2015年3月22日日曜日

舞台写真(1)

皆さまからのご要望にお応えする形で、私のブログでSCSミュージカル研究所の公演写真の一部をご紹介することがあります。

SCSミュージカル「五たびの春」
お陰さまで満場のお客様に恵まれて無事に初日を終えることができました。
今回も、ファンの方々からのリクエストにお応えして舞台写真をいくつかご紹介いたしました。
まずは、昨日の公演の模様、SCS公式記録カメラマンのk.kashiwaya氏よりお借りした写真でお楽しみください。
















なお、本番前に行われたゲネプロ(リハーサル)の写真は、私のカメラで撮影したものがありますので、次のブログ記事で何枚かご紹介したいと思います。


上記写真の無断転載使用はご遠慮ください(C)2015 SCS Musical Theatre Company


2015年3月21日土曜日

劇場入り口にて

お客さまをお迎えする準備をしています。
可愛いサクラの花たち。


その向こうでは、受付準備の美しきママたち。

「五たびの春」
間もなく開演です。


2015年3月20日金曜日

通し稽古ちらっとお見せします。

いよいよ明日からSCSミュージカル研究所春公演「五たびの春」が開幕です。

今日は照明さん、音響さんも稽古場にお迎えして最終通し稽古が行われました。
先ほど終了したお稽古場の様子をチラッとお見せしましょう。

動きに合わせて衣装などのチェックも同時進行で行われます。


プライマリークラスの研究生も一部出演しますよ。


男性チームも輝いてました。



子どもたちの元気な歌声が響きく稽古場は、一足先に春が訪れたような、明るい空気に包まれておりました。

明日は劇場にてお待ち申し上げておりま~す!

2015年3月19日木曜日

いよいよ今週末、SCS春公演

4度目の3月11日を過ぎて、
ここで迎える春は五度目の春。

SCSミュージカル研究所春公演、いよいよ今週末に開幕です(^^)/

「五たびの春」

【日時】
2015年 
3月21日(土)  ①19時
3月22日(日)  ②11時 ③14時 ④17時

【場所】
エル・パーク仙台スタジオホール
下記にチラシを掲載いたします。(クリックで拡大できます)


【あらすじ】
 あの日から4年「私たち」は五たびの春を迎えます。私たちは、波音が微かに響く、この場所で、月明かりの中に集い、交信しあっています。
松 林の中、折れて横たわったまま誇らしげに花を咲かせていた「サクラ」。「ミラクル」と尊敬されている老犬は、荒れた海、漂流する屋根の上で、3週間生き延 びました。降り積もった雪を食べて。「まてちゃん」も、ミラクルと同じように屋根に乗ったまま知らないところに運ばれました。じっとじっと、言われたとお りに待っていたのです。自分のママを。
 向こうからやってくるのは、閖上(ゆりあげ)生まれの「ササカマ黒猫」。ぼくの故郷は全部持ってかれちゃったんだ。父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃん、ご先祖のお墓もね。
体験談は生命の数だけあるのです。
  あれから「サクラ」は花を落とした後、枯れ木としてもうひとつのお役目を果たしました。ゴミとして焼き物のかまどで燃やされました。しかし漂う煙となった サクラは、2たび3たび、4たびと、自分の子孫たちに出会うことが出来たのです。小鳥やミツバチが繋いでくれたいのちです。
 5度目の春に「私たち」は、パーティーを開きます。そして、しっかりとつながりあって、次の世代へと大事な贈り物を紡いでゆくのです。
【チケット】
SCSミュージカル研究所 電話:022-224-7051または、メール:info@scsmusical.com(@は小文字の@に直してください)までお気軽にお問い合わせください。

震災のあった3月に、被災地から明るく楽しい舞台作品の発信です。SCSならではのダイナミックなダンスシーンと歌、元気な若者たちの演技で構成されるミュージカル。大人も子供もお楽しみいただけます。
皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。


2015年3月18日水曜日

色の印象

お江戸へ出て「グエルチーノ展」を観ました。


展示されている作品の多くはイタリアのチェント市立絵画館からお借りしたものなのだそうです。
実はチェントは2012年5月に地震に見舞われ大きな被害を受け、絵画館はまだ復旧のめどが立っていないのだとか。この展覧会は震災復興事業として収益の一部が絵画館の復興に充てられるということでしたので、東北に住む私としてはチケットを購入して観たかった、というわけなのです。

また、このグエルチーノは、ちょうど伊達政宗や支倉常長、シェイクスピアなどが生きた時代と重なっていることも、私の興味をそそりました。
文豪ゲーテは彼の作品を観るためにわざわざチェントを訪れたとか、スタンダールも賞賛したとか、日本ではなじみの薄いこの画家のすごさが、実物をみてはっきりとわかりました。

そんなことから、出かけた「グエルチーノ展」。
400年前にこんなに鮮やかな色使い、光の表現がなされていたことに驚嘆しました。
一昨日は面白い音の印象。
昨日は鮮烈な色の印象。

日本で初めてのグエルチーノ展は5月31日まで、国立西洋美術館にて。


2015年3月17日火曜日

音の印象

昨夜はアメリカ人の仲良し3人娘に加えて20年来の友人たちとの珍しい取り合わせで国際色豊かな会合。
久々に「オジーノカリーヤ」を予約して。
オーナー中村氏のお料理と、その「おもてなし」を堪能させて頂きました。


全員すべてのお料理に感動の連続。


お料理や飲み物を頂きながら、楽しい会話で印象的だったのは、日米での「音」に関する印象の違い。


例えば「蝉の声」などの虫の音や蛙の声は、3人娘にとって現時点ではノイズのようにしか聞こえない、とか。
私には完全に音楽的に聞こえるのだが…ということで、さまざまな音に関する話題が展開した。
このメンバーのほとんどが多かれ少なかれ関わってくださったミュージカル「常長の祈り」の話から、当時「はひふへほ」はHじゃなくてFの音から始まっていたのでは、という話題になり、私が「じゃ、笑う時もFaFaFaFa~tって笑ったのかな」と申し上げたら、一同大笑い。
よほど、私の発音が良かったらしい(笑)

それから、日本に来て横断歩道の音にビックリした、とか、日本語でかっこよく聞こえる発音は?ときいたら「ジドウハンバイキ」とか。


そのたびにみんなで大笑い。
時のたつのも忘れて、その声は深夜になってもビルの谷間の古民家に響き渡っていたのでありました。


2015年3月16日月曜日

カメラを向けると

子どもたちが
笑う

だから、僕も
笑う


4年目の
3月11日、夕刻


(先週の水曜日、宮城県のメモリアルイベント会場楽屋にて)

2015年3月15日日曜日

昇降口の下駄箱

私が小学生の頃は「シューズボックス」なんて言い方はしていなかったような…「下駄箱」って言っていたのだと思います。しかし下駄履いてる人居ないし、もう死語なのでしょうね。

「純さん、シューズボックスがもう1台あると助かるンですけれども…」という指導スタッフの要請にお応えして昨日から新しいシューズボックスが稽古場にお目見えしています。


でも私にはやっぱり下駄箱って響きがピンと来るなあ。
昇降口の下駄箱前とかね、我々の世代には子どもの頃の懐かしいような甘酸っぱいような情景を想起させるわけで…

3月は別れの季節であると同時に、子どもたちにとっては新学期へ向けての期待が膨らむ時期でもあります。転勤や進学で仙台を離れる子たちが連日事務所や稽古場にご挨拶に来てくれています。一方で、体験レッスンなどに参加する子どもたちも増えて稽古場が益々活気づいてくるのもこの季節。
この下駄箱前で交わされる短い言葉のやり取りの背景にも、この季節はいろんなドラマがあるんだろうなぁ。

孫のような世代の「キッズクラス」の子たちを見送った後、下駄箱をながめながらそんなことを想っておりました。

2015年3月14日土曜日

ブログに

書きたいことや、お知らせしたい情報など、たくさんあるのですが、このところ、何を選ぶかが難しい(^_-)-☆
ま、無理は禁物。書きたいときに書くことといたしましょう。

さて、今朝は米沢のミュージカル劇団「伝国座」のメンバーから「昨夜の稽古は大学合格や、高校受験終わった子たちが稽古場復帰して、とても充実した内容だった」とのメール報告がありました。
私たちが居ない時間での、そうした活発なお稽古の様子がわかることは、我々にとって非常に嬉しく、明るい気分になります。

とりあえず、こちら仙台では、今日から国連防災世界会議。
思ったより街なかは静かです。

2015年3月12日木曜日

5年目への日常がはじまりました

今朝の河北新報には、昨日、東北のあちこちで東日本大震災の追悼式典が行われたという記事が掲載されていました。

昨日のブログ記事の続きのようになりますが、七ヶ浜町で、私が子どもたちと一緒に黙とうをささげている頃、仙台市の稽古場に居合わせた研究生やスタッフも、静かにこうべを垂れていたそうです。
そして、あの日、翌日に控えた初舞台を踏むことなく9歳の短い生涯を終えたあかねちゃんを想って、居合わせた数人がダンスや歌で追悼したそうです。

SCSスタッフのF氏が写真を送ってくれました。
センセは写真のあかねちゃんに何か話しかけているのでしょうか。
稽古場に居合わせたのは数人のようですが、元気なダンスで追悼してくれたのですね。
ありがとうございます。




あかねちゃん
きみが立ちたかったミュージカルの舞台を
この春もちゃんとつくりますよ
キッズクラスには
もうね
震災後に生まれた子たちがいるよ
あかねちゃんが居たら
きっと面倒見てくれて、
一緒にお稽古していたんじゃないかな
そんなことを考えながら
昨日のその時間は
海辺に響いたサイレンを
海の近くで子どもたちと聴いていたよ
センセもカズくんもナギちゃんも、
クラスメイトも、
そしてもちろん僕も
いつまでも
いつまでも
きみの友達


今日からは「5年目」に向けて、 私たちの日常が始まりました。

実はその「日常のクオリティ」が私たちにとって、復興の指針なのであります。