昨夜は「伝国座」のお稽古で山形県米沢市へ。
昨日のお稽古場はしない中心部から少し離れた愛宕コミュニティセンター。
到着したのはちょうど日没の頃。
盆地ゆえ、周囲はどちらを向いても山々…。
なぜか昨日は西の空より南側の空の方がほんのりあかね色。
気温は10度ぐらいで肌寒かったけれど、空の色はちょっぴり夏色が混じっているようにも思えた。
故郷の空は時間の流れをゆっくりと感じさせてくれる。
さて、陽が沈むと稽古場ではストレッチの後、久しぶりに梶賀先生の直接指導が始まっていた。
レッスンを受ける伝国座メンバーの真剣なまなざし。
そして、自らの身体全体を使っての「直伝」が繰り広げられる。
SCS本体の研究生もなかなか受けられないような貴重な直接指導の時間だ。
それにしても、梶賀さんのこの体力は一体どこからくるのだろう。
周囲のスタッフたちにとっても謎である。
舞台芸術の分野に限らず、どんな世界でも「本物に触れる」ことは大切なことと考えている。
梶賀さんと東北で舞台づくりのコンビを組んでもうすぐ四半世紀。
西に舞台づくりをしたいという人が居れば、行って創ってやり、東に計画がうまくいかないという人が居れば、行って一緒に悩んでやり…という、宮澤賢治の詩の一節のような毎日。
いつまで続くかはわからないけれど、体力の続く限り「梶賀千鶴子とゆかいな仲間たち」は、このあともあちこちに通い続けるのでありましょう。
2014年5月10日土曜日
2014年5月9日金曜日
記録
昨夜は、七ヶ浜でのお稽古。
国際村の事務局で、写真のような冊子を頂戴した。
ページをめくるにつれ、あの日がつい先日のような、
そして随分と昔のような、ふしぎな感覚になってくる。
この冊子は、主に震災による被災状況を七ヶ浜町が「記録」としてまとめあげたものだ。
記録が中心であり、当然復興の途上にある町の子供たちや被災地に住む方々のココロの状況については殆ど触れられていない。淡々と事実が示されていく。それはそれで震災前の町の姿を知る身には胸に迫るものがある。
一通り頁を捲ったあとに、ふと思った。
(この冊子に記録された町の子供たちと表現活動するため)毎週この町に通う僕たちに、今、何らかのミッションが与えられている…ように感じるのは気のせいだろうか。それとも考えすぎだろうか。
(この冊子に記録された町の子供たちと表現活動するため)毎週この町に通う僕たちに、今、何らかのミッションが与えられている…ように感じるのは気のせいだろうか。それとも考えすぎだろうか。
いや、感じたままに行動することが正解に違いない。
十数年通ってきたこの町が大好きだからね。
好きだという気持ちには無限のパワーが秘められている。そして何より、この冊子の記録の先に見えるべき未来の町の姿の基礎を築いていくのは、今僕たちが出会っている子供たちなのだから。
以前このブログでも誓ったように、子供たちの笑顔を軸に行動あるのみ。
2014年5月8日木曜日
ちょっとお腹がねぇ…
今年に入ってから3キロ程体重を落としたものの、やっぱおなかがねぇ…
写真を見てそう思いました。
昨夜は、事務所を出ようとしたときに、電話が鳴りました。
今週金曜日から仙台駅で行われる「杜の都コンサート」(通称駅コン)のために仙台を訪れている作曲家・編曲家の日高哲英氏からで、「一杯やりましょか」ということになり、やって来たのがSCS事務所近くにある居酒屋きりん。
ここは、契約農園から仕入れた新鮮な野菜中心のメニューが素敵なところです。
とりあえずオーダーしたのはこんな感じ。
そして、旬の山菜、あぶらなとたらの芽の天ぷら。
それもこれもみんな美味しい!
いくら野菜中心とはいえ、やっぱ、食べたら太るわなぁ。
日高さんは旧知の仲、昨年のSCSミュージカル「繭姫」では音楽監督も担当して頂きました。すばらしい作・編曲の才能をお持ちの音楽家です。
今週末からの仙台駅は楽しい音楽であふれそうです。
演奏は仙台フィルハーモニー管弦楽団。
お時間のある方は是非足をお運びになってはいかが?
チラシはこちら。
写真を見てそう思いました。
昨夜は、事務所を出ようとしたときに、電話が鳴りました。
今週金曜日から仙台駅で行われる「杜の都コンサート」(通称駅コン)のために仙台を訪れている作曲家・編曲家の日高哲英氏からで、「一杯やりましょか」ということになり、やって来たのがSCS事務所近くにある居酒屋きりん。
ここは、契約農園から仕入れた新鮮な野菜中心のメニューが素敵なところです。
とりあえずオーダーしたのはこんな感じ。
そして、旬の山菜、あぶらなとたらの芽の天ぷら。
それもこれもみんな美味しい!
いくら野菜中心とはいえ、やっぱ、食べたら太るわなぁ。
日高さんは旧知の仲、昨年のSCSミュージカル「繭姫」では音楽監督も担当して頂きました。すばらしい作・編曲の才能をお持ちの音楽家です。
今週末からの仙台駅は楽しい音楽であふれそうです。
演奏は仙台フィルハーモニー管弦楽団。
お時間のある方は是非足をお運びになってはいかが?
チラシはこちら。
2014年5月7日水曜日
みどりきらきら
連休最終日は、出社はしたものの比較的ゆったりとした一日。
夕方からは、東京から訪ねてくれた友人たちとワインなんぞ頂いておりました。
今日からまたはりきってお仕事に向かいます。
空は青空、葉はみどり。
仙台に住み始めて30数年、毎年連休明けのこの時期が、この街の一番美しい季節と感じています。
先月楽しませてくれたサクラたちも、元気なみどり色を見せてくれています。
夕方からは、東京から訪ねてくれた友人たちとワインなんぞ頂いておりました。
今日からまたはりきってお仕事に向かいます。
空は青空、葉はみどり。
仙台に住み始めて30数年、毎年連休明けのこの時期が、この街の一番美しい季節と感じています。
先月楽しませてくれたサクラたちも、元気なみどり色を見せてくれています。
2014年5月5日月曜日
立夏
こどもの日
会社は久しぶりのお休み
午後に友人宅ホームパーティーに参加させて頂いた
今日は立夏だからというわけではないけれど
この夏の計画などを話題に子供たちとの時間を共有
少しはこどもの日らしいことが出来たかな
沖縄では梅雨入りとのニュースがラジオから聴こえてきた
雨の日も悪くないものだ
今夜は静かな音楽を聴きながら眠ろう
2014年5月4日日曜日
ちょっとお出かけ
お天気に恵まれた連休の中日。
七ヶ浜町まで出かけてきた。
連休中は、
七ヶ浜国際村インターナショナルデイズ2014「タイ・癒しの楽園」
というイベントをやっている。
大勢のお客様が詰めかけていた。
おいしいタイ料理も食べられます。
私の今日のお目当ては、タイの劇団B-Floor Theatreのステージ。
【Taste of Curry】と【ユーディの冒険 Adventure of Dee】という作品を拝見した。
特にユーディの冒険は、子どもたちの心をしっかりとつかんだ秀逸な内容であった。
幼稚園から小学校の低学年向けであろうか。
ワークショップ的な要素も盛り込まれ、子どもたちの表情が生き生きとしていたのが印象的であった。
このイベント、明日5日(月・祝)が最終日。
朝10:00から夕方16:00まで。
食べ物は早めに行かないと売り切れるかも。
会場は七ヶ浜国際村(宮城県七ヶ浜町花渕浜字大山1-1)
入場料は無料(体験等は一部有料)
詳しくは七ヶ浜国際村のページへ。
http://www.shichigahama.com/kokusai/info/f01-127.html
子どもの日の明日、七ヶ浜のきれいな海と、タイの府に気を味わいに、みなさま是非お出かけになってみては?
七ヶ浜町まで出かけてきた。
連休中は、
七ヶ浜国際村インターナショナルデイズ2014「タイ・癒しの楽園」
というイベントをやっている。
大勢のお客様が詰めかけていた。
おいしいタイ料理も食べられます。
私の今日のお目当ては、タイの劇団B-Floor Theatreのステージ。
【Taste of Curry】と【ユーディの冒険 Adventure of Dee】という作品を拝見した。
特にユーディの冒険は、子どもたちの心をしっかりとつかんだ秀逸な内容であった。
幼稚園から小学校の低学年向けであろうか。
ワークショップ的な要素も盛り込まれ、子どもたちの表情が生き生きとしていたのが印象的であった。
このイベント、明日5日(月・祝)が最終日。
朝10:00から夕方16:00まで。
食べ物は早めに行かないと売り切れるかも。
会場は七ヶ浜国際村(宮城県七ヶ浜町花渕浜字大山1-1)
入場料は無料(体験等は一部有料)
詳しくは七ヶ浜国際村のページへ。
http://www.shichigahama.com/kokusai/info/f01-127.html
子どもの日の明日、七ヶ浜のきれいな海と、タイの府に気を味わいに、みなさま是非お出かけになってみては?
2014年5月3日土曜日
そのまま
いつの頃からか「言葉になる前の言葉」が気になっていた。
脳内に発生するいろいろな概念が、地球上に存在する様々な言語で、瞬時に単語や会話となったり、歌となったり、叫びとなったり。
ニンゲンという生き物特有の表現だ。
さて、昨日はSCSミュージカル研究所の精鋭チームで宮城県利府支援学校に小さなミュージカルの出前に出かけた。
学校に到着して、体育館の近くのあぜ道を見ると、タンポポが誇らしげに咲いている。
少し視線を先に延ばすと、こちらでは咲き終えた花たちが風を待っている。
陽当たりも土も同じように見える環境でも、それぞれ違う佇まいをみせている。
どちらもタンポポである。
つまりはこれら環境も含め全部がそのままの自然であることを感じる。
案内された駐車場にもタンポポがあった。
踏まないように注意して注射したけれど、他の草花は踏んでしまっている。
…ごめんね。
おまけに、ここに生きているタンポポ以外の草花の名前も知らぬ浅学者。
開演時間が近付くにつれて、体育館には沢山の児童生徒、職員の皆さんが集まってこられた。
校長先生のお話によれば、在籍している生徒数約260名、職員数は約150名にのぼるそうである。
あっという間に400名以上の観客で体育館は埋め尽くされた。
ここ利府へは、まだ養護学校と呼ばれていた時代から芸術鑑賞会にお招きいただいている。
私たちは、ここへお邪魔するのを今年も楽しみにしてきた。
普段制作担当のスタッフも出演し、梶賀先生は幕の開け閉めの係りを自らかってでる。
SCS創成期の自分たちの姿を思い出す。
ひょっとすると、これが私たちの自然体なのかもしれない。
幕が開くと、体育館の子どもたちの反応は、実にストレートで清々しく、こちらまで楽しくなってくる。
頭の中に生まれてきた「楽しい」という概念を、そのまま体じゅうで表現してくれている。
まったく「そのまま」の表現は、私に痛いほどに突き刺さり、表現に対する日ごろの怠慢を反省させられる。
出演者たちにとっても、文字通り役者冥利に尽きること。
やはり究極の表現は「思った通りのそのまま」が良いのであろうと感じていた。
脳内に発生するいろいろな概念が、地球上に存在する様々な言語で、瞬時に単語や会話となったり、歌となったり、叫びとなったり。
ニンゲンという生き物特有の表現だ。
さて、昨日はSCSミュージカル研究所の精鋭チームで宮城県利府支援学校に小さなミュージカルの出前に出かけた。
学校に到着して、体育館の近くのあぜ道を見ると、タンポポが誇らしげに咲いている。
少し視線を先に延ばすと、こちらでは咲き終えた花たちが風を待っている。
陽当たりも土も同じように見える環境でも、それぞれ違う佇まいをみせている。
どちらもタンポポである。
つまりはこれら環境も含め全部がそのままの自然であることを感じる。
案内された駐車場にもタンポポがあった。
踏まないように注意して注射したけれど、他の草花は踏んでしまっている。
…ごめんね。
おまけに、ここに生きているタンポポ以外の草花の名前も知らぬ浅学者。
開演時間が近付くにつれて、体育館には沢山の児童生徒、職員の皆さんが集まってこられた。
校長先生のお話によれば、在籍している生徒数約260名、職員数は約150名にのぼるそうである。
あっという間に400名以上の観客で体育館は埋め尽くされた。
ここ利府へは、まだ養護学校と呼ばれていた時代から芸術鑑賞会にお招きいただいている。
私たちは、ここへお邪魔するのを今年も楽しみにしてきた。
普段制作担当のスタッフも出演し、梶賀先生は幕の開け閉めの係りを自らかってでる。
SCS創成期の自分たちの姿を思い出す。
ひょっとすると、これが私たちの自然体なのかもしれない。
幕が開くと、体育館の子どもたちの反応は、実にストレートで清々しく、こちらまで楽しくなってくる。
頭の中に生まれてきた「楽しい」という概念を、そのまま体じゅうで表現してくれている。
まったく「そのまま」の表現は、私に痛いほどに突き刺さり、表現に対する日ごろの怠慢を反省させられる。
出演者たちにとっても、文字通り役者冥利に尽きること。
やはり究極の表現は「思った通りのそのまま」が良いのであろうと感じていた。
2014年5月2日金曜日
2014年5月1日木曜日
ギターシンセ
仕事をしたようなしなかったような不思議な一日。
久しぶりにギターシンセサイザーを弄っている。
私が初めてギターシンセサイザーを手に入れたのは1994年。
ローランド社のGR-09という機種であった。当時は28音ポリフォニックのギターシンセということで、驚愕しながらいろんな音を出してみて楽しんでいたものだ。
しかし、ギターシンセを録音やライブで使用するとなると、機材や音色の癖を掴んだうえで余計な音が混じらないように演奏しなければならず、私のギターテクニックでは猫に小判状態だった。
それでも、キーボードの苦手な私は、ギターシンセによって、打ち込み(MIDIプログラミング)の効率がだいぶ向上したこともあり、 現在でも、もっぱら打ち込みの補助機材として使用している。
写真はGR-09の何世代か後継機種にあたるGR-20という機種。発売は2004年だから、この機種ももう10年選手。
しかし相変わらずMIDIデータ入力用である。
今日は久しぶりにこの機種の内蔵音源を聴いた。昔の機材に触れるとき、時代や機材が変わっても、大切なのは音楽に向かうときの発想や感性の瑞々しさなのだということを再認識させられる。
今度はライブでもちょっと使ってみようかな。
久しぶりにギターシンセサイザーを弄っている。
私が初めてギターシンセサイザーを手に入れたのは1994年。
ローランド社のGR-09という機種であった。当時は28音ポリフォニックのギターシンセということで、驚愕しながらいろんな音を出してみて楽しんでいたものだ。
しかし、ギターシンセを録音やライブで使用するとなると、機材や音色の癖を掴んだうえで余計な音が混じらないように演奏しなければならず、私のギターテクニックでは猫に小判状態だった。
それでも、キーボードの苦手な私は、ギターシンセによって、打ち込み(MIDIプログラミング)の効率がだいぶ向上したこともあり、 現在でも、もっぱら打ち込みの補助機材として使用している。
写真はGR-09の何世代か後継機種にあたるGR-20という機種。発売は2004年だから、この機種ももう10年選手。
しかし相変わらずMIDIデータ入力用である。
今日は久しぶりにこの機種の内蔵音源を聴いた。昔の機材に触れるとき、時代や機材が変わっても、大切なのは音楽に向かうときの発想や感性の瑞々しさなのだということを再認識させられる。
今度はライブでもちょっと使ってみようかな。
雨の夜にはフィロソフィー
仙台の街なかにいることを忘れてしまいそうな、 不思議な空間である。
オジーノカリーヤ。
今じゃ完全予約制の欧風カレーレストラン。
今日の授業でお世話になった阿部先生の
「自分のいのちは自分で守れ!」
というメッセージは強烈なリアリティだったなぁ…
こんな雨の夜は、ちょっと気取って
兄貴たちと哲学なんかを語り合いたくなる。
オジーノカリーヤ。
今じゃ完全予約制の欧風カレーレストラン。
今日の授業でお世話になった阿部先生の
「自分のいのちは自分で守れ!」
というメッセージは強烈なリアリティだったなぁ…
こんな雨の夜は、ちょっと気取って
兄貴たちと哲学なんかを語り合いたくなる。
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