2013年3月5日火曜日

日本照明家協会 東北懇談会にて

昨日は、公益社団法人日本照明家協会が主催した東北懇談会に出席してきました。

内容は

第1部「東北の復興の状況」      
第2部「現在の状況」~各地域の現場から
第3部「明日に向けて・絆」
という構成でした。

まず、沢田祐二会長の挨拶にはじまり


私は、梶賀千鶴子氏(演出家)、石井忍氏(舞台監督)のお二人と共に、第2部のパネラーとして参加させて頂きました。
その様子はUSTREMでも配信されたということで、さきほど、恥ずかしさ半分恐る恐る観てみると、まだアクセスできるようです。

ご興味のある方は、下記URLへアクセスしてみてくださいませ。
http://www.ustream.tv/user/NGC-Tokyo

主に、ミュージカルの制作を通じた震災後の活動についてお話させていただきました。
時間の関係もあり、 梶賀氏、石井氏にお話していただく時間が少なかったことが、少々心残りではありますが、被災地の舞台制作者からみた、現況をお話しする機会を頂いたことに感謝いたしております。

会場には、北海道から沖縄まで、各地から舞台やコンサート、TVなどの照明に関わる皆さんが集まっておられました。
特に第3部では、日本を代表する照明家の皆さまがパネラーとなり、会場の皆さんの貴重なご意見を伺うことも出来、大変有意義な時間を持つことができました。


舞台作品づくりは、チームワークです。
作家、演出家、音楽家、役者、ミュージシャン、ダンサー、衣裳、照明、音響、舞台装置、演出班、映像班、制作班…
私のように地方でミュージカルを制作する場合でも、そのチームの総数は、100名近くになることは普通にあります。商業演劇においては、もっと多くの人たちが舞台作品作りに関わることもあります。

こうした舞台作品作りにおいては、チームワークが大変重要です。
場合によっては、生命に関わる危険も潜んでいるのが舞台です。あらかじめ、関わる各人、各チームが共通認識をどれだけ持つことができるかで、完成度も違ってきます。

昨日は、そのうち照明に関わっている方々と様々なお話をすることが出来、さらに、懇親会、2次会と交流を深めるなか、チームワークの重要性を再認識するための中身の濃い意見交換も出来ました。

今回の懇談会は、昨年に引き続き、(公社)日本照明家協会の皆様が、もっと東北に目を向け、手を携えようとして下さって、2年連続で開催してくださったものです。

舞台やTVの出演者たちを影で支え続ける皆さんの知恵と力が、今、私たちの住む東北に向けられています。



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