梅雨時のどんよりとした空。
私はそれほど嫌いではない。
明るい夏の光を恋しくさせるようなじれったさも、
じっくりと味わっていれば、
ついに梅雨が明けたぞぉという感動が倍増する。
そう信じている少々マゾヒスティックな私(笑)
今日の仙台は、ずっとそんな曇り空の一日かと思いきや、日中、ちらりと晴れた。
オフィスの窓を少し開けて、先日のパーティーで頂戴した、りっぱな胡蝶蘭越しにビルの谷間の狭い青空を眺めた。
胡蝶蘭に少しく陽があたると、
白く気品あふれるその花は、
さらにまばゆいばかりの美しさを放つ。
今日は気温が上がらなかったけれど、
もう少し蒸すような夜になれば、
山間にはホタルも飛び交うのであろうなぁ
胡蝶蘭に幻惑されたか、
震災の年はどうしてもホタルが飛ぶのを見に行きたくなったことを思い出していた。
刹那、真昼だというのに、闇に浮かび上がる胡蝶蘭と蛍の幻想を見た。
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