2013年10月25日金曜日

技術スタッフ会議

昨夜は、11月9日〜10日に七ケ浜国際村で開催される「KIZUNA Ⅱ」の技術スタッフと演出班による進行打合せ会議が行われました。


皆さん百戦錬磨の頼もしいプロフェッショナルです。いつもこうした打合せを通じて感じるのは、プロであればあるほど準備に時間をかける、ということ。打合せの時間が長いという意味ではありません。逆に打ち合わせ時間は短いのです。打合せが長いということは、それ以前の各スタッフの準備や取り組みが甘いということに他なりません。


打合せを終えて、今年の舞台もワクワク楽しい舞台になることを確信いたしました。チケットが売り切れ間近の回も出てまいりました。全席指定席となっておりますので、まだお求めになっていない方は、お早めにどうぞ!
チケットのお求めは、七ケ浜国際村事業協会(022-357-5931)まで。

「常長の祈り」キャスティング 1

公演まで残り時間が1ヶ月を切りました。
稽古場では、東京で行われている上田亨先生の音楽制作状況にリンクして梶賀千鶴子先生からチラシ発表以外のキャスティングが発表されています。
このブログでは、数回に渡りキャスティングの状況についても発信してまいります。

キャストについては現在も稽古場で出演者約100名がその獲得のためにしのぎを削っており、まだすべてが決定されてはおりませんが、演出家と音楽家により決定されたものについて、順次公表してまいります。尚、一旦決定されたものでも、止むを得ない事情により上演の際にキャスティングに変更がある場合が御座いますので予めご了承ください。

伊達政宗の声------------------市村正親

支倉常長------------------------ヒロセ純

ルイス・ソテロ-----------------茅根利安

東九助---------------------------藤田和正
瀧川嘉兵衛---------------------菅野綾人

セバスチャン・ビスカイノ--------------亀井貢
ノピスパニア副王グァダルカサル--松田純一
泉栄---------------------------------------川田清太郎

イスパニア国王フィリッポ三世---ロドリゲス・ランヘル・ダビ
スペインの学芸員-------------------メリネ・メスロピアン
船乗りニール-------------------------アンドレ・ペレズ

支倉常長ら 慶長遣欧使節団出帆400年記念事業に関しては宮城県のホームページや「みやぎ県政だより」でも紹介されています。
http://www.pref.miyagi.jp/site/kenseidayori/kensei-2013-09-special01.html

このミュージカルでは、史実に基づいたお話を軸としながらも、何しろ支倉常長は謎の多い人物ですから、大胆なフィクションも取り入れて、楽しく見応え聴き応えのある演出が随所に設けられています。

尚、上記キャスティングのとおり、不肖ヒロセ純、今回作・演出家、音楽家等の強い要請により、このたび支倉常長役を拝命いたしました。
作品のプロデューサーという役割のみでも重責でありますが、さらなる重責に、身の引き締まる思いでありあます。これを機に現実的にもぷよっとしつつある身が引きしまることを願いつつ、万里一空の気持ちをあらたにしているところでございます。
 
まだまだ未熟な修行の身、何卒みなさまのご声援、ご協力ならびにご指導のほど、伏してお願い申し上げます。
 

 

2013年10月24日木曜日

こどもたちのこころ

先日の稽古場で、5歳の女の子が私の足に抱きついてきました。

たまに子どもたちのそんな仕草に遭遇することがあります。まったくもってイノセンスというか、無条件に「かわいらしい」と思う瞬間です。

稽古場での僕は、先生のような、トモダチのような、親父のような…何とも不思議な立ち位置。そんな私に、子どもたちはストレートな感情表現をする時があるのです。足に抱きついてきたのは「嬉しい」表現のひとつであることは、間違いありません。その様子を見ていた、女子中高生たちは「クスクスクス」っと笑っておりました

実は、笑っているその子たちも、幼稚園の頃は、同じようなことをしていたわけで、そんな自分のことを思い出して、くすくすっと笑ったのかもしれません。私はダンスや歌を直接指導することはまずないし演技指導することもほとんどありません。けれども稽古場に顔を出す、「気が付くと純さんそこに居た」という状況は重要であると感じています。

四半世紀稽古場で子どもたちを見てきていますけれど、どの子たちも一様にかわいらしい。年を経ると、さらにそのかわいいと思う感情が顕著になってきているように思います。同世代から「孫」という単語が聞こえ始め、翻って自分にそんなかわいらしい孫がいたら、さぞ先に逝くのは心配であろう。と、おぼろげにそう感じ、妄想して居りました。
そんな風に稽古場で子供たちの様子に目を細めていた先週の末、兄貴分のような存在でもある大切な友人のお母さまが、お星さまになってしまわれました。

 


友人のお母さまは、孫のことを短歌に歌い、昨年それは「はな」というタイトルで、絵本として出版されました。

ご葬儀でスライドでも投影された、お母さま自筆による生前遺されたお別れの言葉は、

いよいよの時がまいりました。」という覚悟の言葉で始まり、
いつの日か天のまほろばでお逢いする来世あれば幸いです。
で結ばれていました。

途中には子供や孫たちを気遣う言葉が並び、文章全体からは、85年しっかりと生きられた強さと優しさが伝わってくるようでありました。

いのちはいつか尽きるものですが、自分の場合はきっとお母さまのような見事なクロージングは出来ないだろうなぁ、などと感じていました。
グダグダともがきながら生きてる自分を反省しつつお葬式に参列し、静かに手を合わせてきました。
外ではずっと霧雨が降っておりました。
そうですね、いつか、天のまほろばでお会いできますことを。


2013年10月22日火曜日

月例

今日は月例の会計監査日
弊社の顧問税理士のT先生においでいただきました。

このところの公演やイベントのバタバタですが、会計処理も社員のN君とともに頑張りました。
次回への課題も残っておりますが、今日のところはまず、一区切り。
元来なまけものの私は、こうして月例の監査があることで毎回「しっかり経理もやらなくちゃ」と気を取り直すことが出来ます。
何とも他力本願な発想(笑)
最近はN君のおかげで、苦手な経理処理もだいぶ楽になってきましたけどね。
昔は一人で悪戦苦闘しておりました。


さて、そんなお仕事に無理やり区切りをつけて、近くのサンモールまで足を運びました。
小さな会社ですが、月に一度の会計担当者の贅沢。

Tセンセを囲んで牛タンを頂きました。
Tセンセからいろいろと税務について教えて頂けるのもこの月例監査のよいところです。
ちなみに最近はとろろをつけるのがお気に入り。

ふう、満足の夕食!
ささやかな幸せを味わいました。

2013年10月21日月曜日

稽古、稽古、稽古場にて。

practice, train, do exercises, rehearse, 
study, learn, take lessons...

ふと、普段何気無しに使っている「お稽古」という言葉は、英語で正確に表現できるのだろうかと、考えてみた。
浮かんだのが冒頭の単語。
すべて中学英語というか primary English である。
しかし、どれもしっくりこない。というより、全て当てはまる。
さらに加えるとすれば、日本語のお稽古には endure という要素も入り込んでいる気がする。

とにもかくにも、お稽古場では普段はあまり感じていないような言葉たちが、重要な意味をもって、その存在感を誇示し始めることがある。
このところ稽古場に居ると、そんな事を感じている。

さて、昨日は仙台市内でのイベント出演の後は、七ケ浜町の稽古場に居た。
もうすぐ本番を迎えるKIZUNA Ⅱのお稽古場だ。
現場に到着すると「集中稽古」の名の下に出演者たちはおよそ10時間に及ぶ稽古を行っていた。


昨日、イベント班とは別に昼から七ヶ浜入りしていた梶賀センセはじめ指導者たちの体力、気力にも驚嘆するが、子どもたちも、本当に頑張っていた。先輩たちに負けじと、ついて行く様は、思わず抱きしめて褒めてあげたくなるほど可愛らしくいじらしい。



かわって本日は「常長の祈り」のお稽古場。


こちらは、長時間の稽古が叶わないので、集中力、効率化が求められる現場である。 音楽も、まず譜面を持たずに徹底的に口移しでメロディーと歌詞を頭と体に叩き込んで行く。譜面は自宅に戻ってからゆっくり確認するための材料。 言葉も音楽も、脳内では文字や譜面に先行するというSCSで長年培われたメソッドが実践されてゆく。 


時間との闘いの中、出演者の脳裏には絶えず不安がよぎっているはずだ。
しかし、この作品と舞台を支えているのは百戦錬磨のプロたち。だから、安心して思い切って稽古に励んで欲しい。

舞台というものは一見派手に見えるが、
愚直なものだけが最後にそこで生き残る。

2013年10月20日日曜日

水しぶきを上げて、初舞台。

朝からあいにくの雨模様となった、みやぎまるごとフェスティバルのイベント。
雨降りのうえ少し肌寒い気温にも関わらず、多くの方々にミュージカル「常長の祈り」PRステージをご覧いただきました。


今日のために準備したおそろいの「常長の祈り」オリジナルTシャツを身に着けての演技。
ステージ上は、一応屋根があるものの、床面には水たまりが出来るほどの雨。
よって、ダンスで足を上げるたびに水しぶき!


これが、出演者には意外に楽しかったそうで…。
このカンパニーとしての初舞台は、水も滴る(跳ね上げる?)良き舞台となりました。


確かに、普段は劇場で演技する私たちには新鮮な時間でありました。
今回は、出演者のうち半数弱、約40名からなるPR部隊で、まるごとフェスティバル・ステージイベントのトリを務めさせていただきました。
全部で4曲をご披露し、うち1曲はヒロセ純、久々に野外で歌わせていただきました。


ミュージカルの中で使用されるアリアのひとつ「私の夢」。常長の祈りの音楽を担当される上田亨さんが、素敵なピアノ伴奏音源を送ってくださって、これまた久々にピアノの音だけでの歌となりました。野外で歌うのは気持ちがいいものです。
もちろん、MCでは、来月のミュージカル、しっかり宣伝させていただきました(^_^)


ステージの最後は、出演者たちのカンパニーソングにもなりつつある「ネバー・ギブアップ」でしめくくりました。
こうしたPRの場を設けて頂いた、宮城県ならびにまるごとフェスティバル関係者の皆さま、そして、本日会場にお越しいただいた皆さまに心から感謝申し上げます。


芸術銀河2013ミュージカル「常長の祈り」
公演は11月23日~24日、
東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて。
みんな観に来てね~~!


2013年10月19日土曜日

強力協力少女隊。

じっと事務所のTVモニター画面を見つめる少女たち。

次回の稽古で使用されると思われる「振付け」を目で確認しているところです。


今回「常長の祈り」で使用する「パ(ダンスの型)」が、 かつての梶賀センセの作品のなかで使用しているものにあるといういうことで、稽古場での振付け時に主力となるメンバーが、該当する昔のSCS作品のビデオを見ているところです。
主力といっても、彼女たちは10代の少女たち。けれどもほとんどが10年近い、もしくはそれ以上のキャリアを持つベテランダンサーです。先輩格のTomoe先生の解説も手伝って、彼女たちの頭の中には、パが次々とイメージされていくようです。
きっと、頭の中では踊っているのでしょうね。

私自身ダンサーではありませんので、エラソーなことは口に出来ませんけれども、稽古場でセンセから振りを頂く姿を見ていると、ダンサーたちは大人も子供も、二度と戻らない「時間」を身体全体で表現しているような、本当に奇跡的な瞬間の連続を体験しているように思うことがあります。
さらに驚くのは、あっという間に先生の振付けがみんなで再現されていくということ。
その陰には筋肉と頭脳を使い「積み重ねの上に積み重ねられていく」こうした地道な作業があるのですね。

彼女たちは、何度か気になる場面をリピート再生した後、あっという間に「ありがおつございました〜、失礼しました〜」と、事務所を去って稽古場に降りていきました。
きっと、今頃はセンセの振付けのイメージを固める作業に入っていることでしょう。

まさにSCSが誇る、そして稽古場で各人が強力な協力を見せてくれる、頼もしい少女隊です。

2013年10月18日金曜日

日々移動

車の運転が好きなのが幸いして、仕事で車に乗るのはほとんど苦になりません。
昨夜は、七ヶ浜、そして今夜は米沢…。

七ヶ浜では、KIZUNAⅡへ向けての稽古の合間を縫って、事務室でパンフレット用の写真撮影も進められていました。
出演者の「自然な笑顔」が欲しいらしく、国際村スタッフがちょいと演出。
題して「心霊写真」


周囲が笑うと、被写体にも自然な笑みが。
国際村職員のみなさんが子どもたちとなじんでいる、あったかい雰囲気が伝わってきますね。

一方で今夜は、一路米沢へ
「伝国座」の稽古日です。
ありがたいことに、伝国座には毎週のように、あちこちからの出演依頼を頂いております。今日はそのイベントのうち3つのパッケージを、梶賀先生に監修していただきました。
伝国座メンバーだけで、先生に教わった「パ(ダンスの型のようなもの)」を組み合わせて、パフォーマンスをつくっっていたことに、かなり感動してしまいました。


直近のステージは、11月3日に行われる米沢市芸術文化協会主催の「よねざわステージフェスティバル'13」です。
米沢市民文化会館で開催されます。お時間のある方は是非足をお運びください。

そうそう、冒頭で車の運転が好きだと書きましたが「渋滞」は、さすがに駄目です。
今月15日から12月20日までは、福島と山形の県境にある「栗子峠」は、終日片側1車線通行となります。
もちろん、情報は知っていましたが、試しにどれくらい待たされるのかと、通ってみたところ、いつもより30分近く時間がかかることが判明。さすがにこれはストレスです。
帰り道は、山形市を経由して山形道を利用しました。

米沢ではくっきりと見えていた月が、笹谷峠あたりからは、雲隠れ。
明日は満月なのに仙台じゃお月サマは顔見せてくれないのかなぁ〜。



2013年10月16日水曜日

台風一過、エピタフ。

昨年の二紀展で準会員の最高賞に選ばれた高橋勉さんが、今日が初日となる今年の二紀展に「約束の地」と題された2作品が展示されているというので、足を運んでみました。
会場は、東京・六本木にある国立新美術館。


台風一過の空は清々しく、少し歩くと汗ばむような感じ。
その一方で「帯広では初雪」というニュースも届き、季節は確実に移ろい行くことを実感していました。

さて、初めて訪れたその美術館の中に入ると、1階受付には次々と来場者の姿が。


今回訪問のお目当て高橋勉さんは、実のところ七ケ浜国際村事業協会事務局長という肩書きもお持ちです。しかし今日は純粋に「アーティスト高橋勉」としての作品を鑑賞させていただきました。
絵に関しては素人、浅学非才の身故、作品を語るには足りぬのですが、感じたままを少々したためてみます。

作品は、全体が土色というより墨色というか青昏いような色調です。よく見ると化石になった生き物たちがあちこちに描かれています。タマゴを想起させるような山、まるで、地球上の生命の営みを感じさせるような、氏独特の異次元物語が描かれているような印象でした。
これは、彼が七ケ浜の絵描きであると知っている私の邪推かも知れませんが、「約束の地(道標)」と題された絵の中に見える幾つもの柱は、高台につながる道を急ぐ人のようでもあり、墓標のようでもありました。個人的にあの日の光景が蘇り、胸に迫ってくるものがありました。

震災後に描かれたこの作品。
彼が描こうとしたのは、今、地球上に生きるものたちへの慈しみと同時に、そのエピタフだったのかも知れません。

(台風の影響で1時間遅れの東北新幹線の車中にて)

2013年10月15日火曜日

いよいよ本格化!

「常長の祈り」昨日のお稽古場は、いつもの県民会館から駅東口のパルシティへ。


この体育館くらいの広さが、お稽古場に丁度いいのかも。出演者の多さを実感しました。


さて、ストレッチのあとは、最終的な上演用の台本が作者の梶賀先生から直接出演者に手渡されました。緊張とともに、決意を新たにしている出演者の表情が印象的。

いよいよ稽古場での創作活動も本格化していきます。
時間との戦いがさらに厳しくなってくると同時に、まだ見ぬ舞台を想像すると、ほんとワクワクします!。