2011年12月8日木曜日

Stand by me...

John Lennon が亡くなった時、僕は、19歳だった。

親元をはなれ、初めて仙台で暮らし始めた年。
クリスマスに仙台は大雪で、停電になったっけ。
米沢生まれの僕は、この程度の雪で、どうして町の機能が停止するのかと思ったけれど、一人暮らしでのローソクの灯火は、僕に色々なことを考えさせた。そんな年の瀬だった。

ジョンが亡くなった年、彼は40歳。
健ちゃんも去年40歳で、雲の上に逝ってしまった。

僕はといえば、彼らより既に10年も多く生きている。
かつて、30過ぎた僕は、Jhonが亡くなって10年も過ぎてからのある日、NYのダコタ・ハウスの前に立っていた。いろんな思いがこみあげて来て、泣いた。
別に、ジョン・レノンの大ファンというわけでもないのに。
ただただ、彼の存在感に押しつぶされたのかもしれない。
そして、感じた。
10年という年月は重い。

震災後「生きている」ことについてよく考える。
「生きている意味」についてよく考える。

僕の周囲では「復興には10年はかかるだろう」という人たちが多い。
そうか、10年後か。
しかし、僕はそんなに待てない。

この年になって、どうしてジョンがあれほどヨーコと一緒にいなくちゃいけなかったのか、少しだけ分かってきたような気がしている。

一緒に居たい人ととは、一緒にいるべきだ。
会いたい人には会うべきだ。

お金より、名誉より、地位より、大切なものがある。

Stand by me.

今日はジョンの命日でした。
John Lennon forever.

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