2014年5月22日木曜日

教室にて

天気予報の表現を借りれば「4月上旬の気候に逆戻りしたような」肌寒い気温。
おまけに外は雨。
僕が学生だった頃は、こんな日に必修じゃない授業に出かけるのはかなり億劫だったなぁ…。
しかし、そんな冷たい雨にもめげずに、学生たちは真面目に教室へ足を運んでくれた。
相変わらず熱気を感じる教室。

昨日は私がメインでの講義であった。


講義の進行に沿って、創作ミュージカルで使用した歌も披露しちゃうのであった(笑)

普段はゲストに質問を投げかける形で議論を進めるのだが、昨日は下館教授から質問を受けたりしながらの講義で、何だか新鮮。


実はここ、東北学院大学は私の母校。
その昔土樋の校舎で英文学を専攻していた。優秀でも優良でもない学生だったけれど、今も鮮明な記憶に残るよき先生方に恵まれた。私が卒業時のグループ担任をしてくださっていた遠藤健一先生には文学の面白さを、平河内先生には音声学のカッコよさを教わり、柴田良孝先生の中世英語は別世界にいるようで楽しかった。
谷藤ゼミでは、ブロンテ姉妹の作品を通じて英国の陰鬱な感じの描写にちょっと憧れた。
もとより音楽漬けで不良学生の私を卒業に導いて下さった先生方へのご恩は忘れまい。

当時はまだ教養学部はなかったけれど、今こうして後輩諸君たちと時間を共有出来ることは兎にも角にも幸せである。
少しでもご恩返しができれば、と思っている。




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