2012年3月19日月曜日

テレビに足があった頃

僕が小さい頃は、テレビに足がついていました。

一昨日、大阪伊丹空港から神戸に移動の途中、唯一の「観光」(30分)した場所は「松下幸之助記念館」。そこで撮った写真です。

写真は「家具調テレビ」。



リモコンチャンネル第一号機。
僕の記憶では、リモコンでチャンネルがガチャガチャと動いた。
サンヨーのズバコンってのもあったなぁ。


上の写真は「ナショナル坊や」。
これは、映画Always三丁目の夕日で、実際に出演した「本人」だそうです。
(撮影中はここに「お出かけ中」の表示をしていたそうです)

テレビに足が着いている頃は「家具調」にも象徴されるように、
それは茶の間に溶け込んでいました。
ぼくのおじいちゃんの家では、床の間の上にあったっけ。
たいていは、家庭に1台。
「テレビが2台ある」お家は、
とてもお金持ちにみえて、あこがれたものでした。

今のTVの存在感とは全く違いますね。

TVに足があった頃。
マイホームや、団欒ということばは、
今よりも重さやあたたかさがあったような気がします。

自分自身、今やTVを見る時間が年々減少を続け、
なんと、1週間では全く見ない日の方が多くなってきました。

そんなことを思いながら、
僕といえば、多少ノスタルジックな気分になりつつ
一方、子供たちはたいそう珍しそうに
館内をあちこち駆け巡った後
僕らはリハーサル会場へと向かうバスに乗り込んだのでありました。

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