日曜日は午前中から、キッズクラス、プライマリーコースとレッスンが続きます。そしてそのあとのマスターコースの時間を利用して、来月上演される「カミナリム」に選抜されたメンバーによる台本の読み込み稽古が進んでいます。
ミュージカルは、歌、ダンス、芝居という、大きく分けると、3つの分野が統合されてひとつの表現となっていくという特徴を持っています。理想的にはその3つにバランスよくスキルを持っている俳優(パフォーマー)が求められます。
今回の新作ミュージカル「カミナリム」では、芸大、音大の出身者、劇団四季出身者、プロの俳優など、多種多様なジャンル、世代が入り混じってのキャスティングがなされています。またダンサー・チームはSCSの稽古場で、物心ついた時から踊っている強者が揃いました。
歌手にとっても、ダンサーにとっても、俳優にとっても、台本を読み込んでいく作業は、最も基礎的で、最も創造的な作業と言えます。
四半世紀以上、こういう場面に立ち会っていると、よく役者が「台詞が入る」という言い方をするときに出会います。台詞を「覚える」のではなく、「入る」というところまで、読み込んでいくのです。
カッコいい言い方をすれば、こうして台本が身体化されていくときに、新しい表現が生まれていくような気がしてなりません。
それはさておき、現実の稽古場。
キャリアに差があろうとも、誰も観たことの無い新しい作品、新しい舞台を完成させていくという想いはひとつです。
真剣な空気が張りつめています。
ミュージカル「カミナリム」
上演は7月25日(土)&26日(日)@電力ホール
東北にゆかりのあるアーティストたちが、力あわせて、魂込めて、今あたらしい舞台をつくりあげようとしています。
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