2012年11月21日水曜日

いずれにしても、しっかり、きっちり、汗をかく

衆議院の解散を受けて、やおら巷は選挙のことで騒がしくなってきました。
日ごろ、ほとんどテレビを見ない僕も、ニュース番組を見るために、帰宅後TVをつける日も出てきました。

舞台や音楽を通じて、言ってみれば「夢を売る」ような仕事をしている人間からすれば、政治のことなど、無関心でいいように思われがちです。しかし、この国で生まれ、この国で育ち、この国で活動している以上、国の行く末に無関心で居るわけにはいきません。
愛する人やこどもたちを守るためにも、国の状況は気になります。それに、
愛情の反対語は無関心」なんて言いますものね。

そんなわけで、関心を持って、政治家の皆様の言葉を聴いていると、どうも気になることが出てきました。
それがタイトルに示した言葉です。

しっかりと○○をやっていくことが重要です」
きっちりと行っていく必要があります」
「みなさまと共に汗をかきたいと思います」

どれも、僕にとって何となく違和感のあることば使いです。
そうした言葉を多く使う人の話には具体性の無いことが多いように感じます。
つまり、今まで、
しっかりしていない、きっちりしていない、汗もかいていない
そんな風に聞こえるのは僕だけでしょうか?
政治家たるものの使うことばにしては、なにかしら品格の欠如した言葉に聞こえてきます。

それから、
いずれにしても」ということば。
一見、直前の話題が論理的に聞こえてくるような錯覚に陥りますが、
気をつけなければなりません。
この言葉を使う人の演説の内容のほとんどは、「いずれ」が何を指すのか分からないような内容です。

まぁ、そんなふうにいちゃもんつけながら、TVやラジオでの政治の話題に興味を持つのも、持たないよりは、よいのかな、と思う今日この頃です。

少しでも興味があるというのは愛情の表れ、ですから。

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