2011年4月12日火曜日

七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー再開へ向けて

「七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー」。
筆者はこのカンパニーのプロデューサーを仰せつかっております。
NaNa5931(なな・ごー・きゅー・さん・いち)とGroove7(ぐるーぶせぶん)という 、それぞれミュージカルとパーカッションの2つのグループが活動するカンパニーです。

この度の震災で町指定の避難所となったこともあり、カンパニーは活動を停止しておりましたが、メンバーからの再開の熱望と、活動の母体である七ヶ浜国際村事業協会様のご理解のもと、関係者全員再開へ向けての様々な努力を重ねてまいりました。
本日は、活動のための安全条件を満たすかどうかという現地調査を行いました。
七ヶ浜国際村事業協会様、ホール管理者、SCSスタッフ、そして私と、4者による厳重な安全管理体制、その運営方法などを確認しました。その結果、活動場所や時間が限定的であっても「七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニー」の活動は再開できそうです。

しかし、ここは被災地でかつ避難所でもあることを決して忘れてはいけません。七ヶ浜国際村の坂を下りていくと小豆浜という、サーファーで賑わうスポットがあるのですが、1ヶ月を過ぎた今も、こんな状況です。
今回の活動再開へ向けてのもう一つの意味は、避難所としての生活の場、文化施設としての活動の場、その「共存」を模索する挑戦です。元来、生活と文化活動は密着したものであったはずですし、これがうまく行けば、この町の復興を精神的に支えていくひとつの表現になりうると信じます。

当たり前のことなのかもしれませんが、災害復旧はどうしても、文化的なものは後回しになりがちです。けれどもこの町で、この国際村で、震災前のように、普通に子どもたちの歌声や、音楽を奏でる音が漏れ聞こえてくることも、復興に向けて「心を癒し、明日へ向かう」一歩になるのでは、というのが、私たちの結論でした。
とにかく、可能と思われることには、積極的に挑戦していくのみです!
前へ進むしかありません。

NaNa5931のテーマソングのタイトルは
「ゴーへ」(ごうへ)
この町から始まったといわれる遠洋漁業が盛んだったことに生まれた方言です。
Go ahead! がなまったものといわれています。

七ヶ浜に住む方から、メールをいただきました。
「今まさに『ゴーへ』しかありません」と。

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