友人のピアニスト榊原光裕氏(彼は定禅寺通ストリートジャズフェスティバル発起人の一人で今年の実行委員長)からの依頼で、昨日は、ある音楽(楽器)支援先を探していました。
何件目かの電話で、とある幼稚園(津波で被災)の先生とお話をしている最中、不思議な出来事が。
僕: …そうですか、わかりました。では、具体的な話は、また後日ということで。
ところで、そちらの町出身で、私共の生徒のひとりも津波で失ってしまいまして、そういう意味でも子供達へのご支援は微力ながらできるだけやらせていただきたいと思っています。
先生: ありがとうございます。そうですか…因みにそのお子さんのお名前は?
僕: 阿部茜音ちゃんっていいます。とても可愛らしい子で、地震の次の日、3月12日が彼女の初舞台のはずでした。
先生: えっ? 今、何と?
僕: あべあかねちゃんです。当時小学校3年生で…
先生: なんとまぁ! あーちゃんのことですね!あかねちゃんは、うちの娘が大親友で、先月のご葬儀では娘が友人代表でお別れの言葉を述べさせて頂いたんです。
僕: えっ! そうでいらっしゃいましたか。僕はご葬儀の日、南三陸町の支援活動で参列出来ませんでしたが、うちの取締役とSCS担当社員が参列させて頂いてました。
先生: あかねちゃんは、当園の卒園児でもあるんです。実は、先日娘が瓦礫の中から、あかねちゃんの名札を見つけて来て、どうするのかと思っていたら
「あーちゃんも学校へ連れて行く」
と、自分のランドセルにあかねちゃんの名札をつけて(涙声)…毎日学校へ行ってるんです。
ご支援のお話をいただいたうえ、なんとも…偶然とはいえ、この度は不思議なご縁です。
僕: …(涙で言葉を発することが出来ず)
あかねちゃん
姿は見えないけどまた会えたね。
あれからちょうど100日。
お稽古場ではあんまり話が出来なかったけど、本当はいっぱい話したかったんだね。
わかってるよ。
だからまたつないでくれたんだね。
みんなで、あかねちゃんが楽しみにしていた舞台をきっとつくるから。
忘れてないよ。
いっしょにいるよ。
ずっときみのともだち
じゅんさんより
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