紫陽花というと、子どもの頃に祖父の家の北側と東側の軒下で咲き誇っていた紫陽花を思い出す。木造の建物の軒下というのは、梅雨時には少々陰鬱な感じを与えるもので、そこから見上げる低くどよんとした空、雨を含んだ土の独特な匂い。そんな空気のなか紫陽花の花を見るたびに、子ども心に「こんなどんより天気の時に元気のいい奴だな」と感じていた。
本日、東北学院大学の「文化プロデュース」にゲストでおいで頂いた阿部友昭先生には、素晴らしい内容のご講義をいただき、その帰り道で久々に元気な紫陽花と出会った。あまりに素敵な色を見せていたので(先生の足を止めてしまうことになったが)写真を1枚撮った。
撮り終えて、坂道を二人で下りながら、先生に「最近、植物によく目が行くようになったのは年のせいでしょうか」と問うたら、「お互いに、そうかもしれませんね」と仰って、二人で笑った。
ちょっと、気になって紫陽花の花言葉を調べてみた。
「移り気」、「冷淡」、「冷酷」、「無情」、「高慢」… なんだ? 絶対に恋人にはしたくない花だ(笑)
しかし、さらに調べると、
「元気な女性」、「辛抱強い愛情」、「仲良し」、「友情」、「家族団欒」、「平和」、「団結」…とある。
こりゃ、理想的。
それにしても紫陽花の花言葉の多様さ、
おもしろい。わけがわからん。
夜は今日の授業の反省会を下館教授も交えて行ったのだか、
3人反省会、そのまとめは…
「おもせくねど、だめなのっしゃ」
まさに紫陽花は、花言葉を併せてみればその範疇である。
ついでに、花びらのようみえるのは実は花弁ではないことも知った。
まったく自然界は不思議であふれている。
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