2015年3月3日火曜日

ぢつと手を見る

昨日は、 岩手県盛岡市に居りました。
そして「ぢっと手を見る」


ご承知のとおりこの「ぢっと手を見る」というフレーズは石川啄木の第一歌集『一握の砂』(いちあくのすな)に収められています。

「はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」

あまりにも有名な歌ですね。
私自身も時々口にするフレーズです(笑)

さて、この写真のお手々は、この歌を詠んだ歌人・石川啄木の故郷、岩手県出身の美女五人組。「岩手まるごとおもてなし隊の皆さんのお手々であります。
実は、昨日同行していた梶賀千鶴子先生と藤田和正先生のレッスン開始の前に、私は彼女たちに大船渡で観た三面椿のお話をする機会がありました。震災の翌月に大船渡入りして、当時撮った椿の写真なども交えながら。
岩手をPRするというミッションがある彼女たちにとっては、私のような者の経験でも貴重な情報のようです。食い入るように震災後の大船渡の写真を見つめながら、聴き入っていました。その話の最中、梶賀先生は「あら、きれいね」と、5人のキャラクターの指に注目していたようです。

そして、見せてもらったのが上の写真。
5人の指先にはそれぞれ自分のキャラクターをイメージしたネイルアートが施されていました。
5人には岩手県を5つの地区にわけて、それぞれの土地を宣伝するという使命があります。
彼女たちはそのことをふまえて、自分たちでネイルアートのデザインをしていたようなのです。

レッスンの熱心さもさることながら、指先までに気を配った彼女たちの徹底したプロ意識に脱帽。
このところ、岩手まるごとおもてなし隊の人気が上昇している理由がわかるような一瞬でした。


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