2013年5月14日火曜日

授業にて

この4月から東北学院大学教養学部にて、ある授業を担当させて頂いているのですが、ほぼ毎週、その授業にゲストをお招きしています。
先週は、作曲家の上田亨さんにおいで頂きました。

 
実は、この授業、ほぼ毎週各界のトップランナーやプロフェッショナルをお招きして「文化プロデュース」ということをテーマに講義をすすめています。


少しでも母校のお役に立てるのであればとお受けした当初は、「専門課程の授業」ということもあり、多くても30名ぐらいの学生さん対象かなと想像していましたが、蓋を開けてみれば受講希望者は約200名ほどにもなっていました。
うれしい悲鳴と責任の重さを痛感しながらも、久しぶりの母校で(もっとも当時はこの「泉キャンパス」がありませんでしたが)楽しい時間を持たせて頂いております。




毎回ゲストにちなんだ映像や、動画などを交えてのトークセッションから、私自身も学ぶことが沢山あります。各界でのトップランナーの言葉は、どれも心に響くものばかりです。
今回の上田先生には、サービスで小さなワークショップも行っていただきました。さすが東京藝術大学で非常勤講師も勤められているだけあり、「ことば」を軸とした舞台音楽へのアプローチの話題は、楽しいなかにも斬新かつ私たちに新しい発見をもたらすものでありました。

一方、共同で講座を担当する下館和巳先生(東北学院大学教養学部教授)や宮武久佳先生(東京理科大学大学院教授)との準備の時間も、私にとっては、それぞれの先生方の専門分野に触れることの出来る、貴重かつ大変刺激にあふれた時間です。昨年から準備をすすめてきたのですが、その一旦はこちらのブログ記事でもちょっと触れています。

次回は、仙台において舞台芸術振興に尽力されているプロフェッショナルをお招きしての授業。
毎回、学生の皆さんも熱心に耳を傾けてくれますが、授業を進める側も毎回ワクワクする時間です。

2013年5月13日月曜日

決算

昨日までの「公演モード」から今日は一気に「会計モード」へシフト。
日本においては3月決算という企業がわりと多いわけですが、弊社(純クリエイション)も御多分に洩れず決算月は3月。従ってその2ヶ月後の今月が税務署に対しての決算報告と納税の期限なのであります。
 
朝から顧問税理士のT先生にお見せする帳簿の精査と、このところの公演続きで追いついていない入力作業に終始しました。
夕方お見えになったT先生による、一連の監査ののち、おかげさまで、最終的な業績は震災のあった年度に比べ上向いて来ていることがわかりました。苦手な会計処理が報われたような少し明るい気持ちになります。
 
ま、気持ちがどうあろうと、苦手な会計処理は今後も続くわけでして…人が増えれば処理量も増えてくる、しかし、優秀なアシスタントに恵まれて、数年前に比べれば、この作業はだいぶ楽になりました。
そんなことを考えつつ数字を眺め、来年は、さらに明るい数字になるようにしなくては、と決意を新たにするのでありました。
決算という文字には、「決意の算出」という意味が含まれているのかもしれませんね。
 
決算書作成の為の情報を全てT先生にお渡ししたあとは、例によって会計スタッフが先生を囲んでの「月に一度の贅沢」(笑)
 
 

2013年5月12日日曜日

感謝

舞台制作者として最も気になるのは、本番に事故なく恙なく、そしてお客さまに喜んでいただけることです。
本日の「ちきゅうのこころ」本番も満席の回が出るほどに大勢のお客さまにおいで頂きました。
 
 
今回が初舞台の15名は、終演後みんなに祝福されていました。
これから、舞台経験を重ねながら彼らが成長して行く姿を見守って行きたいと思います。
 
 
 
 
 
今回も沢山の皆さまに支えていただきました。
お一人お一人に直接御礼を申し上げるべきなのですが、まずは、この場をお借りして皆さまに深く感謝申し上げます。
 
次回のSCS公演は2ヶ月後、
電力ホールでの「繭姫」です。
こちらは、生演奏によるグランドミュージカルをお送りする予定です。
 
幕が降りた瞬間から、次の舞台への準備。
こうして、SCSの日常がまた始まります。
 
 
 

2013年5月11日土曜日

ミュージカル「ちきゅうのこころ」初日

雨模様のお天気にも関わらず、満席の回も出るなど沢山のお客さまにおいで頂き、SCSミュージカル研究所公演「ちきゅうのこころ」の初日を無事に終えることが出来ました。
 
今日は、11日。そう、2年2ヶ月前のあの日までSCSの稽古場でお友だちと一緒に同じ舞台を目指していたあかねちゃん(当時9歳)の月命日でもあります。
ゲネプロ(最終リハーサル)の前に、出演者、スタッフ全員で1分間の黙祷を捧げた後に舞台に臨みました。
 
 
あかねちゃんも踊りたかったであろうこの舞台で、キッズクラスの仲間たちは、今日も精一杯に歌い、踊り、演じてくれました。
きっと、明日の舞台もみんな立派に務めてくれることでしょう。
 
今日のみんなの想い、
天国の彼女にも届いていたかなぁ
 
 
 

2013年5月10日金曜日

新作ミュージカル「常長の祈り」出演者募集中

みやぎ県民文化創造の祭典(芸術銀河)実行委員会は,支倉常長ら慶長遣欧使節の出帆400年を記念し,彼ら使節を題材にした県民参加型のオリジナルミュージカル公演「常長の祈り」を開催します。
実行委員会事務局では,本ミュージカル公演に御出演いただける県民の皆様を募集しています。

募集要項及び申込書は、宮城県のホームページ内(←クリック)よりダウンロードいただけます。

申込書に必要事項を記入のうえ,平成25年5月31日(金曜)までに,郵送,Eメールまたはファクシミリでミュージカル事務局まで御応募ください(締切必着)。
※応募者には6月3日(月曜)に開催されるオーディションに御参加いただきます。

みなさま、ふるってご応募ください!




【当ブログにおける支倉常長関連記事】

ロンドンへ行ってきます (2013年1月30日)

今年は慶長遣欧使節出帆400年 (2013年1月2日)

手負いのマスト (2012年11月4日)

映画 (2012年5月10日)


 


2013年5月7日火曜日

深夜のラーメン

気がつくと、もうこんな時間。

デスクワークは果てしなくあるので、区切りが難しい。
ついつい深夜に及ぶことも多い。

結果、
いけない、いけない、
と思いつつも、
食べたくなる。

先週は、社員のM君を道連れにして、
行ってしまった。


「さわき」のスタミナラーメン

ライス。


さて、今夜は…


2013年5月6日月曜日

SCS公演「ちきゅうのこころ」いよいよ今週末開演!

この連休、SCSの子どもたちは
連日の長時間稽古に勤しんでいました。
インストラクターたちも総出で、集中した稽古が続けられています。

何しろ、今度の週末には「ちきゅうのこころ」の公演の幕が開くわけで…。



今回のお芝居は、国際色豊かです。
様々な国をめぐる歌とダンスが繰り広げられます。

僕は「世界のことばでありがとう」という歌をつくらせていただきました。
昨年暮れに頂いた、世界の国々の言葉が記入された世界地図をヒントにつくった歌です。
その歌を、梶賀先生の振付で子どもたちが歌うと、
不思議な「地球人」意識が芽生えるような場面になりました。

歌の力はすごいんだなぁ
と想うと同時に

子どもたちが「未来」からやってきたように見えて
またまた不思議体験をした稽古場でのひとときでした。

本日午後からは、照明や音響の技術スタッフも稽古場入り。
準備は着々と進められております。

公演は、5月11日(土)、12日です。
どうぞ、お楽しみに!





2013年5月4日土曜日

むすび丸と音楽

久々のJUN_haevestネタです。
現在、我々が活動する仙台では、至るところで仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが繰り広げられております。
そのキャンペーンで重要な役割を担っているむすび丸くん。
そのむすび丸の音楽を只野展也(只やん)が担当しております。



只やんは、JUN_haevestではベースとシンセサイザーを担当しておりますが、CMやドラマ音楽、ミュージカルなどへの楽曲提供も多数あります。

どこかのイベント会場などでむすび丸を見かけることがあったら、只やんの音楽も是非じっくりお楽しみくださいませ~(^^♪

2013年5月3日金曜日

日生劇場アリスのコンサートツアー無事終了。

たくさんの子供たちの笑顔と歓声に出会えた4日間にわたるツアー。
お陰様で昨日無事に終了しました。
 
 
被災地児童へ音楽を届けるこのプログラムは、3年間ほぼ同じ演奏家とスタッフにより構成されています。3年目ともなると、すっかり「チーム」のようになり、私自身もとても充実かつ楽しい時間を皆さんと共有させて頂くことが出来ました。
 
 
昨日の亘理小学校では、3年生以上の約500名の児童に、鵜木絵里さんのソプラノと仙台フィルメンバーの演奏を間近で楽しんで頂きました。
 
 
今回は、福島県の安積第三小学校、宮城県の閖上小学校、不二が丘小学校、亘理小学校を訪ねましたが、各学校の子供たちはもちろん職員の皆さんにも大変歓迎していただき、お世話になりましたことを、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。
 
 
上の写真は演奏家と制作、技術のオールスタッフ。
 
 
昨日の亘理小学校公演を終えて体育館の外に出てみると、裏庭では、八重桜が美しく空に映えていました。
 
 
空はどうして青いんだろう、花はどうして美しい色をつけるんだろう...
 
沢山の子供たちに会ったせいでしょうか、
ふと自分も子供のような気持ちで、
そんな疑問を誰かに投げかけてみたくなりました。
 

2013年5月1日水曜日

郡山にて

今年もまた子供たちの笑顔に出会う旅が始まりました。
昨日から始まった日生劇場の主催による「アリスのコンサート」ツアー。
 
ソプラノ歌手の鵜木絵里さんと仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーによる、不思議の国のアリスをモチーフにしたプログラム。一流のアーティストたちの楽しい演奏を東北の小学生たちに届けようと始まったこの演奏会は、今年で3年目を迎えます。
初日の昨日は、福島県の安積第三小学校、二日目の今日は、宮城県名取市の不二が丘小学校にお邪魔しました。小生はこのプログラムのコーディネートの一部を担当させて頂いています。
 
両校ともに子供たちの明るい笑顔と歓声に出会うことが出来ました。
今日お邪魔した不二が丘小学校には、現在、津波で校舎を失った閖上(ゆりあげ)地区の閖上小学校の児童たちも通っています。
 
鵜木さんの熱演と、仙台フィルメンバーの美しい演奏が、体育館いっぱいに広がって、ステキな時間を持つことが出来ました。