お江戸へ出て「グエルチーノ展」を観ました。
展示されている作品の多くはイタリアのチェント市立絵画館からお借りしたものなのだそうです。
実はチェントは2012年5月に地震に見舞われ大きな被害を受け、絵画館はまだ復旧のめどが立っていないのだとか。この展覧会は震災復興事業として収益の一部が絵画館の復興に充てられるということでしたので、東北に住む私としてはチケットを購入して観たかった、というわけなのです。
また、このグエルチーノは、ちょうど伊達政宗や支倉常長、シェイクスピアなどが生きた時代と重なっていることも、私の興味をそそりました。
文豪ゲーテは彼の作品を観るためにわざわざチェントを訪れたとか、スタンダールも賞賛したとか、日本ではなじみの薄いこの画家のすごさが、実物をみてはっきりとわかりました。
そんなことから、出かけた「グエルチーノ展」。
400年前にこんなに鮮やかな色使い、光の表現がなされていたことに驚嘆しました。
一昨日は面白い音の印象。
昨日は鮮烈な色の印象。
日本で初めてのグエルチーノ展は5月31日まで、国立西洋美術館にて。
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