2013年5月17日金曜日

五月のそら

仙台に住んで、30年以上になる。
それぞれに美しい季節の風景があるけれど、
この季節が一番仙台に似合うような気がしている。

今日は、絵に描いたような五月晴れ。


窓から、ちょっとのぞく空の色が部屋にも人にも明るい気分をもたらしている。そんな事務所で、400年前にこの土地から世界を目指した、あるサムライに関するミュージカルのデザイン関連打合せを行った。


そう、いよいよ来月からミュージカル「常長の祈り」 の稽古が開始だ。
米沢生まれで、今回の制作者でもある私は、打合せのとき以外にも時折、同じ米沢で生まれた伊達政宗や支倉常長のことを考える。

それにしても、空
雲ひとつ無い空
風はまさに「そよ風」

あの時代、
雪国から仙台に出てきたサムライたちは
こんな美しい五月晴れの日を
どう感じていたのだろう
どう表現していたのであろう

400年前のサムライたちが今の仙台を見たら
どんなふうに感じるんだべ…

そんなことを想いながら、
こうして、この時代に生を受け、
好きな町のなかで仲間たちと仕事が出来ることを
あらためて幸せに思う。

今が、今しかないことを考えることも大切だな、と思う。
明日のいのちの保障は誰にもない。

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