2011年4月4日月曜日

【予告】避難所へミュージカルの出前!明日4月5日(火)14時開演!

震災後、筆者がたびたび物資搬入や炊き出し支援などでお邪魔している南三陸町歌津地区に過去11年間上演された小学生ミュージカルの歌と踊りを届けに行ってきます。

歌津町(現南三陸町)では、6年前の合併前まで町内の小学生全員が授業の中で町の文化や伝説、産業をミュージカルを通じて学び、秋に発表を行っていました。発表会の当日には町の人口の半分近くの方々が集まり鑑賞されていました。「ふるさとイベント大賞」という日本一の称号を頂いたほどのイベントでした。現在、歌津出身の13歳から28歳までの町民は全てそのミュージカルの舞台経験者ということになります。

明日、仙台からは当時のミュージカル「TATSUGANEの詩」(伊里前小学校)、「潮騒のロンド」(名足小学校)それぞれの作品の作者である梶賀千鶴子(SCS主宰)と、作曲の榊原光裕さんをはじめ、SCSミュージカル研究所マスターコースメンバー、総勢15名が明日現地に向かい、それぞれの作品のテーマソングを歌い、踊ります。

10時30分に仙台を出発して、支援物資などの搬入を終えたあと、開演は14時から。30分間の凝縮パフォーマンスです。 会場は歌津中学校体育館。 現地は電気、ガス、水道、電話全てありません。現地では「行ってみないとわからない」ことも数多くあります。発電機を積み込み、榊原氏は電子ピアノを持参して生演奏の予定です。

震災で私たちは悲しい気持ちを沢山味わいました。その悲しみを乗り越えるべく、SCSミュージカル研究所は「生きる力が沸いて来る元気な場作りと創作活動」を目指して、スタッフ一同、全力で震災前以上の作品作りを目指します。
明日は研究生にとっては震災後初めての、祈りを込めたステージです!

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