2016年8月22日月曜日

かなへびさん

お稽古場で時折、子どもたちと、会話することがあります。
殆どの場合、その内容はミュージカルとは関係のない話題です。

ある時、可愛らしい小学女子Aちゃんから、自宅近くで「かなへび」を2匹捕まえて、さらに卵が2個うまれたという話を聞きました。
私は、とても興味が沸きました。
爬虫類、嫌いじゃありません。ガキの頃の恐竜趣味が体にインプリンティングされています。
何しろ、ここだけの話、私が死ぬ前に1度でいいから、鼻を突き合わせて話し合ってみたい生き物は、ガラパゴス諸島の「ウミイグアナ」なのですから(笑)。かなへびとは違って、見かけによらず彼らは草食ですが…。

そうこうしているうちに、先週、さらにビックニュース。
「純さん、かなへびのたまごからかなへび2匹うまれたよ」とのこと。
私は、
「そりゃ、すごい!みんなでかなへびさんの誕生パーティーやらなくちゃ!」
と、子どもの前で、大人げなくはしゃいでしまいました。

そしたらAちゃん、なんと、次のお稽古の時に、大切な大切なかなへびの赤ちゃんを見せに連れてきてくれました。


写真の手前はお水が入ったペットボトルのキャップです。かなへび赤ちゃんがいかに小さいかお分かりになるかと。私が仕事もそっちのけで(笑)じっと見続けていると、彼らは、活発に動きまわったり、餌を取ろうとジャンプしたり、かと思えば目をつぶって眠っちゃったりしています。
「観察」は大切です。小さい頃ファーブル先生の本で教わりました。

それにしても生まれたてのいのちは、どんな生き物であれ、かわいいものです。
無条件に可愛いのです。

私は我を忘れてずっとかなへび赤ちゃんズを見つめ続けていたのでありました。Aちゃんには、このかなへびの赤ちゃんたちを、近く彼らのお母さんが居たあたりに還してあげる計画があるそうです。

かなへび赤ちゃんたち、Aちゃんがお稽古している間の短いお預かり時間だったけれど、たのしいひとときをありがとう。


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