昨夜は「伝国座」のお稽古で山形県米沢市へ。
昨日のお稽古場はしない中心部から少し離れた愛宕コミュニティセンター。
到着したのはちょうど日没の頃。
盆地ゆえ、周囲はどちらを向いても山々…。
なぜか昨日は西の空より南側の空の方がほんのりあかね色。
気温は10度ぐらいで肌寒かったけれど、空の色はちょっぴり夏色が混じっているようにも思えた。
故郷の空は時間の流れをゆっくりと感じさせてくれる。
さて、陽が沈むと稽古場ではストレッチの後、久しぶりに梶賀先生の直接指導が始まっていた。
レッスンを受ける伝国座メンバーの真剣なまなざし。
そして、自らの身体全体を使っての「直伝」が繰り広げられる。
SCS本体の研究生もなかなか受けられないような貴重な直接指導の時間だ。
それにしても、梶賀さんのこの体力は一体どこからくるのだろう。
周囲のスタッフたちにとっても謎である。
舞台芸術の分野に限らず、どんな世界でも「本物に触れる」ことは大切なことと考えている。
梶賀さんと東北で舞台づくりのコンビを組んでもうすぐ四半世紀。
西に舞台づくりをしたいという人が居れば、行って創ってやり、東に計画がうまくいかないという人が居れば、行って一緒に悩んでやり…という、宮澤賢治の詩の一節のような毎日。
いつまで続くかはわからないけれど、体力の続く限り「梶賀千鶴子とゆかいな仲間たち」は、このあともあちこちに通い続けるのでありましょう。
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