2016年9月8日木曜日

学生前期のナポリタン

昨日は美術館に行ったことをブログに書いて、なんとなく仙台市内の広瀬川にかかる澱橋(よどみばし)界隈のことが気になっていました。
ローカルネタですみません。

唐突ですが、不肖ヒロセ純、ナポリタンスパゲッティが好きです。

私の長い大学生活を前半と後半の3年ずつ(笑)に分けるならば、前半もっとも印象に残っているナポリタンスパゲティは、昨日の美術館の川向いの通り、「角五郎丁(つのごろうちょう)」にある喫茶店「こんちぇると」さんのナポリタン。
因みに後半は「ぴーぷる」という名の仙台市内の荒町(あらまち)商店街にある喫茶店のナポリタン。どちらも名前は英語ですが、表記はひらがな。
昭和の時代は、ひらがなの英語や、英語を漢字にしたような名前の喫茶店が、市内のあちこちにありましたね。

さて、今日は、そんな昨日の余韻を引きずったまま、軽いノスタルジーを抱いておりました。
そこで、お昼に思い切って、今週の公演の準備で事務所に居合わせたSCS研究生K君を伴って、その澱橋界隈を訪ねてみました。

実のところ、K君はこの春静岡から仙台にやってきたばかりなのに「こんちぇると」にしょっちゅう行くと聞いてびっくり。聞けば彼、「こんちぇると」のすぐそば、私が学生時代前期にお世話になっていた「仙台興譲館」という学生寮(現在その寮は近くに移転していている)があった辺りに部屋を借りて住んでいるのだそうです。

お昼過ぎ、K君と二人、「こんちぇると」のドアを開けてお店に入ると、昔と変わらない笑顔のマスターと、お母さんの優しい顔。うれしい!
お母さんはもう90歳を超えられたと聞いてびっくり。今日も変わらずお店の手伝いをされていましたから。
そして、久しぶりにカウンターに腰掛けるれば、懐かしい家に帰ってきたような気分になりました。
昔からのこの家庭的な雰囲気で、学生にも昔学生(笑)もいつも優しく迎えてくださるお店です。

そして、マスターが手際よくこさえてくださった、ザ・ナポリタン!


味の記憶は、一気に時空を超えます。
学生前期によくいただいたナポリタンの味と共に、昔のこのあたりの街並み、同じ釜の飯を食べた友人たちの顔が、蘇ってきました。

今日は、T君がきっかけで、素敵な時間をいただきました。

有り難し。


追記:そんな「こんちぇると」さんについて、もしやと思い検索してみれば、2010年の2月に当ブログで角五郎丁というタイトルで短い記事にしていました。

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