が「再創造」という言葉をきっかけに、それぞれ違った角度から意見を述べ、議論し、会場の皆さんとも質疑応答によりテーマをさらに深めていきたいということがねらいです。
 因みにシンポジウムのパネラーでもある早稲田大学の本山哲人先生、明治大学の今野史昭先生の翻訳によるSCSミュージカル『梵天丸』(作・演出・振付:梶賀千鶴子)の「多言語化発信」に関する議論もその場で出来ればと考えています。
 同時開催される上映会は、入場無料です。皆さま心地の良い春の日に東北から発信される舞台について考えるひと時はいかがでしょうか?たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております!




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