かつて松下幸之助氏がおっしゃった「日々是新」(ひびこれあらた)という言葉。
氏によれば、「一日の苦労は一日にて足れり」というように、きょうはまたきょうの運命がひらける。きのうの分まで背負ってはいられない。毎日が新しく、毎日が門出である。
日々是新なれば、すなわち日々是好日(ひびこれこうじつ)。素直で謙虚で、しかも創意に富む人は、毎日が明るく、毎日が元気。さあ、みんな元気で、新しい日々を迎えよう。ということなのだそうだ。
さて、話は変わるが、この土日は中秋の名月、そして満月と、お月さまに導かれたような二日間であった。
その中秋の名月の日。少し早目なのだが、米沢にて母の四十九日法要を無事に終えることが出来た。母の戒名には(住職に月の話は一言もしていないのに)「月」の文字が入っている。図らずも法要が中秋の名月の日と重なり、不思議なご縁を感じた。
翌日、満月の晩には、お気に入りのレストランで小さな祝賀会。私が幹事を務めさせていただいた。出席の皆さま方には大変喜んでいただき、私にとっても嬉しい時間となった。
家に帰ると、世間がスーパームーンとやらで騒いでいる満月をずっと観ていた。
世間と月の隔たりは遠く感じたが、同じ月を観ている人を想いつつ私と月の距離は近く思えた。
さうして夜半に月が雲隠れするまで、明かりを消して寝室一杯に月光を招き入れた。
一夜明け今朝は久しぶりに東北大学の片平キャンパスを散歩してみた。
金木犀の香りはほとんどなくなっていて少々さびしい気もしたが、微かな残り香が秋の深まりを予感させた。
その道すがらふと浮かんだのが、表題の言葉。
近頃自分の周囲にパナソニック製品が増えてきたせい(笑)ということでもないが、昔から好きな言葉である。その通りであると思う。
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