2015年9月13日日曜日

おでん

少しづつ季節が移ろいで、秋っぽくなってきています。
おでんが美味しく感じるようになるわけでありまして…

以前は気の置けない相手と、仙台の銘店、三吉あたりでカウンターにつかまりながら、はんぺんと玉子にビールってのが楽しみのひとつでありました。人間はせっかく言葉や文字を使えるのですから、会話するってことは大切なことなんだと、自分に言い訳しつつね。

さて、昨日はひさびさに兄さんから「純ちゃん、今晩あたり、ぽわ~んとすねすか?」とお誘いアリ、
いつものように、ビールをぶら下げ出かけました。

兄さんがつくってくださったおでんを肴に一献。
外のおでん屋で一杯というのも良いけれど、これはある意味贅沢なおでん。


話題は文学的というより、哲学的、宇宙的な広がりを見せ…
大笑いしたり、真剣になったり、シュンとなったり、忙しき心の旅 しばし。
ま、要するにぽわ~んと酔っているわけですな。

左様に続くは、無目的な会話を目的とする時間(笑)

あっという間におでんを平らげ、
あっという間に時は過ぎ、
慌てておいとまのご挨拶。

少し火照った頬で歩く帰り道、
さまざまな言葉やフレーズが頭の中を去来していました。
魯迅の下宿の前あたり、
頬をなでる風には、
微かに虫の声が混じっていたような…。


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