2015年3月11日水曜日

ミッション・ポッシブル

私たちSCSが関係する七ヶ浜町と仙台の子どもたちにとって、今日は大切な日です。
あれから4年。
私は毎年3月11日の14時46分には七ヶ浜町にいて黙とうをささげています。

式典次第の裏に、今月時点での最新の被害状況が記載されていました。


その七ヶ浜での追悼式。今年も七ヶ浜町のミュージカルグループ「NaNa5931」は、式典のなかで、復興を誓う合唱を担当しています。
発声練習のあと、リハーサル室で出番を待つ子どもたち。


黙とうをささげたあと、 モニター画面を通じて天皇陛下のお言葉を賜り、式典の様子に見入っています。

本番は、全員がしっかりとミッションを果たしてくれました。 子どもたちの透き通った元気な声。
「We love 七ヶ浜!」と歌い上げるその声に、客席では目頭に手をあてる姿がちらほら。参列していいた方々の心を動かしたに違いありません。私自身も相当涙腺を刺激された瞬間でした。


一方、私はこれを見届けるとすぐに七ヶ浜を後にして仙台へ移動。宮城県などが主催するメモリアルイベント会場へ向かいました。到着した東京エレクトロンホール宮城では、既にSCSの別部隊の付き添いのもとにリハーサルがはじまっていました。


ここでも、子どもたちは頼もしく堂々とイベント出演に取り組んでいます。


意図せずに「被災者」となり、気が付けば「復興を担う世代」などと言われるこの子たち。
しかしながらまだ子どもであります。巣立ちの日まで、私たち大人がしっかりと支えていかなくては、なりません。

ゆえに、「復興への誓い」を子どもたちの言葉で聞くときに、私たちは彼らに「しっかりしてね」と言われている気がするのです。子どもたちのミッションをポッシブルたらしめるために。

そして、

たけちゃん、あかねちゃん、

忘れてないよ。


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