2012年6月11日月曜日

忘れた頃に

今日は11日
そして
明日は12日。
あたりまえのようにやってくる
明日

しかし、その明日は誰もまだ見ることができません。
昨日、
明日を見たがっていて
当たり前のように来ると信じていて
見ることが出来なかった
そのひとの明日を想います

今日であれから15ヶ月
そして
明日は宮城県沖地震から
34年

昨日の朝、大船渡で見つけました
ホテルのそばにある建物の壁に


「災害は忘れた頃にやってくる」
昭35.5.24
チリ地震津波水位表
と読めます

52年前の記録

周囲は鉄筋の建物を残し全て無くなっていました

僕が泊ったホテルの窓からは、
こんな景色が見えました
写真右手の駐車場(であったろう)部分には
カモメたちがたくさん(浮いて)休んでいました


前の晩、ホテルの明かりがついているのに、
ナビの地図が無ければ、なかなかたどり着けないという経験をしました

ホテルの明かりは
あたかも
陸の灯台のようでありました

今日があれから15ヶ月であったことを
忘れそうになっている自分がいました

人間は忘れる動物です
忘れることで、救われること
言い換えれば
時間が人を癒すこともあるでしょう
しかし
私たちの経験を
正確に後世に伝えていくことも
大切な仕事であると感じています

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