2013年3月11日月曜日

それぞれの3.11

2年くらい経つと忘れる事も多いのだが、この日だけは、忘れる事はできない、というより忘れられない。
静かにこの日を過ごすというのもひとつの方法。しかし私たちが求められている場所もあります。

今日は昨年に引き続き、七ヶ浜町の追悼式に参列させていただきました。


もちろん七ヶ浜のミュージカルグループNaNa5931も一緒です。
最初に、ホールで進行する次第にあわせて、控え室にて黙祷。


式の後半で、NaNa5931のメンバーが、ミュージカルナンバーから七ヶ浜を歌った2曲を歌いました。


式場では、何人もの方々が涙を拭っておられました。
ことばとメロディーが追悼式会場に染み渡って行きます。


しかし、子どもたちは、出番が終わるとすぐに用意されていたバスに乗り込み、七ヶ浜町の国際村から、仙台市の東京エレクトロンホール(宮城県民会館)へ移動です。


宮城県と河北新報社などが主催するメモリアルイベントのフィナーレで「上を向いて歩こう」を歌うため。今日の彼らは売れっ子芸能人並みのスケジュール。

県民会館では、仙台のSCSメンバーと合流し、会場に到着するとまもなく簡単な場当たりのみ済ませて、すぐに開場となりました。客席は今回5,000件の応募者から抽選で選ばれたという1,500名以上のお客さまで満席です。
イベントのフィナーレでは、七ヶ浜と仙台の約40名の子どもたちが、村井宮城県知事はじめ、加藤登喜子さんや和合亮一さんなど、出演者と一緒に会場いっぱいに響き渡る声で歌い上げてくれました。
(イベントの第一部では、小生も河北新報社が出版した詩集「ありがとうの詩」 付属CD作曲者の一人として登壇させて頂きました。少々恥ずかしかったですが)


こうしたイベントに子どもたちを呼んで頂ける事はたいへんありがたいことであります。
今後、被災地にすむ彼らが、3.11をどうとらえていけばよいのか、
子どもたちなりに感じて、受け入れていく機会ともなるからです。

出演者も、客席もそれぞれの想いを胸に秘めた3.11。

今日も沢山の人々にお世話になりました。
感謝の気持ちで一杯です。






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