May peace and Joy be yours at Christmas and throughout the new year.
世界的にコロナウイルスの感染終息が見えないばかりか、収束の糸口も見えない状況が続いていますね。
私たちに出来ること、毎日考え続けています。東日本大震災からの復旧、復興(それすらまだ道半ばですが)とは異質の、得体の知れない敵と戦っている感じがいたします。
きっと、復旧や復興といった「もとに戻す」感覚を捨てなければならないのかも知れません。捨てることで見えてくる新しい未来を目指さなくてはなりません。
時間という薬を服用しながら。
ちょっと感染防止対策状況動画を作ってみました。
関山大滝。
数えきれないぐらい何度も国道48号線を通っているのに、この滝を初めて見ました。
30年前につくった曲を、この秋のコンサートで歌った。空蝉の殻の中に在るものは、未だに何も変わっていないような実感を持った。時代はずいぶん変わったのに、それは、変わらないのか、私が成長していないのか…。
一方、日めくりはあっという間に12月の数枚が剥がれた。過ごした実感のないような2020年が、非接触のまま、目の前を通り過ぎてゆく。
『A Chorus Line』。1975年、ブロードウェイで初演。1979年に劇団四季により日本初演が実現した作品です。
ブロードウェイで大ヒットしたこの作品の日本初演が劇団四季により実現した際、梶賀千鶴子先生(現SCSミュージカル研究所芸術監督)は、劇団四季の文芸部に在籍し、故浅利慶太先生の日本版演出の演出補として活躍しています。
当時、梶賀先生は日本版を作るにあたり、ニューヨークに渡り『コーラスライン』の作・演出・振付を担った故マイケルベネット氏から、同作の振付や演出の直接指導を受けたそうです。そして帰国の際は衣裳の一部(最後の場面のタキシード風衣裳)とともに劇団四季に持ち帰ってきたとのことでした。先生の話によると、マイケル・ベネットさんの指導は大変緻密なもので、文字通り「LINE」に関しては特に厳しい注文があったそうです。ご自宅にうかがった時には、ほとんどが鏡張りの独特のお部屋に驚いたとか。そこで、マイケルさんに鏡張りの理由を尋ねたところ「このほうが(鏡張りの部屋が)落ち着くんだ」と、おっしゃったそうです。そういえば『コーラスライン』では、鏡を大胆に使った演出が有名ですね。
さて、今週はその『コーラスライン』日本版の仙台公演初日。梶賀先生と共にお招きいただきしっかりと堪能させて戴きました。個人的にこの作品は、舞台でも映画でも何度も観ていますが、全てにおいて大変質の高い作品であることはもちろん、シンプルな舞台装置は、観るたびに何か我々舞台制作者の核心を刺激させられるような思いがいたします。
あっという間に11月。
今年も残すところ…なんてフレーズが聞こえてくる季節に突入です。
さて、今週はコロナ禍で、まったくレッスンや指導ができていなかった米沢のミュージカルグループ「伝国座」のお稽古は、関係の皆さまのご尽力により、一昨日ようやく再開にこぎつけました。
消毒やマスクなど基本的なことはもちろん、広い会場で、換気や間隔を保った状態でのお稽古です。まずは、なまった身体を戻していくことから。
そろりそろりと、
現状出来うる最大の安全確認をしつつ、
前に進みます。