2011年5月25日水曜日

再び南三陸町歌津地区にて

舞台芸術に携わるものの一人として、かつてお世話になった南三陸町、特に歌津地区にさらなる支援の提供は出来ないものかと考えています。僕たちができることは「楽しいこと」「楽しみなこと」、そんなことを提供することかな。今日は某劇団の方をご案内しながら再び歌津を訪問しました。


避難所となっている中学校の体育館裏手には、なにやらマウンテンバイクらしき新品の自転車がいくつも。お聞きしたところによると、モトクロスインターナショナルさんから、70台の自転車の寄付があったそうです。中学校では、必要な生徒に貸し出していくということでした。


中学校の校庭には、仮設住宅が。もうすぐ完成しそうな雰囲気。


中学校の下には、津波が校庭まで押し寄せた伊里前(いさとまえ)小学校があります。
もうすっかりきれいになっていました。
ここでも仮説住宅が校庭に建設されていました。
先日天皇皇后両陛下がお立ちになった場所から、あらためて歌津の町をながめました。


空はどこまでも青く、海は穏やかで、その美しさゆえ、様々な想いが頭の中を駆け巡り、しばし校庭に立ち尽くしました。


11年間ミュージカル指導を続けた懐かしい体育館に入ってみると、


懐かしいものを見つけました。歌津ミュージカルに出てくる歌詞「生命(いのち)たちよ」「山よ海よ」を、児童たちが卒業記念に木彫りにして体育館に残していってくれたものです。



作詞は梶賀千鶴子、作曲は榊原光裕。震災を経てあらためて見ると、歌詞は決して色あせずに、むしろ輝きを増しているように見えます。

0 件のコメント: